サンデル教授の『 ハーバード白熱教室
』ではないですが、
同じように大学の講義を本にしたものがあります。
スタンフォード大学の集中講義。
『 20歳のときに知っておきたかったこと 』。
これがまたおもしろい。
「起業家」にとってはバイブル的な内容が目白押し。
ゼロからお金を生み出す方法
が書いてあります。
しかも、実際に学生がやったことです。
「やり方は、いくらでもある」
ということがわかります。
これを読むと、問題解決が簡単に思える。
僕的には、「ハーバード」よりおすすめです。
読書メモを、2回に分けて書くつもりです。今回は、本の前半部分から。
『 20歳のときに知っておきたかったこと
』
( ティナ・シーリグ
/ 高遠裕子
、阪急コミュニケーションズ、2010、1400円)
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『 20歳のときに知っておきたかったこと
』
1
(・は本書からの抜粋、その後の ミドリ文字
は僕のコメントです。)
・決まった額を請求したときよりも、
「 無料
でサービスするので お気持ちをください」
と言ったときの方が、実入りがはるかに多かった。
「いくら払うのか」を相手に任せるサービスは、
長期的に見てかなり受け取るものが大きい、という気がします。
上のたった3行の文から、多くのものが見えてきます。
もうけることしか考えていない自信過剰の人間は、
自分の能力をただ働きさせてしまうようなことは、決してできない。
でも、成功するのは、そういう人ではないのです。
商売以外のことでも、本質部分はかなり共通しますよね。
簡単に言うと、「 無償の愛
」から出発せよ、ということかな。
簡単に言いすぎて、抜け落ちているものがある気もしますが。
・現場にいる人ほど、日常的に問題にぶつかっているので、
その状態に慣れ切ってしまい、
問題に気づきもしないし、まして、
それを解決する独創的な方法など思いつかない。
(例)ATM:
開発当初は、「利用しない」と答えた人が圧倒的だった。
当時は、どんな取引もカウンターに行ってするのがふつう。
利用者は、自分の行動を劇的に変えることなど想像もできなかった。
「新しい風に吹かれる」ことの必要性を物語っています。
人事異動や異業種交流は、こういうことを解決する一つの方法ですね。
また、「新しいことをするには反対意見があって当然」ということを
知っておくことで、新しいことを粘り強くやろうとすることにもつながります。
ちなみに僕は「新しいこと」をするのが大好きです。
周りの意見を聞くことも大事ですが、それが間違っていることもある。
あまり人の意見を気にしすぎると、新機軸の大成功は生まれませんね。
・駄目なアイデアなどというものは ない 。
・最初の数回ではうまくいかないかもしれないが、
ほんの少し工夫すれば、実行可能なすばらしいアイデアへと変わる。
・ 成功を阻む最大の壁は、自己規制
・人生には、小さな失敗や大きな失敗がつきもの。
大切なのは、そうした失敗から 立ち直れるかどうか 。
自分を振り返ってみても、子どもたちの教育を考えてみても、
同じことを思います。
今の子は「失敗を恐れる」ことが多いです。
「立ち直れるかどうかが大切なんだ」というメッセージを伝えたいと思います。
自分も立ち直るのが苦手ですけど。
・ 失敗 は、思いもよらぬ チャンス になることがある。
失敗すれば、目標や優先順位を見直すし、
順調にいっていたときよりも、ずっと速く前に進めることが多い。
長い目で見ると、このことは非常にうなづけます。
失敗から学ぶことなしに、成長はあり得ません。
失敗直後は、かなり落ち込みますけどね・・・。
(p118まで)===============================
興味を持たれた方は、手に取って読んでみてくださいね。
斎藤一人さんの本と比べると、字が多いですけど。
読みだすとやめられなくなります。
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