読書メモの続きです。
『
子どもを伸ばす共育コーチング
子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション術』
(石川尚子 /岸英光、柘植書房新社、2007、1700円)
今日で第5回。
(第1回は こちら
。)
第6章 『無限の可能性を持っている子どもたち』が
未来に向かって"夢"を描き出すアプローチ
を読み返していきます。
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『
子どもを伸ばす共育コーチング
』
5
・太字
が本の内容、間の緑文字は僕の個人的コメントです。)
第6章 『無限の可能性を持っている子どもたち』が
未来に向かって"夢"を描き出すアプローチ
○
「こうなったら"超サイコー!"っていう状態は?」
~ 未来を明るく語ってもらう
~
・何を言ってもこの人はおもしろがって聴いてくれるぞ、
ということがわかると、けっこう調子にのって話し出します。
・「ムリだったら、今、思いつかないよ。
実現可能だから自分の中から出てくるんだよ」
この言葉だけは真剣な声で伝えます。
・「 未来は思い描いた通りになるよ 」
○
「これができたら どんな気持ち?」
~"危機感"よりも" ワクワク感
"~
何かをしよう、というときに、気持ちがとても大事ですね。
実力3分、気持ち7分、といったところでしょうか。
実力がどうこうよりも、気持ちがどうだ、というのが大きいですね。
どなたが言われたから忘れましたが、
たぶん教育の世界でどなたかの先生が
「気持ちはかけ算」ということを言われていた気がします。
気持ちがゼロなら結果もゼロ、
気持ちが100なら、×100になって10のものを1000にする、
ということですね。
かように気持ちは大事なわけですから、
学校では学習内容を教えるよりも、子どもの気持ちをどう鼓舞するか、
ということを、もっとやっていかないといけない気がします。
○
「それができたら、次はどうする?」
「できるもの」という前提で
話してみよう!
・「5円玉を立ててごらん」というと半分以下の子どもが立てられない。
しかし、「5円玉を立てたら~、次に」というリクエストをすると、
5円玉を立てることは当然できるものという前提で取り組むので、
半数以上の子ができる。
「これは簡単なこと、すぐできること」として取り組んでいると、
実はそんなに苦労なくできることがけっこうあります。
○「仕事はめちゃくちゃおもしろい!」
~ コーチが常に熱い存在でいる
~
・父はいつも「仕事はおもしろい」と言い続けていた。
・就職セミナーで生徒たちに熱く語る。
「今までできなかったことができるようになる喜び、
この喜びを 仕事をしていると 何度も味わえるんです」
「仕事はめちゃくちゃおもしろくなっていきます。
仕事はほんっとにおもしろい!」
・
本当に子どもたちを前に向かって動機づけるのは、
特別な教育プログラムや手法ではなく、
大人がモデルでいることなのだ。
(p143~p170:第6章 『無限の可能性を持っている子どもたち』が
未来に向かって"夢"を描き出すアプローチより )
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無限の可能性を持っている子どもたちだからこそ、
将来に向かって大きな夢を描き、歩きだせるように
全力で応援していきたいですね。
究極は、やはり子どもの目の前にいる自分が
まず楽しんでいるか、やる気になっているか、目標に燃えているか、
行動しているか、ということなのだと思います。
最後に引用した「大人がモデル」という言葉。これに尽きます。
でも、大人もがんばるにはそれなりの理由がいるわけで・・・。
子どもと大人がお互いに触発し合って、ヤル気が増幅していく、そういう相互循環がつくれればいいですね。
続きはまた次回。(^^;)
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