音楽会前なのでテンションが上がってきました。
僕は毎年、音楽会前になるとテンションが上がります。
音楽会が終わると燃え尽き症候群のようになるのですが・・・。
さてさて、今日は「学ぶ」ことの意義を問い直す斎藤孝さんの本を紹介します。
『
人はなぜ学ばなければならないのか
(齋藤孝
、実業之日本社、2011、1500円)
=============================
『人はなぜ学ばなければならないのか』
1
(最初~P98:第2講義
「学ぶことの意義を知ろう」の終わりまで
。
・太字
が本の内容、間の 緑文字
は僕のコメントです。)
・生きる 呼吸 が浅くなっている――
すぐに見返りを得られる勉強しかしなくなっている。
見返りを早く求めすぎる現代の学びは、
人間を小さくしてしまう。
★生きる呼吸を深くする学びが必要
○生きる呼吸を深くすれば、悩みは相対的に小さくすることができる
「生きる呼吸を深くする」というのが斎藤孝さんらしい表現。
「呼吸を深くする」って本当に大事ですね。
これだけで解決する問題って、けっこう多い気がします。
悩みを小さくするのが学びのメリット、というのは
学んでいる僕としては非常に心強い言葉。
何しろ悩むことが大嫌いですので。
そうか、悩みたくないから必死で勉強しているのか、
と、自らの学ぶ動機を振り返ってみたりして。
悩み=不安や恐れ、と解釈すると、
自ら学んでいる大部分の人たちは、
それを解消するために学んでいる、と思います。
・学ぶことこそ、 究極の遊び
これも、分かるんですよね。
大人になってそれなりに経験を重ねると
今までやっていた遊びが物足りなくなってしまう。
でも、学ぶことは、飽きるということがない。
そのうち、遊ぶことよりも面白くなってくる、ということが
あると思うんですよね。
・そもそも教育とは「学ぶこと」が前提にあり、
学ぶことが本質であって、
「学ぶ」があれば、
むしろ「教える」がなくても教育になるということを
知らなければならない。
★自ら学ぶことが教育の本質
・固定観念を崩す
★学ぶ人間は状況変化に強く、ストレスが少なくなっていく
・初心者はまずゲームのルールを覚えないと話にならない。
・怖いのは 何か1つに凝り固まること
・「 単線から複線へ 」、これが学びの合い言葉の一つ
・自分自身を輝かせる原動力は、個人の持っている才能よりも、
学んでいるという充実感
・定年を迎えた後の男性は 自分の アイデンティティ
を保つのが
非常に苦しくなる。
しかし、「学ぶ」ことによって、
自分の存在意義を自分でつくり出す
ことができる。
いわば「 存在意義の受給自足 」。
身近な方からもこのことは強く感じます。
退職された校長先生で、大学で教えられたり、
研究をつづけられたりされている方は
非常に生き生きとされています。
退職したときに「何もない」ではなく、
さらに意欲的に学び続ける存在でありたい、と思います。
(P98:第2講義の終わりまで) =============================
最後の方に紹介した、「定年後の充実感」という話は本書を読んで一番印象に残った話です。
そういったことも含めて「学ぶ」ということの意義をとらえると、学ぶことのメリットがすごくよくわかってきます。
小さい頃にももちろん学ぶメリットというのは大きくあるわけですが、
子どもたちは大人の背中を見て学ぶことを考えると、まず私たちのような大人が、学ぶことのメリットをしっかり享受して
充実感を感じて日々を過ごすことが、大切かな、と思います。
読書メモはまだ続きます。続きはまた次回。
↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。
ブログ王ランキング
「カフェインの「門限」を決める」 ~『… 2024.05.31
「ツールに凝らない」 ~『時間術大全』… 2024.05.30
「なぜ急ぐ必要がある?」 ~『今日、誰… 2024.04.18
PR
Category
Keyword Search
Free Space
Calendar
Comments