研修メモの続きです。
於:コミスタ神戸
今回は、午後の俵原先生の講座について。
会場内での自由な意見交流の場面を積極的に取り入れられました。おかげで、会場の雰囲気があったかくなり、
周囲の先生方とも仲よくなれました。
5月に「通常学級の特別支援教育」をテーマに
校内で研修する予定なのですが、
そのときに今回の講座内容をいくつか使わせていただこうかと思っています。
自分が学んでよかったことは、広げないとね!(^^)
==============================教材・授業開発研究所セミナー in 兵庫 講座メモ 2
<なぜか子どもとうまくいく 教師のちょっとした習慣>
(俵原正仁先生)
・ あなたは、子どものころ、
どんなタイプの子だったか?
・選択肢から選ぶ
・いろんなタイプの子どもたちを
「ある観点」によって 分類してください。
・「ある観点」を、自分なりに考える。
(例)いわゆる「いい子」と見られる子か、そうでない子か、 リーダーになれるタイプかどうか、 など。
・自分と同じタイプの子には、指導できる。
また、自分が苦手なことには、指導も甘くなる。
・自分を基準にして「これはできて当たり前」と思いすぎるな。
「 0点からの加点法 」をすすめる。
「教室に来てくれてありがとう」からはじまる。
・いろんなタイプの子がいるが、
「嫌い」という言葉は使わずに、「苦手」ぐらいにしておこう。
・「 伸びたか、そうでないか 」
これが基準だと、公平感がある。
「のび」をほめるようにする。
・みんなが当たり前にできることでも、
「前よりよくなっている」とみんながわかっていたら、
ほめたらいい。
・子ども同士もそのうち、そういう目で見だす。
・「 Bの理論 」
ABCで評価したとき、
Bの子が 一番見えにくい。
意識して見ると、全体が見える。
「しっかり話を聞いているお前たちはすごい!」
とほめられる。
・その人の「普通」の状態を伸ばしていく。
・Bの子、Bの行動に着目する。
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また、子どものいろいろなタイプについて
「 どう指導したらいいか
」ということを、
いっぱい教えていただきました。
中でも「おもしろい」と思った指導法は、
「 何でもカードにする
」といったもの。
給食当番の子が何を運ぶか、とかでも、
「早く並んだ子から引けるよー」と言うと
とても早く用意ができる。
「 カードにするだけで、楽しく指導できる
」このアイデアは、
いろいろなところで使えそうだと思いました。
印象的だったのが、
「 周りの子を育てる
」という言葉が
何度も登場したこと。
「その子」だけでなく、
「周りの子」との関係のなかでトータルとしてとらえることがいかに重要か、
あらためて思いました。
驚いたのは、いわゆる 「いい子」への指導 。
単純に考えると、よくできる子に対しては特に配慮することはなさそうなのですが・・・。
俵原先生が言われるには、
「手放しでほめると、浮いちゃうことがある」
「その子をほめた時、周りの子の表情が曇らないか」
「周りの子の表情を、先生が見えていないといけない」
とのこと。
「あー、まさにそうだ!」と思い当たることが、自分の経験上で鮮明に思い出されてきました。
僕としては、この講座での一番の収穫は、その、最後のお話でした。
次回は金川先生のフラッシュ教材の講座についてです。
お楽しみに。
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