夏休みなので、いっぱい研修を受けています。
ほぼ毎日です。
しかも、非常に充実した研修内容。それが連続。
こんなに学んだのは特別支援教育士の合宿以来です。
久しぶりに、「めっちゃ勉強しまくっている」という境地を味わっています。
ありがたいことです。
今日も、まる1日研修づくめ。
その中で、なつかしいお名前をお聞きしました。
本日最初の講義。その中盤。
「兵庫県といえば、東井義雄先生」
と、講師の方がぽんとおっしゃいました。
学びに向かう力の実例として、東井先生が教えられた子どもが、家を出るときに、
「きょうも とういせんせい いわしてくるで~」
と家の人に言って家を出たんだ、ということを言われたのでした。
「いわしてくる」とは、「困らせてくる」ということ。
この子は、東井先生と授業をすることに対して、受け身的になっていない。
主体的になっている。
東井先生は、授業の中で子どもたちの主体性を引き出す名人だったそうです。
兵庫県内の北の方に、 東井義雄記念館
があります。
以前、そこに行こうとしたら、休館日でした。
今日まで休みなしでしたが、明日からは夏期休暇をとっています。
「明日、東井義雄記念館に 行ってこようかな」
と思いました。
▼ 東井義雄記念館
兵庫県豊岡市但東町出合150 (豊岡市役所 但東庁舎内)
新学習指導要領について学ぶこともいいのですが、昔の著名な実践家に学ぶこともまた、いいのではないかと思います。
東井先生など、戦後教育界で素晴らしい実践をされてこられた先生方については
『時代を拓いた教師たち』
という本にまとめられています。
「学びたい」先生たちには、非常に有益な本であると思います。
僕も、東井先生のことをそんなによく知らずにいますので、この本の東井先生の章をもう一度読み直します。
(わずか12ページに実践がまとめられていますので、どのような実践をされてこられたのか、大まかに知るために、この本が役立ちます。)
『 時代を拓いた教師たち
戦後教育実践からのメッセージ』
(田中耕治 編著、
日本標準、
2005、1800円)
========================
■目次 ( 出版社公式サイト
より)
主な内容
1. | 無着成恭 と生活綴方 |
2. | 糸賀一雄 と障害児教育 |
3. | 大村はま と国語単元学習 |
4. | 東井義雄 と「村を育てる学力」 |
5. | 斎藤喜博 と授業の創造 |
1. | 遠山啓 と水道方式 |
2. | 大西忠治 と生活指導 |
3. | 庄司和晃 と仮説実験授業 |
4. | 岸本裕史 と学力の基礎 |
5. | 到達研と評価を生かした授業づくり |
6. | 仲本正夫 と「学力への挑戦」 |
1. | 向山洋一 と教育技術法則化運動 |
2. | 有田和正 と教材づくり |
3. | 金森俊朗 といのちの学習 |
4. | 和光小学校・和光鶴川小学校と総合学習 |
========================
上の目次で分かるように、非常に著名な方の実践を整理してまとめてあります。
そのため、若い教師や、これから教師を目指される方にとっては、特におすすめの本です。
温故知新
故きを温ねて新しきを知る。
新学習指導要領への移行期である今、先人の足跡も学び直し、その上で未来の教育について考えてみるのもいいのではないか、と思います。
算数テストでの九九表の使用 ~『学習指… 2024.05.18
年度初め! 2023.04.08
油引き(ワックスがけ)の大失敗! 2023.03.17
PR
Category
Keyword Search
Free Space
Calendar
Comments