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『億万長者 専門学校 実践編』【電子書籍版】[ クリス 岡崎 ](※紙版は絶版)この本の読書メモ、最終回です。▼第1回:「ASK→FIND→GIVE」▼第2回:「倒れても、痛くても、すぐに立ち上がった方がいい」今回も、前回同様、「補講1」からの引用です。この本、オマケの補講まで、大充実です。・「自分に向いていない」と勘違いしない。(p421)一言で言うと、今日書きたいのはこういうことなのですが、さすがにこれだけだと分かりにくいので、もう少し引用を続けます。・「できないのは、向いてないからじゃなくて、正しいやり方を知らないだけだ」・「その分野の達人」に教えてもらう(p422)引用が長くなるので具体例は引用しませんが、上のページの具体例として、新しく買ったソフトの使い方を詳しい人に個人授業してもらうと、使いこなせるようになる、という例が書いてありました。「これ、めっちゃ、あるあるやん!」と、自らの実体験をもとに、思いました。僕は新しもの好きなので、よさそうなものをとりあえず買ってみる、というクセがあります。少し前に、音楽制作用のオーケストラ音源の投稿をしましたが、そういうのは、けっこう手を出しています。ただ、音楽制作関係のソフトウェアは、もともと外国製のものだったりして、使い方を普通に調べても分かりやすいものが見つからず、使いこなせないまま放置してしまうことも、しばしば。それが、詳しい人に教えてもらうと、長年の疑問が、一気に氷解するのです!「以前買ったのだけれど使いこなせていないモノの使い方」については、詳しい人に訊いてみる、というのを、強くオススメします!人に訊かないままだと、「せっかく買ったけど、僕には向いてなかった」で終わってしまうのが、人に訊くだけで、「これ、めっちゃいいじゃん!買ってよかった!」に一気に変わります。新年度、新しい環境で新しいことにチャレンジする方も、多いと思います。「この仕事、向いてないな」と判断する前に、詳しい人に訊いてみましょう。もしかしたら、これ、新年度を迎えるにあたって、めっちゃ大事なことかもしれません。訊くは一時の恥、訊かぬは一生の恥。ちなみに、僕は音楽ソフトの使い方を、「ココナラ」で詳しい人に教えてもらっています。50分の個人授業のなかで、長年の疑問を思い切って訊いてみると、すぐに答えがもらえて、「そういうことだったのか!」と大感動しました。今はオンラインビデオチャットを使って、自分の画面を相手に見てもらう画面共有が容易にできるので、ソフトウェア系の相談が格段にしやすくなっています。パソコン系の仕事や趣味で、分からないことがある人には、「ココナラ」のビデオチャット相談、おすすめです。画面共有を使わない普通のビデオチャットでも、けっこういろんな相談に乗ってもらえますよ。
2024.03.30
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やりたいことがたまっていっています。どんどん片づけていかないと!と思って、まずは、この本を読みました。『やりたいことをぜんぶ実現する方法』(ゆうきゆう/海竜社/(新書)絶版)著者はおもしろい文章を書くことに定評のある精神科医。本質的なことが、分かりやすく書いてありました。読みやすく、一気に読めました。オススメです!ゆうきゆう『やりたいことをぜんぶ実現する方法』(・太字部分は、本の引用。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・「それしかない」というぐらい、 毎日そのことを考えるだけです。(p4)とにかく本書はシンプルに言い切っている。 そのシンプルさがすばらしい! そして、言われてみたら、そのとおりなのである。 ブログを書きたいなら、ブログを書くことを考えること。 インクルーシブ教育をやりたいのなから、そのことばかり、考えること。 それに尽きます。・いい面だけを、考える(p14)これは、精神衛生面を考慮しての話。 「考える」ときに、不安なことばかり考えていても、行動につながらない。 何事にも、いい面もあれば、悪い面もある。 それなら、いい面だけを考えて、ニヤニヤしながら行動に起こそう! 修正は、あとからしていけばいいのだ。 何事も、やってみなければ、わからない!・「何もしていない」のがまずダメ。・幸せは「立ち位置」ではなく、「向かっていくもの」なのです。・気持ちを持って、そこに今、進み続けていること。 この行動こそが、何よりの幸せなのです。(p56)このあたりも、「うまいこと、言うなあ」と思ったところ。 幸せは、今どこにいるのかでは、決まらない。 どこに向かっているのか。 その過程、プロセスにこそ、ある。 これは、49年間生きてきて、経験上、納得することでもあります。 幸せは、ライン上にあるものなのだ。・とにかく、まずは2択(p58) ここも、シンプルな言い切りが、具体的なアドバイスになっているところ。 こんなふうに、迷った時にまず何をすればいいかをシンプルに言ってもらえるって、ありがたい。 ぼくは子どもの頃からゲームが大好きでした。 人生で大切なことは、ゲームから学んだような気がします。 特に、「コマンド選択式」という考え方。 「ドラクエ」だと、「たたかう」とか「にげる」とかが並んでいます。 人生は、まさにコマンド選択の連続だな、と思います。 その選択肢が、頭の中に出てくるかどうか。 「ドラクエ」をいっぱいやってきた僕の頭の中には、コマンドウインドウが常に出てくるようになりました。 選択肢が明示されていることで、「何もしない」ということが起こりにくく、行動につながりやすくなっています。 何もできないでいる人は、まず、行動の選択肢が思い浮かべられていないことが多いのです。 まず、行動の選択肢を思い浮かべよう!どうでしたか?何カ所かの引用をしたに過ぎませんが、あなたの背中を押すものでもあったのなら、僕はうれしいです。ともに、行動しましょう!▼隠れた児童合唱の名曲♪「元気 勇気 ちから」 (2021/10/02の日記)
2024.01.03
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先週の日曜日は、25年ぶりに前の会社でお世話になっていた方にお会いしました。とてもなつかしかったです。最近はあまり聞きませんが、一時期よく言われていたのは、「学校の先生は、世間を知らない」ということです。学校を卒業して、そのまま学校の先生になったら、学校しか知らないわけです。ただ、学校で教えている子どもたちは、当然ながら、いろいろな職業に就きます。そして、いろいろな人生を歩んでいくのです。民間会社での勤務経験は、どちらかと言えば、あったほうがいい気はします。それは、子どもたちの将来像をより具体的に思い描くことにつながるからです。よく「大人になったときに困らないように」とか「将来仕事をするときに役立つように」といったことを言いますが、それが漠然としたものでしかないか、具体的なものであるのかは、かなり大きい気がします。自分自身がいろいろな仕事の経験がある、というのでなくても、いろいろな職業の方とつながっている、ということでも、見えてくることはずいぶんあるかと思います。他職種の方とつながってたくさん話を聞けていれば、世の中にはどういう仕事があって、ふだんどんなことがあるのかは、ある程度分かるのではないかと思います。手段はどうあれ、「現実社会で働くということ」をどれだけリアルに知っているかは、かなり重要です。「将来につながる具体的な指導や支援」をしようと思ったら、なおさらです。前置きが長くなりました。ここからは、「現実社会で働くということ」を僕なりにリアルに考えてみた結果について、お知らせします。僕が実際に民間会社で働いていたときに驚いたことなのですが、会社で働いている人は、いわゆる「社員さん」だけではないのです。アルバイトとかパートとかは、もちろん知っていたのですが、それとは違う。いわゆる「外注」と言われる方々が、けっこういます。仕事を、外部の人に、発注するのです。ときには、自分たちのほうが、外部の仕事を請け負って、仕事をすることもあります。外注は、依頼するだけでなく、依頼されることもあるのです。実際に経営を行う場合、このことは知っておかないと損をすると思います。「社員さん」にできることだけだと、限りがあるからです。僕は今は学校現場で働いていますが、学校教職員の働き方改革を考えるうえでも、実はこの「外注」というやつは、有効な考え方ではないかと思っています。そこで読んでみたのが、この本です。『副業で年収1億円!業務外注化の教科書』(山本智也、ビーパブリッシング、2022、税別1500円)この本には、インターネットを使って外注をかける具体的なビジョンや方法が書いてあります。これにより、かなりの業務効率化が図れるととともに、大幅なコストダウンも見込めます。#もちろん教職員向けの本ではありません。#1人でビジネスをしようとしている人向けの本です。外注の効果は、仕事を請け負ってもらえることによる直接的なメリットだけではありません。業務を細分化して把握しなければ、他人に依頼できません。「自分の仕事」や「自分たちの仕事」を客観的に細分化して捉えることは、たとえ人に任せないにしても、業務の再検討につながり、「いらん仕事」の削減にもつながります。自分たちの「業務」を冷静に客観的に捉えなおすためにも、こういった経営者の視点での具体的な手法を扱った本を読んでおくと、視野が広がって、いいのではないかと思います。実際に外注をおこなう場合、本書ではマニュアルを作って渡すことや、最初にちょっとやってもらって、仕事ぶりを確認してから正式に依頼することが薦められています。誰がやってもできるようにマニュアル化することは、AIに頼む時にも重要になってきますよね。生成AIが一般化してきたのは本書が出版された後ですので、現在では外注ではなくAIに注文したらやってくれる仕事もけっこうありそうです。どちらにしても、依頼をする側が、分かりやすく紛れのない説明の仕方ができることは必要です。「外注できる力」は、これからの仕事に、なくてはならない力と言えるかもしれません。僕自身は、趣味の分野で、何回か「外注」をおこなっています。作曲が趣味なので、作詞を依頼したり、楽器の生音を入れてもらったりするのです。自分ができないことや、不得意なことを、ネットを通じて、得意な人や、できる人に、代わりにやってもらえるのです。ひとりでなんでもできなくて、いい。ひとりでなんでもやらなくて、いい。個性や特性のある人が互いにカバーしあって、補い合って、フォローしあって、仕事をする。それが、仕事というものです。そして、今は顔を合わせなくてもそれができてしまうという社会なのです。本書で扱われている例だと、メリットとして大きく感じるのは、距離や時間の制約が外れることです。社員さんの勤務時間外に働いてくれる人材が、インターネット上で見つかるのです。ネットを通じて連絡や納品をしてもらえる仕事であれば、それを勤務時間外に外部委託すれば、勤務時間内にはその続きをすることができ、時間の無駄がありません。距離の制約が外れるのも、大きいです。たとえば、札幌に取材に行く必要があるとして、札幌までの交通費や移動時間をかけなくても、札幌の人にネットで依頼をかければ、いいのです。札幌の写真は、札幌の人に撮ってきてもらえば、いいのです。ここでは、お互いにWIN-WINな関係が成り立っています。Aさんにとっては、時間や手間がかかる仕事が、Bさんにとっては、時間も手間もかからないということがあるのです。AI時代の現代社会です。外注する以外に「AIに頼む」というのも、かなり現実的になってきました。いろいろ知っておくと、打ち手の幅が広がって、いいのではないか、と思います。こういうことを扱う授業があっても、いいと思うんだけどな。いわゆる、「経営学」の授業ですね。「経営」の勉強は、日本では小中学校においてほとんどおこなわれていませんが、外国ではわりとおこなわれていると聞いています。経営者の視点に立って、「経営」の基礎的なことを勉強してから働いたほうがいいかもしれませんよ。
2023.12.16
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昨日のブログ記事は、「おどりながら仕事しよう(^o^)」でした。楽しそうにお話をされる方として思い浮かぶのは、先日丹波市の人権講演会でお話を聞いた「にしゃんた」さんです。スリランカから、40年前に日本に来られた方。来日当時は17歳だったそうです。講演会では、にこやかに、明るく、それでいて、伝えたいことはハッキリと、お話しされました。↓にしゃんたさんの公式サイト ▼にしゃんた OFFICIAL ⭐️ タレント・大学教授・講演会人気講師・ミスターダイバーシティ (nishan.jp)上のサイトの中にも書いてありますが、講演会の中で、にしゃんたさんは、次のように言われました。・共生という言葉がありますが、ただ共に生きるだけでは不十分です。僕は「共生」という言葉を好んで使っているところがありましたので、この言葉にドキッとしました。にしゃんたさんは、「共に生きているだけだったら、今も、共に生きてはいるんだ。 でも、それだけじゃ不十分なんだ」と訴えられました。※講演内容の詳細は公開を差し控えさせていただきます。そして、「共に笑う」=「共笑」(ともえ)こそが大切である、と話されました。「みんな笑うことに、しつこく、執着してほしい」と訴えられました。僕は、大変共感しながら、聞いていました。共に、笑おう▼ 「インクルーシブ教育」がなぜ必要なのか~『「共に生きる教育」宣言』などから考える その2(2023/07/08の日記) ▼二見妙子『インクルーシブ教育の源流 1970年代の豊中市における原学級保障運動』(2018/08/12の日記) ▼人権週間に読みたい本 前田良『パパは女子高生だった』(2020/12/07の日記)
2023.12.03
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僕は、学校の子どもたちから、「ドラえもん先生」と呼ばれています。#呼ばせてる?(*´▽`*)困ったときに助けてくれるからです。#ひみつ道具っぽいものを、かなり持っています。(*´▽`*)なので、この本を、タイトルが気になって、買ってみました。『まず、のび太を探そう! 大ヒットを生み出す逆転発想』(川上昌直、翔泳社、2014、税別1300円)※リンク先でプレビューできます。中身は、ビジネス書です。著者は、ビジネスモデルの研究者だそうです。印象的なタイトルは、「まず、困っている人を見つけよう」といった意味合いで、使われています。僕は読書が好きなので、ビジネス書も、読みます。着眼点が面白く、グイグイ読める本が、好きです。この本にはワークもついており、せっかく買ったので、そのワークもやってみました。本書p44「解決策として何を提示しますか?」には、こう書かれていました。・「一般的に良いと思われているポイントをてんこ盛りにするのではなく、「あなたのお客さん」が喜んでくれるものにしましょう。 ちょっと極端に「その人しか喜ばないもの」を考えてみましょう。(p44)これは、特別支援教育で言われる「個別のニーズ」そのものです!僕は、メリットてんこもりに釣られる特性があり、自分が提供する解決策にもその傾向があります。ただ、それよりもやはり「個別のニーズ」を優先すべきであると、この本を読んで、反省しました。#ジュースはミックスジュース、ランチはお子様ランチが好きです。#好きなものをいろいろたくさん一気に食べたい。#コーラしか飲みたくない人に、セットを押し付けてしまう傾向あり。さて、ここからは、このブログ「きょういくユースフル」を、一つの商品として見たときに、より「お客さん」=「見に来てくれる人」に喜んでもらえるようにするにはどうすればいいか、を考えていきたいと思います。先ほどの次の項目で、こんな質問がされていました。・ライバルとの違いは、どのように表現できますか?(p46)これに対して、僕はこう書きました。「ほしい情報にすぐにアクセス! 見やすく わかりやすく、おもしろい。 (短文言い切り型+詩的)」このブログが今そうなっているかどうかはさておき、こういった設問に答えることで、「どうなったらいいか」を自分の言葉で考えることができました。「詩的」というのがいいな、と自分で書いていて、思いました。でも、このワークをやった後、忘れていました。読み返したら、こんなことを自分が書いていたのに気づいて、びっくり。せっかくそんなことを考えていたのだから、これからのブログ記事に、ちょっとは生かしたいと思います。でも、詩的って、どういうことかな?#自分で書いていて、ムズカシイ・・・P.S.まっっっったくどうでもいいですが、「ニーズ」で検索すると、「ジャニーズ」がいっぱいヒットしました。
2023.09.09
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先週日本中が歓喜に沸いたWBC(ワールドベースボールクラシック)。MVPに輝いた大谷翔平選手について、卒業式や修了式の式辞の中でふれられた学校も多かったのではないでしょうか。大谷選手は高校生の時に「マンダラチャート」と呼ばれる目標達成シートに自分の目標を書き、達成のためのステップを具体化して、日々努力を続けておられました。(画像は、「デザインAC」より)マンダラチャートは、大目標を達成するための中目標、さらにその中目標を達成するための小目標をどんどん書き出していくものです。昨日ネット上で公開された先週放送のラジオ番組「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」でも、大谷翔平選手の目標達成シート(マンダラチャート)のことにふれられていました。↓該当箇所から再生されるリンクです。 武田鉄矢さんの説明は分かりやすいので、よかったら聴いてみてください。▼武田鉄矢・今朝の三枚おろし「皮膚と肌」※2週目(2023年03月20日~2023年03月24日)↓ネット上の情報だと、以下のサイトの説明も詳しかったです。▼大谷翔平選手が使った目標達成シート(マンダラチャート)とは? 作り方 (カオナビ)(おまけ)↓本も出ているようです。『仕事も人生もうまくいく! 【図解】9マス思考マンダラチャート』[ 松村剛志 ]大谷選手のすごさは、目標を具体的にしていったことだけでなく、もちろん、それを実行し続けたところにあります。目標を達成するための手立てを講じて、その手立てをやり続ける。これで叶わない夢はないですね!
2023.03.28
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『運動脳』という本が、売れています。僕も、買いました。きっかけは、武田鉄矢さんのラジオ番組です。↑「運動脳/70歳が老化の分かれ道★まとめ 」【武田鉄矢】今朝の三枚おろし(知識をプラス・学びチャンネル2、2023/01/03)今回初めて、動画の途中から再生するリンクをはってみました。『運動脳』を話題にしているところからラジオ音声が再生されると思います。ほんとうに自分にとってよい本というのは、自分の行動を変えますね。この本を読んで、僕は毎日の運動を今まで以上に心がけるようになりました。ジョギングなんて全然やっていなかったのに、中学・高校時代以来久しぶりに、外を走るようになりました。人間、メリットが分かると、行動が喚起されますね。とにかく運動のメリットに満ちた、説得力のある本。オススメです!『運動脳』(アンデシュ・ハンセン、サンマーク出版、2022、税別1500円)↑リンク先の楽天ブックスの評価4.75 読んだ人からの評価、高いです。アンデシュ・ハンセン『運動脳』1(今回はp112まで)(・太字部分は、本の引用。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・定期的に運動を続けていると、運動以外のことが原因のストレスを抱えているときでも、コルチゾールの分泌量はわずかしか上がらなくなっていく。(p73より)コルチゾール! 僕はこのストレスホルモンの値をすごく気にしていた時期がありました。 数年前のことですが、ある病気が発覚して、クスリで治療を始めたのですが、その副作用でコルチゾールが上がる、ということがあったのです。 眠れない日々が続きました。 とにかく、ストレスは大敵ですが、ストレスのマイナスの影響値が、コルチゾールの値にも、あらわれてくるのです。 コルチゾール、あまり知られていませんが、大事な指標です。 これが上がらないというのは、すごいことなんです。 運動をする以外でも、精神的に強い人とか、ストレスに慣れてきた人でも、上がらなくなる気はしますが、「運動をするだけで」これが上がらなくなるとは、画期的なことなんです。 僕は、ここを読んで、「運動しよう」と秒で思いました。・ウォーキングとランニング、どちらが有効か(p103より)・不安を軽減したい場合は、肉体にある程度の負荷がかかるほうが効果は高い(p104より)ここもまた、驚いたところです。 僕は、大人になってからも、「歩くこと」だけはやっていました。 そりゃあ、運動が健康にいいことぐらいは、知ってましたからね。 でも、疲れるのは嫌なので、ジョギングは一切せず。 ウォーキング(散歩)か、早歩きでした。 ところが、これを読んでからは、走るようになりました。 それだけ、不安を軽減したくて仕方ないのです。いかがですか。あなたも不安を吹き飛ばすために今すぐ走りたくなったのではないでしょうか?この本、まだまだ興味深い内容がたくさん載っています。次回は、第3章「集中力」を取り戻せ!の章からを読み直していきます。この章には、ADHDの話が出てきます。僕の専門分野である特別支援教育に関わる話が出てきて、びっくりしました。ここもまた、この本を読んでよかったなーと僕が思ったところです。詳細は、次回!(つづく)▼【休校期間お役立ち情報】その13 登校後の運動を保障しよう(齋藤 孝『子どもの集中力を育てる』) (2020/05/23の日記)
2023.02.07
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福島正伸さんの講演会が3年前に、地元でありました。地元の商工会の方が企画された講演会でした。講演をお聞きして、「この人は、やはりすごい人だ」と思いました。その後、「福島正伸の集大成」と帯に書いてある本をネットで注文し、読みました。大変感動しました。『真経営学読本』(福島正伸、きんざい、2016、税別2500円)今日は、この本の読書メモを、今更ながら、書いておこうと思います。たぶん、今だからこそ、自分にとって大事なことが、書いてあると思います。福島正伸『真経営学読本』1(今回はp144まで)(・太字部分は、本の引用。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・「一人でも始める。 一人でやり抜く覚悟を持つ」・周りを気にすると、それに振り回され、 結局前に進めなくなってしまいます。(p26より)人生では何度か、覚悟を試されているなあと感じるときがあります。 いえ、もしかすると、常に、かもしれません。 常に覚悟を試されているのに、無自覚に時を過ごしてしまう。 そろそろ、覚悟を決めて、やりましょうか! ワクワクする未来が、待っているかもしれません。・その社員は、何を言われようと、決して諦めませんでした。 大変な時間と労力をかけて、彼は社員一人ひとりと話をして・・・(p84より)ページは飛びますが、「覚悟」が具体的な行動で、知れたところです。 たとえば、こういうことですね。 別に、難しいことではない。 やろうと思えば、できることです。 お金も、かからない。 でも、それだけの覚悟をもって、一人ひとりと話をすることが、はたしてできているかどうか。 時間や労力は、いくらかかってもやるんだ、と、覚悟を決めて話をしていけているかどうか。 覚悟ができた時点で、勝負は決まっているのでしょうね。 自分との、勝負が。 リーダーの行動として、普遍的なものを感じます。 教育界で「経営」といえば、「学級経営」や「学校経営」が思い浮かびます。 もちろん、それらにも、すごく当てはまると思います。 結局、「人」なのですね。 ・世界一になりたいと思ったら、 「世界一である」という意識を、今、持つことです。(p89より) 名言だらけの本書ですが、これも、覚えておきたい、名言です。 まず、意識することから始まる。 すべては、思いから生まれるのですね。 ・リスクを感じていない時こそがリスク(p104より) ・「リスクは常にある」と考えておく必要がある(p105より) 名言引用パート2です。 これも、ページは飛びますが、前の引用箇所とセットで覚えておきたいと思いました。 「世界一である」という意識を持つ。 それと同時に、「リスク」も常に考えておく。 この両方ができたら、最強ではないでしょうか。 やっぱり、お金は一切かかりません。 考え方や意識には、お金はかからないのです。 それでいて、何十万、何百万、何千万のお金の価値に匹敵します。 リスクの話は、最初の「覚悟」の話にもつながってきますね。 すべては、つながっています。長くなりそうなので、いったん切り上げます。続きはまた次回!次回は第26章「自立の5つのキーワード」からを参照します。5つのキーワードの1番目が、「自己依存」です。「自己依存とは何か」といったところを、最初に書こうと思います。よかったらまた次回も、見に来てください。なんと、この本、今では新装版が出ているようです。『新装版 真経営学読本』(福島正伸、2021)それだけ年月が過ぎたということでしょうか。こちらのほうがお安くなっているようです。今から読む人は、こっちのほうがいいかもしれません。(つづく)▼福島正伸『1日1分元気になる法則』2 ~「うまくいかなくても応援したい」 (2010/06/15の日記)
2023.02.03
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今朝は、3時に目が覚めてしまいました。そこで、Podcastで「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」を聴きながら、二度寝しました。今週公開分の「三枚おろし」は、またまた目からウロコ、もとい、耳から耳くそが落ちる内容でした。おかげで充実した午前3時を過ごすことができました。(笑)その後、二度寝には成功して、7時に目覚めたので、結果オーライです。さて、今回感銘を受けた「三枚おろし」は、下の本にもとづいたお話でした。『きみの体は何者か なぜ思い通りにならないのか?』 (ちくまQブックス)[ 伊藤 亜紗 ]上の本を話のタネにしながら、「言い換えの妙」についてお話をされていました。たとえば、「これは、おれの問題だ」と言ったときに、「その問題は、あなたのための問題なのよ」と言い換えをされて気づくことがある、といった、言い換えによる気づきがテーマでした。その話の中で、武田鉄矢さんが「問題ってのは、前向きか、横向きか、後ろ向きかの、向きの問題」→「前を向くための言い換え」ということを、言っておられました。まさに名言。いわゆる「リフレーミング」。メガネのつけかえ。「問題」に悩むすべての人に聞いてほしい内容でした!(関連する過去記事)▼熊本のすごさがわかる!武田鉄矢さんと加奈さんの掛け合い ~「今朝の三枚おろし」 (2022/10/5の日記)▼堀公俊『悩まない!技術 人生を変えるリフレーミング思考』 (2017/11/14の日記)▼「怒り」や「病気」との向き合い方 ~『悪魔とのおしゃべり』より (2019/08/26の日記)
2022.11.03
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昨日は、岩下修先生の『AさせたいならBと言え』をご紹介しました。「子どもたちのやる気を引き出すために、教師の言葉かけを工夫しよう!」という内容でした。それはすごく大事なことですが、何事も、それだけがやり方だということは、ないものです。やる気を引き出すために、あえて「言葉を使わない」というケースも考えられます。むしろ、言葉だけに頼らないことが、指導や支援の幅を広げると言えるかもしれません。今日は、自分自身が過去にやってみたことで、言葉に頼らなかった事例を紹介します。4年前にFacebookに投稿した内容です。ある日のことです。音楽の時間なのに、移動できずに、廊下で一人、泣いている子がいました。 ほかの子どもたちは、すでに音楽室に移動して、いませんでした。大泣きに泣いていて、ちょっと、とりつくしまもないような状態でした。泣きやんでも、言葉は入らなそうな状況でした。こういうとき、いつもなら持ち歩いている筆談ボードなどのアイテムを使うのですが、その時は何も持ち合わせがありませんでした。膝を抱えて泣く子。言葉以外で、気分を変える、何かきっかけが欲しい。こういうとき、僕は音楽療法的な関わりをすることがあります。別に音楽療法の専門家ではなく、音楽が好きな素人にすぎませんが、、、。その子の左右に僕の左右の手を置き、床をたたきます。そのリズムで、気分を変えます。タンタンタタンタ ツタンタタンタン。「?」という表情をする子ども。もう泣くことはなくなりました。彼の気持ちを感じようとしながら、気持ちがリズムに引っ張られるように、たたく強弱に個性を出し、スピードを若干上げていきます。タンタンタタン タンタンタタンタン。音色の変化をつけるため、履いていたスリッパを脱いで、それをたたきました。パンパン スパパン パパンパンパパン。しばらくたたいて、「わあ、このスリッパ、いい音するなあ!」独り言から、呼びかけへ移行。「いい音するで。たたいてみ?」笑顔になって、スリッパをたたくその子。気分転換はこうして、果たされました。その後はその子の方から話し始め、会話もできました。言葉にならないこうしたやりとり、かなり好きです。かなり変な先生ですが、こういう変な関わりをする先生が1人ぐらいいたっていいんじゃない?と思っています。「スリッパをたたくといい音がする」という、どうでもいい知識が、人生を豊かにします。😗今回のは個別対応の際の事例ですが、集団の前に立った時にも、「あえて言葉を使わない」というのは、自分の打ち手の1つとして、考えておくといいと思います。何も言わずに子どもたちと正対したままじっと待つ、というのも、あえて言葉を使わないケースの1つですね。
2022.07.18
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前回の続きです。この本の読書メモです。 『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』【電子書籍】 (四角大輔、サンクチュアリ出版、2017、税別1200円) いい本でしたので、今回もチェックしたところを読み返しながら、反芻していきたいと思います。 四角大輔『自由であり続けるために』2 (今回は、CHAPTER2~4:p58~p157まで) ・礼儀正しく丁寧にお願いして、他の人に仕事を渡していく。 (p61より)なにげない一文ですが、僕は「礼儀正しく丁寧にお願いする」ができていなかったな、と反省しています。 今年の目標の一つに、他の人に伝え、広げていくということがあるのですが・・・。 礼儀正しく丁寧にお願いすれば、誠意は通じますよね。 僕は、損得で人を動かそうとするところがあります。 もっと、気持ちで人に対してお願いをするということを、覚えていかなければいけないと思っています。 ・自分自身を思い出すための時間、”アーティストタイム”を週末に作ろう。・ただ、自分のこころとつながるだけだ。 (p110より)自分の中の創造性を発揮するために、こういったことは、本当に大事だと思います。 今は情報やモノがあふれている社会なので、求めればいろんなところから得られると思って、探し回ったり、買いまくったりすることがあります。 しかし、ほんとうに必要なもの、ほんとうに欲しいものは、自分の中から出てくる。 自分の中の創造性を、もっと信じてみてもいい、と思っています。 自分の中から出てきたものでないと、本当に心から自分が満足することはないのではないか、と思います。 いろいろ探しまくり、買いまくりしたあげくの、気づきです。 気づくのが遅いかも?(^^;)・なかなかイライラが収まってくれなかったら、いっそ次の休みにどれくらい遠くまで歩けるか試してみよう。・もし自分らしいリズムを見失ったなら、まず歩く。・この地球に生まれたものとして、本来の自分を思い出すために歩くんだ。 (p114より)そういえば、以前神戸に住んでいた時に、どこまでいけるか夜通し歩いたことがあります。 帰りは電車で帰ってきました。(都会はそれが使えるからいい。) 「歩く」 シンプルだけれど、シンプルだからこそ、クサクサしているときには、それがいいと思います。 今は田舎住まいだけど、歩き続けるってことに、また挑戦してみようかな。 ・・・帰りのアシがないけど。 歩くことは、生きているということの基本に帰ること。 迷ったら、基本に帰る。 迷ったら、歩く。 「どれくらい遠くまで行けるか」を頭の中でだけ考えていたって、しかたない。 行動することができないでいるなら、 せめて、単純に、歩いてみること。 一歩を踏み出すことは、人生を前に動かすことに通じる!・地球はでかい。 もっとワクワクする世界は無限にあるんだ。 (p133より)実際に世界を旅して、ニュージーランドに引っ越しをされた著者だけに、説得力があります!・怖いときほど、自分から思いをさらけ出した方が楽だと知った。(p138より)・一流のアーティストたちに共通すること。 それは「すべてをさらけ出すこと」に対して、勇気があるだけでなくまったく迷いがないこと。 (p139より)自分が「一流」になれない理由が、腑に落ちました。 自分をさらけ出すこと。 僕は、怖いと、動けなくなります。 迷いがなくなれば、一流になれるかもしれません。 ・隣の芝生は青くない。 自分のテリトリーだけに集中しよう。(p150より)・生き方においては、自己満足をめざしたヤツが最強だ。 つねにめざすべきは、勝ち負けではなく、自己ベストだ。 まわりを見るな。向き合うべきは自分の心だ。 (p151より)いつも、隣の芝生が、青く見えていました。 自分の足元を見ずに、ほかのことだけに気を取られていたような気がします。 集中すべきは、自分のテリトリー。 自己満足でいいんだ、という開き直りが、必要なのかもしれません。長くなりました。CHAPTER5「ライフスタイル」については、次回に回したいと思います。こういう、正面切って呼びかけてくる自己啓発本は、かなり久しぶりかもしれません。自分を見つめなおすために、こういう本をたまに読むことは、非常に刺激になっています。ありがたい。 というわけで、本書の読書メモは、また次回につづきます!
2022.06.02
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昨日は、悩み相談に乗りました。とはいっても、話し上手でも聞き上手でもないので、モノに頼らないと何もできないのが、僕です。昨日は、次の本を使いました。『人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書』 [ 坪田信貴 ]「ビリギャル」で有名になった坪田先生の本です。坪田先生は塾の先生。その塾では、入塾する際に、9タイプのどれにあたるかを診断するテストを受けてもらっているそうです。その9タイプというのは、エニアグラムに立脚したもので、坪田先生の本は、エニアグラム入門書として、かなり分かりやすいものになっています。今日は、僕の見立てで「あなたは、タイプ1の完璧主義者だと思うよ」と伝えて、本人にもやってもらったら、やっぱりそうでした。タイプ別に書かれているところは、本人に当てはまっていることが非常に多くありました。人生の違う時期に再診断すると、違うタイプが判定される場合もあります。その場合でも、そのときの状態を一番よく表しているのがそのタイプです。そのタイプであることを前提に物事を考えるので、「自分」や「他人」をかなり理解しやすくなります。なお、「だから、どうしたらいいのか」という今後の改善策については、下の本の方が多くふれられています。合わせて読むといいですね。『人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書』/坪田信貴9タイプの診断アプリは、手軽に診断ができるのでかなりいいです。書籍を買わなくても、診断だけならできますよ。▼ビリギャル坪田先生の 人間は9タイプ 判定アプリ http://apps.amwbooks.asciimw.jp/biz9type/上のリンク先をネットで開いていたら、息子が「僕もする!」と言って、アンケートに答えていました。読めない漢字や意味の分からない言葉があるので、僕が横で設問の意味を分かりやすく言い換えてあげる必要がありましたが、最後までちゃんと答えられました。36問の簡易版では、なんと3タイプの判定が出ました。(36問版では、タイプが1つに絞り込めずに2~3のタイプが並列で判定されることが、割とあります。)3タイプのどれなのかをさらに絞り込むため、90問の高精度版を受けなおしました。すると、「楽天家タイプ」ということが分かりました。これには、両親ともに大納得。うん、これ、本当によく当たります。タイプの名称が本家のエニアグラムと少し違って、より一層なじみやすい言葉に変わっているので、本格的にエニアグラムを学んでいくにしろ、きっかけとして知るには本当におすすめだと思いました。身近な人のタイプが分かると、エニアグラムのタイプ別の情報は、一気に非常に実用的な情報に変わります。僕は一時期、仕事の関係でエニアグラムの勉強を思いっきりやっていたことがありました。人間をタイプ分けする理論はいろいろなものがありますが、エニアグラムは「その人の特性を理解して、それに合わせる」ということが非常に向いていると思います。坪田先生がされているように、学習者の特性理解に役立てるのも、すごくよさそうです。ちなみに僕のタイプは、個性的な変わり者、芸術家タイプのタイプ4です。
2022.01.16
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ネットで見た記事が、大変興味深かったので、シェアします。九九を知らなかった2年生が、転校先でみんなが九九を言っているときに自分の番が回ってきたときの話です。「これは何を言っているんだ!?」と懸命に頭を働かせて自分の番を乗り切ったという、リアルな体験談です。▼ほとんど他人には言ったことないけど、密かに『自慢』に思っていることは何ですか? - Quora(質問サイトQuoraに寄せられた、上の質問に対する、1つの答えです。)ちょっとだけ引用すると・・・・1番目の生徒が九九を言っている間、僕はパニック状態でした。・2番目の生徒が九九を言っている間、この方法を打開する術を必死で考え始めました。・3番目の生徒が九九を言っている間、出来うる限り内容を記憶しようとしました。・と、突然天啓が降りてきました。 ・人間は追い詰められるととんでもない力を発揮することがある(上記リンク先より)※内容の詳細はぜひリンク先を読んでみてください。ここから学ぶことは、多い気がします。※画像は、フリー画像サイト「イラストAC」のものを加工して使用しました。▼九九チャンツ (2021/10/28の日記) ▼1人1台端末でできる九九のドリル学習アプリ(その1) (2021/11/04の日記) ▼1人1台端末でできる九九のドリル学習アプリ(その2) (2021/11/05の日記)▼iOS『はんぷく計算ドリル 九九』は4択なので答えやすい! (2021/03/14の日記)
2021.12.18
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「失敗」というものをどうとらえるかで、生き方が変わってくると思うんです。僕が好んで読む本は、「失敗」をかなり前向きに捉えているものが多い。少し前に読み始めたら止まらなくなったこの本も、その一つ。『国境のない生き方 ー私をつくった本と旅ー』 (小学館新書、ヤマザキ マリ、2015、税別740円)著者のヤマザキマリさんは、マンガ「テルマエロマエ」を描いた作者さんです。(お名前からのリンクはWikipediaに飛んでいます。)いろんなものに熱中する子ども時代を過ごし、日本を飛び出て、そしてまた日本に帰って来るという、なかなかすごい生き方をされてきた方。(先ほどのリンク先のWikiを読むだけで、その人生のすさまじさの一端は分かると思います。)これを読むと「僕の人生はまだまだ甘いな」と思います。(^^;)本のカバーは僕の持っているものはほぼ文字のみのシンプルなものですが、最近の装丁は絵で内容を表したものに変更されているようです。さて、この本の中に、次のような一節があります。====================・私にとって「失敗」は、ダメージ・ポイントじゃないんですね。 失敗が増えれば増えるほど自分の辞書のボキャブラリーが増えるわけですから、 「やっちまった」「しまった」と思って、またやり直しっていうのは、 死ぬまでやっていいと思うんです。 (p173より)====================本書を読むと、ここの一節は、死ぬほどの説得力を持って迫ってきます。この本は2~3ヶ月前に、驚愕しながら読んだ本です。とにかくヤマザキマリさんの遍歴がすさまじい。「失敗」もそのレベルがすごくて、こうやって本になるくらいです。ただ、あるときは失敗だと思えたものが、後に実を結んだり、何かの結果につながったりすることも、よく分かります。読み物として大変面白い本ですが、特にマンガ好きや本好きにはおすすめします。かなりワールドワイドな行動をされている方なので、外国に興味がある人にも、オススメです。▼飯田史彦『生きがいの教室』2 ~「生きがい論」の特徴
2021.09.07
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一昨日から、「明るい考え方で 仕事をしよう」みたいな話を書いています。その流れで、本日は以下の本から、「逆境」の捉え方を引用します。『斎藤一人 商人道』【電子書籍】[ 尾形幸弘 ]この本は現在絶版になっているようです。電子書籍または古本で買いましょう。たとえば、次のようなことが、書かれていました。=======================・逆境というのは、上にいる、絶対なる人が 自分を試そうとしているんだ (略)その手は食いませんよ」って。 それで、「こういう答えを出しますけど、神さま、どうでしょう」って、 対話するんだよ。 (p124)・逆境を利用して上に伸びるんだよ。 (p126)=======================対話するというのは人と人とが対話することだと思っていましたが、斎藤一人さんは、逆境で神さまと対話すると言われています。これは、深い!人は孤独な時でも神さまと対話することはできます。神さまと対話し、神さまと勝負をし、神さまと、勝負の反省をする。「そうきましたか」「では、こうです」僕は、将棋が好きなのですが、将棋のように、盤をはさんで向かい合い、互いの考えをぶつけあう。人生をゲームのようにして楽しむとは、まさに、このようなことを言うのではないかと思います。心の中に対話相手を持っている人は、孤独でも、さびしくないですね。一人でも頑張り続けるって、こういうチカラが働いているからなのかもしれません。=======================・世の中にたいへんじゃないものって、ないの。・そんなの、涼しい顔してやんなきゃいけないの。 (p142)=======================「たいへんだ」と嘆くより、涼しい顔で受け止めよう。僕の大好きな三国志の諸葛孔明は、絶体絶命のピンチでも、涼しい顔で「ふふふ」と笑っていました。(僕の脳内映像より)大変と捉えるか、大変革のチャンスと捉えるか。できれば、余裕をもって、涼しい顔で、受けて立ちたいものです。気持ちだけでも、大軍師に、倣おう。 ▼斎藤一人『明るい未来の作り方』 (2021/06/25の日記)▼「幸せがイメージできる話をいっぱいせなあかん。」~中村文昭『何のために』 (2021/06/26の日記)▼「自分をまっすぐな柱だと意識してみましょう」 ~伊勢白山道『自分の心を守りましょう』 (2021/03/06の日記)▼中谷彰宏『なぜあの人は逆境に強いのか』3~きちんと仕切っていける強さをもって、一緒に苦労する。 (2011/09/18の日記)
2021.06.27
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今日は、うまくいかないことがあって、どっと疲れました。うまくやれない自分に、ストレスをためています。コロナ禍の中、ストレスの発散もなかなかしにくい状況下。こういうときこそ、本から指針を得たいと思います。気持ちがふさいでいるときには、斎藤一人さんの本が、考え方の指針になります。コロナ禍における考え方が書かれた、下の本が、おすすめです。『斎藤一人 明るい未来の作り方』(斎藤一人、ぴあ、2021/2、本体1800円、CD2枚つき)もとになったのは以前の一人さん語録の一人さんご自身の解説ですが、明るく考える一人さんの持論が、分かりやすく整理されています。Q&A形式になっていて、読みやすいです。=======================『斎藤一人 明るい未来の作り方』 ・困ったことが起きたら、「面白いことが起きた」と考えてみる。 そして、「これから先は明るくなる」という思いを持っていく。 これこそが、「明るい未来」を作ることなんです。 (p31) タイトルになった「明るい未来の作り方」。 その方法が、こんな風にシンプルに述べられています。 植松努さんが「思うは招く」と言われていましたが、 まさに、未来は、自分の思いが招き寄せるものですよね。 しんどいことに気持ちが負けて、「しんどい」となるか、 「これからが楽しみ」となるか。 気持ちだけのことと言えば、そうですが、 大きな違いです。 ・必ず世の中、よくなる、先はよくなると思うことだね。 つまり、「一寸先は光」と思うこと。 (p45) 「一寸先は光」という言い方が、いかにも一人さんらしくて、おもしろい! 希望が見えてくる言い方ですね。 こんなふうに、印象的な言葉で、言葉を言うこと自体を楽しくするのが、 肩ひじ張らずにプラスの言葉を言っていくコツかもしれません。 ・まずは、自分が明るくすることだよ。 家族の中がどんなに暗くても、自分だけは明るく過ごす。 (p61) すぐ近くにいる人が不機嫌だと、どうしても影響されてしまうのが、 今の自分です。 まだまだ修行が足りません。 そんなときに、その人のせいにするのか、 それとも、自分のあり方次第だと思うのか。 これも、小さな違いのようで、大きな違いです。 自分で自分を腐らさないように、したいです。 ・豊かになれるっていう「思い」が大事なんです。・世界の偉人伝を読んでみな。 みんな最悪の環境から、偉くなって、成功に上り詰めているんだよ。・明るい「思い」がチャンスを呼び込むんだよ。 (p112-113)上で引用したあたりのことを、さらに読み手が納得がいくように、 世界の偉人の例を出して説明をしてくださっています。 そうだよなー、有名な「偉い人」も、みんな最初から偉かったわけじゃなくて、環境が味方だったわけでもなくて・・・。 何が味方だったかって、結局、自分の思いが強かったっていう、 ただそれだけだったのかもしれないなー、って思います。 ・社長本人に「社長とうまくやりたいと思っているのですが、 どうすればいいですか?」って聞けばいいだけ。 (p131)うまくいかない人と、うまくいく方法。 一人さんにかかれば、こんなにシンプル。 うん、本人に聞くのが、一番早い! こりゃあ、最強最速だわ。 ・イヤなことはイヤだと はっきり言っていいんです。 (p141)イヤなことをイヤと言わない、というのも、 ストレスをためている要因。 おっと、これもつまり、他人よりも自分が原因ということに。 言えばいいんだ、という、 これもまた、シンプルな教え。 しんどいときこそ、思い出したい。・困ったことが起きるということは、 そこから何かを学びなさいという神様からのお知らせなんです。 (p146) 一人さんのたくさんの名言の中で、 僕が一番印象に残っているのが、 「困ったことは、起こらない。 困っているんじゃないんです。学んでいるんです」 というものです。 人は、本当に困ったときでなければ、本当に学ばない生き物なのだと思います。 さぼりがちな自分だからこそ、思います。 僕は本当はさぼり屋さんで、ラクばかりして生きていきたいのだけれど、 うまくいかないことがすぐに起きて、困ってばかりいるので、 学んでいます。 おお! おかげで、成長できているのかも、しれません。 ======================= 一人さんの本は、しんどいときでもスルッと読めて、短いのに含蓄のある言葉があちこちにあり、読んでいるうちに元気になるので、おすすめです。自分の気の持ちようを何とかしたい方には、特におすすめです。 ▼事実を頭の中で、捏造しよう ~柴村恵美子『例外思考』を読んで▼大信田洋子『斎藤一人 愛は勝つ』1~「愛が先なら疲れない」▼芦川裕子『斎藤一人 天使の翼』~壁を越える方法はいくつもある。▼人生がパッと開ける、斎藤一人さんの考え方 ~『神はからい』▼斎藤一人『二千年たってもいい話』▼『斎藤一人 原因と結果の法則』2 ~「変えようとしちゃいけない。愛してあげる」▼くだらないことを考えることが大事 ~『斎藤一人 令和の成功』
2021.06.25
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4月19日のブログ記事前田康裕『まんがで知る未来への学び これからの社会をつくる学習者たち』に続き、『まんがで知る未来への学び』第2巻を取り上げます。 『まんがで知る未来への学び2 教師も変革を起こす時代 』 (前田康裕、さくら社、2019、税別1800円)本書のオビの一番上には、次のような文が書かれていました。「変化を起こそうとすれば 対立は避けられない」(本文中には、p74に出てきます。)この文に象徴されるように、本書には、対立を対話で乗り越えて変革を起こしていく、かなり具体的なヒントが、描かれています。チームのみんなが、協力してイキイキと目標に向かって取り組むには、どのようにして雰囲気・空気を作ればいいのか?学校に限らず、社会の至るところで、こういった悩みはつきません。学校でも、会社でも、趣味の集まりでも。人間関係がギスギスしていたり、ぎくしゃくしていたりしたら、組織としての目標達成どころではありませんよね。「いかにしてその中でうまくやっていくか」に、目的がすり替わってしまいます。チームとしての結束は、一朝一夕にしてならず。ただ、本書の中で対話の重要性を学び、きっかけ・糸口の具体例を知ったならば、きっと、あなたの身の回りの場合にもそういったことを応用して、チームとしての結束を築いていくことができると思います。具体的には、僕は次の1場面から、非常に気づきをいただきました。(p111より)こういうことって、ほんのちょっとしたことで、やろうと思えば、誰でもできることですよね。要は、やるか、やらないか。普通は、他人のよいところを感じていても、わざわざそれを表明しない人がほとんどでしょう。よいところに気づいていても、それを伝えなければ、何も変わっていきません。行動して、みんなに気持ちが通じると、今度はみんなから信頼を寄せてもらえる。こういった連環のスタートは、1人の1歩から始まるのです。変革は常に1人の1歩から始まります。上のようなエピソードの次には、今度は教職員相互の研修での様子が描かれていました。「よいところを見つけて伝える」という視点を取り入れるだけで、教職員の研修のあり方も、変わっていきます。具体的には、下のような場面が描かれます。(p117より)未来への展望が、一気に開けましたよね。職場の空気を変えて、推進力を生む、その具体的なヒントが、皆さんにも伝わったのではないでしょうか。全3巻のうちの第2巻ということもあり、この第2巻は「高い壁がある」ことを読者に感じさせつつ、それを越えていこうとする登場人物の姿が多く描かれているように感じます。まさに、「変革を起こす」巻です。今悩んでいる人にこそ、読んでもらいたいマンガです!↓シリーズ第1巻、第3巻はこちら。 第3巻についても、また改めてご紹介します。 『まんがで知る未来への学び これからの社会をつくる学習者たち』 (前田康裕、さくら社、2019、税別1800円) 『まんがで知る未来への学び3 新たな挑戦』 (前田 康裕、さくら社、2020、税別1800円)
2021.04.24
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前回の続きです。女子高生が社長になって見えてきたものシリーズ。↓今回はシリーズ第3弾のこちらから。『女子高生ちえのMBA日記 社長だもん、もっと勉強しなきゃ!!』(甲斐莊正晃、プレジデント社、2010、税込1257円)===========================・コアコンピタンス = 他社に真似できない独自の強み(p12)===========================女子高生社長のちえは、「うちのコアコンピタンスって、いったい何だろう?」(p13)と考え始めます。考えるって、大事ですよね!あなたの場合だとどうなるか、ぜひあなたも、考えてみてください。弱みだと思ったところが、実は強みだったということも、よくあります。ちなみに、章の終わりにいつもある、ちえの飼い猫ワンタの一口アドバイスによると、「会社が顧客にどんな価値を提供しているかという、顧客の目線で会社を見つめなおす」(p19)というのが重要なんだとか。学校の場合だと、子どもたちにとってのその学校の価値、ということですね。 コアコンピタンスの話は本書のかなり大事なテーマ。ただ、ほかにも参考になる話が載っていました。職場環境の話は、中でも印象的でした。=========================== ・作業現場の近くにそのときに使わないモノがあるだけで、作業の効率が落ちる ↓・「半日ルール」=半日使わないモノは近くに置いてはいけない → 半日の作業に必要なモノをあらかじめ考えて、 作業が始まる前にとりそろえることが習慣化された (p111)===========================これは、ちえが本書のタイトルでもあるMBAの研修をする中で、他社の工場見学をして教えてもらったことです。本当に必要なモノというのは、「見える化」して見ると、思ったより少なかったりするもの。僕などは不必要なモノに囲まれて生活している気がするので、非常に気をつけたいと思いました。本当に必要なモノがいつの間にか埋もれて、気づかなくなってしまいますしね・・・。 (関連する過去記事)▼自分の強みを知る「ストレングス・ファインダー」 を受けてみました (2015/05/16の日記)
2021.04.05
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昨日の日記で・「負けよう」と思うと、普段は使っていない潜在能力が働き出すという小林正観さんの記述を紹介しました。(小林正観『宇宙一がんばらない幸せの法則』p270)そうはいっても勝ち負けにこだわる僕としては、実際は負けたくないという気持ちが強固にあったりして・・・別の本によると、もう少し大きな視野で捉えるためのヒントが、書いてありました。中谷彰宏さんの『「つらいな」と思ったとき読む本』の中の1節です。【中古】「つらいな」と思ったとき読む本 / 中谷彰宏====================・嫌われても、悪口を言われても、今はそんなつまらないケンカを買っているヒマはない。 そう思えれば、「私が悪いです。私の負けです。あなたのおっしゃるとおりです」といなせるのです。 大きい勝負も小さい勝負も、勝つのではありません。 大きい勝負に勝つために、小さい勝負はどんどん負けておけばいいのです。(文庫版同書p113より)====================僕は子どもの頃から、勝負という勝負はすベて勝とうとするところがありました。相手がいることですから、勝負という勝負にすべて勝てるわけがない。当然、相手も勝とうとしてくるので、実力が伯仲しているとしても、勝率は客観的に見て5分5分です。勝てないときにいちいちストレスをためていたら、落ち着きを失って、余計に負けてしまいます。勝とうとして勝てないので「ウッキー!」と怒って当たり散らしていたら、世話はありません。将棋や囲碁では「大局観」というものがあります。少しでも強い人は、局地戦では負けて、最後に対局で勝つことを目指します。それと同じことを、普段の生活でも、心がけた方がいいのかもしれません。対人関係のけんかで言うと、同書からもう1つ引用したいところがあります。====================・「いっぱいいっぱいだから」と許してあげることです。 許すという感覚です。・その人を許すことで、免疫力がつきます。 許すことで、ワンステップ上がります。 「許さない」「撲滅したい」「思い知らせたい」「死刑にしたい」と考えているうちは同じステップにいます。 自分も、自分より高いステップにいる人にどこかで許してもらっているのです。(文庫版同書p182-183より)====================なんやかんやといろいろとある中で落ち着いた気持ちで生活し続けるには、この「許す」ということがキーワードになってくるのかもしれません。相手も、許す。自分も、許す。許し、許される人間関係。なんだか、安心して過ごせそうですね。ちなみに中谷彰宏さんのこの本における「免疫」の説明が分かりやすい、ということで、ブログでは以前にも取り上げています。▼「免疫」の本質的説明? 胃腸炎になった僕に響いた言葉 ~中谷彰宏『「つらいな」と思ったとき読む本』(2020/10/03の日記)
2021.01.07
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新年を迎え、気持ちを新たに「がんばろう!」と思われている方が多いのではないでしょうか。「がんばろう!」という気持ちに水を差すようですが、今日はその逆をおすすめする本を紹介します。これまでずっとがんばってきたのなら、ここらでいっちょ逆を行ってみるのも、いいかもしれませんよ。「がんばろう」という本が多い中、「がんばらない」を説く本も、世の中にはわりとあります。僕が知る限り、そういった本を書かれる代表的な著者は2人。鎌田實(かまたみのる)さんと、小林正観(こばやしせいかん)さんです。今日は小林正観さんの本から、少し引用してみましょう。『小林正観CDブック 宇宙一がんばらない幸せの法則』(小林正観、マキノ出版、2018、1870円)============================= 『宇宙一がんばらない幸せの法則』 ・言うことを聞かない子どもには、小声がいい (p160より) 冬休みも長くなると、だんだん自分の子どもに声を荒げて怒ることが増えてきました・・・。 正観さんは、保育園の先生から、大声を出しても言うことを聞かない子どもにどうしたらいいかと相談されたことがあるそうです。 正観さんの答えは、「小さな声でしゃべればいいんですよ」。 そのとおりにすると、子どもたちがシーンとして聞いてくれたのだとか。 ・「勝つぞ」という意識はリセットしたほうがいい・「負けよう」と思うと、普段は使っていない潜在能力が働き出す (p270より) この本ではジャンケンを例に説明されていました。 僕たちは普段、勝つことばかりに意識を集中しすぎているそうです。 ============================= たまには、こういった普段とは逆の考え方を意識してしてみると、いいかもしれませんね。がんばらずおちついて勝ちを譲ろう。それを、笑顔で。そういうのが、感謝される生き方、らしいですよ。
2021.01.06
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昨日のブログは、齋藤 孝さんの『子どもの集中力を育てる』を引用しながら、学校再開後の運動をオススメしました。 『子どもの集中力を育てる』 【リンク先は古本】 (齋藤 孝、文藝春秋、2004、約1000円)この本には「運動」以外でも、かなり参考になることが書いてあります。そういうわけで、引き続き本の中の紹介を続けます。コロナ後の学校では、「いじめ」や「不登校」のリスクも心配されています。なにしろ、大人でもすでに「コロナハラスメント」(コロハラ)が起き、行き過ぎた「自粛警察」が他の人を責める、といったことが起きています。子ども社会は大人社会の鏡です。大人たちが見本にならないといけないのですが・・・。実は、今回のコロナウイルス騒ぎに乗じたいじめの中には、「悪いと思ってやっていない」というケースが多く見られます。(参考リンク) ▼コロナいじめで暴走する自粛ポリス、潔癖すぎる日本人の「いつか来た道」 (ダイヤモンド・オンライン 2020.5.14記事)上のリンク先記事では、ノンフィクションライターの窪田順生さんが、日本人の国民性として不潔や不浄を排除するところがあることを指摘しています。差別が単に「悪」ではなく、日本で美徳とされてきた「正義」を通そうとするところから始まっていることは、留意する必要があります。さて、「いじめ」をいかに防ぐかについて、斎藤孝さんはこう書かれています。==================== ・先生が、いじめを絶対に許さないという思いを強くもっている場合は、少なくとも小学校のレベルでは、いじめを抑えることはできると思います。 ほんの少しのことでも、先生が断固たる態度をとることが必要なのです。 あくまで毅然とした態度というのが大切で、それが、何となく注意をする、何となく解決するように働きかけるということでは、結果に明瞭な違いが出てくるものです。(『子どもの集中力を育てる』p98)====================続きのページには、「教師のつくり出す強い倫理的な空気、意志」という言葉も見られました。(p99)参考リンク先の記事と合わせて考えると、いじめや差別をする側に「おれたちが言っていることは正しい」という正義感があることは踏まえつつ、それでも「いじめは絶対に許さない」という態度をとっていく必要があるのです。実際のいじめ事例を細かく検証していった別の本からも少し引用します。教育界が大津のいじめ自殺から受けた衝撃は忘れられません。『大津中2いじめ自殺』(共同通信大阪社会部)では、次のような記述があります。よく使われがちな「様子を見る」ことの危険性を訴えています。==================== ・先生が知らないときより、知ってからのほうが危ない。 そこで指導がなければ、容認されたも同然。(『大津中2いじめ自殺』p48)====================『大津中2いじめ自殺 学校はなぜ目を背けたのか』(PHP新書/共同通信大阪社会部)学校というのはいろいろなことが起こります。その中で、即座に適切な指導を行う。背景を確認した上で。これは、実際にはかなり難しいことかもしれません。僕自身も、なかなか適切な指導ができているとは言いがたいです。それでも、「見て見ぬ振り」だけはしないように、と心がけています。気づいたときに即、話をする。ただ、その話が素直に受け入れられないときも多いです。指導は行いつつ、効果はすぐに求めないのも、大事かもしれません。ちなみに、斎藤孝さんの本の、いじめとは関係ないページに、「子どもにお説教をする場合」というのもありました。こちらは親子で話をする場合です。==================== ・子どもにお説教をする場合も、歩きながらするといい。・同じことを言うのでも、10倍は子どもに伝わる。 (『子どもの集中力を育てる』p56) ====================お説教をするときに限らず、子どもから話を聞くときなどにも、「子どもと並んで歩いている」という意識で接すると、受け入れられやすい気はしています。こうった「子どもと共にある」という意識と、「だからこそ強く言うのだ」という熱情の両方がなければ、単に強いだけの指導が反発を招いたり無視されたりすることも、十分考えられます。斎藤孝さんは著書の最後で、自身の教育論を次のように総括しています。==================== ・つまるところ、先生の意識の高さが子どもに伝染するのです。 (『子どもの集中力を育てる』p157)・教育とは、憧れに憧れるという、このベクトルの強さこそが勝負なのです。(『子どもの集中力を育てる』p159) ====================コロナ後の学校で、教師はどのような学校を作ろうと思っているでしょうか。世間では、「学習の遅れを取り戻す」という風潮も見られます。しかし、本当に大事なことは何か、をしっかり考えて臨みたいと思います。学習に子どもたちを追い込みすぎることは、「いじめ」の増加にもつながりかねません。国連・子どもの権利委員会は2010年に次のような指摘をしています。==================== ・国連・子どもの権利委員会は2010年、「高度に競争的な学校環境が就学年齢層の子どものいじめ、精神障害、不登校、中途退学および自殺を助長している可能性があることを懸念する」と指摘した。(『大津中2いじめ自殺』p211)====================子どもたちに、「学校とはいいところだ」と思ってもらいたいものです。「学校」の価値が問われています。
2020.05.24
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かなり大きな壁にぶち当たっている人、停滞している人、悩んでいる人、イライラしている人・・・いろいろな人がいると思います。「どうすればいいのかわからない!!」そんなときこそ、本を読んでみると、今までの自分の考えとは別の考えにふれ、ハッとすることが、あるかもしれません。中には、メンタル的なワークが載っている本もあります。望月俊孝さんの『癒しの力』も、壁にぶち当たっているときに、オススメの1冊です。『癒しの力 お金・時間・他人にコントロールされない生き方』(望月俊孝、きずな出版、2018、1500円)【電子書籍版】この本の中に、「『癒し』の力を身につける究極の3つのステップ」というのが、載っています。「ステップ1」が、「過去の自分と対話する」というものなのですが、このときにやってみるワークが、自分の過去の経験に意味づけをし直し、現在の力にするために、かなり有効だと思いました。「日時計転換法」というワークです。簡単に言うと、過去の印象的な出来事を思い出して書いた後、そこに意味づけを与える、というものです。過去の印象的な出来事から、自分の才能や情熱を見つけ、自分を勇気づけすることができます。最初は「明るく誇りに思えるハイライトの時間」を書き出してやってみます。これが基本編。発展編として、「日の当たらなかった時間」を思い出して、同じように書き出し、意味を与えることで、マイナスをプラスに捉え直すことができます。これも、ぜひ、やってみてほしいと思います。僕の場合は、過去のハイライトの時間からは、「リーダー性」「表現力」「伝達力」を見いだすことができました。また、日の当たらなかった時間からも、「相性を乗り越えることを学んだ」「気にしないことを学んだ」「ストレスへの対応を学んだ」と、その出来事に感謝できるような捉え方を見つけることができました。このワーク自体は、p134~136に載っています。このワークと、p189~190の体験談が、自分の中ではつながって胸に落ちました。体験談の中では、一般の方が、「あぁ、生まれてくる前に私が試練を頼んだんだ」と感じたことが書かれていました。人生の試練の捉え方は様々ですが、試練に出会うことでその後にプラスになっていることは、必ず見つけ出せると思います。「生まれる前に自分が頼んだ」という考え方も、自分の人生を主体的に生きる上で、かなり有効な考え方かもしれません。マイナスがプラスになる無敵の人生は、自らによる、主体的なとらえによって、始まります。
2019.10.29
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本日、「こどもの発達支援へのアプローチ」と題する講演会に、家族4人で参加してきました。その講師の先生が、「ストレスを乗り越える力の公式」を話されていたので、紹介したいと思います。講師は、埼玉県所沢市で発達支援専門の整体院をされている冨田公央さんです。『健康は尾骨が9割』という本を出されています。『健康は尾骨が9割』(冨田公央、朝日新聞出版、2016、約1400円)『健康は尾骨が9割』【電子書籍版】[ 冨田公央 ]冨田公央さんの話されていた、ストレスを乗り越える力の公式とは、次の式で表されます!・ ストレス 体力 ✖️ 能力 ✖️ 自己重要感 ✖️ 情緒的サポート 見にくいかもしれませんが、分数のつもりです!体力や能力、自己重要感、情緒的サポートのどれもが重要で、どれかひとつがゼロだと、乗り越える力もゼロになります。これ、かなり納得しました。僕は「体力」には自信がないので、その分「自己重要感」を高めていきたいと思いました。ほかにも、「感覚、感情、思考」の3つも示されました。「3つが一致すると健康でいられる」ということでした。は虫類脳(脳幹)などの、脳の3つの部位に対応しているんだそうです。「朝5時に起きなければいけないとき、感覚も感情も寝ていたいのに、思考は起きなければいけないと考えて起きる。このときもし寝ていられたら健康になる」というふうに、分かりやすく事例を挙げて説明していただきました。この話も大いに納得しました。(^^)講演では本のタイトルになっている尾骨の話はいっさい出てこずに、本を半分読んで講演に備えていた身としては拍子抜けしましたが、肩甲骨をほぐすワークもあり、家族で楽しく参加できました。講演を主催してくださった、旧芦田小学校で活動されている「児童支援センターえがお」の皆さまに感謝申し上げたいと思います。また、埼玉県から台風接近にもかかわらず遠く丹波市までお越しいただいた 冨田公央さんにも、感謝します!ありがとうございました!
2019.09.08
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斎藤一人さんの本は、行き詰ったときにヒントをくれます。仕事の悩みや対人関係の悩み、子育ての悩みなどで途方に暮れたとき、ぜひ読んでみてください。特に『神はからい』は、おすすめ!僕は、読んでよかったですよ。『斎藤一人 神はからい すべての出来事に隠された本当の意味』(斎藤一人・みっちゃん先生、マキノ出版、2018、1400円)=============================『神はからい』 ■相手にイライラしてしまうとき・・・・価値観の違いだから、どんなに注意しても 直らないものは直らない。・腹を立てて困ってるのは、あなたなんだよね(笑)。 そういうときは、困ってるほうが直せばいいんだよ。・間違っているのはどっちかっていう話なんだけど、 間違ってるほうが必ず病気になったり具合が悪くなったりするか、 腹が立つようになったりするんだよ。 (p53より)・人は自分を変える”修行”のために生まれてきているから。 人を変えるために生まれてきたんじゃないの。 (p55より) ・”この程度のことは誰にでもある”と考えてあげる。 (p127より)気をつけていても、相手に腹を立てて言い返してしまうときがあります。 自分としては、「だって相手が〇〇だから」という理由が思いっきりあるのですが・・・。 しかし、たいていの場合、怒っても、解決しないですね。 よけいに事態が悪くなる。 そういうことが分かっているので、「じゃあ、どうすればいいの?」と思って、一人さんの本を読みます。 ここに書いてあることって、アドラー心理学で言う、「課題の分離」。 そのことは、自分の課題なのか、相手の課題なのか。 最終的に困るのは誰なのか。 相手が困るなら、相手の課題。 相手の課題には、踏み込まない。 なんでもかんでもしょいこんでしまって、つらくなってしまうタイプの人は、 こういうことを知っておいて、心掛けるだけで、ずいぶん違ってくると思います。■自慢話はだめなのか・楽しく聞ける話なら 自慢話とは言わない。・愛を持って話せば、それは”楽しい話のおすそ分け”になる。 (p67より)一人さんは累積納税額日本一のお金持ちですが、自慢話はしない。 一人さんがするのは、楽しい話。 自分が話をするときにも、ぜひ、楽しい話を第一に心掛けたいと思います。■絶対に成功する方法・『道は開ける』 『人を動かす』 (いずれも、デール・カーネギー著。創元社刊) この2冊を、50回ずつ読む。 ここに書かれている内容がバッチリ頭に入ったら、何をやっても絶対に成功する。 (p80より)これを読んで、さっそく本屋に買いに行きました! どちらも、かなり分厚い本ですが、最近は抜粋版とかエッセンシャル版というのが出ていますので、それを買ってきて読みました。 「超訳」がついた新刊は、なんと全項目をすべて1ページ以内に整理した超抜粋版。これなら50回読めるかと思っていましたが、なんと、まだ1回しか読めていません。(^^;) 『超訳 カーネギー 人を動かす』 【電子書籍版】 時間がない! というので、寝る前の時間や通勤時間を使ってオーディオブックを聴く、というのにもチャレンジしました。 最近は、有名声優の古谷徹さんが読んでくれる新版も出ています。欲しいのですが、僕は旧版を聴いています。旧版も非常に朗々とテンポよく読んでくれるので、時間がない時には、最適です。 朗読CDとして単体で買うとかなり高いですが、オーディオブックサービスのダウンロード版なら、かなり安くなります。おすすめです。 『人を動かす オーディオCD版』 (<CD>) [ D・カーネギー ] (約13000円) ▼声優・古谷徹の朗読で、D.カーネギーの世界的名著『新訳 道は開ける』のオーディオブック版が配信開始 (カドブン) ▼オーディオブック 人を動かす 新装版(約3000円)■愛ほっと・愛を持って放っておく。・途中で手助けしたりすると、せっかく学んでいるのを邪魔することになる。 相手のことが大切であればなおのこと、とことん行動させてあげて、自分で気づかせてあげなきゃいけない。 (p86より)放っておくのも、愛ですね。 「自分で気づかなきゃいけない」というのは、よく思います。 僕の場合、放っておくことはよくあるのですが、相手に対する愛が足りない。 愛というのは、相手のことを考えること。 自分のことばかり考えて、相手を放っておいて自分のことばかりしているのは、愛がないですね。。。■愛顔愛語 ・あなたの言い方に愛はあるかい? ・愛を持って指示しているかい? ・愛のある顔でしゃべってるかい? ・人を安心させるような笑顔と、思いやりのある話し方で人に接する。 ・要は、愛がありますかってことなの。 (p107より) ・人って鏡だからね、自分が愛のある言葉をしゃべって、愛のある顔をしてると、自然と相手もそうなっちゃうんだ。 (p123より)愛がありますか。 愛はありますか。 自分は愛されたい、だけど自分からは愛しないでは、愛は得られない。 愛は、まわる。 愛は、しあわせにつながる。 人は、鏡。 自分がするように、人もする。 まずは、自分から。■愛とゆとり ・ゆとりがある人は、ジョークが上手。 ・子どもは真剣に文句を言ってもいいんだけど、親まで真剣になるもんじゃない。 ・親はそこに愛とゆとりがなきゃいけない。 (p161より)人に怒ってしまうとき、 ゆとりをなくしています。 どんなことを言われても、どんなことがあっても、ゆとりを失わずに対処できるか、 日々、試されています。 心に、ゆとりを。=============================あなたにも、すべてのよきことが、雪崩のごとく起きますように!【電子書籍版】(楽天Kobo 試し読み可)
2019.07.14
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「働き方改革」が声高に言われています。今年度から残業の上限が設けられたりしています。しかし、学校現場は相変わらず超忙しい毎日で・・・。年度初めだから仕方ないと自分に言い聞かせつつ、残業は日々繰り返されます。僕はまだ早く帰っているほうですが、「残業の上限」で示された数字をはるかに超える人も同じ職場で何人か出てきそうな気配です。まだ4月が2週終わっただけですが。(>。<)今までと同じ感覚で働いていたら、絶対に働き方改革は進まないと思います。そこで読んでおきたい本が、こちら。『稼ぎたければ、働くな。』(未来工業創業者 山田昭男、2012、サンマーク出版、1300円)▼【電子書籍版】この本の著者は、超ホワイト企業の経営者。その会社は、未来工業という会社で、「日本で1番休みが多い会社」だそうです。年間休日140日。残業禁止。育児休暇3年。ホウレンソウ禁止。(自分で判断。上司の決裁不要)それなのに、というか、著者に言わせれば、だからこそ、なのですが、創業以来赤字ゼロ。経営が成り立っているどころか、不況の中でもずっと好調を保っているのです。つまり、「働かなくても業績は上がる」を証明している企業です。その秘密を公開した本書は、非常に面白い経営論になっています。1文が短いのでテンポよく読めます。驚くことはたくさんありますが、理由を聞くと納得できますよ。カタイ本ではなく、思わず笑ってしまうところも結構あります。すべての働く人たちに読んでもらいたい本です。=============================『稼ぎたければ、働くな。』 ・パソコン代と警備に払うお金と、どっちが高いだろうか? (p30)本書は、「考え方」の本としても優れていて、お金をかけないで済ませられるところは、常識的にお金をかけるところにかけない、という具体例も多数示されています。 警備をかけない、泥棒入り放題、という常識外れな考え方も、「うちの会社で高価なのはパソコンぐらい」というところから、簡単な算数で考えた結果だそうです。・未来工業ではホウレンソウは禁止だ。 理由は簡単、いちいち上の指示や判断を仰いでいると、自分の頭で考えなくなるからだ。 (p32) ホウレンソウ禁止だと、社長も楽でいいらしいです。(笑) 高額納税者の斎藤一人さんも、スタッフが勝手に働いてくれるので自分は会社に行かなくていいと言われていますが、同じような雰囲気を感じます。 任せられていることで、自主的に働こうという気になりますし、自主的に働くから、やる気を保てる、という好循環が生まれているのでしょうね。・私の会社では命令を禁じている。・すべての基準は、社員がやる気を出してがんばろうと思えるかどうかにある。 そのためにはどうしたらいいか、と考えるのが 私や上司の仕事だ。 (p130)命令禁止、も衝撃的。 ただ、命令で人を動かさないということは、自己啓発の大家であるカーネギーや、高名な心理学者も言われていることです。 つい子どもたちに命令してしまう学校の先生にも、同じことが言えますね。 企業経営と学級経営は、人を動かすという点では、全く同じです。・喜ぶか、喜ばないか。ここが大事だ。 喜べば、社員が100%自分の力を出そうと思うだろう。 そこまでしてもらったのだから、がんばらないといけない、と思う。 (p120)いろいろ革新的なことが書いてありますが、すべてはここに尽きます!=============================現状打破を願っている職場のリーダー必見!ぜひ、お読みください。
2019.04.13
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『明日が見えないとき キミに力をくれる言葉』という本があります。文庫本です。見た目は、ちっちゃいです。すぐに、読めます。『明日が見えないときキミに力をくれる言葉』/ひすいこたろう『明日が見えないときキミに力をくれる言葉』【電子書籍】[ ひすい こたろう ]逆境や困難にうちひしがれて、どうしようもなくなったとき、あなたの背中を押してくれる言葉、元気づけてくれる言葉、もう少しがんばるエネルギーをくれる言葉が、具体的な人物の興味深いエピソードとともに、載っています。少し紹介しますね。=============================『明日が見えないとき キミに力をくれる言葉』 「この 苦しみに ありがとう」・苦しみは、闘おうとすればするほど大きくなる。・苦しみを受け入れて、感謝をすると、不思議と一歩、足が出る。「僕はどんなことも受け入れる覚悟を決めている。」・僕らは不満を言うために生まれてきたわけじゃないですよね? (p185-186:セリフは、登山家の栗城さんの言葉) 栗城さんはスゴイ。ほんとに、スゴイ。 「おもしろき こともなき世を おもしろく……」・おもしろく生きられるかどうかは、現実が決めるのではない。 あなたの心が決めるのだ。 (p231:セリフは、維新の志士 高杉晋作の言葉) 僕の大好きな、高杉晋作 辞世の句。 これに関する詳しいエピソードが載っていて、感無量でした。 晋作もまた、スゴイ。 ============================= 『明日が見えないときキミに力をくれる言葉』という、タイトルがいいですよね。同じような趣旨で、『明日が見えないときキミに力をくれる歌』とか、いろいろなものが考えられそうです。非常に感銘を受ける本ですので、未読の方は、一度は読んでみてください。文庫で約700円と、お安いですよ♪
2019.03.29
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マンネリ化を脱したい!漠然と不安だ!こんな気持ちを抱えて、『斎藤一人 日々の幸福論』を読みました。『斎藤一人日々の幸福論 型破りで温かい49の問答集』 (鈴木達矢、学研プラス、2019/1/1、1400円)【電子書籍版】『斎藤一人 日々の幸福論型破りで温かい49の問答集』[ 鈴木達矢 ]著者の鈴木達矢さんが、斎藤一人さんに質問した答えを、49個集めたもの。非常に楽しく読めました!そして、これからの「あり方」について、重要な指針をいただいた気がします。感謝します!=============================『斎藤一人 日々の幸福論』 ・嫌な人を呼び寄せているように感じる時は、 相手の痛みを知り、 「こんなに傷つけてしまったんだね、ごめんね。 もう2度としないよ」 って学ぶためかもしれない。 (p50より)・相手も、人を見て嫌なことをするから、 こっちが先に強気の波動を出しちゃえば、 変な人は自然と寄ってこなくなりますよ。 (p51より)嫌な人とどう対応していくか。 これは重要なテーマです。 「いや」な気持ちを引きずると、生活の全てが「いや」になってしまいます。 このテーマだけで1冊の本が書けるくらいですが、 一人さんの教えはシンプルです。 ポイントは、相手のことに焦点化しないということでしょうか。 自分がどう感じるか、自分がどうあるか。 相手のことから、今ここにある自分にフォーカスを当て直す! そんなことを、学ばせていただきました。・主導権は、常に自分が持っているものだよ。 というより、絶対にそうでなきゃいけないんだ。 (p61より)・「人生の舵」は自分がとるということを、 忘れないでくださいね。 (p127より)ここも、自分にフォーカスが当たっている表現です。 自分の人生、自分次第でどうにでもなる。 すべて、決めているのは、自分。 対人関係の悩みは、すべて、このところへの自身の覚悟を問い直すために生まれてくるのかもしれませんね。・仕事は、60%の力で十分だよ。 人間は、危機が迫った時のために、20%の力は残しておかなきゃいけません。 (p107より)・家庭内のケンカはレジャー (p134より)このあたりの表現は、そうやって聞くことで、とても気楽になれます。 仕事を100%の力でやっている人を見て、「自分ももっとやらないと。でもできない・・・」などと落ち込んでいる場合ではない。むしろ仕事を50%の力でやっている人を見て、「あの人はすごいな」と尊敬できるくらいでないといけない。(笑) また、家庭内ではケンカが日々繰り返されますが、それを「イヤだ」と思うのではなく、楽しむくらいでないといけない。「ケンカするほど、仲が良い」という言葉もありますしね。他人とはできない本気のケンカをできるのが家族、ということもできます。そういう意味で、家族はとても貴重です。・人から長く惚れられる人というのは、常に向上している人なの。・成長し続ける人のことは、ずっと好きでいられる。 (p153より)最後に、一番感銘を受けた部分を。 マンネリ化している気がして、不安な毎日を送る・・・それって、「向上している」感覚が全然感じられていないからかもしれません。若い時にエネルギーに満ちあふれていたのは、単純にエネルギーがあったからではなく、部活やなんだで、向上を実感できていたし、向上を目指して日々にやりがいを感じていたから。 さあ、それがわかれば、話は簡単。 年度が替わる今こそ、来年度に向けて、「向上する」という気持ちを新たに持ちましょう! そうすると、人からも好かれ、自分でも自分のことが好きになり、好循環に突入できます。 レッツ、向上♪=============================「向上」関係では、今読んでいる斎藤孝さんの『知的人生を楽しむコツ』が、知的な向上を目指すメリットとその具体案を多数紹介していて、連読するのにかなり相性が良いです。『知的人生を楽しむコツ』 / 齋藤孝読書を「向上」の契機として、次年度の躍進を図りましょう!
2019.03.24
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前回の記事の最後に貼った、リンク先、よまれましたか?読んでなくても全然いいのですが、それは、こんなリンク先でした。今から読みに行っても、全然いいですよ。(^^) ▼ブリーフ・セラピー(短期療法)は知る価値アリ!!(2006/6の日記)ブリーフセラピーを初めて知って感動したときに書いたものです。この中でもふれられている、問題の外在化。問題を、当事者から切り離す方法です。今日は、これに関わる内容を『心理療法の本質を語る』から引用して、本質に迫りたいと思います! 『心理療法の本質を語る ミルトン・エリクソンにはなれないけれど』 (森俊夫ブリーフセラピー文庫1) (森俊夫・黒沢幸子、遠見書房、2015,2200円) ============================= 『心理療法の本質を語る』 2(p135~ ) ・問題を外在化して扱うということが鉄則だと私は考えています。 問題を絶対に内在化して扱ってはいけない。(p159) ・自我違和的な問題をちゃんと設定することです。 自分でも何とかしたい。自分でもこれは嫌なんだ。取り除きたい。 それって何なの? 自我違和的な問題をきちんと短い言葉で定義する。・一方的に勝手に決めるのではなくて、 クライエントさんが、 「そうそう、そいつ、そいつがいるんだ、 そいつが私のことを苦しめているんだ、 そうそう、それそれ」 とか言うような言葉が思わず出るまで、 ていねいにニックネームを決める。 (p179) =============================冒頭のリンク先での事例では、ニックネームは、「かゆみお化け」でした。おお、そういえば、まさに僕も今「かゆみ」に悩まされています。でも、僕の場合は、「かゆみお化け」だとしっくりこないかな。そういう、違和感を無視して、「似たようなもんだ」と強引にある言葉にくくりつけるようなことをするな、と森先生は言っています。「ていねいに」ということ。本当に根気がいるし、いつになったらしっくりくる言葉にたどりつけるの、じれったくて、待ってられなくて、投げ出してしまいたくもなるんだけど、だけどやっぱり、しっくりくる言葉にたどりつくことこそが、スタートであり、ゴールであるわけで・・・。例えば僕の場合だと、「かゆみ○○」より、「カイカイ○○」かなー、とか。やっぱり本人が、真剣にその「かゆみ」などの問題に向き合って、「こいつは、つまり、何だ」ということを考えて追及していかないと、それは他人が代わりにやってあげられないし、他人は応援しかできないし、本人の「問題」は本人にしかわからないのです。 そして、前回書いた「未来を考えること」にしてもそうなんですけど、結局、「○○について考える」という主体が、本人にしっかりとあるということ。心理療法の本質としては、もう、そこの部分だけでしかないのかもしれません。 ============================= ・投げかければいいんですよ。 今晩どうなると思うか、そもそもどうなりたいか? ほっといたらどうなると思う? ちょっと抵抗すれば何か変わる? 抵抗の仕方に何がある?――等々、 なんでもいいから未来のことに関して何か投げかけてあげればいいんです。 考えて、答え出すのはクライエントさんなんだから、 こっちが答え出してあげるわけではないのね。(p190より)=============================特に教師などの職業は、子どもに話しかける魔法の言葉みたいなものがあって、そういう言葉で子どもを動かす、みたいなことを思い描きがちな気がしますが・・・(^^;) 森先生は言っておられます。「なんでもいいから」未来に焦点を当てさせるときに話しかける言葉は、「なんでもいい」んです。びっくりです。話しかける言葉よりもむしろ、かかわり方のスタンス。そのスタンスとは、つまり、「答え出すのはクライエント」という、ただそれだけなんだと思います。子どもの「問題」の場合、教師も親も、「答え出すのは子ども本人」と思っていないふしがあって・・・だからこそ、森先生の、この、引用の最後の赤字の言葉を、いつも胸にとめておくと、いいのかもしれないな、と思います。「答え出すのはクライエントさんなんだから、 こっちが答え出してあげるわけではないのね。」
2018.11.05
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今日は持病の診察で神戸の病院に行ってきました。検査をしましたが、前よりもちょっとよくなっていると言われて、うれしかったです!いろんな患者さんのケースを知っておられる有名な先生に診てもらっているので、今回こちらの心配を打ち消すような明るい展望を示していただいたことで、心が軽くなりました。気の持ちよう、って大きいですよね。不安なときは足取りが重かったのが、心が軽くなると、体も軽くなったりして。「上機嫌」でいることは、幸せな人生を送る上で、おそらく必須のことではないかと思います。「上機嫌」でいるということが、僕にとってはなかなか難しいのですが、できる限り上機嫌に近いココロの状態で過ごしたいと思っています。そこで今回は、「上機嫌」についての本をご紹介します。『上機嫌のすすめ』(武田双雲、平凡社新書、2010、税別700円)「上機嫌」をすすめられているのは、斎藤孝さんもそうですが、今回は武田双雲さん。僕と同年齢で、僕と同じく子育て中のパパでもあるので、親近感を感じています。その中に、子育て中ならではの、子どもに対してイライラして怒ってしまう、というエピソードが書かれています。そういった子育て中のイライラや不機嫌とどう向き合うか。双雲さんのとられた手立ては、非常に参考になると思います。============================・わが家の朝の大騒ぎのように、決まって起こるパターンのイライラについて改善することは可能です。 僕は、みんなの機嫌がいいときに、毎朝の出来事について話し合いました。 妻の言い分、子どもの言い分を聞いてみたのです。 すると、毎朝「早く、これしなさい」「次は、これ」といわれることが、長男はいやだったということがわかったのです。 頭ごなしにいろいろいわれると、彼の自尊心が傷つけられて、何もやる気が起こらなくなるようなのでした。 それで、朝は長男をリーダーにすることにしました。 長男の主体性を認めるというか、率先して動いてもらうようにしたのです。 「次は、何をやればいいですか?」 と、こちらから長男に聞くのです。 (p118より)============================まあ、子どもというのは、言うことを聞かないもので、食事・着替え・お風呂などの毎日のことで、ぐずぐずしていたり全くやる気がなかったりして、こちらがイライラしてしまうことが非常に多いです。双雲さんのおうちもそうだったらしいのですが、双雲さんがえらいのは、気持ちが落ち着いた状態の時に話し合いをもったことだと思います。そして、相手の言い分を聞く。相手を立てる、と言ってもいいと思います。子どもに対して大人が「立てる」というのは変な気もしますが、上からの物言いで動かそうとしてさんざん苦労しているだけに、逆のことをしてみる(=こちらが相手のお伺いを立てる)というのは、やり方として非常に正しい、と思います。こういう、逆の発想が大事だと思います。結果として双雲さんは息子さんに、「次は、何をやればいいですか?」と聞くようになり、息子さんは自発的にやるべきことをやるように変わっていったそうです。もう一つ、双雲さんのやり方で参考になると思うのは、やるべきことを「遊び」に変える、という方法です。本書には一例として、風呂掃除を遊びに変える、というエピソードが書かれています。「能動的になった瞬間に、風呂掃除が苦でなくなるのです。逆に、やっているうちに熱中してワクワクしてきます。」(p147より)とあります。これも、様々なことに応用可能だと思います。僕も同じように「何でもゲームにしてしまおう」と考えるところがあり、子どもの教育でも、させたいことはゲーム化して、楽しんでさせようとするところがあります。それは非常に重要なことで、こういった考え方でやっていくから、自分も相手も機嫌良く、楽しく取り組めるのです。心理学の大家 河合隼雄先生も、まじめが行き過ぎるといけない、といったことを言われていました。上機嫌で生きるために、ゲームでないものをゲームにし、遊びでないものを遊びにする、そういった遊び心が必要だと思います。さて、この本には、かなり魅力的な双雲さんの書も掲載されています。拡大コピーして部屋に飾っておきたいくらい、素敵な書です。興味を持たれた方は、ぜひ一度、ご一読ください。新書なのでかさばらず、読みやすいですよ。
2017.12.25
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ゴールデンウィークです。完全に休息にあててもいいですが、休み明けの仕事がうまくはかどるよう、準備や下調べにあてるのもいいですね。「仕事」について改めて捉えなおすには、こんな本はいかがでしょうか。 『マンガでわかる!トヨタの仕事哲学』 (若松義人 監修、宝島社、2013、1000円)実はこの続編を先に読んだんです。それが実に面白くて、パート1である本作もネットで探して購入した次第です。ストーリー仕立てになっていて、しかもマンガですので、読みやすいです。そのうえ、「仕事」を見つめなおすことができます。 本書から少し抜き出して、僕が感銘を受けたところを紹介します。=============================== 『マンガでわかる!トヨタの仕事哲学』 (一部分、特に印象に残っただけを、引用します。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)) ・「お前さん働くのがつまらないだろ」 「それはな・・・ おもしろくする努力をしてないからだよ」 「自分で『カイゼン』することをサボってるからだ」出ました。トヨタ式「カイゼン」! そうです。 この本は トヨタ式「カイゼン」の解説本です。 ただ、そのメソッドも紹介されますが、根本となる考え方に焦点を当てている気がします。 いろいろなところに応用可能です! ・「5年後10年後の自分を想像しろ・・・ そこから逆算して今お前がなすべきことを決めていくんだ」目標からの逆算、スタートである現状の把握と、ゴールの明確化。 夢や目標を視覚化したり、イメージすること。 何事も目標がクリアになれば、そこに至るまでの道すじも見えてくるものです。 成長や改善がないということは、目標が見えていなくて、場当たり的な、その場限りの仕事になっているということかもしれません。 ・「トヨタ式では ミスを個人の責任として押し付けたりはしない… ミスをさせてしまった組織全体の問題として考える」・ミスやクレームこそカイゼンのチャンス。・トヨタ式では、「不良はみんなの見えるところに出せ」という教えが徹底されている。・みんなに見えればみんなの知恵を集めてカイゼンできる。 勇気を出して手を上げよう。これは、学級経営にも通じます。 職員同士にも・・・。 人を責めるのは簡単ですが、個人の責任ではなく組織の責任として、改善をめざす。 そのほうが、有益ですね。 ・「トヨタ式において 『1時間かかる仕事を30分で』 『コストを半分に』 『10人の仕事を5人に』など 一見無茶と思われる目標を立てるのはよくやることなんです」 ・「そのほうが問題を根本から見直して常識にとらわれない発想ができる」現実的な目標は達成しやすいけれど、当たり前のことしか思いつかなくなります。 困難な目標、普通にやっていたら達成できそうにないことを、是が非でも達成しないといけない、 そうやって追い込まれたとき、思わぬ発想が生まれてくる。 ムチャな目標も、役に立つんですね。(笑) ・「やらされてると感じるのは 知恵を出すことをサボってるからだ!」 「”仕事をしに行く”んじゃなくて”知恵を出しに行く”って考えるくらいじゃないとな・・・!」 エピローグのこのセリフ、好きなセリフです。 そうですね。知恵を出さなくちゃ! ============================== マンガを楽しみながら、自分の仕事ぶりを振り返ってみるのも、いいものです。本のほうには、ここでは載せきれなかったカイゼンの具体例やカイゼンシートの例も載っています。楽しみながら仕事ができるって、いいですね♪ それではよい週末を! ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2016.04.29
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今日は、「叱り方」について。齊藤正明さんの次の本から、紹介します。 『仕事・人間関係・人生で「このままじゃイヤだ!」と思ったとき読む本』 (齊藤正明、中経出版、2012、1200円) ↓ 電子書籍版はこちら。 齊藤正明さんは、マグロ漁船で漁師たちの素晴らしい処世術を学んで帰られ、それを著書やセミナーで多くの方に伝えらている方です。その話は、非常に面白い!未読の方、セミナー未視聴の方は、ぜひ一度ご覧になったら、と思います。(レンタルショップのツタヤで、講演DVDのレンタルをやっています。) その齊藤正明さんが、「叱り方」について、上掲書の中で、次のように書かれています。===============================・怒りの気持ちがわいたということは、相手に期待をしていたという何よりの証拠・部下に対して怒りの感情を持ったときは、怒り自体をぶつけるのではなく、その前にあった、期待の部分を伝えてあげること (p105より) =============================== 具体的には、マグロ漁船での次のエピソードが非常に象徴的です。ひとりの漁師が右足をサメにかまれたときのこと。===============================「一体、何やっとんじゃ! せっかくうまくさばけるようになったお前が、 ここでケガしよったら、みんなが困りよろうが!」 (p107より)===============================叱っている口調の中に、期待と愛情が感じられる言葉が、詰まっています。 こういう叱り方ができると、叱られたほうも、うれしいのではないでしょうか。「叱る」と「ほめる」は2項対立のように語られることが多いですが、「叱る」の中に「ほめる」の要素を込める、そういう叱り方もあるのですね。大きな気づきでした!(^0^)
2016.04.17
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怒ることが増えています。もともと、そんなに怒るタイプではなかったはずなのですが。怒るのは、特に、子どもに対して。でも、大人に対しても、あります。「こうあるべきなのに!」という怒りが多いです。教育的に必要な怒り(というか、しつけ?)もあると思いますが、時間ややるべきことに追われて、余裕がなくなっているから怒ってしまう、ということもあります。子どもでも、「こんなことで怒るの?」というぐらい、すぐに感情的になって怒る子もいます。どうしたらいいのかな、という素朴な疑問を解決すべく、だいぶ前にコンビニで1冊の本を買いました。 『怒らないで生きるには』 (アルボムッレ・スマナサーラ、しりあがり寿、宝島社新書、2013/12、800縁) 冒頭に、怒りの連鎖が生み出すものについて、マンガが掲載されています。それを読むと、怒りとはおそろしいものだ、怒らないようにしたいものだ、という気にさせられます。そして、この本には、「怒らない」ための具体的な方法がいくつか載っています。たとえば、「観察することによって怒りを克服する」(p196)「観察することによって、怒りはものの見事に消えうせてしまう」(p197) とあります。自分を観察する冷静さをもつことができれば、感情的に起こることはなくなりそうですね。ほかに、「自分の注意を対象からずらす」(p200)というものも、紹介されています。===============================・自分の呼吸を数えてもいい・怒りから注意をそらすことができれば、怒りはひとりでに鎮まります。(p200より)===============================怒っているときに、違うことに意識を意識的に向ける(!)ことが大切のようです。これは、子どもが怒っているときにはよくやる手です。(^^)僕は子どもの頃、妹が泣いたり怒ったりしたときに「10円あげる」と言うとぴたりと泣き止むことを発見しました。(笑)「どうしたの?」と原因をきくと、怒っている原因に余計に意識を向けさせてしまいます。原因をきくことは逆効果になることも多いですね。全然別のことに気をそらすことは、怒りの原因に対しては何の解決にもなっていません。しかし、本当に解決しないといけない重要な原因で怒っていることは、案外少ないものです。ささいなことで、たびたび怒ってしまうようなときには、とにかくどれだけ意識的に注意をそらすことができるか。これがポイントになりそうです。
2014.09.22
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今回、「きょういく」とはまったく関係ありません。ただ、同じ現象が多発しているらしく、もしかしたら他の人の役に立つかも、と思い、投稿します。僕はプリウスを中古で買って6年ぐらい乗っていますが、買った当初から、フロントガラスがすぐ曇るので困っていました。「なんでこの車はフロントガラスがすぐ曇るのかなあ」と思っていました。原因がずっとわからず、そういう車だと思っていましたが、最近になって原因が判明しました。まず、3週間ぐらい前に、タイヤがパンクしました。パンクした時になって初めて、車体の底の部分に収納されているスペアタイヤを見ました。そこで、スペアタイヤ中央の凹みに水がたまっているのを発見しました。僕は知らなかったのですが、普通は車体の内部に水が浸入しないようになっているそうですね。詳しい方から「水がたまっているのは問題だ。調べてもらった方がいい」と言われました。そこでトヨタで調べてもらった結果、水が浸入してくる経路が判明し、「フロントガラスがすぐ曇る」のも、車体内部に水がたまっているせいだと分かりました。同様のケースが多発しているらしく、修理費用は無料でした。約2週間代車で過ごしましたが、本日ようやくプリウスの修理が終わり、先ほど乗って帰ってきたところです。皆さんも、もし同様のケースで悩まれている場合は、トランクの下など、開けれるところはすべて開けて、一番下に水が溜まっていないか、確認されることをおすすめします。(^^;)
2014.04.12
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いつもの「読書メモ」を、いつもと違った形式で書いてみました。「ブクログ」というサービスを使っています。藤原正彦の人生案内著者 : 藤原正彦中央公論新社発売日 : 2006-11ブクログでレビューを見る»僕は基本的に自分にも他人にも甘い。そして傷つきやすい。そういう人のために書かれた本です。(^^)著者がいろんな年代からの人生相談に対して回答する本。歯に衣着せぬ言い方で、相談者の甘えを絶つところや、思い込み過ぎているところを突いてきます。僕のように、ちょっとしたことで人生を嘆いてしまう人に、特効薬になるかもしれません。紹介した本の中の言葉は、「引用」として、こちらのページの下の方に紹介しています。http://booklog.jp/users/nikatoma/archives/1/4120037878 読んでくださって、ありがとうございました。 ご意見・ご感想等、よろしければコメント等でお知らせください。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2014.03.23
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前々から、子どもがトイレのドアのカギをいじるので気になっていました。トイレのドアのカギって、ドアを開けてからカギをかけてドアを閉めると、カギがかかってしまうようです。これで、昨日、大変困りました。子どもが出てきた後、当然トイレの中は無人なのですが、カギがかかっていて開かないんです。めっちゃ怒りました。(>。<)ホントに開かないので困り果てて、ネットで情報検索していろいろ試しました。どうやら我が家のトイレのカギは「コインロック錠」というのに当てはまるようです。外側から開けられるように、コイン等を溝に差し込んでグイッと回せるようになっているんだとか。ネット情報を頼りに、「-」型の外部パーツをコインやマイナスドライバーで回してみました。回す方向は、反時計回り。ななめ45度の状態までは回るのですが、そこからが回らず、逆に溝がつぶれていきました。結局、建設会社の賃貸住宅だったのでそちらに連絡。「至急~!」とお願いすると、すぐ来てくれまして、さすがプロです、見事、開けていただきました。上の写真は開錠後の状態です。溝に苦闘の跡があります。(^^;)ロック状態だと赤になるところが、無事に青に戻っています。やれやれ、です。 さて、建設会社の方はどうやって開けたか、ですが。まず、ドアノブは下の方からねじ回しで取り外せるようになっていました。盲点でした。下側から見るなんて。困ったときは、いろいろな角度から見てみないと、いけませんね。そうやってドアノブを外した後は、カギの楕円型パーツを、まるごと、はしっこから、手で外されました。うーむ、外れるものなんですね。で、内部に直接働きかけて、見事、開錠。今後も同じことがあるかもしれないということで、その時を見越して、コインロック錠の向きを逆向きにしていただき、今回とは逆に回せば開くように変えていただきました。ちなみに修理費用は「いりません」と言われました。ネットで開錠費用を見てたら8400円とかわりと高い値段が出てたので、タダで直してもらえて、助かりました。 ネット上で結構同じ状況で困っていらっしゃる方がいるようでしたので、我が家のケースが少しでも参考になればと思い、状況を書かせていただきました~。(^0^)
2014.03.01
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『発達障害でつまずく人、うまくいく人』(備瀬 哲弘(精神科医)、ワニブックスPLUS新書、2011、798円)発達障害関係の本の読書メモです。大人の発達障害当事者に向けたアドバイスも含まれています。発達障害の人を周囲がどうサポートしていくか、本人がどういうことに気をつければいいか が分かりやすく書かれています。===============================『発達障害でつまずく人、うまくいく人』(・以降の太字は本の内容。 色付け・拡大文字は僕の主観で行っています。)・私にとって一番関心を持っている課題は、うつ病の再発をどう防ぐか。・発達障害に対する理解とちょっとした配慮があれば、 本人にとっても周りの人たちにとっても、ずっと生きやすい社会が築ける。 ・「文章完成法テスト」(SCT): 「私のお母さんは・・・」 「私はよく人から・・・」といった未完成の文章の後半部分を、 連想した言葉を記入して完成させる。 ・「描画法検査」・受診者が自分の性格傾向を知っておくことは、今後の人生を送る上でも必要。・怒りや対決姿勢を示すのは、自分の存在を認めてほしいという欲求の裏返し = みんなに自分を認めてほしいと強く思っている・自己評価が低くなっているのが問題 → ・低い自己評価が形成されないようにするには、 周囲が行動特性を理解して配慮すること、 そして 自分の長所も含めてきちんと自己理解を深めていくこと ・コミュニケーションが苦手だという主訴 → どういう状況でそう感じたのかを話してもらう。 まず、人に聞いてもらうことで、ずいぶんと気持ちが穏やかになる。 → 次の場面ではこうしよう と希望的に考えられるようになっていく。 ・発達障害は発達して変わっていく・知的に高い人は自分で工夫して、本人なりのマニュアルがあって、 それを適宜使いながら、知的な部分で補えている。・本人が認識してどのように工夫しているかということが大きい。・神田橋條治先生は、 「発達障害は治らないけれど、発達して変わっていくから、悲観するなよ」 という趣旨のことをおっしゃっている。・自分でできる生き方のコツとして第一に挙げておきたいのは、 生活のリズムを崩さないで毎日を過ごすということ。 ・挨拶は自分から、お礼やお詫びはすみやかに伝える・相手の都合に合わせて、選択肢を選び替える・人間関係は決して自分の思うようにならないということを自覚しておく・感情をコントロールする・不安はなくすことはできないが、少しずつ減らすことはできる・「『とけ込む』とは、おおよそとけ込んでいるように見えること」・「見かけと中身は同じくらい大切」===============================皆様の直面している課題に少しでもヒントになれば幸いです。 いつも見に来てくださってありがとうございます。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2014.01.06
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『ザ・ファシリテーター 人を伸ばし、組織を変える』(森時彦、ダイヤモンド社、2004、1600円)このビジネス小説の読書メモを書いている途中です。本日が第4回。(第1回はこちら)学校教育に関係する話題から始まります。===============================『ザ・ファシリテーター』4(今回は、第2章「開発センターの改革」のp114以降後半部分を参照。 太字部分が、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・アメリカの小学校には、例えばAちゃんがいじめられていると、 その子を1時間かけて皆でいいところを見つけて誉めましょう、 という授業をするところがある。 ・先生は、 「抽象的にいい子だとか言うのではなくて、 実例を挙げてどう感じたのかを具体的に説明するように」と、 自分の気持ちを観察することや、誉め方も指導する。・教室という双方向コミュニケーションのできる、せっかくの場を、 一方的に先生の言うことを聞く場にしておくのは、 もったいない限り。最後の・については全く大賛成で、「きょういく」のブログで 「ファシリテーション」を取り上げているのも、 教え込みからの脱却、相互に作る授業などを 学校のあらゆる場面で目指していくためです。 このブログを契機に、僕からの一方的な通信でなく、 ご覧になった皆さんと双方向な議論もしてみたい、という意識でいます。 どうぞよろしくお願いします。(^^) 最初の「いいところみつけ」または別の言い方で 「ほめほめシャワー」とかいう場合もありますが、 教育用語で言う「概念くだき」の要素があり、 そういう面も「ファシリテーション」の効用の一つです。 学校現場で実際に実施する場合は、 その子だけ特別に、というのに抵抗がある場合がありますので、 全員に対して順番に実施したり、 「誕生日の人に」という理由で、終わりの会で実施したり、と いろいろ工夫されているようです。 具体的にどういう形態をとるにしろ、 大切なのは、指導者が直接的に「ああだこうだ」言うのではなく、 環境セッティングをして、方向性を示して、 目標に合った意見をみんなから出しやすくする、というところかな、 と思っています。・全員が同じ論理的フレームワークを共有し、 そこに知恵を出してコミュニケーションを図る、 そういうツールを活用するだけでも、 効率が相当上がる。・論理的な能力の高い人は、自分で論理の枠組みをつくって考えている。 その枠組みを黒板やフリップチャートに描き、 可視化して示すと、 メンバーの意識もそこに集まって、 それに沿って意見を出しやすくなる。・例えば、何のためにやっているのか混乱しているなと思ったら、 ツリー状に目的と手段を結んで構造を示す。 (部分最適化が全体最適化に優先する議論をしてしまう時にも有効)・ツリー構造を描きながら議論すると、 全員で真の目的を共有することができる。 いったん共有化されると、改めて視野を広げ、 もっと有効な、いままで気づかなかったような解決策を考えられることもある。学校の授業で「ツリー構造を意識した板書」ってあまり聞かないですが、 意識すると面白いかもですね。 初任のころに教わった、「初任者はとにかく授業のめあてを最初に板書する」 というテクニックは、近いものがあると思います。<発言を促す技術>以下はビジネス会議の場合の例なのでちょっと難しいですが、 「発言をうながす質問」って、 学校の授業で言うところの「発問」 と同じですし、 いろんなところで応用は効くと思います。 ・それがシステム全体でどういう役割を果たしているか考えさせる質問 ・自分たちがコントロールできるものとそうでないもの (コントローラブルとアンコントローラブル)を意識させる質問 →コントローラブルなものに、議論を向けていく ・時間軸を意識させる質問 「昔からそうですか?」 「今回だけではないですか?」 「繰り返し起こることですか?」 「将来はどうなっていますか?」・事実ベースで議論する。 より具体的にしてもらうように突っ込んでみる。 「もっと他に同じようなことはありませんか?」 「逆の場合は?」・時には沈黙に耐えて、我慢強く、相手の発言を待つことも必要。・質問の順番としては、 イエス・ノーで答えられるような簡単な質問から入って気分をほぐしてから、 核心に迫る質問に移っていく。 (ベテランのインタビュアーは、ほとんどがこのテクニックを使っている)今困っている課題を解決するために会議を開いているので、 これらのテクニックは、「困っている状況の解決」を導くために、 会議以外の場でも使えるといえます。 たとえば個別相談(カウンセリング的なもの)などです。 というか、カウンセリング・テクニックと、まんま重なる、という気がします。(^^) ・アイスブレークは心の柔軟体操 ○頑なになっている心を柔らかくほぐす →終わる前に感情的になった気持ちを解いておこうと思ったので やってみた。 (アイスブレークは終わりや途中にやってもいい。)最後にアイスブレークのことを引用しましたが、 これは僕が一番驚いたところ。 「アイスブレークは最初にする」と思い込んでました。 こういう思い込みを外すのが、 経験することのだいご味ですね。(^0^)(p114~p142より)============================次回は、第3章「全社改革へ」を参照します。改革とか革命とか、新しいことに変化していく過程を物語で読むのは大好きなんです。改革に勢いがついてくるところは、非常に楽しんで読めました。 では、また次回! ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2013.06.01
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『ザ・ファシリテーター 人を伸ばし、組織を変える』(森時彦、ダイヤモンド社、2004、1600円)========================★本のオビより★こんなに凄かったファシリテーションの力ストーリーを楽しみながら、人と組織を動かし、自分も変わるファシリテーションのスキルとマインドが確実に身につく!========================ずっと紹介したかった本を、いよいよ紹介する時が来ました。3か月ほど前に読んだ本ですが、「こんなやり方があるのか!」と、非常にショックを受けた本です。いわゆる「ビジネス書」なのですが、小説仕立てになっていて、グイグイ読ませます。 問題を抱えた組織が、同じことを繰り返すだけで全然変わっていかないってこと、いろんなところで、当たり前のように起こっていると思います。それを変えていくきっかけを与えるのが”ファシリテーション”。ファシリテーションを進める進行役が、”ファシリテーター”です。実は僕はこの”ファシリテーター”というやつを目指しています。ファシリテーションについては、いろいろとマニュアルのような本が出ていますが、実際にどんなことをして、その結果どうなっていくのか、というストーリーはなかなか思い描くことができませんでした。ところが、この本には、それがありありと、描かれているのです!組織の硬直化を何とかしたい、というような切実な問題意識を持っておられる方!楽しんで読めますので、一読をおすすめします。なお、僕が読んだときに個人的にメモったところを、いつものように、今回から何回かに分けて紹介します。ストーリーのネタバレにならないようにしますので、テクニックの紹介みたいになるかもですが・・・。===============================『ザ・ファシリテーター』1(今回は、ストーリーが始まる前の「はじめに」より。 ・以降の太字部分が、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)(たとえば、)・社員が実際に受けている見えざるフォース(圧力)に問題がないか、 可視化して検討する。「ファシリテーショングラフィック」という言葉も、 次第に知られるようになってきています。 たとえば僕が「特別支援教育コーディネーター」をしていたときは、 「ケース会議」で出たキーワードをホワイトボードに書いていって、 いわゆる授業でよくやる「話し合いの板書」みたいにしたことがあります。 一通り出た後で司会役の僕が「今までの話のなかで・・・」と言いながら、 板書をマルで囲んだり、矢印をつけたり、「今からこれを話し合いましょう」と 議論の目標地点を確認したりしました。 ただ、普段の会議は、ほとんどそういうことはしないんですよね。 はっきり言って、今の「会議」って、「可視化して検討する」という視点が なさすぎ! これだけでだいぶ変わってくると思います。・筆者による「ファシリテーション」の定義 =「人と人とのインタラクション(相互作用)を活発にし、創造的なアウトプットを引き出すもの」 →動機が内在化し、自発的で活力に溢れた行動が生まれる。 1+1が2以上になるような ポジティブな化学反応が現れる。(そのために・・・) ・積極的なプラスの感情を横溢させることが必要。・納得性のある議論のフレームワークを提供。(そして、)・人の言うことにしっかりと耳を傾ける姿勢。・物事を事実ベースで分析的に捉える視点。・多面的な観察力。・エネルギッシュな行動力。・自分自身をファシリテートできるようになることも、 本書の狙いの一つ。最後の方に列挙したのは、本のオビにあった「自分も変わる」というのを 具体的に書いてあったところです。 まさに、僕が「こんなふうになりたい」と思っていることが、 書いてありました。(笑)(「はじめに」より)=============================次回から、ストーリーの中身に入っていきます。ちなみに、同時並行で、この本の「2」を読み始めました。 「1」を復習しながら「2」を読むことで、ファシリテーションへの理解をしっかりと自分なりに深めていこうと思っています。では、また次回! ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2013.05.14
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先ほど届いたメールマガジンを読んでいたら、いいことが書いてあったので、紹介します。(^^)簡単に言うと、「勝たんと打つべからず。負けじと打つべきなり。」という教訓を解説したものです。以下、メールマガジン「★セクシー心理学!第486色~徒然草に学ぶ、勝っちゃダメな理由。★」より 部分抜粋します。(箇条書きで短く言い切りの形で抜粋しています。 なお、この記事は画像付きでWeb上でも読めます。 メルマガ記事より内容が増えており、オススメです。(^^)→コチラ)=========================「★セクシー心理学!第486色~徒然草に学ぶ、勝っちゃダメな理由。★」読後メモ・「勝とうとする」というのは、 それだけ相手をナメているということ。 「こんな手を取ったら、相手は真の狙いに気づかないだろう...! いや、気づ いてほしくない...!」 そんな風に、思考をストップさせる。 くわえて 「相手は低レベルの人間に違いない」という願望が湧いてくる。・「負けないようにする」人の場合、 常に相手の能力を高く見積もる。 「この手をしたときに、もしそれ以上の返し手を打たれたら...?」 「もっとスゴイ手が潜んでるかもしれない...!」 そう考え続ける結果、自分自身のレベルも上がっていく。 ・一度だけ何かで勝つことは、 実は大したことではない。 大切なのは、「負けない」という状態を、ずっと貫いていくこと。・「勝つ」より「負けないようにする」という方が、 ずっと ハードで、重要。・毎日「ミニゲーム」を繰り返すのと一緒・「つらいのは、自分だけではない」○ 勝たんと打つべからず。 負けじと打つべきなり。 ○ 勝つことより、負けまいとすることは、 よっぽど難しく、そして楽しい。=========================僕は「将棋」が好きで、たまにネット将棋で対戦します。ここで言われていることは、すごくよくわかります。勝とうとすればするほど、勝てないのです。勝とうとしたときは、相手を低く見ていたり、ミスを望んでしまっていたりします。その状態でたとえ勝てたとしても、全然自分の成長には結びついていないです。やはり相手の力量を高く見積もって、慎重に負けないように戦ってこそ、たとえ負けたとしても、力がつくというものです。1対1の勝負事だけでなく、他のことでも言えることだと思います。昔の歌で「勝つと思うな。思えば負けよ」という歌詞がありますが、あの歌詞はこういう意味だったのかな、と、初めて思い当たりました。 さて、このメルマガ、ずいぶん前から購読していますが、発行頻度も多からず少なからず、内容も面白く役に立つのでけっこう愛読しています。名前はアレですが。(^^;)そして、また、アレな話も、けっこう出てきますが。(^^;)購読は無料ですので、気に入った方は購読してみてください。(^^)
2013.03.25
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『大人の精神力』(斎藤孝、KKベストセラーズ ベスト新書、2013/1、800円) この本の読書メモの続きです。本日が最終回。第1回はこちら。===============================『大人の精神力』3(第7章から最後まで。 ・以降の太字部分が、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・(ビジネスでも)子どもに勉強やスポーツを教える場合でも同じで、 イメージから入ってそれを実現しないと 顧客を満足させにくい。 私は子どもを教える場で ”何歳までにはこうなっていたいなら、 それを逆算すると、今やらなければならないことはこれだろう” という考え方を取り入れている。 イメージを持たないと目標がはっきりしないから。 ・ビジネスマンが 「課長の椅子、部長の椅子をイメージしろ」 という表現を使うことがあるが、 これも、「あの椅子に座りたい」とイメージを持つと、 何となく心がそちらの方向に向いていくという作用があるから。「特別支援教育」では「個別の指導計画」というものを 子ども一人一人に作ることになっていますが、 その中の「長期目標」がまさにそれだろう、と思います。 「目標はいらない」という人もいますが、 僕は目標があった方がいいと思う派で(^^;)、 通級指導教室での子どもたちの学習記録にも、 一番上に「目標」が書いてあり、常に目に入るようにしています。 目標が具体的でハッキリしている場合は、 かなりの確率で実現しています。 目標の大事さを思う所以です。 ただ、大人になると目標が明快に描きにくいことも多くなります。 1つにシンプルに決まれば、常に目に付くところに貼るなどすると よさそうですが・・・。 ・【内観法】: 1 両親、きょうだい、配偶者、会社の上司や同僚などの身近な人に、 いままで「何をしてもらったか」を思い出す。 2 身近な人に「自分は何をしたか」。 また、「どんな迷惑をかけたか」を思い出す。 過去に遡って内観をしていくと、 驚くほど素直に他人への感謝の念が湧いてくる。 ・「人生の三楽」 人生も半ばにきたら、あまり欲張らず、 「この3つがあれば幸せだ」 というものを持つといい。 ・過去のいい記憶を強化して、 「これもできる」「あれもできる」「こんなに楽しい思い出がある」 と自己肯定していくことで自信が生まれ、 精神力を養っていくことにもつながる。過去の成功体験をリストアップして思い出すことは、 自分の自信がなくなったときに、よくやっています。 やはり思い出すとうれしいもので、かなり効果があると思います。 自分以外の人がすごく落ち込んでいるときにも、 過去の成功体験を聞いてあげて、自己肯定感を上げてあげると すぐに元気になってくれるかもしれませんね。 ・「自分の中に誰かが生きている」と感じられることも幸福力。 ・精神的な拠り所がなく、不安で仕方ないときも、 誰かにすべてをゆだねてしまうのではなく、 自分を立て直す方法を見つけ、 自分自身を築いていきたい。 不安な時代であるからこそ、地に足をつけ、 失敗しながらでも経験を積むことで、精神力が養われていく。============================= この本の読書メモは、これで終わりです。本書には、何冊か著者の人生を変えた本が紹介されていました。そういう影響力の強い本は、ぜひ読んでみたいと思っています。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2013.03.12
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『阿川佐和子の世界一受けたい授業 第一人者14人に奥義を学ぶ』( 阿川佐和子、文藝春秋、2012/10、980円)久しぶりのブログ更新です。恒例の「読書メモ」を書きたいと思います。今しがた読み終わった対談本。僕は対談本やオムニバスなど、いろんな人の考え方を知ることができるものがけっこう好きです。自分の好きな著名人が何名か出ていると特に気になります。この本の場合、対談相手が本当にバラエティに富んでいます。「クラシック音楽について」は小澤征爾さん、「心理学について」は河合隼雄さん。宇宙飛行士の野口聡一さんも出てくるし、建築家の安藤忠雄さん、AKB48の大島優子さん、ヘビメタのデーモン閣下まで!この本を読んで、ヘビメタにはクラシックの要素があると初めて知りました。(^^)===============================『阿川佐和子の世界一受けたい授業』(・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)◇小澤征爾(クラシック)・とことん教え込むのは、 そのバリエーションのニュアンスを 50人いたら、その中で一番ダメなやつにまで分からせるため。 先生(恩師の斎藤秀雄先生)曰く、 ピラミッドの底辺を教えるのが教育だ、 頂上にいる人は教えなくても分かるって。 僕はそこまでやったから、 どこへ行っても、あのやり方で教えればいいんだと分かる。 先生は 「お前、これちゃんとやっときゃ、 世界中どこへ行ったって絶対通用するぞ」 と言ってたけど、本当にどこでも面白いぐらい通用しました。・演奏家は作曲家が書いたものを表現するんだという、 切羽詰まった使命感が薄い。 要するに斎藤先生みたいな教育者がいない。 ◇塩野七生(ローマ史)・私は常に一人の読者に向かって書いています、 それが何万人になろうと。・どうして原書を読むかというと、 書いた人の声を聞くため。 福田恆存(つねあり)先生が、 文章とは意味を伝えるだけではなく、 肉体の生理を伝えるものだとおっしゃっている。 原書を読むと 書いた人の生理を感じる。 そうすると、もの書きってのはだいたいちょっと神懸かってるから、 書いた人の声が聞こえてくる。・書き手として書き手のものを読むから、 この人は何でこんなことを書いたのか、 なぜこう書かざるを得なかったのか、 なぜ他の人が書いてることを彼は書いてないのかとか。 私はデータの背後にいるデータを書いた人間に思いがある。 ◇河合隼雄(心理学)・社会が豊かになるほど、 悩みも豊かになる。 戦争中なんて、みんな生きるのに精一杯。 ノイローゼ、自殺はほとんどない。 でも今は、無気力でも食っていけるから。・(カウンセリングの例で) 引っつきすぎたのが馬鹿なんです。 僕ら、手は差し出さないんですよ。 下手な人ほど手を出す。・僕だったら下宿まで行きません。 もし行ったとしても、何もしないでしょうね。・あれせい、これせい、なんて言うのは 絶対にいけないんです。・僕が助けないで、その人の力で治っていってもらおうとする。 ・普通はだいたい話半分で腰を折るでしょ。 「あなたの気持ちは分かるけど、頑張るのよ」とか。 僕ら、そんなの絶対言いませんから。・人を分析するんだったら、 自分自身が分析されないといけない。 だから、訓練の基本は私の分析にあるんです。 たとえば私が母親の問題を抱えていて、 クライアントが「母親とうまくいきません」と言ったら、 来られた人の問題はそんなに大きくないのに、 自分の問題と一緒にして、こっちが大きくしてしまうこともよくある。・箱庭を作ること、つまり自分の思い通りに創造することが、 その人にとってすごく治療的効果を持つ。 たとえば腹が立ったからってバケツ蹴っても何にもならないけど、 怒りが綺麗に表現されたら、やっぱり癒される。 そして、それを分かってくれる人がいるのが大事。 終わってしまえば、その人は強くなるから、 他へ行っても大丈夫。 スッと別れていく。 だから、我々は 別れていくことを目的にやってる。 ◇養老孟司(環境と人間)・少なくても日本は、せいぜい世界の60分の1でいいだろうって 僕はいつも言ってる。 日本の人口がだいたい世界の60分の1なんだから、 何でも60分の1でいいんです。 収入も、支出も。 先進国だ経済大国だなんて威張ってるのが変なんだ、そもそも。・本来、環境も自分もない。 世界は自分なんです。 一生懸命に「私」を確立しようとした、 その動きが19世紀に激しく進んだ。 自分と外の世界を切っちゃったわけだから、 そこで初めて「環境」ができちゃった。============================= 河合隼雄さんの言葉は特に教育や子育てのときに気に留めておきたい言葉だと思いました。昔、「ハイスクール!奇面組」というマンガがあって、その中に「親切心の逆効果」というのが出てきたことがありました。河合隼雄さんの言う「手を出しすぎて失敗する」というのもこれと同じことなのかな、と思いました。(違うかも。(^^;))マンガといえば対談マンガ『絶望に効くクスリ』にも河合隼雄さんが登場する回があります。 (▼関連過去記事「ふたつよいこと さてないものよ (河合隼雄)」)もう亡くなられてかなり経ちますが、本当に偉大な人を亡くしました。ご著書だけでなく、こういった対談本で河合隼雄さんの考えにふれられることも多く、いろいろなところに出ておられたことを改めて感謝したいと思います。↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.12.24
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『1分でできる!「癒し」と「希望」の習慣』(望月俊孝/かさぎ好香、大和書房、2010、1300円)良かった本の紹介です。↑上のリンク先は送料無料でポイント3倍、 100円クーポン付のお店にしてあるので、 購入しようと思われる方はクリックしてください。(^^)この本の後ろ3分の1は「レイキ」「宝地図」の話なのでレイキや宝地図に興味のない方はそこまでのところだけ読まれてもいいかと思います。(著者の考えとしてはつながっているんですけどね。)「1分でできる!」というだけあって、単純明快で気持ちが上向きになるちょっとしたアイデア、行動のヒントが書いてあります。思いっきりプラス思考な書き方がされてあるので、文体を読んでいるだけでも元気になれますよ。特に、単純で暗示にかかりやすいあなたには効果的。(^^;)「たとえばどんなこと?」と思われた方のために、以下に個人的に線を引いたところを紹介しますね。===============================『1分でできる!「癒し」と「希望」の習慣』(・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・あなたも仲間もハッピーになる魔法の言葉 「神様ナイス」「かみさまないす」というのが、 それぞれ違う言葉の頭文字になっています。 何の頭文字かは本書の66ページに書いてあります。(^^) 何の言葉か、想像してみてくださいね。 想像しているあなたの脳が活性化している、 そのことが、大事なのです。(^0^)・すべてが楽しいことにつながる生き方・「感謝神経」を磨く ☆どんなことにでもその価値を認め、 瞬時に感謝できる感性 ・冷静に考えれば、私たちは、恐怖や痛みよりも、 感謝しないではいられないことに とっても恵まれている。・「あたりまえ」が「ありがとう」に変わる・レストランに注文するように 人生に注文しよう ・あなたはどんな人生を歩みたいのかを明確にして、 それを注文することから始める。 →〇「叶う」という字は、「口」の横に「十」。 1日に10回も唱えたり、話すことをつづけていると夢が叶う。・すべては うまくいっている・「失敗から立ち直る力」・「してさしあげる幸せ」・「幸せになる!」と決める・過去を癒し、感謝して生きる・今をワクワクしながら 自分らしく生きる・「過去の持ち越し苦労」と 「未来の取り越し苦労」 → 「今に生きろ」・今までで「とっても幸せだな」と感じたときのことを 1分間、思い出してみよう。思わずニヤニヤ。 その感情が大事なのです。 思うだけならタダなのだ。 どんどん妄想しよう!(^^;)・ハッピータイムを魂に刻む。・不安を感じたときに、 すぐさま「癒しの手」を 氣になるところに当てる 〇勢いよく両手を強くこすり合わせる。 これだけでも1分もたたずに手が活性化され、 「癒しの手」ができあがる。 単純ですけど、「あったかい手を当てる」 これだけで、調子が調えられたりもするのです。 これが「手当療法」。「レイキ」の原点なのですね。・極端な状況を想像してみよう・一人のときこそ、 ベスト・フレンド=高次の自分 と交流を温める素晴らしい時間・失敗が多くても 一度の成功体験を繰り返し繰り返し、 イメージし、全身の細胞に刻み込んだ人は、 自然に自信を持つようになる。 ☆過去の成功体験を書き出す ・できれば3か月に一度くらい清書しなおす 実際にやってみました! これを初めて読んだ3か月ぐらい間に、表紙裏に書きました、 「過去の成功体験リスト」。 そして、ブログでこれを紹介している今、 そのリストの横に、新しく清書しなおしてみました。 今の気分でちょっと変えたり、付け足したりして・・・ こういう「めちゃ楽しかった・満足した」体験に意識の焦点を当てるって、 今の気分を上向きにさせる、すんごい効果があります。 これを書くのを続けると、それだけでハッピーライフが送れそうです。 そのうち、過去の成功体験に、未来の成功も すでに叶ったこととして、書き足すといいですね。(^0^) ちなみに、僕が個人的に見るだけのために書いていたのに いつのまにかヨメサンやヨメサンのお母さんがそれを読まれていたことが 発覚・・・したときは、目が点になりました。(>。<) 恥ずかしーので、人に読まれることには注意しよう。 ・成功者は応援される前に、周りの人を応援している。・「クレームはお客様に期待されている証拠」 「サービスを向上させるヒント」・あなたがその持ち場で、 挑戦しながらも 与えられた才能を輝かせることが、 最も尊いこと・今、抱えている問題も やがて過去となり、 その悩みも消えていく。・1分で元気になる切り札 = 写真を活用する 等 〇条件づけの回路が 脳や全身にできあがる。・自分のことも 人のことも 認め 受け入れること============================= ここ3か月で「1分でできる!」などの短時間で即効性のあるテクニック本を3~5冊ぐらい買っている気がします。だって今すぐ元気になったり前向きになったり「できた!」って実感が欲しいんだもの。(笑)そういうわけで、楽して得する人生を送りたい人のための本です。そういう本の紹介が多いですが、気にしないでください。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.11.07
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『大富豪アニキの教え』(兄貴(丸尾孝俊)、ダイヤモンド社、2012/6、1600円)この本の読書メモを書いています。本日が第4回。(第1回はこちら。)===============================『大富豪アニキの教え』4(p98~113(第8章「失敗する」)より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・失敗したほうがええ。 失敗ウェルカムや。 「さぁ~、どんな失敗が待ちかまえているんや」 みたいな感じや。・「失敗がなければ、成長もない」・人間が本当に成長するのは、 失敗したときだけ。・「クレーム」なんて最高。ワクワクする。 クレームの中には、 会社の問題がたくさん隠れとる。 それを、わざわざ、お客さまから教えてもらえるなんて、 こんなラッキーなこと、ないやんけ。・失敗と常に共存して、 解決することを「楽しみ」にするんや。 「人生は、常に、失敗と共にあり」・「失敗を共有」するんや。 社員全員が、ある1人の失敗を、 「自分の責任」として感じることができるか、 全員が痛みを分かち合って、 「よっしゃぁ、次は失敗しないように、みんなでボカ~ンといったろう!」 と全員が思えるか。 ここが肝要なんや。・失敗を「他人ごとではなく、自分ごとにできるかどうか」なんや。・「オレも、そうやったんや」、 もしくは 「オレも、一緒やねん」。 これが励まし方の、キメ台詞やねん。・ほかの人の失敗も含めて、 すべてを自分の責任にすることができれば 仲間とつながれる。 失敗して落ちこんどるやつがおったら 「オレも一緒や」って言って絆を強めるんや。★常に「失敗」と共にあることで成長する(p113まで)============================= 僕は、ずっと、完ぺき主義でした。自分も、他人も、ちょっとのミス・失敗が許せない。そうは言っても、ケアレスミスとかも含めて、絶対に失敗はおこりますから、そうするとイライラして、再挑戦するとよけい悪くなったり・・・。平常心を保つって、なんて難しいんだろう、と思っていました。特に勝負ごとになると、勝つこともあれば負けることもある。勝つことにこだわりすぎるから、負けが受け入れられずに「もう1回!」と勝つまでやろうとする。そうすると平常心を失って勝ち急いでいるから、今度は自分のミスで、もっとコロッとやられる。そんなことをくり返していました。「失敗を受け入れる」って、とても難しいけど、とても大事。確かに、それができたときに、すんげー成長するんだと思います。 学校でも、職場でも、失敗に寛容で、失敗を共有しあえて、責任はみんなにあると、みんなが当たり前に思ってくれる集団だったら、すごく居心地がいいし、またがんばろうと思いますよね。自分1人でがんばっていると思っているときに、自分を失うと、同じワナにはまり続けて抜け出せなくなる。そんなときは、時折こうやって読書をしたり人と話をしたりすると、もう一回「失敗の効用」に気づかされる。「失敗ウェルカム」な気持ちになれたら、またがんばれる。 忘れたころにまた読み返したい内容でした。 続きはまた次回。それでは! ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.10.10
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『今、そこにある苦悩からの脱出』(斎藤孝、KKロングセラーズ、)この本の読書メモを書いています。今日が第3回。第4章「心を強化する」からを参照していきます。(第1回読書メモはこちら。) 最近、頭が痛かったり、のどが痛かったり、しんどかったり。ずっと風邪薬を飲んでいました。仕事のほうでも、「向こうから連絡すると言っていたのに連絡してくれない」とイライラしてたり。ところが昨日の帰り、家に着く直前に車で聴いたCDで「あ、そうか」と思いました。「病は気から、っていうけど、本当にそうなんだよ。 弱気になると、病気になる」「強気健康法」についての、斎藤一人さんのCDでした。それからは自分の「氣」をコントロールして、弱気にならず強気になるようにしています。おかげでだいぶラクになってきました。「氣」って大事なんですねえ。今日の読書メモも、そういうことにちょっと関係があるかも。(^^)===============================『今、そこにある苦悩からの脱出』3(p117~150(第4章「心を強化する」)より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・心の強さを鍛える読書 〇ビルディングスロマン:自己形成小説 人生の中でいろんなことに出合って、 克服し成長していく物語 〇吉川英治『宮本武蔵』 〇茨木のり子『自分の感受性くらい』 ビルディングスロマンは、大好きです。 ゲームのRPGも主人公が成長していくのが好きですし、 「成長」には非常に魅力を感じますね。 マンガでも「成長物語」的なものが好きです。 少年ジャンプで連載していた柔道マンガ「ひかる!チャチャチャ!!」とか。 (ちっちゃくて純朴な少年が努力して強くなっていくマンガです。 自分もちっちゃかったので、自分と重ねて読んでました。) 『宮本武蔵』は読んでいませんが、 『自分の感受性くらい』は大好きな詩です。 これを読むとシャキッと背筋を伸ばさざるをえなくなります。 非常に活を入れられる、ガツンとくる詩です。 ・自分で自分をなんとかしよう。 「おねだり主義」では、いつまで経っても 自分の心を世話することはできない。 斎藤一人さんは「自分の機嫌は自分で取る」 と言う言い方をされますね。 でも僕の日常の中でけっこう 「〇〇さんが△△してくれない」と不満に思う心があって、 それで自分の機嫌が損なわれている、ということがけっこうありました。 ここで「おねだり主義」という書かれ方がしてあるのにドキッ! 「~してくれない」の「くれない族」という言い方もありましたね。 どの主義、どの世界で生きるかは、自分で決めなければなりません。 人のせいにしているうちは、決して満足することはありませんね・・・。・勝負どころできちんと勝負をする。 ・自分に本気で賭けてないんじゃないか? 自分に対する賭け金が低すぎないか? ・自分に全財産を賭けるのが当然。 全財産を賭けているからこそ 絶対に外せない。 ☆絶対に勝つという思いが必要。・羽生善治「戦うのは戦うけれど、 相手を打ち負かそうという気持ちは、自分には必要ない」 =結果よりも、真剣に勝負ができればいいということ。 勝負の世界を追求し続けた果てに、 勝ち負けでない世界が見えてくるというのは、 その勝負に注いだ時間とエネルギーがあるからこそ。 マンガの『YAWARA!!』だったと思いますけど、 「勝つと思うな思えば負けよ」というのは 達人の域にある人のことで、 やりはじめたばかりの者は勝つと思わなければ勝てない、 というようなセリフがありました。 確かにそうだなあ、と思います。 ペーペーの僕なんかは、 気合で負けてたら、 何にも達成できませんね。・自分の身を世間にさらすことに慣れてくると、 平気になってくる。 ☆自分の身をさらす場を増やしていくこと ☆自分から進んでやる ・1分間で あるテーマについて話す練習をする。 1分で必要な情報を簡潔に伝える練習。 ・1分話したら、聞いていた人と質疑応答。 1人で話すことと対話をするということの両方を鍛える。 ・呼吸法 呼吸に集中していると、今に集中できる。 ・理不尽な環境は誰に対しても襲ってくる ・往々にして理不尽な相手というのは、 権威主義・権力主義的。 1から10まで言うとおりにしないと、敵対的な態度をとる人 => そういう人には、朝貢貿易的な、 貢物を捧げて恩賜を得るという方法が有効。 ・あえて自分から懐に飛び込んでいく。 それによって、相手の攻撃力を弱めることができる。 ・相性の良くない人はいるもの。 先手必勝でこちらから話しかけてみた方が、 後々ラクになる。 ・世の中は理不尽なものなんだという命題に気づく ・理不尽さを前提に物事を考えるところがスタート僕がA型だからなのか(^^;)、 「約束は守るものなのに、守らない人がいる」 ということで、腹を立ててしまうことが、結構多いです。 自分でも約束を忘れたり、完ぺきにやれなかったりするのにね。 「世の中は理不尽なもの」というのを読んで、 そもそも「約束は守るもの」という前提がおかしかったのでは、 と思い始めました。 「社会人なら当たり前」とか、「人間として当然」とか、 よく言いますけど、 考え方としては、それを当たり前とか当然とか思ってしまうから イライラしたり腹が立ったりしてしまう 狭量な人間になってしまうのではないか。 「あんたこの前こう言ってたでしょ。しっかりたのむよ。はっはっは」ぐらい 笑って言える太っ腹なところが必要なのではないか。 理不尽なことを計算済みで包含できる考え方が必要なのではないか、 という気がしてきました。 そうは言ってもやっぱりイライラしたり腹を立てたりしてしまうと思うのですが、 「自分の目指すところはそこじゃない、よなあ」 というのは、常に気に留めておいて、 相手だけに腹を立てないようにしたいところです。(p150(第4章「心を強化する」の終わり)まで)============================= 長くなりました。次回は、第5章「肉食系で突き進む」を読んでいきます。すごいタイトルです。(^^;) それでは、また次回! ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.09.15
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わりと長い間体調不良だったこともあり、最近エネルギー不足で、だらだらしていました。そこから脱したいと思っていました。そのとき、本棚に格好の本を見つけました。 『今、そこにある苦悩からの脱出』(斎藤孝、KKロングセラーズ、)1か月ほど前に読んだ本ですが、線を引いたところを読み返しながら、読書メモを取っていきたいと思います。本の帯のコピーは「転機は自分から 簡単に作り出せる」です。(^0^)===============================『今、そこにある苦悩からの脱出』1(最初~p42より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・成功体験を過大評価するくらいの 自画自賛をして 心のエネルギーを貯め込むことあ、これいいなー! エネルギーが枯渇しているときは、 自信がなくなってるときですからね。 僕の場合なら、このブログかな。 一応何年も継続して書き続けてきて、 もうすぐ累計50万アクセスまで来たので。 こういう、数字で目に見えて「がんばったなー」とかわかるものって、 けっこう支えになりますよね。(^^)・身体にエネルギーのない教育は実にならない。 身体を使った学習をすべき。 それには下半身を鍛えることが必要。 例) 四股を踏む、相撲はとても有効。さっそく、我が子と一緒に四股踏みをやってみました。 うん、これは確かに、効きます! どーんと、音が鳴るくらい思いっきり片足を下ろすと、 床を押しているパワーと同じだけ、 自分にもパワーが返ってきている気がします。 またちょくちょくやろうっと。・初めてとりかかるときは、「力みすぎない」 とにかく一通り終わらせてみて、 早めに全体像をつかんでみる。・早く「量をこなして慣れてしまう」・(テストなどは)とりあえず最後まで行ってしまうことで、 後からフォローしていく。・初回は、できるかできないかよりも、 経験値を得ることが第一目的。これ、『一瞬で恐怖を消す技術』っていう、読みかけの本にも 似たようなことが書いていました。 僕は思いっきり「経験至上主義」なので、 この主張は非常に分かるなあ。 経験値が上がればレベルが上がって、 今まで無理だったことが、すんなりできるようになる。 これは「ドラクエ」で学んだ、僕の哲学です。(^^) ・面倒なことの中にこそ糧がある。・心の落ち込みをどうするかという前に、 心に関わる時間を減らし、 身体に関わる時間を増やしていく。 ☆身体に関わって、身体を快適にする。 ↑ ・身体を温めることが有効。 ・手の指を伸ばすストレッチも効く。前の金曜日に、勤務校で劇団の人がワークショップをしてくれました。 体ほぐしの体操と声出しの仕方を教えてくださいました。 体ほぐしについては、劇団の人は本番前に必ず40分以上するそうです。 本番でしっかりしたパフォーマンスを発揮するには、 それだけ体ほぐしが重要なんだなーと思いました。 ストレッチは短時間でできるので、 何かの前にはやっぱりやっておいたほうがいいですね。(^^) (p42(第1章「エネルギーを適正活用する」の終わり)まで)============================= 具体的に役に立つことが書いてありました。こういう本は本当にありがたい。 続きはまた次回!第2章は「目標設定で迷いをなくす」です。(^0^) ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.09.09
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『だからこそできること』(乙武洋匡・武田双雲、主婦の友社、2012/6、1300円)この本の読書メモを書いています。本日が第3回。第5章「苦手なことが見つからない」以降最後までの内容から。(第1回の読書メモはこちら。)第5章の乙武さんと双雲さんのやりとり、乙武さんが「これもできるし、あれもできるよ」と言っていくたびに「え?まじっすか」的に驚いていくのがめちゃめちゃおもしろいです。===============================『だからこそできること』3(p103~最後より。 ・以降の太字は本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)■乙武:・パソコンはマネージャーより速い。 フツーに文字を打つこととか。・サッカーやるのも好き。 サッカーやっている動画をYouTubeにアップしている。 この本のタイトルって『だからこそできること』ですけど、 乙武さんって両手両足がないわけだから、 普通に考えて逆を思っちゃうじゃないですか、 「だからこそこれはできないだろう」って。 そういうことをことごとく覆される。 こういう、固定観念や思い込みを崩されるのって、衝撃的。 だからこそ、「知らなくちゃいけない」って思う。 知らないで、「こう」だと決めつけてることや、 そもそも考えようともしないことって、たくさんある。 「知る」っていうことは「教育」の入り口にしか過ぎないけれど、 まず「知る」ことだなあ、って思います。 ここには引用していないけれど、乙武さんは 「”常識”を覆したい」とも言われていて、 僕はそういう「常識を覆す」ことをたくさん知っていきたいし、 自分もそういう生き方をしてみたい、と思います。 今は誰でも簡単にYouTubeに動画をアップできるので、 そういう「こんなことできました!」っていうアピールがとってもしやすい。 僕も、サッカーとは違う分野で、そういうことをやってみたいです。 ・(小学校で担任をしていた時、) 僕はまず保護者との信頼関係を築くことに努めた。 よく電話をかけるようにした。 担任からの電話は普通、何かトラブルが起こった時にかかってくるものだけど、 僕は子どもの頑張りを伝えたくて、しょっちゅう電話をかけていた。 「○○ちゃん、今日ずっと苦手な逆上がりの練習をしていたんですよ」とか、 「〇〇君、今日は△△委員に立候補してくれたんです」とか ――結局、逆上がりができなくてもいい。 委員がほかの子に決まってしまってもいい。 僕は結果だけでなく、その子の頑張りや意識の変化を伝えたかった。 結果だけなら、通知表で十分だから。乙武さんが「結果よりも過程」を大事にされていたことが 伝わってくるエピソード。 僕の場合は「学級通信」でそういうことを伝えようとしていたけど、 電話もわりとよくしていました。 子どものがんばりやすてきなことについては、それをお話しするのも 教師の楽しみの一つで、 「あ、これは知らせなくっちゃ」ってウキウキしちゃう。 これが逆になると辛いですね。 イヤなことやダメなことばかり目について 「これは連絡しなくちゃいけない」って場合。 もちろんそういう場合もあるから、そういうときは気が重い。 自分自身の心がけ次第で、 子どもがいいところを発揮できるか、 ダメなところを見せてしまうのかが変わってくるので そういう面では教師のかかわりってホントに重要だなと思います。 保護者に子どものいいところをどんどん伝えられる教師って、ステキです。 ■双雲: ・不況で大変→「だからこそできること」 仕事で失敗した→「だからこそできること」 失恋した→「だからこそできること」 って具合に、いろんな言葉の後にふりかけのように 「だからこそできること」をかけると、 不思議と前向きになれたり、やるべきことが見えてくる。 ・乙武さんはたぶん、子どもの頃から環境的にそれを考えざるをえなかった。 「乙武洋匡だからできること」を考えて生きてきたから、 その思考に行っている。 だから、「みんなちがって、みんないい」って言えちゃう。 ・不満がある人って、他人の基準で生きちゃうんじゃないか。 他人の目をつい気にしてしまう。 ・僕、スゲー気にしいです。 だから、ブレるんです。 ・乙武さんと出会って気づいた。 他人によく思われたい、嫌われたくないっていう気持ちが、 僕、強かったってことに気がついたから、最近、楽になった。 嫌われてもいいとか、好かれなくてもいいと思い始めたら、 すごい楽になった。 ============================= このお2人の話は、タブーが全然ないくらい、本音トーク炸裂で、ここに紹介していない部分では結構下ネタも言っていたりします。読んでいて面白いと同時に、最後に引用したところのように、自分自身の気がすごく楽になる。そして、「ダメな自分」も肯定して、自分の「ダメなところ」も肯定して、「そんな自分だからこそできること」を考えるようになる。 そういう意味で、これは悩める人たちにけっこうおすすめの本でした。 よかったら、手に取って読んでみてくださいね。(^0^)↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.08.26
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僕にとって、「気持ちの整理」は大きな課題です。何かあると、引きずることが多いです。そんなわけで、この本に惹かれました。 『3分で「気持ちの整理」ができた。』(中谷彰宏、三笠書房、2005、1200円)この本の副題、「悩んでるヒマがもったいない。」まさに、そうです。(^^)コツ的なものがメモできたらなあ、と思います。では、恒例の読書メモにお付き合いください。===============================『3分で「気持ちの整理」ができた。』1(最初~p82より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・クイズ番組と同じ。 ・終わった時点で「さあ、次の仕事」「次の恋愛」と、 次のことを考える。 ・できなかったクイズのことについてグチグチ考えていると、 もったいない。 たしかに。 問題は次々出てきますからね。 「では次の問題です。じゃんじゃん」・1勝9敗でトントンと考えよう。・1回のスーパーショットを狙うから落ち込む。 あ~、ぼくは狙ってるなあ。 1回のスーパーショット。 その時だけよければいいというか、 短絡的なんでしょうね。 そして、あとで困る。(苦笑)・うまくいくことばかり、求めない。・誰かのためにやっていると思うと、 1回でも裏切られると挫折します。 ・(「もてたい」とか「お金持ちになりたい」「成功したい」のように) どこか不純な動機のほうが長く続く。 ・いつでも「ゼロから」始められる。・今、自分に降りかかっているのは必要なことで、 すべていいことと考えればいい。 ・よけいなことを考えない。 ・よけいなことをしすぎるから疲れる。 まさに。 ・考えなければいけないところに、 ちゃんとエネルギーを残すこと。・悩み事が増えていく時、人間的には成長している。・私の場合、本を読むと元気が出て免疫力が上がるので、 風邪が治ります。僕もそうです。たとえばこの本を読んだ時も、 落ち込んだ気分、鬱々とした気分から復活できました。 「読書のクスリ的活用」ですね。(^^)・好きな人と嫌な仕事をしよう。・「味方として」怒ってくれていることに気づこう ・怒られたことだけをとらえると、 「怒られた」イコール「相手は敵だ」という印象になる。 ・「自分のこういうところがいけなかったのか。 じゃあ、気をつけよう」 と考えれば、すむ。・嫌いな上司の欠点は、必ず自分の中にある。・他人を見たときに嫌だと感じるのは、 自分の中にもそれがあるから。・ドタキャンされたら、ラッキー。 ・時間をプレゼントされたと考える。(p82まで。 第2章「気持ちの整理がうまい人には、どんどん味方が増えてくる」 の終わりまで)=============================== 続きは、また次回!気持ちを切り替えて、休日を楽しみましょう♪ ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.07.07
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『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』(中谷彰宏、PHP研究所、2012/1、1100円)この本の読書メモの続きを書いています。 本日が第3回。(第1回はこちら。) =============================『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』3(p88~126より)・欠点を、愛そう。 ・直さなくていい。 「ああ、自分にはこういう欠点があるんだな」 と 知っておくだけでいい。・欠点を残しておくほうが、人間のかわいさが出る。・欠点を直しても、魅力的にはならない。 長所を伸ばすことで、欠点をフォローしていく。・すべてはご縁で成り立っている。 どんな仕事も、ご縁。・大人の自分の欠点が、子供たちの持っている欠点や悩み・ 迷いと共通することがある。 「ああ、わかるな。それは確かにあるな」 というところからスタートすること。 ・「ああ、それはあるね」 という共感をコミュニケーションでよく使うのが明石家さんまさん。 ☆欠点で人間同士仲よくなっていける。(p126まで)=============================欠点を直して、長所もそれほどなく、のんべんだらりとした平均的な人間になると、おもしろくありませんね。短所も長所もはっきりしているほうが、キャラクターとしての魅力が出ます。マンガやゲームのキャラクターで魅力的なのは、みんな弱点があります。欠点があります。ドラえもんはネズミだし、ウルトラマンは3分間しか戦えないし、悟空はしっぽをにぎられると力が抜けてしまうのです。それによって、ストーリーが面白くなるのです。自分の人生をストーリーとして楽しめるかどうか。欠点をありのまま、武器にできると、世の中 こわいものなしになりそうです。 あんまり関係ないかもですが、工藤直子さんの『まるごと好きです』を思い出しました。 『まるごと好きです』( ちくま文庫 / 工藤直子 【文庫】)中学校で不登校指導補助員をしていた時、通信を出して生徒の皆さんにおすすめした本です。自分の欠点も、他人の欠点も、まるごと好きになれるなら、それは「愛」と呼べるものかもしれません。自分を愛し、他人を愛せるなら、「欠点があってよかった」と感謝できるようになるかも! さてさて、この本の紹介はもうちょっとだけ続きます。それでは、また。ばいびー。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.03.02
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今日は正直、かなりしんどかったです。大きなしんどさのことで頭がいっぱいになっていました。でも、ふと気づけば、よかったこともたくさんあったことに気づきました。通級教室のそうじの子たちが、とてもしっかりそうじしてくれたこと。朝は大雪で車の雪下ろしが大変だったけれど、昼には、わりと暖かくなってきたこと。行き帰りの車の中で聴く音楽がめっちゃなつかしくて魅力的だったこと。苦しさやしんどさにどっぷりつからずによいところに感謝できる余裕を持ちたいです。では、下の本の読書メモの続きを書きます。本日が第2回。(第1回はこちら。) 『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』(中谷彰宏、PHP研究所、2012/1、1100円)心がしんどい時に読むと、けっこうグサッとくるものがあります。でも、そのあと「がんばろー!」という気持ちになれます。(^0^)=============================『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』2(p47~87より。 ・以降の太字は本の内容。今回は黄色マーカーもつけてみました。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・グチはこぼしません。 好きなつもりでやり始めたことにグチをこぼすようなら、 そのことを好きではないのです。 厳しい意見ですが・・・ 僕はこれで、元気になりました。 そうですよね、好きで選んだ仕事ですからね。 ・子どもたちにしてあげられることは、 何かを「教えること」ではありません。 その子が好きなモノにめぐり会う お手伝いをしてあげればいいのです。 何かを教える必要はないのです。 ・好きなことをやっていると、 ひとりぼっちが平気になります。 誰からも ほめてもらえなくても いいのです。 ひとりぼっちの孤独に耐えられるのです。 ・いじめに加わるのは、1人になれないからです。 1人になれないのは、好きなことが見つからないからです。 ・アニメでも小説でも歴史物語にしても、 ヒーローは、許す人です。 許さない人が、悪役になるのです。 ヒーローと悪役の差は、ここだけです。 ・成功しなくていいのです。 成功に向かって1歩踏み出している時、 その人は輝いています。福島正伸さんのショートメッセージに共通するものがあります。 ちょっとの勇気をくれるところです。 思わず、一歩踏み出してみよう、と思います。 ・イヤな人や理解してくれない人は、取り除けません。・取り除くという考えが間違っているのです。 理解してくれない人は、いていいのです。 自分は一生懸命やっていても、 理解してくれない人は います。 ・「朝、起きられないのですが、どうすればいいですか」 と言う人の解決法は、 「早く寝なさい」 では ありません。 朝 起きたくなるような 楽しいことをするのです。 ゴルフに行く人は、5時から起きています。いや~、まさにそうですね。 僕はゴルフや釣りをしませんが、 ゴルフや釣りに行く人はとんでもなく早起きして楽しそうに出かけていきます。 遠足や旅行の日に早くに目が覚めるのと同じ原理かなあと思っています。 ・輝いている人は、 「今日、何かうれしいことがあったの?」 と聞かれても、 「いや、普通だよ。なんで?」 と言います。 何もないのに 輝いているのです。 「何かいいことあったの?」 「いや、今日は大変なことがあったんだ」 と言う人も輝いています。(p87まで)=============================今日は初めて、本の内容の部分にマーカーをつけてみました。どうでしたか?読んだときに より一層見やすく わかりやすいように工夫してみたい! と思ったからです。よければご意見お聞かせください。コメントを頂けると、大変ありがたいです。 次回もまた続きを紹介します。 それでは! ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.29
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『心に響いた珠玉のことば』(小林正観、KKベストセラーズ、2011/9、1500円) この本の読書メモを書いていっています。本日が第4回。(第1回はこちら。)=============================『心に響いた珠玉のことば』4(p134~168より。 ○印は正観さんが選んだ「珠玉のことば」、 それに続く ・ 以降の太字が正観さんの意見・考え方の部分的抜粋です。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。) ○孫子のことば 「百戦して百勝するは 善の善なるものにあらず」・「なぜ 百回も戦ったのですか?」 と孫子は言うのです。 「本当に賢い武将は、一度も戦わない。 百回の争いなど、百回の戦争などしない」・「知によりて勝つが第一」。 知恵によって勝つのが第一である。 2番目は、「威によりて勝つのが第二」中国の古典は、おもしろいです。 論語もいいですが、孫子もいい。 「戦わずに勝つ」という思想が、 マジックみたいで、シビれます。 学校でもどこでも、「勝負」みたいなことは、 たびたび起こります。 歯を食いしばって正面から戦いを挑み、 お互いに傷だらけになるのか? 戦わずして笑って目的を達成するのか? 「勝負」の前に、「そういう考え方もあるのか」と知っておくだけでも だいぶ違うと思います。 ちなみに僕は、戦うのは好きですが、知恵比べが好きです。 囲碁とか将棋とかは、大好き。 イタイのは嫌いなので、「知恵」や「技」で戦わずに「力」で戦うのなんて なるべく避けようとします。 これこそ、弱いからこそ持っている強さなのかなあと思います。(笑) ○ゲーテのことば 「人間の最大の罪は不機嫌である」このことばは、章の最初に掲げられている言葉ではないのですが、 僕の好きなことばなのでここに取り上げました。 斎藤一人さんも「自分の機嫌をとるんだよ」ということを 言っておられます。 不機嫌は、周囲に対して多大な迷惑を与えます。 でも、どうしても不機嫌になってしまうときもありますよね。 忙しいときにさらに突発的にやらなくちゃいけないことが増えたときとか、 めっちゃ嫌なことを言われて、動揺していて失敗を連発しちゃったときとか。 そういうとき、どうするか。 自分の機嫌を取れるかどうかが、勝敗の分かれ目です。(^^) ちなみに僕の場合、「逃げる」ことが多いです。(>。<;) やることを放棄して、自分の好きなことに逃げる。 名づけてこれを「現実逃避」。 「不機嫌」の回避としては、それもアリかなあ、と。(^^;) (p168まで。続きはまた次回)==============================今回は、「戦い」の場面で、どうする?みたいなテーマでお届けすることになりました。あなたはどんな戦略で「戦い」に臨みますか? ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.14
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