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2025.02.26
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カテゴリ: 報徳の歌
「報徳の歌ー二宮尊徳道歌から学ぶー」小関栄著 
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5 勤労の歌 (76頁)



 鍬で掘り出せ鎌で刈り取れ ​​

 この歌には「無尽蔵 古語、井鑿以飲 田耕以食」と題があり、史記から引用されています。
この意味は堯帝がある老人に「今の政治はどうか」と聞いたところ、
「政治のことは知らない。自分は「井戸を掘って飲み、田を耕して食う」と天地の恵みの中で生活していると答えた。
帝王も限りない天地自然の恵みを大変よろこんだということに由来する。

 この歌は元々、天保5年(1834年)12月、発表された報徳訓「鍬鎌の辞」にある次の歌から3年後に改めて右のようにされたものです。

天つ日の恵み積みおく米の蔵



「鍬鎌の辞」

そもそも古えを考うるに、我が朝、神代のむかし、豊葦原を安国と治めたまいしより、今日ただ今に至るまで、国を富し、家を斉(ととの)え、人命を養う、これより尊きはなし。
よく力を尽くせば、天地の感応目前に顕われ、米麦雑穀湧出し、金銀財宝功徳を照らす。
故に食うも、飲むも、着るも、安楽自在なり。
然ればこの重器を用いる時、片時もゆるがせにすべからず。
(この功徳によらずして)外に富貴を願うべからず。
 天津日の 恵み積み置く無尽蔵
  鍬でほり出せ 鎌でかりとれ


「二宮尊徳とその風化」
二宮翁の説く所は、貧富両全にある。
すなわち貧者は貧者としてその位置に安んじ、その勤めを全うさせ、
富者は富者としてその富を保って、貧者を保護させようとする。
これが二宮翁の主義であって、いわゆる夫婦相和して子孫が栄え、貧富相和して財宝を生ずるというのが翁の理想とするところであった。
(略)
二宮翁は農民に教えて
「この鍬すぐに楽の種」といい、また
「天つ日の恵み積み置く無尽蔵、鍬で掘り出せ、鎌で刈り取れ」と説いた。
さらに富者に対しては、

簡単に言えば、彼は貧者に羨望してはならない、羨望することは醜く、勤労することは高貴な業(わざ)であると教えた。
また富者には奪わないで与えよ、掠め取らないで恵めよと説いた。
翁の教えは実に貧富両階級の調和にあった。
(略)





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最終更新日  2025.02.26 12:00:15


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