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ヤンキースは完全な消化試合モード。確かに文字通り胃には優しいが、弛緩した気分で観るゲームはやはりつまらない。ところが今日はちょっと緊張感を持って観ることができた。ムースの20勝目がかかっていたからだ。別に彼が過去に20勝を経験していればどうでもいいことだが、今まで1度もない。マイケル・ケイ曰く‘シーズン20勝を記録していない最強のピッチャー’なのだ。実際彼は通算で269勝を挙げていて、これは歴代33位の成績なのだが、シーズン20勝をしていないのは彼だけらしい。39歳で初めて20勝を達成すれば史上最高齢の記録になる。本人は20勝に特に拘る気持ちは無いと言っていたらしいが、あともう少しで何かをミスする自分を知っているのも彼自身だろう。9回2アウトからパーフェクトを逃したこともあるし、20勝目の権利を持っていながら9回にブルペンがブローされたこともあった。私はチームの勝敗が最優先で個人の成績には普段あまり関心が無い男だが今日は違った。‘健康のためなら死んでもいい’という言い方に倣えば‘ムースに勝ちがつくならヤンキースは負けてもいい’・・・(>_
2008.09.29
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シティのサムライ債前回発行分(24回債3年2.66%)の暴落について、私は9月18日に記事にした。シティの個人向けサムライ債(3年3.22%)を買うと‘サブプライム・インフルエンザ’に罹る?~前回発行分(3年2.66%)は大暴落中~最新のGoogleのAnalyticsのキーワード分析で見ると顕著だがベスト10のうちの5個が‘シティ’や‘サムライ債’関連だ。検索で辿り着いてこの記事を読んでくれた人が相当数いることが推察される。恐らくシティのサムライ債を既に保有している人、或いは今回の25回債の購入を検討している人達が大半だろう。この暴落を伝えるマスコミは私が知る限りでは存在しなかったが、今日やっと日経の記事を目にした。米シティのサムライ債販売、市場混乱で再説明 金融危機の余波を受け米シティグループの円建て外債(サムライ債)を販売している証券会社が投資家への説明に追われている。販売期間中に債券の価値が大きく変わった理由を説明する義務が生じたからだ。通常は購入時に価格変動の可能性などを説明すればよいが、今回はリスクがあることを改めて念押しする珍しい事態となった。 シティ債は過去最大級となる3150億円のサムライ債。しかし投資家は米金融機関の信用力に神経質になっており、シティが7月に発行した既発サムライ債の利回りはリーマン破綻前の12日の年3.17%から19日には4.32%まで急上昇した。 今回のシティ債の発行条件は年3.22%。三菱東京UFJ銀行債(3月発行)の1%を大幅に上回り、東京市場で流通している個人向け債券の利回りとしては極めて高い水準にある。金融商品取引法に関連するルールでは販売期間中に債券利回りが0.5%以上変わった場合、リスクを再説明するよう求めており、シティ債を扱う日興コーディアル証券や東海東京証券などは顧客へ説明を始めた。う~む、やっと記事になったのはいいが、なんでこのタイミングなんだろう。どう考えてもNewsと呼ぶにはお粗末で古臭い。記事の中の利回りは日本証券業協会発表の個人向け社債等の店頭気配情報だが、24回債の最安値は記事中にもあるように9月19日で、価格で95円88銭、利回りで4.32%だった。因みに買取単価の最安値も同日で95円9銭。この暴落のことを書くならちょうど1週間前に書けた筈だ。あの段階で最安値かどうかは判断できないが、募集中の新発債より1%以上利回りが高いというだけで、十分報じるヴァリューはあるだろう。その後はアメリカで例の金融安定化策の方針が発表になりリバウンドしている。逆に今日の記事ならその点にも是非触れるべきだ。1週間前の暴落を今さら知らされて、今はどうなっているかを書かないのでは、市場の混乱を伝えるつもりが文字通り読者を混乱させるだけだ。26日の気配値は97円27銭、利回りで3.75%、買取単価も96円47銭まで回復している。もう一点、この記事を読んでいて疑問に感じたことがある。‘投資家への説明に追われている’‘顧客へ説明を始めた’とあるが、私が日興コーディアルの人間と直接話して得ていた情報では‘0.5%以上乖離した説明の指示’は今週の月曜日、22日の朝一番で全店にあったそうだ。鼻が利くシャープな記者なら、その段階で暴落と併せて記事に出来た筈だ。経済紙の日経新聞でこのザマだから一般紙は話にならない。発行が決まった時の垂れ流し記事以降は何のフォローも無い。世のマスコミがこの体たらくだと傲慢なブロガーが益々生意気になりそうだ・・・(>_
2008.09.27
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ジョー・トーリ率いるドジャースがナ・リーグ西地区の優勝を決めた。8月29日終了時点では65勝70敗の借金5で、首位のアリゾナに4.5ゲーム差だった。その後、昨日まで8連勝を含む18勝5敗の快進撃を続け、今日アリゾナが敗れたことで優勝が転がり込んだ。プレイオフ進出の全チームは確定していないが、8チームの中でLADが‘最低勝率’になることは確実だ。トーリはこれでヤンキース時代の12年連続に続き、13年連続で監督としてチームをプレイオフに導くことになる。ユーミン的には‘14番目’が美しいがジョー・トーリの‘13番目のツキ’だな・・・(^。^)因みに9月25日終了時点で言えば、両リーグを通じた30チーム中13位タイの成績だから、こっちの意味でも‘13番目のツキ’と言える。ところで競馬の世界では‘馬7割、屋根(騎手)3割’という言葉がある。学生時代に所謂一口馬主になった‘前科’もあるナリポンは勿論これを知っていたが、今回ググってみてあることに気づいた。私は単にレース結果を左右する要素の割合が人馬で7:3ということだと思っていたが、或る人の解釈では競馬の世界ではそもそも‘騎手の影響が3割もある’という騎手の重要性を強調するために生まれたというのだ。強い馬に騎乗して優勝した騎手が謙虚に‘自分は落ちないように乗っかってただけ’とコメントする時がある。確かにそういうケースもあるだろうが、総合的には馬の実力だけがものをいう訳ではなく、騎手の技量が‘3割も’あるということなのだろう。但し基本的には馬の能力がやっぱり大事で武豊が乗ってもハルウララに奇跡は起きなかった。何故こんな競馬の話を持ち出したかというと、野球の場合はどうなのだろうかと、ふと考えたからだ。‘選手○割、監督○割’と敢えて○の中に数字を入れようとすると、どうなのか。根拠は無いが印象だけで言えば‘8割:2割’といった感じだろうか。まあメジャーの場合は他にオーナーやGMの要素がかなりあるから、より複雑になりそうだ。それにしてもヤンキース時代の2005年~2007年といい、今季のドジャースといいトーリの4コーナーを過ぎてからの‘鬼脚’はファンを惹きつける。実際早々に優勝を決めたエンジェルズは勝率でも恐らく両リーグでトップになりそうだが、地元L.A.の人気では‘ブルー’が‘レッド’を制しているようだ。去年のヤンキースの監督交代の大きな要因は、プレイオフに出てもデイヴィジョン・シリーズで敗退してしまうトーリに業を煮やしたことだと言っていいだろう。実際今年のドジャースもそうなるかもしれないが‘A Yankee-less October’を過ごすヤンキースファンからしたら、遥かに羨ましいことだ。ハンク・スタインブレナーはドジャースもトーリも低レヴェルなナ・リーグ西地区の恩恵に浴しているだけと言いたげだ。デイヴィジョン制そのものを否定したい様子だが、自チームの惨めな結果が出た後にどんなに吠えても虚しく聞こえるだけ。ヤンキースタジアム最後の壮大な儀式においても、ジョー・トーリの存在を歴史から完全に消し去っていた感じだったが、これも不遜で大人気が無い。♪あっちのJoeは上手いぞ、こっちのJoeは辛いぞ♪・・・(>_
2008.09.26
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私は基本的には自己主張も強いし自己表現にも熱心な人間だ。熱心と言えば聞こえは良いが、要するに傲慢だったり尊大だったり独り善がりだったりする。ところが極めて謙虚になれる時がある。人でもモノでも何かの存在が無くなる時だ。喪失感を感じる人といえば何らかのかたちでそれを持っていた人達が主役であるべきでそうでない人はおとなしくすべきという感性だ。今日のヤンキースは現在のヤンキースタジアムでの最後のゲームを行い、The Stadiumは85年の歴史を終えた。レギュラーシーズンで6581試合、ポストシーズンで161試合が開催されたそうだ。私がヤンキース戦をじっくり観戦するようになったのは2003年からだから6シーズン、2005年からは基本的には全試合観戦している。その前に観たのもあるから通算で400試合強は観戦しているだろうか。ここ数年のカバー率の高さはNHKのメジャー解説者にも中々いないと思われる。それなのにこの球場との関わり合いには例の謙虚さが出てしまうのだ。俺なんか、ひよっこもひよっこ、もっと強い思い、数々の思い出を持ってる人がたくさんいる。とても敵わない、敵う筈が無い。私が軽々しくこの球場について語るのは、そういう人達をどこかで冒涜してしまうような遠慮がある。私を謙虚にさせる理由はふたつ。先ずはこの球場に実際に行ったことがないことだ。体感したことがないから空間を語ろうにも実感が湧かない。もうひとつは長い歴史の中のほんの最近しか知らないということだ。今日の試合前、延々と行われたセレモニーで紹介された往年の名選手についても知識が乏しいし、名前は知っていても現役時代を知らない弱みがある。自分の人生をあらゆる場面でヤンキースと重ねてきた人々とは比較にならない。私自身がこういう考えの持ち主だから今日の選手起用は是非とも、この球場における‘年功序列’を重んじて欲しいと願っていた。そして注目のスターティング・ラインナップが発表になった。YANKEES 18 Johnny Damon CF 2 Derek Jeter SS53 Bobby Abreu RF13 Alex Rodriguez 3B25 Jason Giambi 1B22 Xavier Nady LF24 Robinson Cano 2B55 Hideki Matsui DH26 Jose Molina C46 Andy Pettitte LHP予想通りのメンバーで、松井秀喜は8番DHだ。実は昨日の試合の最終回、ジーターが手に死球を受けて退場。場合によってはDHで出場予定の松井が押し出されて、スタメンから外れるのではないかと少し心配していた。結果的にはヤンキースタジアムの歴史的な試合のラインアップに当初の予定通り、Hideki Matsuiの名前があることを確認できて、安堵し、素直にこれを喜んだ。セレモニーの最後にスタメンを紹介するボブ・シェパードの声(録音)が響いた。彼は闘病中だが昨日は残り試合数カウントダウンのレバーを引く役にもビデオ出演していた。半世紀以上、まさに‘ヤンキースタジアムの声’として君臨した男の声は痺れる。ディジグネイティド・ヒッター ヒデキィ・マチュイ ナンバーフィフティ・ファイブおお、スタンドの声援もまずまずじゃないか・・・(^O^)/ナリポンの‘贔屓耳’で勝手に判定すると声援の大きさはこの順位かな。ジーター>>デーモン>カノー>エー・ロッド>松井>ジオンビー>アブレイユ>ネィディ>モリーナまあ声援比べだったら、ちょっと太めのバーニーが断トツだったけどね。そう言えば今日の試合はESPNの全米放送だったが、その中の一部では‘YESの声’マイケル・ケイに実況を任せる粋な演出もあった。試合はヤンキースが7-3で勝った。ベーブ・ルースの初HRで始まった球場の歴史を締めくくったのは伏兵ホセ・モリーナの決勝2ランHRだったようだ。正直相手チームのBALもやりにくいところがあったに違いない。もし負けていればBOSのプレイオフ進出が決まるという‘tragic number 1’だったがそれは阻止した。久々の実戦になった松井もチームの初ヒットを打ち‘きっかけの松井’が健在なことを証明した。3打席を終えた後交代させられたが、この歴史的なゲームで1安打できてホッとしたのではないか。今まで何度となく耳にした試合終了後の‘New York NewYork♪’だが今日のフランク・シナトラは一段と情感に溢れた歌い方だったようだ。エンドレスで繰り返される歌声はまるでこの終焉を拒んでいるようにも聞こえた。ヤンスタにとってのファイナル・ディは松井の2008年シーズンにとってのファイナル・ディでもある。明日にも左膝の手術を敢行する予定だ。ニューヤンキースタジアムでの開幕戦は来年の4月16日、その時のラインアップにHideki Matsuiの名前があることを望んでやまない。
2008.09.22
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リーマン・ブラザーズの破綻の後、AIGがすんでのところで一命を取り留めたが、金融市場の不安は払拭されるどころか一層深まっている。そんな中というかこの一連の混乱の前から、海外で資金調達が困難になった外国企業、特に金融機関が日本を狙っている。サムライ債と呼ばれる円建ての外債の発行だ。その中でも特に目立つのはシティ・グループの個人向けのサムライ債。個人向けなので100万から購入できる。6月に3年物(2.66%)で1865億発行したが、たったの4日で完売したそうだ。それで気を良くしたのか、一層の資金調達を余儀なくされる状況に陥ったのか、今月またまた発行するのだ。シティグループ・インク 第25回円貨社債(2008)金額は3150億円で、サムライ債発行史上で最大の規模だそうだ。利率も前回より0.56%も高い3.22%だ。おいおい、前回買った連中は涙目じゃないか・・・(>___
2008.09.18
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私が20年間身を置いた金融業界を離れて8年が経った。家では日経新聞の購読もやめた。会社で読むことがルーティンとなっていたFinancial TimesやWall Street Journal、或いは高価な情報料を払っていたReutersも、今や簡単にネットで記事を読むことができるのにアクセスすることは少なかった。そんな私が昨日から必死に色々な情報を集めた。日本の一般ニュースでもトップで伝えられたが、リーマン・ブラザーズの破綻、メリル・リンチの買収、AIGの資金繰り難に関してのものだ。2001年の9.11でWTCが崩壊する時に味わったものと似た感覚があった。WTCはまさにアメリカの金融関係者にとって象徴的な構造物だった。それがテロにより破壊された。私の知っている5人の人間が命を奪われた。歴史に残る悲劇的事件だった。そして今回アメリカの或いは全世界の金融界にとって新たな悲劇が生まれた。歴史も長く大手の一角のリーマンが何らかの形で救済されるだろうと思っていたが‘No rescue’だった。現地ではこの9.14を早速‘Bloody Sunday’と名付けた。だが個人的にはこの悲劇は自ら招いたものとすべき部分も多いと考える。今回の悲劇を招いたのはいわゆるサブプライムローン問題の深刻化だ。この‘サブプライム菌’は世界中にばら撒かれたが、ばら撒いたのは彼ら自身だった。サブプライムとは何のことは無い、今の日本語で言えば‘下流層’だ。マスコミは‘低所得者向けローン’と言い直すがこれは‘美辞麗句’に過ぎない。単に返済能力の無い人々に金を貸したのだ。不動産価値の上昇を前提にした‘試算’を裏付けに担保しているが、借り手の収入にはまったく見合ってない。おまけに最初の数年は返済額が著しく少ない‘ゆとりローン’にしている。すべては右肩上がりを大前提にしているのだ。本来リスクの高いローンも様々な方法でその信用を‘偽装’して、証券化された。恐らく相当な人気商品だったのだろう。‘信用偽装マネー’は世界を席巻した。自分で投資判断できない投資家も人気に釣られて購入したかもしれない。但し‘サブプライム菌’が少しでも入っていれば腐る。投資銀行はデリバティブを利用し金融テクノロジーを駆使して、この手の商品開発を行うことで莫大な収益を上げる。デリバティブ(derivative)は、これまたワンパターンで‘金融派生商品’と訳される。‘派生’するには本来の商品が存在するのだが、今やその量的な立場は劇的に逆転している。一本の木に無数の枝が伸び、数えきれない葉っぱのせいで、木が見えなくなる。幹が腐っていたら実も実らない。古典的な金融の最大の機能は信用創造だ。しかし、今の金融は古典的な創造方法には飽き足らないらしい。その開発能力やスキルの優劣が金融機関の優劣と看做され、個人レヴェルでもその優劣によって収入が決まる。時には顧客を巻き込んで損をさせても自分たちが儲かればG.J.とされる哲学さえ感じられる。小泉政権下の竹中平蔵は日本の金融の劣後を批判し、米系の投資銀行、証券を礼賛していた。アメリカナイズされた市場原理を尊重し‘競争力の無い会社は市場から退場していただく’が口癖だった。今回はあいつの言う通りになったな・・・(^。^)私が古いタイプのディーリングしか経験していないせいか、或いは現場を離れて岡目八目的になったせいか、今回の悲劇は虚業化した金融業界の自業自得と考えてしまう。かつての5大証券の内の3社の名前がこの短期間に消えた。Wall Streetの‘壁’が壊れている感じだ。金融不安を望む気は一切ないが、リーマンの救済にtaxpayers moneyを使わなかった意義はある。だって連中は自分たちの金儲けのために勝手に商品を開発、販売して、儲かればみんなで山分け、やばくなったから金融不安を人質に救済してくれじゃ、どう見てもアンフェアだろう。私が現役時代、何桁も違うインセンティヴ・ボーナスの話は色々と聞こえてきた。彼らの場合ストックを絡めた話が多いが、そのストックの価値も今は様々だ。自分は雀の涙だったがキャッシュで貰っていたのは正解だったかもと思いながらも、あれだけ痩せた雀じゃやっぱり比べるべくもないか・・・(-_-;)
2008.09.15
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‘目の上のタンパベイ’は勿論‘目の上のタンコブ’をもじった言葉遊びだ。文字にするとイマイチ伝わらないが、何度か口にすると段々似てくる。さあ、みなさんもご一緒に!おちょぼ口にするのがコツです。ほ~ら、段々それっぽく聞こえてくるでしょ・・・(^。^)この‘目の上のタンパベイ’だが、ナリポンの構想では早ければ7月中に、遅くても9月の初めには日の目を見る筈だった。BOSのポジションはともかく、ヤンキースとタンパベイは1ゲーム差に接近、まさに‘目の上のタンコブ’になり、そしてヤンキースが追い越す。そんな絵を描いていた。‘目の上のたんこぶ’の辞書的な意味は‘とかく気にさわるものやじゃまになるもののたとえ’だが、当然のことながら目とたんこぶの位置的なものや距離感が関係してくる。然しながらア・リーグ東地区首位のタンパベイと4位のヤンキースのゲーム差はなんと11ゲーム。‘目の上のタンパベイ’なんて畏れ多くて洒落にもならない距離感だ。無理して言えば‘アゴの上のタンパベイ’だが、もっと現実感を出せば‘へその上のタンパベイ’といった感じだろうか。それにしても球団発足以来ほぼ毎シーズン地区最下位が指定席だったチームの豹変には驚くしかない。去年のシーズン終了後、チーム名を‘Devil Rays’から‘Devil’を取って‘Rays’に変えた。文字通り‘Devil’(悪魔)が消えたら‘Angel’が現れたのか、LAAとメジャー両リーグの最高勝率を争っている。そういえばこの改名の時にこんな記事を書いている。MLBのチーム名を○軍(○にはカタカナ一文字)と表記するマスコミの不見識~さあ、大変!デ軍が名称変更でレ軍が4個になったぞ~今のままだとふたつの‘レ軍’がプレイオフに進出する・・・(-_-;)去年までのNYYにとってTBのイメージはシーズン開幕当初は取りこぼすことがあるが、プレイオフ進出がかかる大事な終盤になると確実に勝たせてくれる貴重な‘お客さん’。実は不甲斐ない成績に終わる今年も対TBでは今日の2試合を終えて10勝7敗、明日の1試合を待たずに勝ち越しが決まっている。強いタンパベイが負け越しているのはNYYとCLEだけだそうだ。それにしても目標を失ったチームや選手には当然だが覇気が感じられない。現スタジアム最後のカウントダウンという大イベントはあるが、レギュラーシーズンで終了する寂しさが鳩の後ろ姿にも漂う。ゲーリックの安打数に並び追い越すことが確実のジーターだけが、ひとりモチベーションを持った強みで張り切っている。松井も全然打てなくなってしまった。
2008.09.14
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昨日の試合前にヤンキースの公式に‘Matsui looks ahead to his future’という記事を見つけた。来季の松井の役割を本人のコメントを交えて紹介していた。こういう記事が出ること自体がヤンキースの実質的なシーズン終了を物語っている。記事の中身を読んで少し驚いたのは、松井が一塁手への挑戦を口にしていたことだ。球団からの要請がある訳でもなく、ジラルディもDH松井のイメージしかないと言っている中での松井の発言だった。折角松井の記事があったからブログで取り上げようかとも思ったが、何しろこちらも完全終戦モードで気分が乗らないからスルーすることにした。一方、昨日はwowowで‘ジェイソン・ボーン’シリーズ3部作の一挙放送があった。過去に全作観ているが、巨人戦が雨で中止になったせいもあって少し覗いてみた。シリーズの最終作‘ボーン・アルティメイタム(The Bourne Ultimatum)’の冒頭だった。CIA長官の台詞が気になった。正確を期するために字幕サイトで調べてみた。My number one rule is "hope for the best, plan for the worst. "‘Hope for the best, plan for the worst’(最上を望み、最悪に備えた計画を立てる)特に痺れるほどの名言でも何でもないが、何しろ松井のあの記事を読んだ直後だけに妙に心に響いた。これって松井の人生観、野球に対する哲学そのものだな・・・(^。^)順境の時も逆境の時も基本的には不変だが、現実的には‘the worst’の程度が違うから‘plan’も変わってきて当然だ。一塁手以外の内野手もやる用意があるという非現実的な発言も一つの布石だろう。シーズン・オフには行われるであろう左膝の手術を含めて、松井がこの‘Hope for the best, plan for the worst’を実践してくれるだろう。少し気になるのは、この台詞を口にしたCIA長官の結末が彼にとっては‘the worst’だったことと、タイトルにある‘ultimatum’の意味が‘最後通牒’‘最終提案’だということかな・・・(>_
2008.09.08
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なりぽんブログと言えば、書く方にとっても読んでくれる人達にとっても主役は、松井秀喜とヤンキース。実際に松井やヤンキースに何か起きた時のアクセス数は記事の有無、良し悪しに関わらず増加する。ところがである。私はこの3月から楽天ブログのバックアップの意味もあって、GoogleグループのBloggerサービスを利用し始めた。この中には私の理解力を遥かに超えたアクセス分析をしてくれる機能が備わっている。Google Analyticsと呼ばれるものだが、これをわからないなりに見ていると色々なことが見えてくる。どこの検索を使い、どんなキーワードで、どの記事にアクセスしてきているのか。極めてショックだがそこにはヤンキースも松井秀喜もいないと言っていい。開設以来圧倒的な強さで上位を占めているのは‘日本振興銀行’である。ペアになっている関連ワードがなんとも‘それらしい’が・・・(>__
2008.09.02
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