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開業2年目を迎え、当院の広告がようやくタウンページに掲載されました。昨年のタウンページには時期の関係で出せなかったのでホッとしています。やはりタウンページを見て受診する病院を決める患者様も多いですからね。 初めての掲載ということもあり、頑張って2分の1ページの大きな広告を出しました。ただ値段は目が飛び出るほど高かったです。 (最初値段を聞いたとき「あれ?わりと安いな」と思ったらその値段は一か月分の料金だった)ので来年以降は大きさがもっと小さくなるかもしれないです。(笑) 皆様もタウンページで広告を御覧になったら、是非感想を聞かせてください。
2009.06.19

私が専門としている白内障手術、当然機械を使ってやっているわけですが、 私はこのCV-7000という機械を使っています。製造しているのはニデック社というところで愛知県に本社のある国産メーカーです。 白内障手術の機械ではアルコン社、AMO社などの外国の会社の製品も人気があります。技術的に先端を行っているのはこれらの外国製の機械かもしれないのですが、 1.日本製の機械は耐久力があり故障が少ない。 2.外国製の機械を含めて色々な機械を使ってみた上で、自分にはこのニデック社の製品が良く合っていた。 という理由で、私はこのCV-7000という機械を愛用しています。開業後1年手術機械のトラブルは全くありませんでしたが、今日はニデック社の技術の方に来て頂いて「1年点検&メンテナンス」をして貰いました。 全く異常はなかったとのことで一安心です。また今後も半年毎にメンテナンスをして貰い、常に機械を万全の状態に保って白内障手術を行っていきたいと考えています。
2009.06.12

私は白内障手術を専門としており、日々より安全で確実な手術ができるように勉強を重ねています。 開業前の市立八幡浜総合病院眼科勤務時代の私は、目の上の強膜というところを2.8mm切開して手術を行っていましたが、 この1年間でいくつかの改良を加え、今月からはその切開幅を2.4mmにまで縮めています。 切開は小さければ小さいほど術後の傷の治りも早く、目の中にばい菌が入る危険も減り、また切開による乱視も起こさないのでいいこと尽くめなのですが、我々手術眼科医にとっては「目の中での操作がしにくくなる」ため、厳しい部分もあります。それではこの1年間でどのように手術を改善したのか具体的に見ていきましょう。 これはCCCという水晶体の皮(前嚢という)をめくる極めて重要な手技なのですが、左側から入っているのが「池田式CCCセッシ」というもので、極めて小さな傷口から操作できる優れものです。非常に高価なためまだほとんどの公立病院でも全例採用しているところは稀ですが、私のクリニックでは4ヶ月前から全ての手術をこれで行っています。 これがその2.4mmの切開です。拡大しているので大きく見えるかもしれないですが、実際の切開幅は驚くほど小さく、術後の傷の治りも抜群です。 ただその小さな切開に対応するために、USチップという水晶体を削る道具もSSタイプ(非常に細いタイプ)に変更しなくてはなりませんでした。これにより若干手術効率が落ち、わずかに手術時間も長くなりますが、そこはやむを得ない部分です。 目の中に入れるレンズも、小さな切開に対応して新しいもの(HOYAというメーカーの2.4mmの小さな傷から入るレンズ、日本のメーカーだけあって外国のメーカーより開発スピードが速くて優れている)に替えました。このレンズに関しては設計の進化が激しいこともあり、当院でもいずれは2.0mmから入るものに変更するかもしれません。その場合は切開は2.4mmから更に小さくなる可能性もあります。 このようにたった一年でも術式には大きな変化がありました。これからも努力を怠らず八幡浜地域の皆様に全国レベルの白内障手術を提供できるように頑張っていこうと考えています。
2009.06.09

40歳以上の日本人の20人に1人はかかっているとされ、しかも8割の方が未治療と言われる 「なんだか怖い。治らない。失明する」というようなイメージのある病気、緑内障、この病気はなぜ恐れられているのでしょうか?今日はちょっとこの問題について考えてみたいと思います。 まず緑内障とは「眼圧(眼底血圧)がその人にとって高いことで目の神経が壊され、その結果として視野の中に見えない部分や見えにくい部分が出来てくる病気」です。 この緑内障による見え方を表す図としてパンフレットなどには、 よくこのような説明図が載っています。「こんな風に見え方が欠けてくるなら誰でも気付くだろ?」と思われますよね。でも本当はこんな見え方になるのではないのです。 上の図では道路に飛び出してしまったボールを拾おうとして、車の陰から子供が2人飛び出してきています。正常ならこのように見えるのですが、もしも緑内障があると、、、、、、 車と子供達が消えてしまっています!これではなぜ道路にボールがあるのか全然分かりませんし、もしこのような見え方の人が車を運転していたとすると、子供達を車で跳ね飛ばしてしまうかもしれないですね。 緑内障が進行すると見え方は次のように変化していきます。 お解り戴けたでしょうか?実は緑内障というのは自分ではなかなか気付けない病気なのです。だから恐ろしいのです。どういうことか別の角度から説明しましょう。 我々の頭というのは物凄く良く出来ています。そのため視野が欠けてしまっても、頭で補正することが出来るのです。上の図では本来見えていないはずの花びらがなんとなく見えるように感じるのです。 そのためよほど末期の緑内障にならない限り、この病気には自分で気付くことができない、気付いて我々眼科専門医のところに駆け込んできたときにはすでに失明寸前で手遅れ!という患者様が今でも多くいらっしゃるのです。 そういう悲劇的なことにならないよう、 40歳を過ぎたら一度は眼科専門医を受診して緑内障がないかどうかチェックしてもらう ことが極めて大切なのです。特にご両親や兄弟に緑内障の方がいらっしゃる場合、緑内障の有病率は20~30%にもなりますので、そういった方はすぐに受診されて下さいね。
2009.06.09
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