仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.01.20
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カテゴリ: 東北
19日(土)のTV番組「 るくなす 」で紹介していた。ラーメン消費量日本一は山形。

番組の内容はこんな感じだった。(イザという時にはメモをとるのが編集長です)
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ラーメン消費量日本一の都市は山形市。これは47都道府県の県庁所在地を対象にした「1世帯あたりの年間支出(外食)」(総務省家計調査2004年~2006年の平均)で「中華そば」の項目で上位3位までを山形市、仙台市、福島市という東北勢が占めている。特に山形市はダントツ。

外食中華そば(1世帯当たりの年間支出)
1位 山形市 13,897円
2位 仙台市 10,767円
3位 福島市 10,590円


山形では「そば屋でラーメン」だそうだ。インタビューを受けた仙台の人は「そばはそば屋、ラーメンはラーメン屋だね」なのに、山形の人は「常識だね」。蕎麦處みねた、秋津そば、栄屋本店(冷やしラーメン発祥の地)、漆山寿々喜そば屋、そば処泰光(天童市)を紹介。

佐藤屋では、明治37年に初代がラーメンを初めており(現在は4代目)、百年の歴史が息づく。一般には日本のラーメンは明治43年浅草の来来軒が最初とされるが、山形の歴史はもっと古い。三津屋本店も蕎麦で有名だが、昭和30年代は中華そばの名店だった。

そば職人の手で育てられた、麺がうまいラーメン。それが山形のラーメンだ。

ちなみに中華めんの購入量(つまり外食でなく家で食べるラーメン)でみると、
1位 盛岡市、2位青森市、3位秋田市、6位仙台市、7位山形市。
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おだずまジャーナル的なネタ、しかもまとめも上手い。当編集局としては、先を越されて悔しいが(笑)、山形の麺職人の心と技はすばらしい。

番組でも笹森さんが言っていたが、昔は外食店と言えば「そば屋」と「食堂」。たしかに、ラーメンという独立した外食分野なりラーメンを主とした売り出しは最近のことだ。山形のように熟達したそば文化の町なら、そば屋でそば職人がおいしい中華めんを手作りして出してくれたのも、自然だったのかも知れない。

さぞかし美味しい中華めんに、和風のスープ。山形では良くそばを食べては美味いと思っている我が家だが、山形のラーメンも味わってみたい。

ああ、麺の食文化の何とすばらしいことか。

■関連する過去の記事

 ○  築館の西屋ラーメンさん (07年12月31日)
 ○  わんこそば 世界へ! (07年10月29日)
 ○ 激辛冷麺1分で完食とは!
 ○ もりおか三大麺 (06年11月18日)
 ○ そば王国山形 (06年11月17日)
 ○ 東北のめん類データを見る (06年11月14日)





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最終更新日  2008.01.20 08:37:49コメント(0) | コメントを書く


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