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やすじ2004 @ Re:紫蘇ジュースクレオパトラに招かれてby星子(08/25) こんにちは!! 残暑の厳しさの中でも、朝…
2012.01.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類


北斎と言えば半円を成す高波の中に白富士の見える図が一番印象に残るのですが、「冨嶽三十六景」の図は記憶にあっても、

「富嶽百景」の富士の捉え方の多様性には驚いてしまいます。”霧中の不二”に於ける急坂の構図、

洞穴から見た構図の”洞中の不二”、”田づらの不二”は水面に写る逆さ富士、

”村雨の不二”は透かし絵になっています。”見切の不二”は障子張替作業中のもの、

”不斗見不二”、”梭穴の不二”、”風呂の不二”などの意外性に驚かされます。

”井戸浚の不二”、”七橋一覧の不二”は江戸期の風景を余す所なく描いています。


感想を述べるなら、1つ所では満足しない、あれもこれもと次々チャレンジする頭脳の

持ち主ですが、日本の画としては余白の少ない構図が殆どで、通常の感覚とは異なる人物

という印象を持ちました。

 先ほどWikipediaで調べましたら、相当な奇人で、名前を30回も変えていたり、

転居に至っては93回。食事の用意は自分では一切せず店屋物ばかり。客の接待も他人任せ。

版元からの給金は中身を確かめることなく、支払いには貰った時の袋のまま渡していて、

余った分は請求者の余禄、不足はきっちり追加請求されていたようです。

人に接することが苦手で、会っても礼をせず、こんにちはと嫌と二つの使い分けだけ。

主に縞柄の木綿の服を着たっきり雀だったようです。彼の生き様の是非は兎も角、

東欧の画家にも影響を与えた偉業は賞賛に値するし、彼から多くを学ぶべきでしょうね。













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Last updated  2012.01.27 09:59:57
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