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やすじ2004 @ Re:紫蘇ジュースクレオパトラに招かれてby星子(08/25) こんにちは!! 残暑の厳しさの中でも、朝…
2018.09.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類

〇平成19年、俳誌千号記念の年、結社恒例の大祭に
坪内稔典さんをお呼びし、講演して戴いたことがあり
ます。
氏は柿とカバの話がとってもお好きなようで、「昔、
農家に嫁入りするときには、柿の苗を持参し、それを
嫁ぎ先の門近くに植え、
本人が亡くなった折は、その柿の樹でお棺を作り、葬
ったものです」というようなお話をして下さいました。

 幸か不幸か、大阪市助役の長女であった母の嫁入り


木綿問屋の息子と生まれながら、早々に家業は継がず
サラリーマンになると宣言した父は、
住友財閥に入社、保険部門の仕事に就き、何かと転勤
が多いようでした。だから、
京都の父の生家には母の嫁入り道具の桐の箪笥や長持


祖父が亡くなり、それから四半世紀後に祖母が亡くな

長年預けたままだった母の桐箪笥もこちらに戻ってき
ました。
最初は焦げ茶色していましたが、洗いに出すと、新品
同様になって、上等だなと思われるものに大変身。

抽斗の鍵隠しの金物には家紋が彫金されており、深い
草色木綿の油単にも家紋が白く染められて
いました。
小抽斗を開けて再びそれを押し戻すと、三段の別の抽
斗がすうーっと飛び出て来ます。

まるで手品のようなので何度も何度もそれを繰り返し、
ようやく出っ張りは鎮まりました。
当時の指物師の粋を子供心ながらにも感じたように思
います。





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Last updated  2018.09.22 10:04:36
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