韓国同居暮らしと日本語教師

韓国同居暮らしと日本語教師

2004年02月16日
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テーマ: 韓国!(17502)
カテゴリ: 韓国と韓国生活
 韓国の子供はどう韓国語を覚えるか 李蓮玉 はまの出版より

 著者は韓国人だが日本に長く住んでいたので、日本人的感覚に染まってしまったそうだ。
 その後韓国にまた住んだそうだが、そのときの話。
 以下引用。

 ある日、私の高校時代の友人数人がうちに集まりました。
 私以外はみんな、小学校入学前の子づれです。
 そのうち子供たちの一人が、冷蔵庫に大きな箱入りのチョコレートを見つけました。
 箱をあけて子供たちに一つずつ与えると、すぐに「もっと、もっと」の大合唱。
 しまいに私は、「もうこれでおしまい!そんなにたくさん食べたら、お腹痛くなるよ」と、少々声を荒げました。


 中略

 韓国では、日本のようにあまり細かいことでいちいち子供を注意するのは、「気を殺す」と言って、子供ののびやかな成長を妨げるので、むしろよくないこととされています。

 だから、日本人の目から見ると、「放任主義」に見えます。お菓子などでも、子供がくれと言えば、普通いくらでも与えます。

 引用終わり。


 こちらに来て多少カルチャーショックを覚えたひとつに、「学校帰りに買い食いをして歩く学生」だ。
 事情を知る人に聞くとどうも学校が終わった後だけでなく、休み時間学校を抜けてお菓子を買いに行くような子もいるとか。昼休みに外にラーメン食べに行ったり。
 私が小学生の時は、学校に現金を持っていくということはなく、よって買い食いはいったん家に帰ってからだったので、びっくりしたのを覚えている。

 しかもマナーも悪く、ごみはそのまま道にポイと捨てる。韓国では家の中はビカビカにきれいにするのだが、いったん外に出ると結構ごみを捨てても平気な人がいる。

 一番上の義姉さん(前の日記の柔軟剤たくさん入れる人)が泊まりに来たとき、こんなこともあった。
 上の子の歯磨きを終え、寝せようとしたらなんと、義姉さんは上の子にあめ玉をあたえている。

 「あめは大丈夫だよ」

 後に日本で一歳半検診を受けた時、「飴は口の中が砂糖漬けになるので、虫歯の原因になります」というプリントをもらった。やっぱり駄目じゃーん。

 また、義姉さんの話。上の子がカルシウムの錠剤をほしがるので、ニ、三個あたえているともっとほしがる。義姉さんはさらに十個くらい与えた。
 「そんなにあげない方が」
 「大丈夫、大丈夫」

 そのせいなのか、その日は下痢になった。

 姑の話。「奇応丸」なる赤ちゃんの下痢や夜鳴きに効果のある銀色の小さい粒がある。(日本にもあるみたい。私は小さい頃「宇津救命丸」を飲んでいた、そうゆうやつ)

 赤ちゃんは「モロー反射」といって、大きな音がした時に両手を広げてビックってすることがある。そうすると「びっくりしている」と言って、その奇応丸を飲ますのだが、一回に十五粒くらい飲ませるのだ。
 でもパッケージの横には「三歳未満 三粒」とか書いてあるのだが。

 私は説明書や注意書きを必ず読むタイプなのだが、おばちゃんたちはそんなもの読まない。よって、食べ物は食べたいだけふんだんに与えるという考えと、多いほうが効くという間違った考えによって、うちの子はおやつをふんだんに与えられたり、薬を必要以上に飲まされたりして、ちょっと困惑しているのである。





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Last updated  2004年10月26日 10時50分11秒
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