カイロ→ルクソールのフライトは1時間。
小さめの飛行機にびっしり日本人御一行様が。
フライトアテンドは2名の女性だった。
ドメスティックでは女性OKなんだ。
ザワザワと紙パックのジュースを配る準備がされ、
バタバタと回収され、1時間寝ておこうと言う思惑はぶち壊された。
5:30ルクソール到着。
「皆さん、眠いですか?」
ワイロさんの問いにも殆ど答えず、皆、ボーッとしている。
「それでは、皆さん、エジプトの初代大統領は誰でしょう?」
(ナセル!) ← 自信満々。
ここでワイロさんはどいつが答えてるんだって感じで振り向いた。
「違います」 ←木端微塵
(サダト!) ← ナセルの次だけど、とりあえず。
不敵な笑みで「違います」 ← やっぱりか。
(ムバラク!) ←現大統領だとわかってても、他を知らない。
「わからない? ナジーブ大統領」
聞いたことありませんて。
メムノンの巨象遺跡に着いた。
こちらはナイルの西側。
アメンホテプ3世が葬祭殿を作ったのに、何代か後のファラオが自分の葬祭殿を造るのに壊してリサイクルしちゃった。
入口にあった2つの巨像だけが残っている。
これは紀元前27年の大地震で崩れたらしい。
夜明けに像にこもってる水分と温度差でうめき声のような叫び声のような音がしてたらしく、かなり恐れられていたそうだ。
水分と温度差でそんな音するんだー。
ルクソールは欧米人に人気らしく、各国からの観光客がいた。
相変わらず、肩出し、鎖骨出し、太もも出し、なんでもあり。
このあたりは鄙びていて、売店もこんな感じ。
ワイロさんが寄ってきて、「すごい、よく勉強してきましたね」
(キャンセル待ちで来られると思ってなかったので勉強不足で)
「エジプトの4人の大統領のうち3人言える人は今までいなかった」
(あ・・そうなんですか)
「どこで勉強しましたか? 大学?」
い、言えない・・・
「モサドその真実」と「スパイのためのハンドブック」読んだなんて。
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