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今日は自営業の方、サラリーマンの方、フリーランスの方などなど所得のある人共通の話題です。所得税と住民税には所得控除というのがあります。これは同じ所得であってもその人それぞれの置かれた環境に応じて税負担を軽減しようという考えに基づくものです。同じ100万円の所得でも夫に先立たれ年端もいかない子供が3人、うち一人が障害者という人の100万円と親と同居し独身で誰の面倒もみなくていいという人の100万円では重みというか税を負担する能力が全然違います。そこで14種類の所得控除を設けてその負担を調整している訳です。その14種類の中でも障害者控除、勤労学生控除、寡婦(夫)控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、基礎控除の7つは人に関する控除ですから人的控除といわれています。この人的控除のうち扶養控除(障害者控除もセットの場合あり)は同一生計の人なら誰の所得から控除してもよいことになっています。では、誰の控除とすれば家計全体の税負担が小さくなるのか?答えは「所得税の税率が大きくかかっている人」です。所得税は所得が大きくなればなるほど税率も大きくなるようにできています。ですから、38万円の扶養控除を税率5%の人につけても1万9千円しか税額が減りませんが、税率40%の人につけると15万2千円も減ることになります。この扶養控除はあくまでも税金の計算のみに有効ですから、社会保険の扶養とは全く関係がありません。夫の社会保険の扶養になっているおばあさんを妻の扶養控除とすることは何ら差し支えありませんので念のため。また、年末調整で妻の扶養とした人を夫に付け替えたい場合には夫につけて確定申告すると同時に妻もその扶養を外したところで確定申告すればOKです。この場合、妻には納付税額が出てくることになりますが、その方が家計全体の税負担が少なくなるようでしたら一考の余地があるでしょう。人気ブログランキングへ
January 31, 2008
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所得税の確定申告は毎年2月16日から3月15日までとされています。もし、この期限に間に合わなかったらどうなるのでしょうか?まず、無申告加算税と言うペナルティが本税とは別に課されてきます。これは本来納めるべきはずであった本税の15%(税務署の指摘がある前に自主的に申告した場合には5%)が課されてきます。100万円の本税に対して15万円のペナルティですから、全く無駄な支出といえます。また、期限後申告となると納付も遅れることになるのが普通ですからこの遅れた分の利息のようなもので延滞税というのが課されてきます。これは年14.6%(期限後2ヶ月までの期間分は現在年4.75%)という消費者金融並みの高い利率で計算されてきますので注意が必要です。これらの無申告加算税、延滞税ともに必要経費とはなりませんので単に無駄な出費となる訳です。また、税の特典の中には期限内申告が要件となっているものもあります。例えば青色申告特別控除の65万円。還付申告だから期限後でも大丈夫・・・と思いきや、この65万円が期限後だと10万円控除になってしまいますから還付額にも差が出てきます。また、おとといお伝えした電子申告控除も期限内に送信することが要件となっています。いずれにせよ、期限ギリギリであたふたするより今のうちから余裕をもって申告の準備をしておきたいものです。人気ブログランキングへ
January 30, 2008
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今年の改正点第2弾は住宅ローン控除です。平成19年分の所得税から税率が見直され住民税への税源委譲が行われています。これに伴い所得税の税率が低い層では所得税が減税となり住民税が増税となっています。所得税・住民税トータルの税負担は従前と殆ど変わらないのですが、住宅ローン控除を受けている人だけはこの影響を大きく受けてしまう場合があります。といいますのも、住宅ローン控除は所得税だけに適用があり住民税には適用がない制度だからです。住宅ローン控除は住宅ローンの年末残高に一定割合を掛けた金額を所得税から差し引く制度となっていますが、差し引いてマイナスとなる場合にはそのマイナス部分は切り捨てとなってしまいます。例えば住宅ローン控除の金額が15万円、控除する前の所得税額が12万円とすると12万円-15万=△3万円となりますが、納める所得税額がゼロとなるだけでこのマイナス分は切り捨てられて終わりということになります。これはこれで仕方がないのですが、今回の税源委譲によりこの控除前所得税額が今までは12万円だったのが9万円になったとすると9万円-15万円=△6万円と切り捨て額が多くなってしまいます。この切捨て額が増えた3万円部分はどうなったかというと住民税が増えていることになります。住宅ローン控除は住民税からは控除されませんから税率の変更という、納税者に何ら責任のないところで実質増税となってしまうのです。そこで平成19年に住宅を建てた方については控除期間を10年と15年の選択とし、15年の長きに渡って控除を受けたい人は1年当たりの控除率を低く抑えるという制度が導入されました。いずれを選択してもトータルの控除額は変わらないことになっていますが、先程の例で申し上げた切り捨て額が毎年出ると予想される方は15年の控除期間を選択した方が有利となります。人気ブログランキングへ
January 29, 2008
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公的年金の源泉徴収票がぼちぼち届いているようなので今年も確定申告情報を3月17日まで続けてお届けして参ります。今年の確定申告で変わった点はいくつかありますが、今日は第一弾ということで電子申告控除(通称)です。平成19年分又は20年分の所得税の確定申告を自分の電子認証(インターネット上で使うハンコのようなものです。ICカードの形をしているものが多いため、ICカードということもあります)を使って電子申告により行った場合にはいずれか1年分に限り5千円を所得税から控除するというものです。早い話が、市役所の戸籍課(市町村によって課は違うかもしれません)に行って公的個人認証を1,000円か1,500円の手数料で取ってきて電子申告をすれば5,000円税額が少なくなる、若しくは還付されるということです。この制度のメリットは何といっても、5,000円の所得税減額です。給与所得者で年末調整で税の精算が終わっている方でも源泉徴収票と全く同じ内容で電子申告すれば5,000円の還付があります(ただし、源泉徴収税額が5,000円以上ある人の場合です)。デメリットもあります。電子認証をパソコンに読ませて電子データに押印することになりますが、その際に必要となるカードリーダライターが必要になる場合があるということです。このカードリーダライターは3,000円強~1万円弱します。これに電子認証の手数料を合わせると5,000円を超えてしまい何をしているのか分からなくなる場合があるということです。このデメリットを避けつつ数千円の小遣いをせしめる方策としては、電子認証を取った後、カードリーダライターを持っている人のパソコンを借りて電子申告するということです。こうすれば電子認証の手数料のみで5,000円との差額を小遣いにすることができます。税務署や税理士会が主催する無料税務相談ではこのようにカードリーダライター付きのパソコンを準備しているところも多いと思いますのでここを訪ねてみるのもよいかもしれません。なお、これらの相談会ではデータは残さず消去しますので情報漏えいなどの心配はありません。人気ブログランキングへ
January 28, 2008
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明日から3月17日まで電子申告のログインが24時間体制となるそうです。去年も24時間体制の時期があったのですが、去年よりその期間が延びたとして当局もさかんに電子申告の利用をあおっています。原則24時間、いつでもどこでもがコンセプトだったはずのe-Japan戦略だったはずですが、24時間受付の期間が延びただけで胸を張っているのを見るとため息が出ます。それはそれとして電子申告のピンチです。ウチの事務所はサーバとクライアントでデータを作成し、署名押印したものをインターネットにつながっている別のスタンドアロンのパソコンに移動してそこからインターネットに乗せて電子申告を行っています。つまり、サーバとクライアントのネットワークにインターネットがつながっていない訳ですが、そのインターネットにつながっているスタンドアロン機に不都合が起きました。いろんなソフトをインストールしたことによるソフト間の相性の問題だと思いますが、電子申告の後のメッセージボックスを見ることができなくなってしまったのです。という訳で今日は休日返上でそのスタンドアロン機のリカバリーをやります。新しいのを買おうと思ったのですが、ビスタになってしまうのでそれよりは「新品」のXPの方が信頼がおけると思い半日かけてリカバリー作業をやってきます。人気ブログランキングへ
January 27, 2008
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今日は土曜日ですが、確定申告の研修で事務所に出てきています。今年初めてという従業員も多いため一からの研修になります。午後からはコンピューターの使い方です。今年は原則全ての申告が電子申告となりますので添付書類の提出が省略となりますから楽です。では、午後の部の研修に入ります。行ってきます。人気ブログランキングへ
January 26, 2008
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昨日、早速自分の確定申告書を電子申告で送信しました。私自身、電子申告で申告書を提出するのは3回目ですが、今年は電子申告の特別控除が5千円あるのでどのように変わったのか注視しながらの送信でした。別段、変わったことはないのですが、添付書類のところを「提出省略」とすることなど細かいところで注意すべきところがあります。何はともあれ、自分の申告が終わったらお客様の申告期への突入となります。風邪を引かないように頑張って参ります。今日は日帰りで東京の収録。東京には3時間しかいませんが、過密日程が続きます。適度に休みをとりながらの繁忙期スタートとなります。人気ブログランキングへ
January 25, 2008
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今日は3日ぶりに仕事となりますが、1月も20日を過ぎるといよいよ確定申告の時期に入ります。システムの変更点を探ったりするためにも第1弾は自分の確定申告&電子申告となります。今年もいろんな変更点があり、複雑になったところもあります。税率の速算控除額が細かくなっているので暗算でやると間違える可能性もあるので慣れるまでは慎重にやっていく必要があります。いよいよこれから2ヶ月弱の超繁忙期。体には気をつけて最後まで乗り切りたいものです。※祖母の葬儀も無事終了しました。お世話になりました方々に改めて御礼申し上げます。人気ブログランキングへ
January 24, 2008
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以前恩人のIさんが亡くなられたときも書きましたが、改めて一日一日を生きるということの大切さを実感します。今日という一日は亡くなられた人が生きたかった一日だと思うのです。ちょうどこれを書いている24時間前に他界した祖母。本当にいろんなことを教えてくれました。結局最後の最後まで完全な富山弁になることはなく、茅ヶ崎弁と富山弁の中間のような不思議な言葉をしゃべっていたのがもう聞くこともないと思うと寂しさもひとしおです。今日は北は北海道から南は大阪まで遠方からのお客様がいらっしゃいます。改めて祖母の存在の大きさを感じます。人気ブログランキングへ
January 22, 2008
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ウチの祖母は神奈川県茅ヶ崎市で生まれ育ち、33のときに富山に来てそのままこっちで暮らすようになりました。そのおかげで私も富山に生まれ育ち今に至っています。戦争の記憶もこちらの年配者の方とはまったく違うものとなっており、横浜の方面を見るといつも火で空が赤くなっていたとかそういったことをよく話してくれました。ウチの父が幼いときから女手ひとつで3人の子供を育て上げ食べるものも満足になく相当苦労したそうです。子供には恵まれ、同居するひ孫も3人となりよくかわいがってくれました。90を過ぎてひ孫をおんぶできる人はなかなかいないよ、なんて言ってました。その元気な祖母が今朝亡くなりました。何でも、朝ごはんもきちんと自分で食べていたらしく、自分の部屋に入って30分後に父が迎えに行ったら既に息をひきとっていたとのことでした。別段、苦しんだ跡もなく本当に眠るように逝ってしまったのでしょう。普段から「気が付いたら死んでた、っていう死に方がいいな」なんて言ってましたが、本当にその通りとなりました。ボケることもなく、入院することもなく92年の生涯をまっとうされました。祖母の冥福をお祈りするとともに感謝をしたいと思います。ありがとう、おばあちゃん。人気ブログランキングへ
January 21, 2008
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ウチの事務所のネットワークは2つ系統があり、サーバにつながっている会計関係のネットワークとインターネットのつながっているパソコン群に分かれています。やはりウィルスが怖いので会計のネットワークはインターネット環境から隔離してあるという訳です。こういう状況ですから、電子申告をやる際にはサーバにつながっているパソコンでデータを作成し、電子署名したものをインターネット接続パソコンに移動して送信しているというやり方をやっています。これには結構無駄な手間が多いのでいっそ、会計のネットワークにインターネットをつないでしまおうかと考えたりします。また、地方税の電子申告であるeLTAXもやりたいのですが、会計システムの会社に尋ねてみると会計のネットワークをインターネットにつないでいないとできないそうです。何か腑に落ちませんが、今のウチの事務所のネットワークではできないということでした。会計のネットワークにインターネットをつなぐとウィルスソフトを全部のクライアントに入れる必要があるのですが、以前これをやると会計ソフトが異常に重くなってしまい、使い物にならないため今のネットワーク系統を継続することにしたことがありました。電子申告の手間をかけないようにしたいということと、eLTAXを使いたいということからお教え頂きたいのですが、1.ウィルスソフトを入れるとどの会計ソフトも異常に遅くなるものなのかどうか 2.eLTAXを使う際には送信時のみならず常にインターネットに接続した環境が必要なのかどうかウチでは大手ソフトベンダーのI社のものを使っておりますが、全部の会計ソフトがこのような使い勝手の悪いものになっているとは思えないのでお尋ねさせていただきたいと思います。宜しくお願いいたします。人気ブログランキングへ
January 20, 2008
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今年初めて法定調書合計表などを電子申告してみました。この合計表を電子申告することの最大のメリットはお客様のハンコを頂かなくてもいいという点です。この忙しい時期にハンコを頂くというだけでお客様のところに出向くのはちょっと時間がもったいないような気がしていましたが、それがなくなるということでかなり楽になります。ちなみに、給与支払報告書の押印は今年から勝手に省略して提出することとしています。何も言われないそうです。しかし、これを電子申告することによるトラブル(?)もありました。データを変換しても電子署名を受け付けないものが数件出てきたのです。最近では電子申告データのこの辺を直してやればうまくいくな、ということが分かりかけてきたので電子署名ではじかれるデータを少し手直しして送ることができました。何はともあれ、電子申告の普及により会計事務所の事務効率が上がることは確かです。お客様のハンコを頂く機会は減りますが、それによるお客様との間のトラブルさえ未然に防止しておけばかなり重宝するツールといえます。人気ブログランキングへ
January 19, 2008
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今の時期は月次で個人事業者の12月分の処理を行っている時期です。この12月分の月次処理の訪問時にどれだけの資料を揃えることができるかが確定申告期の能率のカギを握っています。もしこの訪問で決算・申告に必要な資料を全て揃えられたとするとそのまま決算に直行できます。揃わなかったら最悪、訪問回数が一回増えることになります。ウチの事務所は今回の確定申告が初めてというスタッフもいるので12月の月次処理は私が同行しているところが多いのですが、幸い、暮れにお願いしてあった決算資料をどこもきちんと用意して頂いており、おそらくはこのまま決算・申告に直行ということとなりそうな雰囲気です。やはり用意して頂くものは暮れのうちからお願いしておくと忙しい確申期を能率よく過ごすことができます。その方が事務所にとってもお客様にとってもストレスなく決算を進められると思うのです。毎年ウチの事務所では1月後半から確定申告に入ります。スタートは早ければ早いほどいいと思うので今年もそうしていきます。早く平成19年分の確定申告ソフトが届けばいいなと思っています。人気ブログランキングへ
January 18, 2008
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私には子供の頃からずっと不思議に思っていることがあります。「お医者さんの治療って、どうしてるんだろう?」。お医者さんだって生身の体ですから体調が悪くなったりすることだってあるはずですが、どうしていらっしゃるのでしょうか?特に歯医者さんが虫歯になったりしたらどうするのでしょうか?未だに私の中では解決に至っていません。これとよく似たことかもしれませんが、税理士は自分の確定申告をいつやるんだろう?というのがあります。これには大きく分けて2パターンあると思います。まず、確定申告たけなわの時期に入る前にやってしまう人。もう一つはそのたけなわの時期が終わって3月15日ギリギリにやる人。税理士の確定申告は大抵還付申告になるので、ギリギリにやるとこの還付金に金利のようなもの(還付加算金といっています)がついてきますが、早くやるとこの還付加算金がついてきません。しかし、精神衛生上早くやっておいた方がいいだろうというのもあります。私は一昨年を除いてはたけなわの時期に入る前にやってしまうことにしています。これにより確定申告期に入る前に送られてくるソフトのチェックがある程度できます。つまり、ソフトの実験台に自分の申告を使っているのです。一昨年は何故早くやらなかったかというと、一度還付加算金がどれくらいもらえるのか試してみようと思った訳です。所得税の還付金が数十万くらいで還付加算金が1,800円でした。だから翌年からギリギリに出すのをやめました。それはともかく、やはり早めにやっておくことはいいことです。「まだ1月」とか言わずそろそろ取り掛かり始めて早く楽になった方がいいと思います。人気ブログランキングへ
January 17, 2008
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昨日、あるお客様から確定申告の打ち合わせの日程の相談がありました。いよいよ確定申告期の到来です。ウチの事務所では毎年確定申告は1月20日過ぎから始めます。不動産所得と給与所得のみの社長さんから始まり2月には事業所得者が大半となります。3月はちらほらで大体12日くらいまでには終了となります(時折、ギリギリの飛び込みはありますが)。今年は今のところ60名くらいの予定ですが、専従者の還付申告などを含めると70名は超えるかもしれません。これを私を含め6人のスタッフでやる訳ですから一人10名くらい。こう考えると楽勝の数字で、あとは日程がつまらないよう先に先にやっていくことになります。話は変わりますが、今年も確定申告情報シリーズはやらせて頂きます。大体1月下旬から3月17日までやる予定です。今年の確定申告期はうるう年なのと3月15日が土曜日なのとで例年より3日長いですから少し気の足しになります。頑張って参りましょう。人気ブログランキングへ
January 16, 2008
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この暖冬から今でもピンときてませんが、今年も確定申告期がやってきました。確定申告といえば税務支援。我々税理士はこの確定申告期に小規模零細事業者のための確定申告相談に借り出されます。今年は能登半島地震があったためその雑損控除の申告説明に県境をはさんで隣接する七尾税務署管内の相談に早速今週の日曜日夕方に出かけ月曜日に相談をしてきます。被災者の方も何万人といらっしゃるのでご当地の対応も大変だと思いますが、何らかの力になってあげたいと思っています。また、これとは別に相談会場での電子申告も今年は力を入れていくようです。会場にご自身の電子認証をお持ちの相談者には電子申告のやり方をお教えし5千円の控除をとってもらうということだそうです。税務支援もいろいろ変わっていくようです。今年も5日ほど当番が割り当てられていますが、分かりやすい説明を心がけていこうと思っています。人気ブログランキングへ
January 15, 2008
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今日は成人の日ですが、私もかつてはこの日に成人式に行きました。もうかれこれ18年も前のことになります。あれから成人式を取り巻く環境にも大きな変化があるようです。私が成人式を迎えた1990年の正月明けはまだバブルの真っ最中で、杉並のアパートに暮らしていたものですから、オウム真理教の信者が例の白装束で勧誘のチラシを配り歩いていたのを思い出します。本当は高岡の成人式に出たかったのですが、翌日の1時間目にドイツ語の試験があったので雪で間に合わなくなるとアウトということで杉並公会堂で成人式を迎えました。記念講演は当時「高円寺純情商店街」で直木賞を受賞されたねじめ正一さんでした。あちこちでミニ同窓会のような感じのグループで談笑している中、一人寂しく会場を後にしたのを覚えています。今では成人の日が1月15日から1月の第2月曜日となり、成人式も成人の日の前日に行われるところが多いようです。これなら成人式の日の翌日が休みとなりますので私のように休み明けに試験があろうが、地元に帰って地元の成人式に出ることができるようになります。これは実情に合わせた改善だと思いますが、やはり私と同じように成人式で寂しい思いをした人が相当数いたのでしょう。今年も荒れる成人式、誓いの言葉で変なことを言う若者が全国のどこかであるのかもしれませんが、やはり成人式は一人前の大人とみられるようになったことの証でもありますからきちっとしたけじめの機会と認識すべきです。しかし、そのいい大人が最近ではタガが外れて訳の分からない事件を起こしています。人の振りみて我が振り直せ。成人式はもうありませんが、我々大人もこの日を襟を正す機会としたいものです。人気ブログランキングへ
January 14, 2008
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今年は暖冬の影響をかなり強く感じる年です。暮れと正月には少し積もった雪がもう既に解けており、今朝ようやくまたちらちら降り始めたところです。いつもなら正月まで積雪がないというのはあっても、5日過ぎになればまとまった積雪となり、一部圧雪状態となって交通に支障が出る時期です。こんな交通状態の中毎年年末調整や確定申告をやらなければならないのかと思うのですが、今年は暮れと正月を除いては今なおスタッドレスタイヤを履かなくても安全に運転できる状態です。さすがに山は積もっているらしく、スキー場はやっていますが、下界は上記のような有様です。ここまでくると今年は雪かきナシとなればいいな、なんて思っているのですが、内心、あるべきものがないと不安になったりもします。でもいざ積もり始めると「やっぱり積もって欲しくなかったな」なんて思うんでしょうね。人気ブログランキングへ
January 13, 2008
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下の子が生まれて1年4ヶ月になりますが、最近では元気に走り回るようになるまでに成長しました。危ないものに触ったりしないように、高いところから落ちたりしないようにいろんな注意が必要なお年頃となってきたようです。小学1年の上の子たちもそのような時期があったのですが、今ではどちらかというと交通事故などの方が心配になってきています。この1歳過ぎの子にご飯を上げるとき、ひし形を横にしたような口を開けます。上の子たちも同じような形の口を二人並んで開けてご飯を待っていたものですからその姿をツバメの子になぞらえ、「つばくろさん」と呼んでいたのを思い出します。下の子は双子ではないので単独でそのひし形の口を開け、そこに我々がご飯を入れてあげるのですが、やはりつばくろはつばくろ。飲み込み終わるとまた大きくひし形の口を開けてご飯をせがみます。こうみるとツバメも人間も親が子にしてやることは同じなんだなぁ、と思います。このつばくろの口に毎日毎日えさを運んであげるべく、仕事を頑張らねばと思うのです。人気ブログランキングへ
January 12, 2008
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昨日は税理士会の広報の仕事で一日金沢でした。広報部には毎日各支部・方面からいろんな原稿や写真が届けられますが、その原稿などをチェックする仕事が毎月あって金沢に出かけています。昨日がその校正の日だったのですが、改めて言葉の難しさを思い知らされます。言いたいことは分かるんだけども表現がおかしい場合もありますし、言いたいことが分からない場合、事実がどっちなのか分からない場合などなど・・・。特に会議の原稿ではその場に私がいた訳ではないので内容に「?」がつくと原稿を書いた人に確認しなければなりません。「これはこうだろう」とタカをくくってしまうと後日「これは事実と違う」としてお叱りを受けることになってしまいます。自分自身にもいえることですが、やはり言葉というのは伝えたいことをそのままに伝える手段として気をつけて使っていきたいものです。人気ブログランキングへ
January 11, 2008
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昨日の新聞の一面に掲載された元福岡市職員による泥酔運転による死亡事故の判決の記事。検察は懲役25年の求刑をしていたのですが、福岡地裁は7年6ヶ月の判決を出しました。この事件は一昨年の8月に幼児三人が車ごと川に転落し亡くなったもので、以後飲酒運転の凶悪性が全国に認識されるきっかけとなりました。判決の主旨としては、酒酔いの程度が相当大きかったと認定することはできないということで危険運転致死傷罪を適用は不適当とした上で道路交通法違反と業務上過失致死傷罪を合わせて7年6ヶ月としたということでした。我々に事件の真相は分かりませんが、事故を起こした後証拠隠滅を図ろうとしたとかその後の言動など伝え聞くところで判断すると軽すぎる刑だと言わざるを得ないと思います。犠牲になった子供たちの親御さんの心中いかばかりかと思います。このように裁判では時として国民感情と異なる判決が出たりします。これは何故なのでしょうか?私はここに現在の法治国家としての限界があると思います。といいますのも、刑法などは「こういうことをすると罰しますよ」と予め示しているものですが、具体的に「福岡市の〇〇橋の上で酒に相当程度酔って車に追突し、その車を川に突き落とした結果子供3人が犠牲になった場合にはこのような刑罰を下します」とは書いていない訳です。だから起こった事実に対してどの法律のどの部分に違反するのかという解釈が必要となります。ここに国民感情と司法の行き違いが起こると思うのです。司法は司法の事情があり、専門的なことがあるというのはよく分かりますし立法に問題があるというのも分かりますが、国民生活のための司法であるならばもっとそれに近い判決が出るようなものに変わっていって欲しいと願うのは私だけでしょうか?人気ブログランキングへ
January 10, 2008
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今日1月9日は私の28回目・・・・間違えました。38回目の誕生日です。ということもありウィキペディアで「1月9日」の項目を調べてみました。できごと・・・明治天皇即位、大蔵省の設置、血のメーデー事件、川崎のビル火災、クイズタイムショックの放送開始、両国国技館落成、防衛庁が防衛省になる・・・など誕生日・・・第109代名正天皇、ニクソン元米大統領、森元西武ライオンズ監督、大林宣彦映画監督、ジミー・ペイジ、岸部一徳、マラソンの宗兄弟(双子)、ゴルフの尾崎健夫、元宝塚の一路真輝、岡本真夜、DAIの伴都美子・・・などなど忌日・・・ナポレオン3世、有馬頼寧(競馬の有馬記念の創設者)、マラソンの円谷幸吉、中川一郎元代議士(中川政調会長の父)記念日・・・クイズの日(一と九で一休さんにつながることから)、風邪の日(江戸時代の横綱谷風がインフルエンザで亡くなった日)などとありました。誰でも書き込むことができるウィキペディアだけあって、さすがに情報は豊富です。私と同じ誕生日の人にも著名人が結構いらっしゃることが分かりました。また、皇室や政治に関する出来事が割と多いんだなぁ、と思います。何はともあれ、誕生日は生み育ててくれた親に感謝する日といわれます。今、自分も子育ての真最中ですが、私の親もこのように私を育ててくれたのかと思うと本当に感謝しきりです。私にとっては正月明けにもう一回仕切り直す日です。この先いい一年、いい38歳の年でありますように。人気ブログランキングへ
January 9, 2008
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昨夕、今年初めてのトレーニングをしてきました。とはいえ、まだまだ病み上がりということで軽めの調整としましたが、やることはいつもといっしょ。さすがに年末年始の10日ほどサボっていると体が重く、軽めとはいえ、汗だくになりました。ストレッチも久しぶりで、固くなってるだろうなと思っていましたがこちらは意外にも柔軟さ(といっても固い!)が持続されておりそんなに苦になりませんでした。トレーニングが終わり風呂に入ってから体重計に乗ると・・・・70.8キロ。見事に増えています。ズボンのベルトが少し窮屈に感じていたのでもしかすると、と思いきや果たして再び大台を回復していました。この10日ほどで増えた2キロ強の体重を元に戻すのにどのくらいかかるか分かりませんが、また今年も定期的に体を鍛えていこうと思います。人気ブログランキングへ
January 8, 2008
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今日からウチの事務所も本格始動となりました。お正月気分を一掃するにはちょっとしんどいと思うほどこの季節に似合わない快晴です。今年は電子申告、能登地震の雑損控除説明会などで年頭からいつもにも増して混乱するような気がしていましたが、こうもいい天気ですと何となくですが、うまく乗り越えられそうな気がします。太平洋側にいるとこの季節はいつも晴れなのでしょうが、富山ではこの時期は雪の季節。お正月明けの今頃は例年なら50センチほど積もっているのが普通で、今年の初仕事は駐車場の雪かき・・・というのが定番なのですが、今年はそういうこともなくいい仕事初めを迎えることができたと思っています。これから新たな一年、フレッシュな気持ちで頑張れそうな気がします。人気ブログランキングへ
January 7, 2008
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一昨日、昨日と寝込んでしまいまだ首の付け根のリンパ腺が両方とも腫れていますが熱は下がり頭痛もなくなってきたので今日からそろそろ正月明けモードにしていきたいと思います。という訳で一昨日書きたかったことの続きです。ローマ帝国の歴史番組の中で最も響いた言葉が2つありました。一つは「今のローマには我々の知っているローマ人はいなくなってしまった」、もう一つは「ローマは大きくなりすぎてもはや政府は国全体を治める能力がなくなっていた」というものです。いずれも今の日本にぴったり当てはまる言葉だと思います。10年以上前に海外に赴任し帰国した人はこれが本当に日本なのかと驚くと言いますし、安倍前総理が戦後レジュームからの脱却と言っていたのはもはや戦後の政治体制ではこの化け物のように巨大化、複雑化してしまった国を治める能力はないと考えたからだと思います。私自身、これらの意見はよく分かりますし、賛同できるところです。「清貧」という言葉は死語となり自分自身の今さえよければ後はどうでもいいという考えが跋扈し、極端になりすぎた拝金主義、誤って広まってしまった自由主義などをみているとこの国に将来が危惧されるのも当然でしょう。また、長いものには巻かれろということわざがありますが、巻かれたままゆで蛙になってしまうこともこの先十分考えられるのに安穏としている我が国政府。死なば国民もろともと思っているのでしょうが、私は嫌です。これらのことは我が国のみならず西側先進諸国が多かれ少なかれ抱えている悩みだと思います。大きくなりすぎると人間の手に負えなくなるのでしょう。そんなことを歴史から学んだ年初でした。人気ブログランキングへ
January 6, 2008
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平成20年度の税制改正大綱を見ていると証券税制の優遇措置が期限付きでさらに複雑になって延長されるようです。何でも、優遇税率の適用金額に上限を設け、分離課税を選択することにより株式譲渡損失との通算を可能にするとか。金融2元税制の幕開けとも言えます。この分離課税の選択について細かいことは大綱には書かれていません。しかし、この選択には有利不利があることは明らかです。この辺のところを掘り下げてこのテーマでテープの原稿を書いています。来週頭には疑問点なども煮詰まるでしょうから、昨日仕事始めとなった役所にまとめて聞いてみようと思っています。先取り税制改正。早く知っておいて損になることはありません。どのようなテープになるのか今から楽しみです。人気ブログランキングへ
January 5, 2008
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夕べ、テレビでローマ帝国の歴史をみのもんたの司会でやっていました。高校の時に世界史でやった人名や出来事が取り上げられ、なつかしく見ておりました。元老院の既得権益との戦いやしどろもどろになっている姿を見ると古今東西を問わず人間ってそんなもんなんだな、と思い知らされた気がしました。長期休暇に入ると私は風邪をひきます。昨日このテレビを見ながら悪寒が襲ってきたため今さっき病院にいってきました。本当はもっと書きたいのですが、今日はここまでとします。人気ブログランキングへ
January 4, 2008
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今さっき、駒澤大学の逆転優勝で第84回東京箱根間往復大学駅伝競走が幕を閉じました。今年はここまで3年連続で出場していた我が母校の明治大学が予選会で落選し、関東学連選抜チームに2区、3区に選手を輩出していました。毎年この箱根駅伝は楽しみに観ているのですが、初日の往路は総合優勝には縁のない大学から区間賞が出やすい1区、混戦からごぼう抜きが見られる2区、そして職人芸ともいえる山登りの5区あたりが見どころでしょうか。2日目の復路はドラマがあります。山くだりの6区、9区から10区へのたすきをつなぐ鶴見中継所での繰り上げスタートの悲喜こもごも、そして優勝の瞬間と10位確定の瞬間。今年は大変なドラマが待ち受けていました。まず、5区での前年優勝校、順天堂大学の残り500メートルでの途中棄権。カメラでその様子を捉えていましたが、監督が選手の肩に手をかけた瞬間涙が出そうになりました。同じく復路9区では大東文化大学が、10区では東洋大学がそれぞれ途中棄権しました。10区での途中棄権というのは初めて見た訳ですが、19校20チーム中3校、それも前年優勝校やシード常連校が相次いで途中棄権したとなると来年の運営にむけて課題が残るところです。しかし、明るい話題もありました。全10区間中4区間で区間新記録が出ました。区間新ではありませんが、5区でも去年樹立した新記録まであと数秒というところでしたので大変レベルの高い大会だったのだと思います。あと、我が母校の選手が2人エントリーした関東学連選抜チームが今年は一気に総合4位の大躍進。これは特筆すべきことだと思います。何でも、学連選抜チームは予選会を終えてからチームとしてスタートするので2回の合同練習しかないそうです。しかもユニホームもばらばらでタスキだけが共通。そんな中で監督は一番初めに選手の統一目標を作るところから始めたそうです。そして出てきた目標が「総合3位」。9区途中までは総合3位につけていたのですが、中央学院大学に区間新の激走を見せられては相手が悪く4位となりましたが、選手には母校に今回の成果を持ち帰って来年につなげて欲しいところです。さて、箱根駅伝のウンチクを調べていると第1回大会の往路優勝は明治大学、復路優勝と総合優勝が東京師範学校(現在の筑波大学?)とあります。ということは当時芦ノ湖で表彰式をしたかどうかは知りませんが、この大会で一番初めに優勝したのは我が母校ということになります(往路優勝だから。復路優勝と総合優勝は次の日)。その翌年には明治大学が総合優勝を飾っているのですが、やはり昔は今とは全く違うスタイルで行われていたとはいえ、強かったのでしょう。ラグビーもここしばらくは弱いようですが、今年は方針をもとの「前へ」を全面に出すように戻したらしく今年は大学選手権の準決勝まで進みました。駅伝もラグビー、野球とともに古豪復活と相成って欲しいものです。人気ブログランキングへ
January 3, 2008
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今朝5時半に目を覚ましました。こちらでは一昨日からしんしんと雪が断続的に降り続いており、積雪が20センチくらいになっています。正月2日目にもかかわらず除雪車が出ており、そのバックするときに発する「ピッ、ピッ」という音で目を覚ましたのです。除雪車は地元の土木建築業者などが市役所からの指令により朝の寒い中出動し、市民が車に乗る時刻になる前に道路の雪をブルドーザーのような除雪車できれいにどかしておきます。目立たない仕事だけどなくてはならない仕事で、しかも急に指令がかかる仕事です。数年前に正月からドカ雪が降ったときがあり、そのときは市役所が休みでそのまま除雪をせず寝雪となって交通に障害となったときがありましたが、今回はそのときの反省からか正月から除雪指令を出したようです。いずれにせよ、仕事初めの前にこのような仕事をして世の中の縁の下の力持ちとして活躍していらっしゃる方々に感謝、感謝です。人気ブログランキングへ
January 2, 2008
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明けましておめでとうございます。今朝、今年94になる祖母からお年玉を預かりました。袋に入っていない裸銭に私と妻、長男、長女の名前とそれぞれ金額が書かれたメモ用紙とともに渡されました。私の名前が書いてあることや、ウチの弟、妹、次男の名前が書いてないことからボケてはいないものの、自分独自の世界に入り込んでしまった人のこだわりが見えます。やはり私はいつまで経っても孫であり、お年玉の対象なのでしょう。そして、弟や妹はもうお年玉とは結びつかない存在になっているのでしょう。新年から祖母のありがたみを微笑ましく感じることができました。人気ブログランキングへ
January 1, 2008
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