2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全22件 (22件中 1-22件目)
1

映画鑑賞、音楽鑑賞、美術鑑賞、読書。履歴書の「趣味」の欄に、多くの人が書く事柄だと思いますが、この中で「読書」が他と大きく違う点は、「楽しみ方の自由度」の度合いではないでしょうか。家の中でも外でも、移動中でも、お風呂の中でもOK。まぁ、映画も音楽もポータブルに楽しむ方法はいろいろありますが…座って読んでも寝て読んでもいいし、いつでも好きなときに中断できます。小さい頃、「本を寝転んで読むな」と、よく親に叱られていました。理由は、行儀が悪いというのと目によくない、というのですが…親の心子知らずで、私、一番好きな読書のスタイルは、ソファの上で寝転びながら読むというもの。そして、これまた好きなのが、たっぷりの飲み物とちょっとしたおやつを脇において、ちょこちょこつまみながら読書に耽ることです。別に、高級なお菓子じゃなくていいのです。どこのスーパーでも売っているような、マクビティや森永のビスケットで十分。逆に、油脂分が多いゴージャスなクッキーなどは、ページをめくる指がべとついて本を汚してしまうので、あまり向かない。ポテトチップスや揚げせんべいも、大好きではあるのですが、同じ理由で×。海苔巻きあられなどが、いいようです。あと、一口サイズのチョコレートなども、たっぷり淹れたお茶やホットミルクとの相性は最高。ただ「やめられない止まらない」系のスナック類は、面白い大長編などを読んでいるときは、果てしなくお腹いっぱい食べてしまう可能性があるので恐ろしいですね(笑)あくまでも、「これだけ」と決めた量をお皿に盛って、それがなくなったらおしまい、という強い意志を持つよう、心がけています。私の「読書の友」TOP5- Designed by unamama - これからの季節、熱々のお茶やココアなどの飲み物も、うれしい読書のお供です。いつのまにか、本の中の世界に引き込まれ、気がつくとカップの中の飲み残しが冷たくなっている…それもまた、私にとっては本を読む幸せな時間のひとかけらです。でもね、今、ウェイトコントロールを目指して節制している私。相変わらず本を読むことを楽しんでいますが、ダイエットを成功させるまでは、読書タイムのおやつはおあずけです。飲み物は、たっぷりのすりおろししょうがを入れた紅茶か、コントレックス。【そんな訳で、こういう食欲を刺激する本は、今は怖くて読めません(笑)】散歩のとき何か食べたくなって 池波正太郎読書の秋、皆さんの「お気に入りの楽しみ方」は、どんなスタイルでしょう。人気blogランキングへ
2005.09.30
コメント(14)

永らくブログで取り上げることがありませんでしたが、月に2回のお茶のお稽古は、夏の間も地道に続けておりました。早いもので、4月に初めて教室に参加してから、半年。半期分の講座のスケジュールを全て終え、何とか、薄茶点前のお稽古が出来るまでになりました。相変わらず、先生や教室の先輩方から、一挙手一投足を直される前途多難な状態ではありますが(笑)時には、美味しいお菓子をいただいたときなど、家でサラサラと抹茶を点てていただく楽しみも覚えました。お菓子といえば…これまでのお稽古の中で、最も私を悪戦苦闘させたのはさまざまな「葉っぱつき」の食べにくいお菓子の数々。(詳細は過去の日記でご覧ください)きれいにいただけない、始末に困る…本当に、大汗かく思いをしていたのですが。どうやら、いつも自分がお客様役になると慌てるのは、お菓子についていた葉っぱだけのせいではないことに気がついてきました。要するに、食べるのが遅いのです、私…薄茶の席では、亭主側が実際にお茶を点てはじめる直前に「お菓子をいただきます」と食べ始めるのがセオリーです。が、そのタイミングで食べ始めると、絶対に…茶筅の「シャカシャカ」が止まるまでには食べ終われないのです(笑)もちろん、亭主は「おもてなしする側」なので、客の私が食べ終わるまで、横目で様子を見ながら、ゆっくりゆっくりお茶を点ててくださるのですが。それがわかるとなおさら、焦る。焦ればなお、どういう訳か、柔らかいはずのお菓子が喉を通らなくなるのです…子どもの頃から、食事のスピードは本当にゆっくりで、小学校の給食も居残りで食べることもしばしば。社会人になっても、社員食堂で同期の子は皆食べ終わっているのに、一人いつまでも食べていたり…親は、「早食いは体に悪いから直さなくてよい」という方針だったのですが、本当は、周囲と適宜スピードを合わせるのもテーブルマナーのうちですよね。9月の生菓子【長月】あるとき、目を白黒させている私を見かねたのか、先生が声をかけてくださり「本来、薄茶のお菓子は干菓子だから、ああいう順序になっているけれども、この教室はみんな主菓子でしょ。だから、ちょっと早めに“いただきます”してもらっていいのよ」と、アドバイスしてくださったことで、やっと私も心ゆくまで、お菓子の甘さを味わうことが出来るようになったのですが。茶の湯の極意は、もてなしもてなされる相手あってのもの。心のゆとりをもって、奥深い世界の魅力をもっと見つけられるように、これからもお稽古を続けていこうと思っています。【和菓子も美味しいけれど、私の中ではこれが一番、抹茶と一緒に食べたくなる味】極上金カステラ(3切サイズ)人気blogランキングへ
2005.09.28
コメント(8)

本日の晩ごはんのメニューは、*玄米の炊き込みご飯(鶏肉、ごぼう、干し椎茸、エリンギ、油揚げ)*味噌汁(さつまいも、玉ねぎ、しめじ)*肉豆腐*里芋の煮っころがし…カロリー制限中の私のお膳はここまでですが、夫には、商店街のお惣菜屋さんで買ったかき揚げを一皿つけてあげました。見た目は地味~な食卓(ひたすら茶色っぽい…笑)ですが、様々な素材がギッシリひしめきあうような、具だくさん系のお献立は、作るのも食べるのも、それなりの満足感があります。食事のあとは、夏の間遠ざかっていた、熱々の緑茶を淹れ、梨だのぶどうだのを「ちょっぴり」つまむ。TVは消して、思い思いの姿勢で、静かに本を読む。「秋の日はつるべ落とし」…日が暮れると同時に、虫が鳴き始めるようになったこの頃。こんな王道の「秋の夜長」を楽しむのが、妙にうれしいのでした。人気blogランキングへ
2005.09.26
コメント(16)

今日は、遠ざかっていく台風のお土産なのか、晴れているのに猛烈な風の吹く日でした。ランチに出かけたお店でちょっと食べすぎてしまって、ただでさえ(もう、これ以上100gも体重を増やすまいぞ)と決意しているのに、こりゃイカン。と反省。帰り道、家の近くにある大きな公園に車を停めて、遊歩道をぐるっとウォーキングすることにしました。コスモスが一面に植えられたスペースがあったり、鷺が白い羽を休める広い遊水地があったり、なかなか歩き甲斐のある公園なのです。時節柄、あちらこちらに彼岸花が真っ赤に咲いていました。…と、そこでハタと立ち止まった夫。何事かと思ったら、頭上に枝を広げていたのは大きな栗の木。鈴なりの栗のイガが、夫の目を引いた様子。「あれ、まだ食べれないよねぇ?」自然に落っこちてくるまでは、ダメじゃない?…っていうか、公共の場所のものを勝手に収穫しちゃダメでしょ!!わが家の夫は栗が大好物で、特にお菓子ではモンブランに目がないのです。私も、甘栗も栗ようかんも好きですけれど、彼の、栗のお菓子を前にしたときの目の輝きには及びません(笑)今年の夫の誕生日。バースデイケーキは、近所の美味しいお店の和栗のモンブランにしました。 designed by hana 先日、スーパーでむき栗が出回ったのを見つけ、早速栗ごはんを炊きました。翌日のお弁当にも詰めて持たせたのですが、帰宅してから夫が言うには「いつも一緒にお昼を食べている人の反応が違った。みんなにのぞきこまれちゃった」とのこと。栗が好きなのは、夫に限らず殿方の多くに共通するんでしょうか??そういえば、おせち料理の栗きんとんを独り占めして怒られている、それは私の父です(笑)
2005.09.25
コメント(8)
![]()
ここ数日、ニュースを見ていて思うのですが。先日の「カトリーナ」に続き、大型のハリケーン「リタ」の襲来が予想され、300万人の市民が避難しているということで、本当に大変なことだと思います。でも、全米の、いや全世界の「カトリーナ」さんとか「リタ」さんというのは、今こういうニュースを見ていて、どんな心境なんだろう…と。もう十年前の話ですが、オウム真理教の事件が日本中を凄まじい勢いでゆるがせていた頃。会社の同僚で、ある事件の指名手配容疑者として、連日その名を報道されていたある信者と、同姓同名の人がいまして。最初のうちは、皆にからかわれて本人も笑っていたのですが、事件の質が質だっただけに…また、犯人が長く逃亡を続けたこともあり…病院の受付とか、ゴルフ場とか、フルネームで名前を呼ばれる状況で、いつも周囲の「ギョッ!」とする空気と、刺すような視線を感じる羽目になったそうで。かなり、イヤな思いをしていたようです。そんなことをつい連想してしまいました。広島に原爆を投下した「エノラ・ゲイ」(パイロットの母親の名前なんですよね)などもそうですが、災厄をもたらすものに人の名前をつけるというのは、ちょっと不思議な感覚だなぁと思います。【「カトリーナ」の惨事を見ていて思い出したのは…】レディ・キラーズ「マダムと泥棒」を、コーエン兄弟がリメイクし、トム・ハンクスが主演した映画。善良で信心深い老未亡人の家の地下室から、トンネルを掘ってミシシッピー川に係留されたカジノ船の地下金庫を狙う、泥棒の一味の計画とその顛末を描いた作品。教会のシーンのゴスペルが圧倒的な迫力です。ハリケーン「カトリーナ」のニュースで、カジノ船が岸辺に打ち付けられ、横倒しになった映像がありました。自分では訪れたことのない場所でも、こうして映画などでイメージの一端を知っていると、ああいう被害に遭って破壊されてしまったことが一層哀しく思われます。【あと、ルイジアナといえばこのイメージです…】デスレイン ケイジャンポテトチップス*日本赤十字のハリケーン災害救援金、募集要綱はこちらで見られます人気blogランキングへ
2005.09.24
コメント(12)
![]()
季節が巡ると、着るものや食べるもので、新しく訪れるシーズンを実感するのが楽しみの一つです。四季のある国で暮らす、喜びですよね。私の場合は、聴きたくなる音楽も気候によって左右されるようです。以前と比べて、本当に新譜を買うことが少なくなってしまって、CDラックの中から「いつものあれ」を引っ張りだしてばかりなのですが…今日は、残暑の名残りもとうとう一段落したかなぁ…という、涼しい風の吹く日でした。これからは、長袖のカーディガンが大活躍してくれそうな季節ですね。私はもともと冷房に弱いこともあり、薄手のものから厚手のニットまで、とにかく「はおりもの」を異常に所有しているので(笑)おしゃれが楽しめるのもうれしいです。そんな「カーディガンの季節」になると、なぜかスピッツのCDが聞きたくなります。最近、富士フィルムのカズが出るCMで使われていた曲もすごくよかったけれど、私がいつもかけているのは、このベスト盤です。スピッツ 「RECYCLE -Greatest Hits of SPITZ-」1.君が思い出になる前に 2.空も飛べるはず 3.青い車 4.スパイダー 5.ロビンソン 6.涙がキラリ☆ 7.チェリー 8.渚 9.スカーレット 10.夢じゃない 11.運命の人 12.冷たい頬 13.楓 90年代の、ドラマの主題歌にもよく使われた、懐かしいヒット曲の数々が並んでいます。透明感のある、草野正宗さんのボーカルが、秋の澄んだ空気にピッタリ。キッチンで食事の支度をしながら聞いていると、つい鼻歌で一緒に歌ってしまうことも(笑)私は、M12の「冷たい頬」という曲が好きです。センチメンタルな切なさがまた、「秋」の感覚なんですよね…。「秋になると聴きたくなる音楽」、皆さんにもありませんか?【そういえば「カーディガンズ」というグループも大好きです】カーディガンズ「Life」人気blogランキングへ
2005.09.22
コメント(10)
![]()
今日も秋晴れで、日中強い陽射しを浴びて歩いていると、汗ばむほど気温が上がりました。1年に1度、あるかないか…というくらいの話なのですが、国産のレモンが大量に売り出されたときなど、手作りのレモネードを作ってみることがあります。アメリカ映画では、「暑い日にごくごく飲めるように」家にいつも作り置いてある飲み物…という感じで、レモネードが登場するのをよく見る気がします。「刑事ジョン・ブック 目撃者」では、アーミッシュの人々が大工仕事の合間に、作業をする男性たちへ女性たちが差し入れる、たっぷりのレモネードがおいしそうでした。また、全編目が覚めるような美しい紅葉の中で物語が進む、ヒッチコックの「ハリーの災難」でも、シャーリー・マクレーンが小さな男の子と、玄関ポーチのベンチで秋の陽を浴びながら、レモネードを飲むシーンがありました。日本人で言えば、夏になるといつも冷蔵庫に作りおく「麦茶」みたいな感覚なのでしょうか?【こんなタイトルの映画もあります。泣きました。】夏休みのレモネード私が作るレモネードは、昭和54年(!)発行の「赤毛のアンのお菓子絵本」(主婦の友社)のレシピに基づくものです。クリスマスプレゼントに、叔母が買ってくれた、私が持っている唯一のお菓子づくりのレシピ集(笑)もう、ボロボロですが…<レモネード>材料:レモンのしぼり汁 4個分 グラニュー糖 100g 水 800cc*材料をクーラーポットなどに入れてよく混ぜ、冷蔵庫で冷やす。砂糖の量には寒気がしてしまうんですが(もちろん、お好みに合わせて減らしてOK)、出来上がってみると案外ちょうどいい甘さなんです。(そう考えると、市販のソフトドリンクがいかに糖分が多いか、よくわかります…)ちなみに、当時の「赤毛のアン」では、レモネードは「レモン水」と訳されているんですよね。アンはピクニックに行くにあたり、たくさんのご馳走と共に、お客様の分のレモネードとコップを用意しますが、自分では「樺の樹皮でつくった茶碗でつめたい小川の水をのんだ。」この場面は春のお話ですが、秋が深まる途中の、今のような季節には、冷たい飲み物がまだまだ美味しく感じられます。人気blogランキングへ
2005.09.21
コメント(10)
![]()
この連休、私の実家の両親が遊びに来ていました。美味しいと評判のお店をいくつか案内し、近場の温泉に出かけ、畳の部屋でごろごろしながら「寅さん」を見たり、見事な中秋の名月に歓声をあげたり…淡々と過ぎていった3日間ではありましたが、終わってみればあっという間でした。駅で親たちを見送った後、家に帰って、BSで「浮雲」を見て…そのうちにひどい頭痛がしてきて、今日も夫を送り出した後は、寝たり起きたり。温泉で、この頃会うたびにお腹まわりの脂肪がすごいことになっていく母親に、食べるなだの体を動かせだの、さんざん偉そうなことを言っておきながら、あー情けない。…と、ボーッとしながら朝刊をひらきました。読売新聞を購読している理由の一つが、家庭面の「こどもの詩」を読むことなのですが、今日掲載されていた、小学五年生の女の子の作品は、胸に刺さった。 「かいご」 わたしは 親の ヘルパーさん オムツこうかん ごみ出し かいもの からだふき あー 毎日が たいへん わたしが ねこんだら わたしへの ヘルパーがいない 死ぬか 生きるか きびしい社会気がつけば、私が「敬老の日の贈り物」をしていた頃の祖父母の年齢に、着実に近づきつつあるわが両親。前の晩、別れたばかりの後姿が目に浮かんで、しばらく頭が真っ白になってしまいました…【お亡くなりになった川崎洋さんの選者評が好きでした】こどもの詩あたまわるいけど学校がすき人気blogランキングへ
2005.09.20
コメント(8)

東海地方にお住まいの方には、さんざんテレビで取り上げられているので周知の事実かと思いますが…閉幕まであと10日を切り、いよいよカウントダウン状態となった「愛・地球博」。入場者数もうなぎのぼりですが、早くも終了後を見越して、今、外国館ではお土産ものの“投売り状態”が生じているそうです。私が足を運んだときも、外国館の中には、パビリオンというより物産館では…?と言いたくなるような内容のところもあったのですが。送料をかけて本国に持ち帰るよりは、バーゲン価格で売り切って帰るぞ!とばかり、「ヤスイヨヤスイヨオカイドクヨ~!!」と、SALE、SALEの大合唱があちらこちらで行われている模様。お土産品が半額セールになっている、なんていうのは可愛い方で、中には展示品に「売り物です」という張り紙をつけている国もあるとか。すごいところでは、ネパール館の目玉である仏教寺院(本国の職人さんが、2年の月日をかけて作ったものだそうで、私も見ましたが、素晴らしかったです)。なんと、2億円の値段で売りに出されているそうで…解体して移築する職人さんの工賃も込み、だそうですが。どなたか、いかがですか??(笑)展示品を売りに出すには、オークションという方法をとっているところもあります。サイトで出品物をのぞくと、これがなかなか楽しいんですよ。中には、事務所の備品まで出品しているところもあり、徹底してるのね…という感じで驚きますが。レストランの設備一式とか、家具とか、お金があったらまるごと買って、カフェでもオープンさせてみたいな、なんて夢見てしまいます。オークション情報はこちら世知辛いと見る向きもあるかもしれませんが、要らなくなったからとゴミにして捨てるよりは、よほどいい傾向では?と、思います。アメリカ館の出品物の収益は、ハリケーン被災者へのチャリティにも使われるそうです。【「瀬戸日本館」の屋上、風車の花壇。私はこれがまるごと欲しいです。】過去の万博レポートはこちらから人気blogランキングへ
2005.09.17
コメント(8)

テレビで、華道家の假屋崎省吾さんが紹介していたレシピを見て、早速作ってみました。手間がかからない上に美味しくて、夫にも大好評でした。<葱ソース> *グリルで焼いた豚ロースにかけていただきました材料: (きちんとメモを取らなかったので、ちょっとうろ覚え…)長ネギ 1本ごま油 大さじ1シークヮサーの果汁 大さじ1~2 (わが家は、すだちの絞り汁で代用)しょうが 適宜しょうゆ 小さじ1塩、こしょう、昆布茶 各少々レシピ:1)ネギはみじん切り。しょうがはすりおろす(量はお好みで。多目がおすすめ)。2)材料をすべて混ぜる。3)しばらく置いて、味を馴染ませる。焼いた肉や魚などにかけていただく。*食べる直前に、黒胡椒をさらにかけると美味しいです。柑橘系の酸味と、ごま油の風味が葱とよく合って、お肉も、付け合せのトマトもとっても美味しくなりました。今日は、豆のサラダをカップに盛りつけてワンプレートでサービス。きのことベーコンのスープと一緒にいただきました。【こういう料理って、上等のごま油を使うとさらに美味しいですよね!】わが家の指定銘柄は、こちらです。九鬼ヤマシチ純正胡麻油私は、二十代の頃から美輪明宏さんのリサイタルや舞台を見続けているのですが、毎年、秋のリサイタルに行くたびに、アンコールで舞台の美輪サマに花を捧げる、長髪の男性がいました。女性客が多い中で目立つ上に、いつも、とっても個性的な花束を持っているなぁ…と、いつの間にか顔を覚えてしまったんですが、今から思えばそれが假屋崎さんでした(笑)シィクヮサーのジュースは、血圧やコレステロール値を下げる効能があるそうで、テレビを見て以来ちょっと気になっています。【送料無料】シークヮーサー果汁100%3本セット人気blogランキングへ
2005.09.16
コメント(8)

昨日は真夏を思い出す暑さだったのに、一日で空気の質が急に変わったような、爽やかな秋晴れの日になりました。今年は秋刀魚が安くて美味しいですね。秋になると、秋刀魚を焼けばゴキゲン…という夫がいる我が家にとっては、うれしい限りです。その上、今住んでいるところは近くに生産農家があるらしく、「すだち」がとても安く手に入るのです。一袋80円とかね。ただ、ふたりの食卓では、秋刀魚を焼いても使うすだちは一回にひとつで済むので、残りはどうしよう?といつも悩んでしまいます。今日は、冷たく冷やしたペリエに絞っていただいてみました。お気に入りの江戸切り子のグラスでいただきます designed by hana 今日は、思い立って念入りに床の拭き掃除をしたので、気がついたら汗だく。シャワーの後、カーテンごしの陽射しを浴びながらいただく、爽やかな香りのペリエ。とっても美味しかったです。グラスを片手に「読書の秋」を楽しもうと、読みかけの本を手に取りましたが、気がついたらすっかり熟睡していました…(笑)人気blogランキングへ
2005.09.15
コメント(10)
![]()
連ドラはほとんど見ないし、昨今の「お笑いブーム」にもすっかり乗り遅れてしまった私は、気がつくとNHKばっかり見ているような気がします。BSと教育も含めると、このブログで「TVネタ」を書くときも、NHKの話題が多く、ほとんど回し者か!って感じですが…実際に、面白くてためになるプログラムが結構見られるんですよ。夜11:55からの5分間、しかも教育テレビ…という、すきまの時間帯に偶然見たのが「アジア語楽紀行」のインドネシア語篇でした。「バリ・旅するインドネシア語」というサブタイトル通り、バリ舞踊の若手ダンサー、ユリアティさんがガイド役になって、バリの見所を案内しつつ「両替所に行く」「レストランで注文する」「道や公演時間を尋ねる」…などなど、実際の旅ですぐに使える会話例を紹介してくれる番組。マッサージやオーダーメードなど、アジアンリゾートならではの楽しみについても、ちゃんと教えてくれます。バリでは、賑やかな通りやビーチに行くと、物売りとナンパ目的の男性が押し寄せてくるものですが、ちゃんと「ビシっと断るときはこう言いましょう」なんて言葉も教えてくれました。あと、市場での値段交渉の仕方とかね。妙に実用的でリアルなのです(笑)偶然見つけて以来、もうすっかりファンになってしまって、お風呂あがりのひと時に、大好きなバリに旅する気分を味わっていました。その後、「タイ篇」「ベトナム篇」が放映され、ちょうど今週は「ベトナム篇」の再放送中です。シクロに乗ったり、古都ホイアンを訪れたり…ベトナム語はかなり難しいですが、風景を見ているだけでも楽しめて、眠る前のひととき、とてもリラックス出来るのです。5分番組で12回シリーズ、計60分。好評なのか、休日の午後や深夜などに、まとめて何度か再放送されています。この夏、バリ島へ行く友人に、ちょうど見つけた再放送の予定を教えてあげたら、とっても喜ばれました。ちなみに最新のベトナム篇では、ナレーションを児玉清さんが担当されていているんですよ。【左からバリ篇、タイ篇、ベトナム篇のテキスト。】■番組公式HPはこちらから問題は、こんなに一生懸命見ているのに、TVを消した瞬間、習った言葉をすっかり忘れていることかな~(笑)人気blogランキングへ
2005.09.14
コメント(8)

土曜日、愛知県美術館に「ゴッホ展」を見に行きました。名古屋は、わが家から一番近い大都市(特急で1時間と少し)なのですが、あまり出かけることがないので、未だに何がどこにあるのか、よくわかっていません。街の中心部「栄」に、愛知芸術文化センターという、美術館・劇場・図書館などの複合施設があるのも、今回初めて知りましたが、駅からも近いし、とてもきれいなところでした。「ゴッホ展」、今年の春には東京で開催されていましたが、ゴールデンウィークに帰省したときは、あまりの混雑・行列に恐れをなして断念。名古屋も「今日は万博、明日はゴッホ」というポスターが駅のあちこちに貼られ、かなりの賑わいでしたよ。ゴッホの作品だけでなく、彼が絵を描いていた時代の背景を総合的に展示する、という意図で、ゴッホが影響を受けたミレーの絵や日本の浮世絵、同時代の印象派の作品、ドフトエフスキーの初版本までを見ることが出来、とても見応えのある充実した内容でした。中でも「夜のカフェテラス」は、夫も私も大好きな作品なので、じっくりと見ることが出来て、感動的な時間を過ごすことが出来ました。実は、今から18年前のこと、夫と私が初めてデートしたのも美術館でした。ルネ・マグリットの展覧会を一緒に見に行こうか、と誘われたことから(中略)今に至る(略しすぎ?)。…ともかく、美術館で静かなひとときを過ごすのは大好きです。そして、絵を観終わったあとの、もう一つの楽しみが「ミュージアムショップを覗くこと」。絵画をプリントした文具や雑貨など、それぞれ見ているだけでも飽きない、色々な企画商品が置いてあるのですよね。今回も、熊谷守一の「猫」をモチーフにした、ピンバッヂやキーホルダーのシリーズを発見!携帯ストラップもあったので、ちょうど電話機を新調したこともあり、迷わず購入いたしました。 タイトルなど。 この日の戦利品。かわいいでしょう? 気に入った作品のポストカードは美術展に行くたびに買ってしまいます。 Designed by hana その後、三越の別館「ラシック」までぶらぶら歩いていきました。この日は物欲に囚われる運勢だったのか、ユナイテッド・アローズで「あれも欲しい、これも欲しい」状態に…結局、黒のプリーツスカートと、こげ茶のボレロ風カーディガンを購入。私だけでは申し訳ないので、夫のものも何か買おうかと思ったら「もう、疲れて頭が働かないから、今度でいいです」といわれてしまいました(笑)人気blogランキングへ
2005.09.13
コメント(6)
久米宏と筑紫哲也が一緒にアンカーをやるというので、今回の選挙特番はTBS系列を見てみようと思っていました。番組が始まると同時に、出口調査に基づいた議席予測が大きく画面に表れ、私は本当に、びっくり仰天しました。昨日の日記の後半を読んでいただければおわかりいただけると思うのですけれど、ここまで偏った結果を有権者が出してくるとは。それなりにまじめな関心をもって、今回の選挙を見つめてきたつもりでしたが、私の予想が当たったのは唯一、投票率だけでした(大体65~69%と思っていた)。でも、ブログを愛読させていただいてる方々や、自分の友人、そして家族、誰も「あ~よかったね、小泉さんが勝って」と無条件に喜んでいる人はいないので、未だに不思議な…というか、信じられない感じです。これは、単に「類は友を呼ぶ」ということなのでしょうか。小泉総理が、衆院を解散するにあたっての演説に、「感動した」という人がとても多かった…というのを聞いて、私はア然としました。(生中継で見ていたのですが、自分はつまらなくて途中で居眠りしてしまったもので…)でも、これほどまでに、「はっきりした物言い」に皆が飢えていたのか、と改めて思います。また、「しがらみを断ち切る」ことに憧れる人が多いのだなぁ、ということも。もう、何でもいいから、今目の前にあるものをぶち破りたい、既得権を持つ者を引きずりおろしたい。そんな「普通の人々」の潜在的な願望に、小泉さんの戦術は見事にはまったということでしょう。過去の「日本新党」や「自社さ連立」政権の時の失望感が、未だに尾を引いている人も多いのかもしれないし。それと、あまり表には出てこないけれど、「ネット世論」は確実に、アメリカで台頭してきたような「ネオコン」の潮流を作っているのではないでしょうか。(「2ちゃんねる」をのぞくと、民主党が政権を取ったら日本は中国の属国になる、なんて意見のオンパレードですもの…)私は、今回の結果については自分の期待と違うもの(自民勝利は仕方なくても、民主党ももっとがんばってほしかった)でがっかりしていますが、小泉さんの「誰の顔色も見なくていい」がゆえの決断による、評価できる実績もいくつかはあった、と思っています。まぁ、それをはるかに上回る、評価できないことがあるから困ってしまうんですが…こうなったら、小泉さんには「民意」と「イエスマン議員」を味方につけて、公明党との連携はすっぱり切り捨て、郵政民営化の次は北朝鮮から拉致被害者を全員取り返し、道路公団民営化を1からやり直し、国の借金を帳消しにして、ついでにアルカイダのビンラディン容疑者を捕まえるぐらいのことはやっていただきたいなぁ。期待するのは勝手でしょ(笑)…と、ちょっと逆ギレ気味になってしまいましたが、私は次の選挙も、その次の選挙も、今までどおり、自分なりに考えて投票していきたいと思います。今日のInfoseekニュースより。『衆院選の当選者アンケートによると「全面的な憲法改正に賛成」が46・7%で最も多く、「9条も含めた部分的な改正に賛成」の25・4%が続いた。戦争放棄と戦力の不保持を定めた9条改正派は合計72・1%で圧倒的多数派となった。』自民党のマニフェストでは、憲法改正に際して「国民投票」という一行があるのが、せめてもの救いだと思いました。
2005.09.12
コメント(10)
人間が作る社会に、「絶対」ということはあり得ないと、私は基本的に思っています。昨日まで「白」と言われていたことが、一夜にして「黒」になるようなことは起こりうる、ということ。絶対の平和、絶対の安全、絶対の繁栄なんてものはない、ということ。そして、人間は過ちをおかす生きものである、ということ。過去の歴史が、そしてまさに今、世界のあちらこちらで起こっている惨事が、そのことをイヤというほど教えてくれていると思います。もしかしたら、私が暮すこの社会も、気づかないうちに曲がり角を過ぎ、進むべき道を間違えるときが来るかもしれない。そして、私や、私にとって大切な人々の上に、大きな苦しみをもたらすかもしれない。そうならないように、努力するのは当然のことですが、気がついたらどうにもならなくなっていた…という時に「あの時、自分は何もしなかった」と思いたくないのです。同じ後悔なら、まだ「一生懸命考えたけれど、間違ってしまった」という風に思いたい。だから、私は必ず投票に行きます。そして、多くの人が投票所に足を運ぶ社会であってほしいと、真剣に思っています。***(以下、私の「今回の選挙」に関する、勝手な考察)ところで、今回の選挙の流れをふり返った時に思うこと。なぜ、世論はあんなにも「小泉支持」に傾いたか。夏の始め、郵政法案が可決されるか、どうかという一連の騒動の中で、いつのまにか「造反組」がヒールになっていったのは、人相の問題だけじゃなくて(笑)彼らの多くが、廃案が実現していく過程で「はしゃいだ」のが原因だったのではないかしら。ご本人たちは、廃案という目標を達成した時点で満足、だったのかもしれませんが、私も含めて、自分たちの手の届かないところで「ゴタゴタ騒いで何やってるの?」という不満を感じていた人は多いと思うのです。そこへ、解散・総選挙。突然、降ってわいたように、自分たちに選択のチャンスを小泉さんが与えてくれた。一方で、造反議員たちの殆どがその時取った言動は、愚痴と恨みごとばかりで、女々しく見苦しい限り。「総理たるものやさしさや思いやりを持ってほしい」…って、議員同士で思いやりあってどうするのよ、みたいな。『結局、あの人たちは国会の中の馴れ合いで事が進むと思っていたのね。それに引き換え小泉さんは…』と、こんなところが、世論調査の「自民党圧倒的有利」の正体だったのではなかろうか、なんて勝手に分析してます。でもね~、公示前の日々も含めて、長い長い時間をかけて議論がされたことは、与党陣営には裏目に出たのでは。同じことしか言わない首相の姿に「ちょっと、待てよ?」と冷めてきた人も、多いのではないかと思うのですが…何しろ、日本の有権者って、過去もすごいバランス感覚を発揮してきているので、今回の選挙は、終わってみるまで本当にわからないんじゃないか、って思っています。さて、結果はどうなることでしょうか…。人気blogランキングへ
2005.09.11
コメント(17)
![]()
長年、NHKが月曜の夜に放映している自然ドキュメントを見続けている私は、野生動物の習性にはちょっと詳しいのである(自慢)。この映画の主役である、南極の皇帝ペンギンについても、「海から100キロ近い距離を行進して営巣地へ集団移動し、卵を雄と雌が交代で抱いて厳しい冬を乗り越える」という繁殖行動については、すでに知っていました。それでも、この映画を観ていた約1時間半は、新鮮な驚きの連続でした。まず、氷に閉ざされた南極大陸の情景がすごい。あまりにも非現実的すぎて、まるでSF映画のセットのようにさえ見えます。その中を、自然の法則に導かれて、一心に隊列を組んで進んでいくペンギンたち。人間の子どもにも似たヨチヨチ歩きで、時には腹ばいになって滑りながら、居心地のいい海を離れて、何も食べずに冷たい氷の上を歩いていく…その日数、なんと20日。「寒さに耐え抜いて、子を産み育てる」その、たった一つの目的に向かって、「一夫一婦制で、産む卵は1年に1つ」という「家族」がひたすら生き抜く姿。その過程には、壮絶な約束ごとや、感心するような知恵や、残酷な運命が待ち受けているのです。時にユーモラスな場面や、身もだえしたくなるほど愛らしい姿を楽しみながら、いつしか、彼らの力強さに背筋が伸びる思いになりました。それにしても、レッサーパンダといいテリア犬といい、二足歩行する生き物って実にかわいく見えるのですよね。あ、エリマキトカゲというのもいましたね(笑)日本語吹き替え版は、父ペンギンを大沢たかお、母ペンギンを石田ひかり、子ペンギンを神木隆太郎くんが演じます。3者それぞれの独白という形でナレーションが入るのですが、一番上手だったのは神木くんでした…さすがだわ。(オリジナル版では、母ペンギンをロマーヌ・ボーランジェが演じているそうです)「WATARIDORI」から「ベイヴ」に至るまで、動物が登場する映画で好きなものは山ほどあるのですが、また一つ、大切にしたい作品に巡りあえました。人間が、本能のままに動く姿は、大抵の場合見るに耐えない醜いものになるのに引き換え、動物たちが自然のサイクルに従って生きていく姿は、崇高で、素直に畏敬の念を抱きたくなります。くちばしをからめ、愛を交わすつがいのペンギンの姿が、ドキドキするほど、官能的でした。何も考えたくないとき、心がちょっとくたびれたときに、おすすめの映画です。そうそう、パンフレットも大変充実した内容で、皇帝ペンギンの写真集としても楽しめる一冊でした。【私の大好きな動物映画。ペンギンの雛は、「ピングー」のピンガちゃんそのもの】☆人気blogランキングへ☆
2005.09.10
コメント(4)
一昨年から使っていた携帯電話を、機種変更することになりました。「自分じゃ買わないよね~」「自分じゃね~」…という、某携帯電話の小林桂樹・藤岡琢也コンビの会話ではないですが、あまり最新の機能に興味がないので、夫が買い換えるという時に、「では一緒にお願いします」というパターンです。お金をかける気にもなれないため、夫がパンフレットをあれこれ眺めて研究しているのを横目に、いわゆる「型オチ」の機種を安く購入します。今、使っている携帯は、初めて手にした「カメラ付」だったのです。自分が使うようになるまでは、あんなもの何の役に立つのだろうと思ってましたが…実際手に入れてみると、事あるごとに「パシャ!」(笑)このブログに日々の記録を書く際にも、役立ってくれています。しかし、今度はとうとうDocomoの「FOMA」を手に入れることに…ということは、初めてテレビ電話機能のついた携帯を使うことになります。実は、夫をはじめ、周囲の人々はもう殆どがFOMAを使っていて、実家の両親でさえ「FOMAらくらくホン」をお揃いで購入、台所とリビングでテレビ電話で話して遊んでいたらしい(笑)でも、以前からずっと思っているのですが、電話って「顔が見えないからいい」っていうことも、あるんじゃないかな~と。私なんて、家の電話がすべてテレビ電話になる時代が来たら、時と場合によっては怖くて電話に出られないヨ~…と思っていました。そうしたら、やっぱり「テレビ電話で自分の顔が写らないようにする機能」というのが登場しているんですね。テレビ電話って、実際に皆さん活用されているんでしょうか?ところで、選挙関係のニュースを見ると、どこの党首が演説していても相当の人だかり。で、多くの人が携帯片手にパシャッ!パシャッ!テレビに出ている有名人に人だかりが出来る現象って、携帯カメラの影響が相当大きいと思われます。【ストラップも新しくしようかなぁと、色々見てみたら…】こちらのショップ、ストラップ売上げNo.1はレイザーラモンHGのストラップだって。大笑いしました。人気blogランキングへ
2005.09.08
コメント(6)

一時期、切手のコレクションをわりと熱心にしていました。まだメールやインターネットがそんなに普及していなかった昔、仕事で大量の郵便物を受け取っていた時があって…たまに貼ってある記念切手の美しさに目を奪われ、いつしか仕事の合間に、鋏でせっせと切り抜く習慣が。(欲しい分は自分がもらって、他は古切手収集のボランティアに送っていました)切手に興味が沸いてくると、発売される記念切手のどれもが買いたくなって、職場に近い郵便局のお得意さんとなっておりました。レターセットやポストカードを買うのも好きだったので、送る相手の顔を思い浮かべながら、便箋や切手を「どれにしようか」と悩む時間は、私にとってとても楽しいひとときです。切手コレクションから イタリア製のカードと封筒のセットは紙の質感もデザインも大好き。どんな切手を貼るか、悩むのも好き。 Designed by hana でも、今はほとんどと言っていいほど、切手を買うことはありません。メールで連絡をすることが増えたせいもありますが、私の場合「写真付き切手」の登場で、一気に購買欲が下がってしまった。【「写真付き切手」って、こういうのです…】マツケン御開運写真付き切手シート 誰でも、好きな写真を使って切手を作れるようになったのは面白い試みだと思うのですが、マツケンにしてもサッカーの日本代表にしても、「切手になったの??」と思って見ると、業者が作ったこのタイプの切手、というケースが最近はほとんどなんですよね。やっぱり、記念切手は「官製」じゃないと、何だかありがたみが感じられないなぁ…と、これはまことに個人的な、郵政に関する一意見です(笑)【海外の切手も、楽しいデザインがたくさんありますね】「たんぶる(Timble)」は、世界中の切手が見られる楽しいショップです。写真は、フィンランド発行のムーミン切手。それにしても、小泉さんは「公務員を減らすには民営化が不可欠」と繰り返し、反対派は「田舎のお年寄りのために郵便局を無くしてはいけません」と言う。でも、少し情報を集めて勉強してみると、郵政改革の本当に大事な部分はそっちじゃなくて、「お金の問題」と「利権の問題」だと思うのですが。ところが、これは本当に難しい。たぶん、うまく説明する自信がないから話題に出さないんだな~、どっちの側も(笑)この選挙がなければ、全く知らないままで終わったであろう、様々な事実を知ることが出来たのは、よかったと言うべきなのでしょうが…インフォシークの総選挙特設ブログの情報や、オールアバウトのマニフェスト比較の記事などは、「AとBの闘い」というより「AとA’の闘い」と言った方がいいような今回の選挙の争点について、ポイントをつかむのに重宝しております。人気blogランキングへ
2005.09.07
コメント(14)
腹の立つことはあっても、受信料を払っていてよかった、と思うのはこういう企画が実現されたとき。NHKが、BSで今週から「成瀬巳喜男特集」と題して、24本の作品を連続放映。この夏からの「寅さん」企画に続き、うれしい限りです。私は、和洋を問わず、30~50年代のモノクロ映画を観るのが好きです。特に、日本の古い映画は、知っている街の昔の風景や、「TVでよく見るお年寄り役の人」が、若き日の思いがけず美しい姿で見られたりするのも楽しみ。きれいな日本語も聞けますし。その上、繰り返しの鑑賞に堪えるような素晴らしい作品がたくさんあります。小津も、溝口も、黒澤も、「みんなちがって、みんないい」(by金子みすず)。なかでも、成瀬巳喜男の映画は、最初に「浮雲」(写真)を見た時の衝撃が忘れられません。すごい強さで心を揺さぶられた思い出があります。「くされ縁映画」というジャンルがあったら世界最強だと思う。以降、「めし」「晩菊」「流れる」…などなど、出会えた作品はすべて好きでした。男と女の物語が映画で描かれるとき、多くは「紆余曲折を経て結ばれるまで」のストーリーになりますが、成瀬作品で有名なのは「それから」のお話であることが多いようです。情熱的な季節が過ぎたあとの、男と女の「グダグダ感」の描写が秀逸。馴れ合いの末に生まれてくる感情を、残酷なほどに切り取ってみせる…のに、ジメジメとし過ぎず、どこかに品と詩情がある。そんなところに惹かれるのかなぁ、と思います。あ、別に私が倦怠期に悩むということではなく(笑)でも、恋のときめきは永遠ではないでしょ?つきあいが長くなると、恋愛は友愛に似たものに変わっていったりしません?ね?ね?(必死)昨日放映された「めし」は久しぶりに見ましたが、原節子さんの魅力を再発見しました。おきれいだということに加えて、演技力のある人なんだなぁと。今って、男女を問わず、「どんな役をやっても○○○○(俳優名)にしか見えない」俳優さんが多いじゃないですか。それに引き換え、原節子にしても高峰秀子にしても、美しいだけではなく、それぞれの映画で与えられた役に没入していると思うのです。微妙な感情の綾が、役者の表情によってダイレクトに表現されて見る側に伝わってくる強さは、小津安二郎の映画とは一味違う魅力ではないかしら。しかし、NHKのHPで「成瀬巳喜男(1905-69)は「冬ソナ」に連なる恋愛ドラマ演出の開拓者の一人とされる監督である」と紹介されているのは、どうなんでしょう。何もここで、自局の韓流ドラマを宣伝することはないと思うのですけど(笑)人気blogランキングへ
2005.09.06
コメント(15)
![]()
今日は歴史に名高い「壇ノ浦の合戦」の回だということで、久しぶりに「義経」を見てみました。金の砂子が舞う中での、タッキー(義経)とあべちゃん(平知盛)の鍔迫り合い。う~ん、美しい。かっこいい。全体的に「あぁ面白かったね~」と、夫共々大満足だったのですが、私としてはただ一ヶ所「んん??」となってしまった場面が。敵に囲まれ、敗れることを覚悟した知盛は、「見るべきほどのことは見つ」という名セリフを残して、船の碇を体に巻きつけて海に飛び込み、自害します。(番組では口語訳のセリフでした)この場面、実は歌舞伎でも「碇知盛」と呼ばれる名場面なのですが…ザンバラ髪のあべちゃんは、気迫あふれる名演でしたが、持ち上げてる碇が、歌舞伎で使われる鉤型の碇と違って、とっても素朴なものだったので(笑)あれっ何持ってるの?と一瞬思ってしまいました。もちろん、時代考証に忠実に作られたのでしょうけど。源平合戦や、源義経の物語を題材にしたお芝居は、歌舞伎にはたくさんありますね。ざっと思いつくだけでも「勧進帳」「熊谷陣屋」「平家女護島(俊寛)」「船弁慶」…などなど。中でも、単独上演される有名な演目がたくさん詰まっているのが「義経千本桜」でしょうか。平家の武将、平知盛・維盛・教経の三人が、実は生きていた…との設定で繰り広げられる、ドラマの数々。先に挙げた「碇知盛」のシーンは、大きな碇を持ち上げた役者さんが、そのまま背中から海へ落ちていく、という最期が圧巻!…とか、書いてますが、実は私はテレビでしかこのお芝居を見たことがないんです…いつか、「義経千本桜」を、通しで一日がかりで観劇する機会が来ます様に…と、願っております。その折には、座布団とおべんとう持参で堪能するぞ~!!【伊達なつめさんの歌舞伎本は、わかりやすく面白くて大好き】歌舞伎にアクセス
2005.09.04
コメント(4)
![]()
三十年近く、フィリピンのルバング島に潜伏した後に生還した、小野田寛郎さん。彼の半生については、先月、中村獅童さん主演のドラマが放映され、大きな反響を呼んだそうです。私は、ドラマを見なかったのですが、今日NHKで「生き抜く・小野田寛郎」というロングインタビューを見てみました。一口で言うと「ぶっ飛んだ」という感じです。小野田さんについては、スパイ養成機関でもある「陸軍中野学校」の出身だったこと、今はブラジルで農場を経営していること…これくらいの知識しかありませんでした。そこから、大日本帝国に忠誠を誓った、帝国軍人としてのエリートで根っからの兵士だったのだろう…というイメージを持っていたのですが、これが全然、違った。まずはそこが「目からウロコ」でした。元々は、上海で貿易商として活躍する青春時代を送られた方だったんですね。そして、語学と運転が出来ることを見込まれて採用された中野学校では、天皇を論じることも、敗戦の可能性を見込むことも自由で、アメリカが日本本土に上陸することも視野に入れた後に、任地に赴いた…と。当時の日本兵の中では、最も先進的な思想と情報を持っていたと言っても過言ではない、その人が…なぜ、部下を失い、鼓膜をアリに食い破られ、長い月日が流れてもなお、ジャングルに潜み続けたか。その「信念」の根底にあるのが、「テンノウヘイカ、バンザーイ!」的な精神論とは全く違う、きわめて現実的な判断に基づくものだったというのが、また驚き。日本へ帰った後、全国から送られた見舞い金のすべてを、「生きている自分はこれから働けばいい。一番可哀相なのは死んだ人だから」と、靖国神社へ寄付。(そのことは、当時「軍国主義賛美だ」と大きなバッシングを受けたそうです)そして、わずか1年で再び日本を出て、ブラジルに新天地を求めて、厳しい開拓事業に取り組みます。小野田さん自身の言葉を聞いていて、本当に敬服したのは、そのあまりにも苛酷と思える人生において、徹底して彼を支えてきた「現実的な物の見方」でした。ああいう体験をくぐり抜けた人なら、「戦争によって奪われた、私の人生の三十年を返してほしい」とおっしゃるのでは…そう思っていたら、とんでもない。「終わったことはふり返らない。」「もう一度生まれ変わるとしたって、思い通りの人生なんて送れる訳がないですから」「愚痴は大嫌いです。グチっていたら、前に進む力は生まれて来ない」後に、日本で「自然塾」を主宰するきっかけとなった、「金属バット殺人事件」を知った時の思いを小野田さんはこう語っています。「あの少年は、両親を撲殺する前に、どうして家を出なかったのだろう」。目の前にある条件をクリアして、自分の目的を果たすために、自分の判断で動くこと。そういうシンプルにして力強い生き方を貫くことが、小野田さんの「戦後」を「誰のものでもない自分の人生」として、豊かに実らせたのだと思いました。死ぬのはイヤだから、生きる努力をする。そういう、シンプルな強さや知恵を、豊かさと平和に恵まれた今の日本人がどんどん失ってしまったのは、なぜなのでしょう。【この本、読んでみようと思っています】小野田寛郎の終わらない戦い番組では、作家の戸井十月氏がインタビュアーとなっていました。その、戸井さんがまとめられた小野田さんのロングインタビュー。司馬遼太郎が考えたこと(7(1973.2~1974.9)司馬遼太郎の、小野田さんの帰還についての論評が収録されています。最後に。亡くなった方に鞭打つようなことは、言いたくないのですが…子どもたちに、「命を大切にしなさい」「生き続けなさい」と、伝えていく立場の先生たちが、どうしてわざわざアフガニスタンまで行って、無残に死ななければいけないのでしょうか。すごく空しい思いのよぎるニュースでした。人気blogランキングへ
2005.09.03
コメント(6)
この夏は、よく新聞を読んだなぁと思う。家に、7月の中旬に出た「週刊文春」が置いてあって、捨てる前にパラパラ…とめくってみたら、タイムスリップしたような感覚を味わいました。民主党の岡田代表は、グラビアページでカエルのコレクションを披露してニッコリしておられました。で、その時の世論調査では、民主党支持の回答が自民党支持を大きく上回っていました。人の心はうつろいやすく、選挙の行方はまだまだわかりません。…というか、今回の選挙は本当に、結果によっては多種多様なオプションが想定されるし、投票しがいのある選挙だなあと思う。「総選挙」と、「郵政民営化に関する国民投票」とは違う、ってことぐらい、有権者はほとんどがお見通しでしょうし。やっぱりね、政治ってすごく大切なものだと最近実感するわけです。アメリカのハリケーン「カテリーナ」がもたらした惨状だって、一見「行政の不手際」が要因のようで、その底には貧富の差や、イラク戦争に伴う州兵不足・防災の予算配分など、すべて「政治的背景」が絡んでいるのですものね。まろ0301さんの日記に、司馬遼太郎の文章が引用されていました。「平和とは(略)単に戦争の対語にすぎず、をさすだけのことで(略)あくまでも人間に属する。平和を維持するためには、人脂(ひとあぶら)のべとつくような手練手管が要る。」平和を「おだやかな日常」という言葉に置き換えたら、戦争に限らず、天災や人災でいとも簡単に平穏な暮らしがくつがえされてしまう、ということを私たちはよく知っています。政治は、私たちの生活のすみずみにまでびっしりと絡み付いて関わっている。そのことを、つくづく実感しながら、毎日新聞を読みテレビを見ています。誰に、どこに投票するかは、まだ決まっていません。
2005.09.03
コメント(10)
全22件 (22件中 1-22件目)
1


