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最近とにかく、夜寝かせてもらえないので、朝起きられない。もうダメだーと昼近くまで寝た。よっしゃー! と起きて、小鬼のテニススクールに電話をかける。電話の事情は後述するとして、電話を受けてくださった事務のおねいさんから、「ところで、小鬼くんの先週の件は聞かれましたか?」と訊かれ、ついにきたか・・・と冷汗が出た。小鬼のレッスン時間の前に、申し込み先着でコートをフリーに使える短い時間がある。小鬼は学校の時間割の関係で、いつもはその時間に行けないのだけど、先週は祝日だったので、行くことができた。その中でお友達と喧嘩になり、後片付けもしないで終了したらしい。「いつものレッスン時間では、そういうことはなかったそうですが・・・」言い添えていただいて少々ホッとしたが、「実はお医者さまに診断していただいて、かるい情緒障害の疑いが」と説明した。いま訓練中である旨も伝えておく。あえて「自閉症」「アスペルガー」等の言葉は使わない。どこまで情報開示すべきか、最近とみに慎重になっている。実はつい先日、チビの保育園のお迎えで、同じ園のママさんにつかまった。異国のかたなので多少語彙は少な目だが、「うちの○○の腕に赤い跡がアって、チビちゃんに噛まレたっていうんです」ときっぱり。語調は穏やかだけど、内容は苦情以外のナニモノでもない。そりゃそうだ。「すみません。実は言葉の遅れがあって、いま訓練にも通ってるんですが、自分の気持ちが通じないとワーッと怒ってしまって、納得いくまでは誰が近づいて何を話しかけても攻撃するんですよ」「そうなんデすカ・・・。私も、跡が赤クなってるから、どうシたんだろうと思って」「本当にすみません。お子さんにもどうぞ、『チビが怒ってるときは相手にしちゃダメ』と教えてあげてください。きっと心配して声をかけてくれたんじゃないかと思うんですが、近づかなければ何もしませんので」「U先生にも伺っタんですけど、『このくらいの歳の子は、噛んだり噛まれたりは、よくあるから』って仰って、言葉のコとは伺ってまセんでした・・・」しまった。その瞬間、天才・U先生が「意図的に情報を伏せた」のではないかと感じた。「自閉症が、いろんなアクシデントについての本人と親の免罪符になる」状態にすっかり慣れていたオイラ、中途半端な情報開示が相手によってはマイナスに働くことを、すっかり失念していた。それを心配して、例の臨職の先生には情報を漏らさないよう各方面に協力していただいたくらいだったのに。考えてみりゃ小鬼が小学校でハミ出し特殊学級を勧められてるの同様、いやさ症状的にはそれ以上に、チビも保育園でハミ出す可能性はありすぎるほどで、U先生の華麗な保育テクニックのフォローにより、なんとか通わせていただいてるわけで。「ねえ、私どうしたんだロうと心配になって。チビちゃんに噛マれた腕がまだ赤かったシ」ママさんが何度も繰り返すのは、ただ単に不安を表す日本語のボキャブラリーが少ないせいか、それともほかの意図があるのか。たとえばの話、「自閉症の(その診断は下ってないけど)チビちゃんと一緒の園では不安です」と複数のママさんが訴えてきたら、園側としても何らかの対策は講じなくてはならないだろうし、いちばん簡単なのは「チビちゃんの面倒を見切れません」と宣言することだ。そう考えると、「この歳くらいなら、よくあること」で押し切ったU先生の英断に舌を巻く。うう、敵にしたくないタイプ。←ちがうか。テニススクールに通っているせいか、小鬼はバドミントンが得意らしいし、水泳や縄跳びにも積極的に取り組んでいる。今後もできれば続けさせてやりたいが、「アスペルガーの疑いです!」と伝えるなら、その症状やどうしてそうなるかや対処方法まで伝えないと、ハナから「ウチではそういう特別扱いの子を出すわけには・・・」とお断りされてしまうかもしれない。少なくとも自宅での症状は改善されているし、スクールもいつものレッスン時間には暴れていないようだから(勝手な行動は多いらしいが、お友達とぶつかるまではいってない)、このまま様子をみてもらって本人が自分をコントロールできるようになる時期を待とう・・・。という策略なんですが、うまくいきますか。情報開示というのは、まーいつの世にも難しい問題で、たとえば古い話で恐縮だけど、あれはチェルノブイリ以前だったか。大学の先輩が原発関係の就職説明会に行ったら、文化系や体育会系の学生さんも、同じ説明会にいらしたらしい。そんで一通り説明を聞きながら施設を見て回ったあと、担当官が、「皆さんはこういう職種に就職を希望してらっしゃいますが、正直なところ、放射能は怖くありませんか?」と尋ねたそうな。先輩は素直に「怖いですねえ」と答えたが、まあ採点に響くと考えたのかもしれない、文化系さんは「私は目に見えないものは信じません」とホホエみ、体育会系さんは「体力には自信ありますから」と胸を張ったという。今からすれば笑い話とはいえ、ここまで見事な「情報ゼロ」状態に、原発の危険性を唱えた一冊の本が一石を投じて、なにしろ情報ゼロだったもんで、本の内容にかなりあった大間違いの部分まで、ばっちり広まってしまった。中途半端な情報開示ってやつあ、罪作りである。いや、それが遊び心として広められるものなら構わないよ。チェルノブイリの直後に関西方面で、ヨード卵と若布入りうどんが「メルトダウンうどん」みたいにして売り出されたと聞いたときは、すんばらすい~~~とウケにウケた。ちなみにSF研だったオイラと後輩のみらい子さんは、「放射能雨をワキの下に当てれば永久脱毛できないか」と検討したものだ。ま、それはそれとして。とにかく、誰に何をどこまで伝えるかは難しい。本人にも「あなたは生まれつき怒りっぽいので、コントロールする練習が必要」という形でしか伝えてない。先は長いよ。というところで、冒頭で後回しにした説明、ちゅーか愚痴。小鬼のレッスン時間は、最近授業の関係で間に合わないことが多く、いつも1コマ後の時間にしてもらっている。が、今月頭に渡された予定表を見たら、今日は4時間授業だったんで、それならコマを変えてもらわなくていいな~と思っていた。そしたら昨日の連絡表で、小鬼が記した下校時間予定が、どう見ても5時間ある日の時間じゃないか。「あれ? 明日って4時間授業じゃないっけ?」「ううん5じかんだよ。せんせいが、2じ45ふんにきたくって、いったもん」この連絡帳は、先生が仰ったことをそのまま書き写すものなので、間違いようがない。で、慌てて今日電話をしたわけよ。月に3回目のコマ変更は手数料500円、更に当日連絡の手数料も500円、消費税も合わせて1050円。イタイけど休ませるよりいい・・・。そんで本日、学童へ迎えに行ったら、「せんせいがまちがえたって。きょう4じかんだった」と小鬼に言われ、なんとなく血の涙です。1050円という金額の大きさに涙。その金額を「大きい」と感じてしまうウチの貧乏ぶりに涙。劇団ひとりに弟子入りしたいほどの簡単涙。「劇団ふたりめ」を名乗らせてください。 * * * *つか、下のトラックバックはなんじゃろう。お邪魔したら「使い方間違ってるかも・・・」と自覚されてるご様子なので、「間違われてますよ」と書き込みしてトラックバック削除させていただこうとしたんですが、書き込みできませんでした。コメント欄をクローズしてらっしゃいますか? もしかして。通告ナシに削除はしたくないので、しばらく残しておきますが、1週間以内に何らかのレスがなかった場合、削除させていただきますね。記事とじぇんじぇん関係ないもん~。そこんとこヨロシコ。
November 30, 2004
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あいあい。取材の会話の途中で『鋼の錬金術師』って出てきたのを、受け答えするうちナニゲに『ハガレン』と口走ってヲタバレした、ししゃもで~す。ま、アンガールズはいいとして、本日の取材先は、そういうところであったわけだが、オイラより若そうな編集長さんが出てらして、「才能が育ってゆく隣にいさせてもらえるのって、幸せです」みたいなことをニコニコ仰っていて、帰り道はオイラもニコニコである。幸せはうつる。さて、遅い昼食は、以前から目をつけていた行列店。午後2時くらいだとまだまだサラリーマンがお店の外に2~3人、という混雑ぶりを誇る。さすがに3時を過ぎれば空席もあり、期待に胸を膨らませて入店した。・・・味より盛りの良さで人気の店でした。とほほ。昨日メルヒェンをおちょくったバチですか?満腹は満腹の帰り道、懸案だった百均ショップ『ナチュラル・キッチン』を覗きに行き、5色のチョークセットをゲットした。可愛い木箱入りだ~。イーゼルの黒板に使おうかどうしようか迷っている。だってチョークって粉すごそうだし、目に入ったら危険だから幼児向きじゃないし、鉛筆と持ち方が違うのも小さい子にはちょっと。まずは「大人だけが使うものだよ」ということにしての試験導入だけど、チョークの隣にミニ黒板とミニイーゼルが並んでたので、黒板消しと併せてまんまと買い物かごへ入れる。小鬼のごちゃごちゃ鉛筆類を整理する木のトレイも買うことにして、シメて525円也。百均万歳。帰宅したら御機嫌ミニラが立っちでお出迎えしてくれた。もう20秒くらい手を離してバランスをとってられる。このままいくと、年が明けないうちに歩きだすかもしれない。昨日は小鬼が手をニギニギしているのを真似してたし、どうも心身共に成長が早い。「下の子は早い」ってこういうことか。さて、上の遅い人たちもそれなりに成長はしているわけで、帰宅した小鬼はチョークを見て、「これでいつでも、さんすうのべんきょうができるね!」と嬉しそう。机でやれよ! と思ったが、そういう集中のさせかたもあるかもしれない。ミニ黒板はなんとなくテーブルに置いて、今夜のメニューを書いてみたりするが、「納豆レタスチャーハン/れんこんみぞれ汁/牛スジと大根の煮物」という無秩序ぶりに、何か違う! とけしけし。只今、ミニ黒板の使い途募集中です。できればチビに破壊される前にね(泣)。朝食のメニューでも書いておこうかなあ・・・。起き抜けはボケてて、何つくるつもりだったかわかんなくて段取り狂ったりするし。追記。『ナチュラル・キッチン』のネットショップ『ナチュラルスパイス・キッチン』てのも見つけました。百均ではないですが、こちらもナチュラル&シンプルがウリです。雑貨好きは物欲に悶絶するように。
November 29, 2004
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休日だというのに珍しく相方がいて、しかも朝食時に起きているので、「猿飯だよ」と朝ご飯を持ってった。「サルメシ」とは、何回か日記に登場しているウチの休日の朝食定番で、イモやリンゴ、バナナの類でしのぐことを言う。小鬼めらには受けがいい。今朝は蒸したてのさつまいもにバターを乗せたやつと、リンゴ、牛乳。「猿飯猿飯~」相方が妙に嬉しそうなのは、ネーミングが気に入っているせいらしい。編集者という仕事柄、キャッチーなフレーズには大変弱い。いわゆる、メルヒェンな皆さんがシイタケ入り雑炊を、『せせらぎ森の小妖精のオータムフェスティバルリゾット』とか呼ばわって有り難がるのと相通ずるものが。ってメルヒェンな皆さん、ごめんなさい。ネーミングといえば、これを「肉まん」と呼んでいいのかと、作るたび悩む自家製肉まん。小麦粉(正しくは、讃岐うどん用に配合されたうどん粉)にベーキングパウダーと塩、砂糖、水を加えて混ぜ、ひき肉その他の具を包んで蒸したものだが、これがなかなか上手く膨らまない。水の量が多すぎるのでは・・・と睨んでいるが、わかっちゃいてもなかなか改善されないのが自家製たる所以つーか。チビも次々おかわりしてくれたし、残った1個を小鬼に見せたら、食にあまり執着しない奴が珍しく「いただき~」と持ってったし、自分でも味はそんなに悪くないと思う。しかしこれは、誰がどう見ても食っても肉まんではない。「いいじゃん美味しければ」「美味しい」と言ってくれる相方だが、こないだ小鬼が、生卵に熱湯を注ぎ塩胡椒したものを「おれのたまごスープ、のんでみて」と出したとき、慈愛に満ちたホホエミで「美味しいよ~」と評価するのを見てしまってから、相方の「美味しい」には気をつけろ! と構えてしまったオイラだ。とにかく次回からはベーキングパウダーを入れるのやめて、ジャンボ焼売と言って出してみます(泣)。午後、仕事の資料を届けに出かける相方に、小鬼が「おれひまなんだよ」とついて行くことを主張し、イイコトありそうだと判断したチビが「イク!」と魔女っ子ものの変身シーンばりの素早さで服を着込んで、相方は「こんなんじゃカメラ修理に出したかったのに、行けない」とブー垂れる。いいから連れてけっての。オイラはいつもミニラまで連れて出歩いてるんじゃ。無理矢理なお見送りのあと、ミニラがダウンしてくれたので、仕事の時間ができた。よしっ、まずまずの休日。ファイバーツリーも飾ったぞ。
November 28, 2004
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早起きチビが居間で何事か騒いでいる。「ナアニィ~~?」と極低音の唸り声が響いたあと、襖が開いて、どすどす駆けてくる。おお、どうやら昨夜届いたイーゼルを発見したらしい。「ママァ、アイアット!」1オクターブ高い声で、可愛子ぶりたいときだけ使う「ママァ」でお礼を言ってくれるのはいいが、なんでアレがキミのものだとわかった。というか、「家族のものはアタシのもの」なのか。「ママァ。オエッカッキ、シターイ」んで、あれが絵を描くものだとどうしてわかった・・・。眠い。這って起き、チビをトイレへ連れて行く。戻ってきたらさっそく、「オムツをパンツにしませんか?」作戦。パンツを履くと、まあ楽しい! みたいな絵を描いてイーゼルにぺたんして、毎日繰り返し、構造化へ向かおうという算段なんですが。かきかきかき・・・とオムツを履いた下半身を描き、パンツ姿も描いてっと。「パンツは偉い」というのは抵抗があるなあ。排泄にヒエラルキーがあってもいいものかどうか、いまだに考え中なので。とりあえずパンツのほうは、脚が「楽しいな♪」ふうに踊ってるのにするか。「ナアニィ~~~? ・・・ワーカッタ! オクツ!」はい、絵は下手です(泣)。小学校時代からずっと3でした。「はーい、パンツにするとラクチンだねえ。おっけーだねえ。んーナイスですねえ。さあっ、パンツにしてみよっか?」「・・・・・・」「パンツにしてみよっかっっっ!」←全開。「・・・イナナーイ(いらない)」というわけで、構造化の第一歩はおおお~きく空振り致しました。うう、諦めないぞこれからだっ。まだ画材やマグネットなど、活用の幅を広げそうなものを購入していないので、今日のところはB4の紙をぺたんと貼って自由に描かせておしまい。でも、帰宅した相方も「なるほど、これはオシャレだねえ~」と納得してくれて、ビジュアル方面に明るい人(カメラマンだし)にお墨付きをいただいたオイラもホッとした。夜、メールの整理をしていたら、実父から「チビの咀嚼能力のなさは専門家に相談したほうがいい」というのが入っていた。「妊娠中の薬害の可能性も考えられる」てのはたぶん、去年あたりオイラがアスピリン漬けになってたことからの連想だろう。チビの発達の遅れを「TVを見っぱなしにしているせいではないか」と繰り返して、違うとわかったら次は薬害かい。どうしてもオイラの責任を追求したいらしい。なんでそういう台詞を連発できるかなあ。チビは今後、どこまでコミュニケーション能力が身に付くのか? とか、小鬼の状態は変化してってくれるのか? とか、ちらっと考えかけては、「まあまあ! そんなんより大事なことがあるじゃないか」と振り払っているオイラには、非常にカチンとくるメールだったので、よっぽど「不愉快です」と返信しようかと思ったが、いままでの前例からして「おまえはいつも、善意の言葉を踏みにじる」とかなんとか返信がきそう。しかし、なんだか少しわかった。世の中には、何かコトが起こったとき、「じゃあどうすれば解決するか」「どっち向きに努力すればマシになるか」を重視する人と、「原因は何か」「誰のせいか」を重視する人がいる。いや、後者がいてもべつにいいんだけど、それでいろんな研究が進み世の中進歩するわけだけど、人生のコマを前にすすめるためにはあまり役立たない。たとえばさー、いじめに悩んでる子に、いじめが生まれる社会的背景を分析させて、どうしようっての。必要なのは「殴り返せ」とか「学校やめちゃおう」とか、そういう方向のアイデアでしょう。10年後にいじめをなくす計画を、いまいじめられてる子にツラツラと語るセンスは、オイラ的に「なし」だなあ。「当事者」にとっては前者のほうが楽しいし、「傍観者」にとっては後者のほうが楽しいこともままあり、自分がどっちの立場で言ってるか、相手はどうなのか、見極めて言ったり聞いたりすれば、余計な衝突が防げて良い・・・・と。こういうことを自然に把握できず、いちいち文章化して自分に定着させようとしている時点で、オイラも自閉傾向でしょうか。ともあれ、嫌いな食べ物を咀嚼しないチビの理由は、ほかにもっと思い当たるものがあるし、メールは無視することに決めた。そんなことより、昼間さっそくイーゼルに登ろうとしていたチビにどうやってストップをかけるか、そいつが問題だ。ああ恐れていた通り・・・。皆さん、イーゼルの無病息災を祈ってやって下さい。
November 27, 2004
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午前2時に出発した相方がゴミ出しをしてくれて、大量の子ども服が一斉処分された。保育園は着替えを大量に消費するけど、ホームランドリー生活だと、「少ない枚数を着たおす」パターンになるため、予備は少なくて済む。猛烈寝不足でハイになった状態を持続させ、今週月曜日からちまちま続けてきた衣替えも、ゴールが見えてきた。←まだゴールしてないし。そんで先日から「構造化構造化」と唱えてたのがようやく功を奏してきて、ミニラが寝たら仕事、起きたら家事とパターンが作られた感じ。作業がはかどらないイライラは減ったものの、一日が終わってみればやっぱり仕事は残っていて、絶対的に時間が足りないという現実を突きつけられたりするわけで。神様~~。普段から、「人間、才能と相性」(by島村洋子先生)と思っているオイラですが、才能を磨く時間をください~。時間といえば、待ちに待っているアレが、まだ来ない。そう、イケアのイーゼル。申し込みは早かったが入金まで時間があいたためか、待てど暮らせど状態である。こういう日に限って、「ピンポーン宅急便でーす」で、先日いただいたエッセイ賞の巨大な額縁付き賞状が届いたり(どうしようコレ)、叔母からりんごの箱が届いたり、そんでお届け伝票を見ながら叔母にお礼の電話をかけたら「あなたどうして何回も何回もかけてくるの!?」と間違い電話になっちゃったり(叔母さん・・・何人に間違い伝票でお届けものをされたのですか)、換気扇フィルターの補充販売が来て新聞やさんと置き薬やさんが営業に来て、何が何やらの週末の夜。珍しく小鬼どもが早々と全員沈没し、書きかけの原稿をキリのいいトコまで上げておこう・・・とパソコンに向かったとたん電話が鳴った。「すみません宅急便ですが・・・これからお伺いして宜しいですか?」注文から2週間待ってりゃ、あと2時間くらい、へでもないっす!定番仕事の連絡がきて、年イチ仕事の打診がきて、メルマ! から休眠メルマガ廃刊予定のお知らせがきて(あわわ)、相方から「天候の関係で予定していた写真が撮れなかったので今日は帰れません」と連絡がきて、せっかく「構造化」で時間を捻出しつつあったのに、またオーバーフローの予感が。とりあえず明日イーゼルを目にしたチビの反応を楽しみに、今日は寝る。起きたらすでにハカイダー・チビに壊されてませんように・・・と、壊れやすそうなところにチェックを入れた。結果、「乗られる」のが危ないかと。先日スクイッシュをやられたオイラ、疑心暗鬼です。
November 26, 2004
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時間だけみると寝不足が続いているオイラだが、以前のチビ泥沼期に比べたら、けっうなんとかなっている。理由のひとつはもちろん何度も書いている家事の自動化だが、もうひとつ、チビがちゃんと成長してくれているという大きな理由がある。相変わらず、「やるな」と何度言っても棚によじ登り、ティーパックの包みをぜんぶ剥き(またやられた)、シンクの周辺を水びたしにするが、以前の狼藉に比べれば、その程度どってことない。朝起こしにも来ないし、起きたらまず居間の修復作業から(掃除ではない!)という日常がなくなったのは、おおいに進歩だ。それだけではないぞ。最近はチビ、気を遣うんである。たとえば『おしゃべりノートパソコン』という、壮絶にうるさいおもちゃが、ウチにはある。どうして電子音系おもちゃってみんな、こうも無駄に音がでかいかなあ。小鬼がバザーで目に涙を浮かべて欲しがるもんで買ってやったんだけど、おかげで今度はこちらが目に涙を浮かべるハメに。いや、そんな小ネタを振ってる場合ではない。これをチビが気に入っていて、早起きして遊びたいときは、「カーシャン。パショコン」と寝ているオイラに小声で許可を求めにくる。OKすると、寝室にあるやつを居間へ持ってって、間の襖を閉めてスイッチを入れる。「あ! あひるの、あ!」「ガアガア! ガアガア!」「い! いぬの、い!」「ワンワン! ワンワン!」などと五十音を順に読み上げたり、計算してみよう! とか、大きいのはどっち? とか、ひたすらでかい声で勉強を促すやつだが、極端なマイペースを誇るチビに「次へ」ボタンを連打されて、「あ! あひるの、う!」などど力強く意味不明なことを言わされている。しかし、さすがに襖一枚隔てると、その騒ぎも穏やかなものだ。朝までもうひと眠りできる。「カーシャン。ビショビショ~~」これさえなきゃな(泣)。相方が買ってきた安い紙オムツは、チビの一晩分を吸収できないんである。ま、4歳なのにビッグのオムツでは限界ギリギリだしな。次はムー○ーかメ○ーズにしよう。この出費がバカにならないから、ぼちぼちチビにも昼のオムツをどうにかしてほしい・・・と、実らない努力を試みたりもしてたんだけど、なんと母Aさんから、諸事情あってのビッグ&ビッグより大きいサイズを山盛り使いませんかとの打診が。あっという間に発送していただいたオムツの山が本日到着し、さっそくチビに一枚履かせ、お礼の芸をさせて携帯で撮影したのをメールする。「次郎! 逆立ち!」←次郎くんのほうが賢いですが。というわけで、各方面からの援軍に助けられ、無我の境地ではちみつ牛乳の2杯目を飲み干す夜。帰宅した相方が開口一番、「セローがやられた」だと。団地の中庭に停めておいたバイクが、昼のあいだに姿を消したらしい。2年前にもオイラのDRをやられて、これで2台目だよ。この市に住んで8年になるけど、所有のマシンでキーをイジられてないものはないし、2回キーボックスを交換したやつもある。不況のせいか、オイラの管理が悪いのか。どのみち昼にやったというのは、プロの犯行だ。夜半から小鬼が頻繁に鼻をすすり、怒鳴り続ける。起こされたミニラが泣き、寝かしつけに手をとられて、今夜中に済ませたい家事が一向にはかどらない。2時間ほどの間に10回以上も怒鳴り声を上げて、ようやく深い眠りに入ったか落ち着いた・・・と思ったら、本日朝2時起床で仕事に出る相方の目覚まし時計が鳴った。怒鳴り声、再開。
November 25, 2004
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ミニラが再三夜中に起きた。少々鼻水が出ていただめ、スムーズに添い乳できず、かなり泣き倒してくれた。朝は、チビ様がベビーベッド用マットレスをミニラすれすれに放り投げるという危険行為で叩き起こされる。マットレス、けっこう重いんですよ。地響きしましたから。諦めて起きたが、布団の中にいた4時間をコマギレにされているため、寝たような寝てないような。ま、そんなことを考えてる暇もなく、今日はチビの大学病院診察日。診察といっても、毎度おなじみの「ご報告」のみで、チビもまた、診察室に入るや否や先生に挨拶もせずおもちゃへ直行するという、これまた毎度おなじみの自閉っぷり。この先生相手だととくに酷いのよ。どうしてかしらん。男性とはいえ(女性のほうが反応がいい)、優しそうな先生なのに。「軽度発達障害とか自閉症とかいうのも、最近範囲がどんどん広くなって、以前は1万人にひとりとか言われてたのが、今や100人に1.5人ですからね。まあ、そういう名前がつくことによって、いままで学校などの集団生活で『躾がなってない』とか『問題児』とか本人や親が責められていたのが、正しく理解され適切な対処をしてもらえるようになるという側面もありますから」お医者さまらしい肯定的ご意見を戴いて、ものすごくその通り! なオイラ。先日某ホームページで、親が子どもの障害を受け入れられるかどうかのハードルって、けっこう高いケースもあるという話を読んで、ちょっと固まってたの。オイラ小鬼に情緒障害と名前がついた次の瞬間、頭に浮かんだのは、「おおっ。天才だ」の一言だった。これって適応力以前の問題ではなかろうか。不満があるとすれば、物理的に人手が足りないという部分だろうな。「つきっきり」が原則のコイツら、乳児を世話しながらでは、ひとりを見るのも厳しい。仕事はまったくできないまま、午後は小鬼が通うかもしれない特殊学級の面談を受けに行く。今回はいままでの経緯を説明し今後の流れを伺っただけで、30分ほどで面談は終了した。いきなり「来週から来てください」みたいな話じゃなくてよかったあ。というか、いま面談の申し込みから通級待ちまで、待機中の児童は増えに増えていて、順番に丁寧に様子をみながらでないと、通級の決定はできないそうな。小鬼が通うのはいいんだけど、車での送迎を考えたら、できれば通級したくないのが本音。オイラももすこし自宅での療育に力を入れてみよう。夕食時、6日ぶりに取材から戻った相方のお土産は、越前蟹であった。チビは食べ辛さにキーキー怒って放り出し、小鬼は「これがうまいんだよ」と醤油にだぼーっと浸けて食べている。おまいらにはカニカマで充分だッ!
November 24, 2004
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朝が来たら起きる。・・・というのは一般的に「構造化」以前の問題だが、そこまで至らない辛い朝。夜しか仕事できない~と欲張って起きてたら、案の定ミニラの夜泣きも加わって、寝不足で起きられない。8時頃によれよれと朝食を作り、再び昼まで寝る。起きたら起きたで家事だ小鬼のテニススクールだ買い物だと忙殺され、右往左往のうちに夜が来る。昼寝なしだったチビが早々とダウンしたので、小鬼の相手をしてやって、そろそろ寝なさいとベッドに追い込んで居間へ戻れば21時。ここから宅配野菜の注文書書きとか提出書類の用意とかがごちゃごちゃ始まる。今夜は繕い物をしたかったんだけど、そこまで辿り着きそうにないなあ。日テレで『記憶のチカラ』なんて特番をやってて、期待したのよりちょこっと目新しい情報は少なめだった。んで、毎度おなじみ男女の脳の違いで、「女性は強い感情を伴う出来事を、より記憶しやすい。だから結婚記念日を憶えている」話に、オイラも思わず結婚記念日を確認した。おお、憶えているとも。強い感情を伴って。あれは土曜日だった。なんでわざわざ土曜日に行ったかってば、月曜日の朝10時までに渋谷の住都公団に「入籍証明書」だったかを提出しなくてはならなかったから、余裕をみたつもりだったの。そう、そのころオイラは、配偶者もちのみ入居を許される(当時)都営住宅の入居手続き真っ直中で、のちに「都営入居のための偽装結婚」と称される相方との入籍に大わらわだったのよ。「おめでとうございます」と、市役所裏口(土曜日だから、裏口しかあいてない)に座ったかたは届けを受け取ってくださったが、「えーと、それで入籍証明書は・・・」と尋ねると、月曜の朝以降でないと出せないらしい。青くなった。市役所から渋谷までは、バイクですっ飛ばして30分。しかし朝のラッシュ時、渋滞のすり抜けが加わると、40~50分はかかる。朝9時ジャストに窓口に並んでも、ギリギリではないか。当時妊娠7ヶ月のハラを抱え、オイラは月曜朝イチ8時45分の市役所へ走った。アシはCRM80をチョイス。すり抜けに強いコンパクトボディと低速域での加速力を重視した。←もはや結婚の話とは思えない。入籍証明書をオーダーしたら、「土曜提出だと、まだコンピュータに入力されてないから、出せない」とのお答え。しかし、10時までに渋谷へ届けねばならない事情を説明すると、窓口以下5~6名がフロアを駆け回り始め、ほどなく手書きの書類が出てきた。笑顔で書類を手渡してくださった市役所の皆さんの出世を、心から祈る。その半年ほど前、こちらの事情も聞かずに「この証書はヘン」と鬼の首でもとったかのように言い募った健保窓口のばーさまは、奥に引っ込めて鉛筆でも削らしとけ。そしてそこから渋谷まで、ローズマリー・バトラーが『汚れた英雄』を熱唱する、渋滞すり抜け30分。地獄を見た(苦)。そのような、忘れられない結婚記念日。相方はたぶん憶えてない。小鬼どもの誕生日も憶えられないらしい。最近はオイラも疲れるので強い感情を伴わないよう日々を送っているから、忘却まっしぐらだろう。こういう態度だと早く記憶力が低下するらしいぞ。明日は午前中チビの大学病院行き、午後は小鬼の特殊学級面談。仕事のことを考えると冷汗が出るんで、考えないようにしてっと。構造化。夜は12時になったら寝る!・・・と、1時半過ぎてから言ってみてます。
November 23, 2004
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家事の構造化・・・と一昨日書いたが、「涼しくなったら、すぐ衣替えする」という構造化がなってないので、大変寒いこのごろ。皆さんいかがお過ごしでしょうか。というわけで、定番仕事の合間となるこの時期に、衣替えをしなくては!「ぐしぐしぐしぐし」いきなり鼻を鳴らして居間へ避難する。ホコリが舞うよう。あと、ワシゃあ防虫剤に駆除される体質なのだ。こんなところでも人間失格なのだ。ユーカリオイルを魔除けのように振りかけて、再び防虫剤に挑む。けっこう効く。ミニラはオイラが立って仕事していると、「ああ、かーちゃんが、あんな遠いところに・・・」と仰ぎ見てすがりつくが、座って衣類の仕分けなんかしてる分には、近くに居て安心らしい。たまに服を引きずり出したり、振り回してみたり、それなり楽しそうに遊んだ末、眠いからチチよこせー! と泣いて、添い乳でダウンする。えーと構造化構造化。「ミニラが寝たら、すぐ仕事する」。家事はおんぶしてでも出来るけど、仕事はできない。「立って歩けー!」と暴れられるからな。いつもミニラが寝たところで、せいせいと家事してしまう。これがいけない。それなりに仕事の時間も取れて、迎えた夕刻。いつもならノンストップ家事に向けて身構えるところだが、今日はちょっと違う。ついにゲットしたんす。桧水ですっ。確か先週日記に書きましたね。まとめ買いです。たっぷりあるぞー、浴びるほど桧水を浴びるぞー。まんまやんけー。小鬼とチビを風呂に浸からせ、ほどよく茹だったところで、先に追い出した。人口密度を下げておいて、ゆっくり風呂に浸かろうという算段なのだった。あーーーーー・・・脳幹までほぐれるぅ~~~~。なんかこー、全身のパーツをバラバラにしてフラッシングしてもらって、水切りカゴに入れてザバーと上がる気分っす。うい~。しばらく組み立てたくない~。ついでに10倍薄め液を作って、寝室にスプレーしてみる。うっすら残っていた防虫剤のニオイも消え、あとは寝るだけだ。と思ったのに、寝られん。昼に衣替えと仕事をしてしまったので、明日の休日に向けての前倒し家事が終わってない。構造化、先のこと読まないとダメだってば。深夜12時を回ったころ、ようやく今日の片づけと明日の食事の下準備ほかモロモロを終え、パソコンの前に座る。桧水のお礼を言いたくてお店のページへ飛んで、どうせなら商品を見に来た人にPRしよう! とコメントを書いたら、それって自分のHPにも掲載されちゃうんですね。確かデザインで削除できたはず・・・とデザインページ入ったら、そうそう、そうでした、Mac.のIEでココ来ると固まるんでした。はいどーも。というわけで、うっとおしいものがページトップに掲載中。えーん。とりあえず構造化、「寝られるときに寝る」します。
November 22, 2004
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いだだだだーー。きてしまった。久しぶりの肩凝り頭痛~~。こんなにいい天気なのに、快復したらお出かけするつもりだったのに、朝からバ○ァリン浸け。しかしオイラが動けないと知ると、小鬼どもはテレビ三昧で嬉しそうだ。くそお~いつまでのお前らの好きなようにはさせんぞ~いだだだだだ。昼まで寝ようと思ったのに、その前に「オナーシィタ(おなかすいた)」とチビが騒ぎ、バナナを隠してある野菜保存袋まで行って、袋の外から触ってみている。「バナナ! アーッタ!」って、どうしてそういう方面だけ知恵がくるくる回るかな。取り出して、群がるサルに「ハイハイ1本ずつよー」と投げ与えていると、すごい勢いでミニラが這ってきて、ハアハアいいながらつかまり立ちする。「バー! ンンンンバアァ! バーァァ!」・・・「バナナ」ですか?普通1歳くらいで単語が出ると言われてるけど、実はそれ以前からも、大人が聴き取れないだけであかんぼはけっこう喋ってるものだという説を聞いたことがある。ミニラはゴニョゴニョとよく喋る子で、6ヶ月頃から「いまの『カーチャン』て聞こえるねえ」などと相方と笑いあってたが、これってホントに「バナナ」かもしれない。千切ってやると、池の鯉のように食いついてきたし。母子手帳に「8ヶ月で最初の一言は『バナナ』」と書くべきかどうかは悩みどころですが。ああ、口をもぐもぐしながら、一瞬つかまり立ちの手を離しているっ。両手をぐるぐる回してバランスとって、すんごい反り返っている。どっかで見たポーズだなと記憶を探ったら、『マトリクス』ですね。午後、チビが昼寝から覚めたら珍しく全員で公園へ繰り出して、チビの相手をしてくださった女の子ふたり連れのオバアチャマに、「男の子3人兄弟ですか~」とホホエまれて(それでいいです、もう)、本日の行事終了。チビと小鬼がストンと寝ついたのに驚いたが、オイラも今日は、家事が終わったらストンと寝ます。頭痛が激化してますんで。残るミニラを抱え、部屋を片づけながら『あるある大辞典』を流し観る。「身体の老廃物を出す!」がテーマですか。老廃物と聞いたとたん、頭の中で♪ローレンローレンローレン♪ と回り始めたのはオイラだけでしょうか。スリッパでパシー! 合いの手入れたくなりましたが。♪ローハ~~~イ!♪ ←バシー!
November 21, 2004
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昨夜、そろそろ寝ようかな~と布団に入る頃にミニラが起き出し、絶好調で午前3時を迎えた・・・ところまでは記憶している。そこからもしばらく、「寝かせてくれぇ」と呻きながら相手をしていた覚えがあるが、ようやくミニラも沈没して、こっちも睡眠モードに入った午前5時。チビの「ビショビショ~」の声に起こされた。オムツがオーバーフローしたらしい。オイラの布団が景気良く水没しておる。相方が死にそうになりながらオムツ交換してやっていた。意識が戻ったのは午前7時30分を回ったころ。「しまった!」という相方の叫びに起こされ、パン食の予定が思わずラーメンを茹でてしまうほどにあわあわして(いやホントに)、相方に小鬼を車で送ってくれと頼んだ。単純計算では4時間くらい寝てるはずだ! 眠いのは気のせいだあっ! と自分に言い聞かせながら家事を続けるが、昼過ぎに轟沈。ああ、今日もこうして1日が終わる・・・あっという間に1年が終わって一生が終わる・・・。危機感いっぱいで迎える夜。本日宿泊予定の実父を迎える。「カーシャン、チョキン」呼ばれて居間を見れば、困り顔のチビが、歪んだスクイッシュ片手にオイラを呼んでいる。そう、ゴムをハサミでチョキンしやがったのだった。半年以上悩みに悩んで、2週間前に買ったばかりのブツを・・・。してほしくないことを一撃で見抜く、チビ様の眼力、実父がいてもお構いなし!さて、最近いつも夕刻からはTVの電源を抜いているのだが、オイラがチビを迎えに行ってる間に、小鬼が電源を入れてしまった。消すとチビが大暴れするので、やむなく点けたまま夕食に突入するが、これをやると小鬼の箸が止まる。ミニラが突然離乳食に目覚めたこともあり、実父にも食事を出しながら、小鬼に食え食えと声がけし、立ち歩くチビにストップをかけ、ミニラに「アタシのメシがないアタシのメシがない」と騒がれながら、これだけでもう限界だと言いたいのに、実父が小鬼に説教を始める。「食事はお前はダメだな」「かあちゃんの邪魔をしたいのか」「TVをいつまで観る気だ。消せ」・・・さっきから何度も、「小鬼はTVを消せるけど、チビが暴れるから仕方なく点けてる」って説明してるじゃないかあ! それと、小鬼は「速やかに食事しなくてはならない」ことが、わかってるけどできないの! そういう症状なの! アスペルガーつのは! てか、この人もアスペルガー老人の疑い全開なんで、もう何もいいたくなひぃぃぃぃ~~~!!! ああ「早く食べろ」とか言いながら、自分がヒマになったら、小鬼のやりかけの工作をいじって目の前でひらひらわざと見せたりしてる。ダメだこいつ・・・。小鬼が寝てから、改めて小鬼とチビの症状について説明する。ストロー工作をいじり、実験しながら人の話を聞く実父。これを小鬼がやったら、耳たぶに指先が飛んでおる。「ひとの話きいとるか~ッ」。障害児教育には、普通学級オススメ派と特殊学級オススメ派があって、実父は現役時代前者の先鋒だったんで、「小鬼が特殊学級の相談に行く」という話には驚いたらしい。小鬼が椅子を振り回しながら「ぶっ殺す~!」と叫んで暴れ回っている話をしたが、普段のクールさを知っているだけに半信半疑の気配もあり、「そういう場合、上手く煽っている子がいるのではないか」とも分析する。その分析は正解です。でも、集団生活では、そういうのを受け流す技術もないと、上手くやってくのは難しいです。「対人関係も、いろんな子と接しないと覚えない。いろんな経験をすることで学べるんだから」普通学級派のベースとなっている発想ですな。それも半分正解。知的障害には、とてもいいのかもしれない。しかし情緒障害のアスペルガーは「経験する」だけでは対人関係を学べないんです。経験するたびに、「どうしてこうなったか」を、周囲の人間が説明し、知識として憶えてもらわなくちゃいけないんです。学童では、それをお願いしています。帰宅してからもやります。普通、親は人間関係の指導なんか、しませんよね? 子どもはそんなん自然に憶えますよね? それをするんです・・・。ぜーはー。実父がストロー遊びを終えるころ、オイラもようやく説明を終えて、「ついでだがメシ時の説教は止めやがれ」てなことをやんわりと告げ、仕事するんで先に休んでください~と逃げた。ちなみに相方は当分、取材のため不在です。いろんな混沌が激化中。はやく終わって。
November 20, 2004
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関東エリアも冷え込む今日このごろ、チビは毎度のオムツいっちょだ。案の定、寒くて何度も起きている。つきあってミニラも起きる。オイラもつきあわされる。ねみー。うっすら頭も痛むぞ。というわけで、小鬼を学童へ送り出し家事を済ませたら、即ミニラを抱えて布団に潜る。チビは実父が面倒みてくれそうだ。遊びモノの場所はすべて伝えてある。昨日『カプラ』を見せたら、「音がいいから、良い木を使っている」トカナントカ評論してたから、このへんが気に入るだろう。昼頃にへろへろ起きて、予想通りカプラで遊んでた人々を横目に洗濯物のシーツ類を干し、チビが食べ続けて終わらない朝食を、弁当箱に詰め替えてみる。狙い通り、「オビント!」と喜んで食べ始めた。いつも土曜日の朝、小鬼のお弁当を眺めては「コオニーノ・・・」と恨みがましく呟いているチビ、先日保育園の行事で自分のお弁当を持たされたときは、「オビント! チビノー!!」と、それはそれは嬉しそうに連呼していた。連絡帳にも、「真っ先にシートを敷いて、食べる準備をしていました」と書かれてたくらいだから、余程嬉しかったんだろうなあ。というわけで、そう何度もは使えないお弁当作戦で気をひく。へろへろの夜、HPのコメント欄に書き込みをいただいた自閉症関連の情報ページへ飛んで読んでいるうち、面白いことに気づいた。「構造化」というの、ご存知でしょうか。自閉症スペクトラムの特徴的な傾向に、「決まった手順を守る」というのがある。日常的なことでいうと、「起きたらトイレへ行き、ママオハヨーと声をかけ、顔を洗い、クマさんのタオルで顔を拭いたら着替え」というような順番があることで、自閉症の程度によっては、起きてすぐ「着替えて」と言われただけで、順番が違う! と怒ったり(チビにはたまにある)、ママオハヨーがパパオハヨーになっただけで大暴れしたり(チビも微妙にある)、クマさんのタオルがウサギさんのタオルになってるだけでこの世の終わりのように嘆いたり(これはない)、まあそういうこと。一見特殊な性癖のように見えるけど、実は一般にも、もっと反応は弱いが似たような「構造化への反応」があるわけで。たとえば、「朝食は和食でないと食べた気しない」なんてのもそうだし、「帰宅して脱いだ服はすぐハンガーにかける」なんてのもそう。生活習慣と言われるものの多くが、「構造化」と極めてよく似た性質を備えている。面白いことに、自閉症児への対処として、この「構造化」は苦あれば楽ありの典型で、つまり、新しい習慣を構造化するためには苦労するけど、一旦構造化してしまえばすべてがトントンとスムーズに運ぶという。ここまで来るともう、「構造化」を自閉症児だけのノウハウにしとくのはもったいない、というのがお分かりですね? てか、構造化と生活習慣の習得って、同じものかもしれないですね。そんで改めて思い出したのだけど、フランクリン・プランナーを導入したオイラがページファインダーに毎日の家事を書き出したのって、まさにこれではないか! 子どもがいることで倍々増した家事をスムーズにこなすために、すべきことを視覚化して、家事の構造化を図っていたわけだ。そして1年が過ぎ、構造化が完了した今は、不必要になった、と。思えば朝のウォーキングを始めた人が、「毎朝30分」などと書いて目立つトコに貼っておくのも、一種の視覚化と構造化である。洗面所に「歯磨きしたらボウルを洗う」と紙に書いて貼っておき、構造化に組み込まれるまで頑張れば、そのうち貼り紙なしでもボウル掃除は身につく。家事の構造化で「まだあれやってなかったー」みたいのを減らせば、自閉症児ならパニック確実のストレスも減らせるし、家事自体もスムーズに終わるかもしれない。・・・と大発見のように書いてて気づきましたが、大抵の家事従業者はコレを自然にやってらっしゃるんでしょうね。とほほ。反省して、ハチミツ牛乳飲んで、寝ます。
November 19, 2004
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昼前にチャイムが鳴り、宅配野菜かダスキンリースか・・・とドアを開けたら実父が立っていた。明日泊めてくれと言われてたけど、今日こんな時間から来るんだっけ? いいけどさ。家庭菜園から野菜をどっさり持ってきてくれて、今日は宅配野菜が届く日でもあり、冷蔵庫がぱんぱんになった。起きてきたミニラが、「ヒイイイイイ~~~~~!(部屋の中に知らない人があああ!)」と本気泣きで人見知る。「ヒィィン! ヒィィン! ヒィィン!」わなないてますがな。しばらく抱えていたら落ち着いてきたけど、オイラの陰に隠れては、さっとスパイのよーに様子を伺って、また隠れる。小鬼・チビと人見知りしない子が続いたので、「これが、あの!」とオイラは興味深いが、ミニラ的には非常に厳しい状況らしい。必死の形相が、かなり面白い(ごめん)。ちょびっとだけ仕事も進められた。ネタはほぼ揃っている、男の子の育児関係の本。「『定番』と言われるような本にしたい」と版元さんは意気込んでおられるが、ネタをいただいて書き進むうちに、どうにも見えてこないように感じ始めたのが、皆さん、どんな子に育ったら「男の子の育てかた成功例」ってなるのかなあ、ということ。受験でいい大学とか、高給取りとか、スポーツでアテるとか、そのへんは二次的なもの・・・という気がする一方で、あの有名な○×さんの親御さんは、こうして彼(彼女)を育てた! みたいな本がそこそこ売れるという現状もある。ネタの裏取りでネット検索なんかしてると、教育熱心な親御さんの掲示板での発言で、「子どもの可能性を最大限伸ばしてやるのが親の義務だから」と習い事を山盛りかけもちしていたりする。この「親の義務」というのが、各種学習教材のセールストークとして用いられる頻度の高さにヘキエキしているオイラは、「親の義務」と聞いた瞬間マウスをぶんぶん回して「かかってこいゴルァ!」と暴れたくなるわけだが、まあそのへん、さっ引いてですね。なんとなく、「どんな子に育ってほしいか」が見えていないまま、「私は親の義務を果たした、きちんとした親」と安心したいだけなのかな? なんて想像したりもしますね。勝手に失礼な想像して、すみません。そんでさらに少なくとも、売れる本にしたければ、何かキャッチーな一言が欲しいわけですよ。シアーズ博士夫妻は「アタッチメント」、スポック博士は「厳格でない育児」。それまでの常識を覆したり、みんな言いたかったけど言えなかった一言を言っちゃったりする、インパクトのある主張が何かひとつ軸になってないと、雑誌のQ&Aでも同じこと書いてあったなーって具合になってしまう。どうもその軸を考えるのはオイラの役目になっちゃうようで、微妙にプレッシャーなのだった。ふう。そういえば子どもの頃は、「世間一般の勉強を押しつけた子育てをする親」と思っていた実父だが、どうも様子が違うことにここ数年で気づいた。今日も小鬼は、宿題の「くり上がりのたしざん」プリントなんかやってるわけだが、その横で実父は、昔オイラにやったように腕組みして延々とプリントを覗きこみ、小鬼にかなりイヤがられている。「ここは、繰り上がりのある足し算の、みっつのやりかたを憶えるところなんだ。8+7なら、たとえば7を2と5に分けて足すやりかたと・・・」などと講釈を垂れ、別のやりかたでもやってみろとうるさい。「教えたい」という自分の欲望に極めて忠実な人である。そこに「相手が教えてもらいたがっているか」などの予測がまっっっっったく入らないところが、自閉症スペクトラムですわな。ちなみにオイラ、8+7なら、7×2+1で計算しますが、何か? ←わかりやすくふきげん。
November 18, 2004
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小鬼のアレルギー性鼻炎と、その鼻吹き音で起きるミニラの相手で、いつもの寝不足。でも今日は、小鬼の怒鳴り声で目が覚めた。「あああなんでおもらししちゃうんだあ! このお! このお!」最近2週間くらいかなあ。おねしょが続いていて、この4~5日はその量が増えて、布団を干すハメになっている。自閉症スペクトラムやADHDを表現するフレーズに、「言葉も習慣も違う国に来ちゃってる状態」というのがある。小鬼は「境界線上」という診断結果のレベル、つまり比較的軽度ではあるから、お隣の国というか、「中国なんで漢字の筆談は通じます」って具合かもしれないが、それでも今年小学校に上がったのはストレスになっているかもしれない。最近自分の「症状」(本人には「性格」と教えている)を自覚して、コントロールしようと試みているだけに、尚のこと。本人的にも辛いらしく、延々と朝の怒鳴り声は続き、自分で着替えを出して洗濯物を脱衣場まで置きに行ったはいいが、戻ってきてまた怒鳴り散らす。明け方に起きたのを寝かしつけたばかりのミニラが、再びウエウエ泣きだした。もう起きてしまおう。今日はチビの園の行事で、お弁当だし。ミニラをおんぶして朝食と弁当の支度を済ませ、午前中に洗濯機を2回まわした。干す必要がないってのがほんっっつとに有り難いよ。昨日家族サービスで潰してしまった分、仕事が先送りになっていて、ここに弁当作りやおねしょセットの洗濯が加わったら、またも鬱のピンそばに寄せた! 惜しい! みたいな状態だったかも。ようやく不機嫌ミニラを寝かしつけ、仕事の残務処理を完了したところで、水曜日なので小鬼帰宅。まずはおねしょについての講義をする。ストレスとホルモンの関係を説明して、紙おむつを勧める。小鬼的には「かゆくなるのがちょっとイヤ」なだけで、不快感がなくなるというメリットに惹かれ、異存はないようだ。「ストレスがたまるのは、○×くんのせいだ」と、小鬼に集中的に絡んでいるという子の名前を挙げるが、そうかそうかと頷くだけにしておく。またつまらん単語を教えてしまった気がする。話がついたところで、今夜のカレー作りを手伝ってもらい、児童館へ送った。さて、就寝前。紙おむつに履き替えるよう促すと、二段ベッドの上でささっと履き替え、ブロックを抱えて横になる。すんなりいってよかった。でも、ベッドの支柱の上に、なんか白いもんが引っかけられてますけど。それって何ですか。降参の旗ですか。帰宅した相方が、「ぱんつのハヤニエ?」と首をかしげる。そうそう、冬になってぱんつがなくなったら、これを履けばOK、ってなんでやねん。夜、入金確認のメールをいただいたIKEAのイーゼルのページを覗きに行ったら、もう残り8個になっていた。ひー、やっぱ超人気。
November 17, 2004
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相方を見送ったあとこそこそと準備をして、昼過ぎから買い物に出る。目指すは伊○丹。こんなときしか買い物には行かない。先日取材の帰りに下見をしておいた。この類はもーホントにウトくて、現物を見て良さげなものを物色するんだけど、シンプルなものが好きなんで、どれも似たような・・・という感じになる。相方はジーンズのお尻ポケットに入れて常に持ち歩くから、なるべく薄くてこざっぱりしてひたすら頑丈なのがいいなーってんで、CYPRISてのを見つけてうんうん考え、展示を見て回ったら、車のハンドル素材を使ったので対摩擦性に優れます! 伊勢○先行発売! てのを見つけて即決。こちらは楽天どころかメーカーのHPにもなかったぞ。コラボ商品かな?ちなみに6~7年前の誕生日も財布を贈ったけど、ブランドもんのお上品なやつが領収書と小銭でぱんぱんに膨れている姿は、元アイドルが激太り! みたいでやるせない風情でした。どなたかシンプルで頑丈なのをご存知でしたら教えてください。さて、誕生日メニューは時間がないこともあって、あんまり凝れません。ケーキは宅配で取っておいたカラメルアイスロールにバランゴンバナナをトッピングして、電子レンジでチンした板チョコをスプーンでボテッと乗せるだけ。しょっちゅう作ってるシチューは小鬼どもの夕食兼用。いちおうメインは、相方の好きなペペロンチーノにした。ペペロンチーノというのは、聞いたところによると日本で言う「茶漬け」に等しく、イタリアのレストランのメニューなんかではあまり見ないらしい。へえ~~~。ウチでは相方が、仕事場近くのスパゲティやさんで「すんごい美味しいのを食べた!」と言って研究を重ね、究極のペペロンチーノのレシピがある。ま、我が家的究極ですけどな。ローカルベストですけどな。ポイントはたぶん、アーリオ・オーリオを丁寧に作るところじゃないでしょか。オリーブオイルをたっぶりフライパンにとって、やはりたーーーっぷりのニンニクスライスを入れる。スライスの厚さは2~3ミリと、かなり厚め。そんで、低温で焦がさないようゆっくりと、ニンニクを「煮る」。途中アンチョビーを入れ、キライでなければどさどさ量を増やして、これで塩味をキメちゃってもいい。好きな量の唐辛子をハサミでちょきちょきしつつ加え、ニンニクが黄色く透けてくるまで丁寧に火を通したら、はいっソース完成でーす。ここでようやくパスタをお湯に投入する。同時進行で作ろうとすると、「まだニンニクが透き通ってないのにパスタが上がっちゃった!」ということもあるので。硬め硬めの上がりを狙って、ざざっとソースに絡めて、お好みでタバスコやクレイジーソルトなど振りつつ、速やかにいただく。バスタの太さは好みもあるだろうけど、フェデリーニが一番合うように思う。スパゲティーニだと味の絡みがもう少し・・・って感じだし、カッペリーニだとアブラ味全開になっちゃうかな? まあ飽くまでこのへんは好みで、スパゲティーニのほうが優しい味だし、お酒のおつまみならカッペリーニでインパクトを狙うのもいいかと。いつもは底値狙いでスーパーの自社ブランド品、1キロ200円とかのスパゲティーニを使っている。今日は張り込むことにして、ディ・チェコのフェデリーニを買いに行った。小鬼を連れてって、「今日はとーちゃんの誕生日だから」と説明すると、店頭に並んでいるワインを「これもかいなよ! とうちゃんがよろこぶよ! おとなにはいいとおもうよ!」などとセールストークする。ほだされて買った。相方の喜ぶこと。てか、ここまでやって喜ばなかったら、ペペロンチーノに毒を盛られてるわな。「とうちゃん、プレゼントなんだとおもう? ヒントはねえ、さいしょのもじが、『さ』!」包み紙の大きさからいって開封前にバレそうなヒントを小鬼が出すので、横から「サンゴの置物だよ」と口を挟んだら、一瞬点目になった相方、本気にしたらしい。
November 16, 2004
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代休で小鬼の小学校は休み。相方に「せっかくだから」と持ちかけて、平日の『ラー博』へ繰り出す。いま「バカか!?」と思われたかた、まだまだバカは底無しですよ。なにしろ今日の目的は、ラーメンよりも「ラーメン・クエスト」だったりするので。ラーメン・クエストとは何かってば、ラー博で11月末日まで開催されているイベントで、ラーメンを食べて経験値を増やし、「住民」に話を聞いて謎を解き、アイテムを購入し、つまりさんざっぱら散財してペア入場券や各店舗のシークレットメニュー試食券をゲットするという、よくわからない楽しい遊びなのだった。平日のラー博は初めてだったけど、のっけからつまずいて顔面強打! みたいな状態になった。駐車場が見つからない。新横浜の駅まわりは、どこもかしこも満車・満車・満車。新幹線に乗るビジネスマンが利用してるのかな? などと相方と言い合いながら、ずいぶんラー博と離れた場所に、ようやくパーキングを発見した。30分100円という、このへんの相場の半額設定だったのは、不幸中の幸いである。なにしろ朝からじゃんじゃん雨という不幸に加えて、ラー博が横浜市民感謝デーという(たぶんいつもの平日より混んでいる)不幸も加わって、ささやか~なシアワセがいつもより嬉しい。そんなわけで、支那そばやの醤油と千草のミニカツラーメンで早々に沈没した相方にミニラを託し、冒険の旅に出る母と息子。スタンプカードは相方の分も預かっているので、各所で「休んでるとーちゃんの代打ちでいいですか?」などと尋ねながら謎を解く。「そのなると、ポンだ・・・」 ←代打ちといえぱ。 ←イエ、そういうイベントではありませんが。小鬼はこの類に強いというのが、つくづくわかった。空気が読めないという弱点が、緊張感なく誰彼にものを訊いて回れるという強みになるらしい。第一章から第三章まであるクエストは、各章クリアごとにペア入場券が戴ける。第二章までは一気クリアしたが、残念ながら第三章はまたも「経験値稼ぎ」、つまりラーメンをいただくのが条件。相方はすでに昇天しているし、これは勇者さまひとりに未来を託そう・・・。というわけで、小鬼のスタンプカードだけ先へ進めることにして、井出商店のラーメンと、再び支那そばやのミニラーメン1杯、小鬼と分けあいながらいただく。よーし、これで第三章も解けるぞ。まあそんなこんなで最後まで到達し、勇者さま・小鬼も満足したようで、よかったよかった。そんで本日1日で戴いた入場券は14枚。「そんな入場券ばっか貰ってどうすんだあ!!」ミニラを抱えて相方が吠える。小鬼はどのへんにツッコまれたのかわかってないらしく、「じゅうまんえんプレゼント、とがいいのにね」と応じている。相方、追撃の手を緩めず。「だってラー博だよ! 10万円ったら、10万円分のラーメン券とかに決まってるじゃない!」それはそれで嬉しいかもしんない。帰宅したらお仕事のラストスパートにかかる。まだ先方から確認メールがこない・・・。編集さんと見切り発進を決め、原稿を流す。実はまだ残務があるのだが、それはまた明日に。
November 15, 2004
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慌ただしく休日は過ぎる。不正融資だの不良債権だの、縁も興味も理解力もない本を読み終えて、データ原稿を上げたら、今月の定番仕事もようやくゴールが見えてきた。今夜は鍋物。相方に給餌を頼んで仕事部屋にいると、「まだ食うのか!?」という声とともに、ミニラがうーうー暴れる声が。ここ2~3日で突然離乳食に開眼したミニラ、正確には開口かもしれませんが、鍋の豆腐を食うわ食うわ食うわ。もともとワーッと単純に泣くことが少なくて、大抵は喋りながら泣くミニラ、今日も「カーカンアイアイターシャイヤム~~~」などと、必至で訴えながら泣く。本人すでに、何かを喋っているつもりらしい。昨日はオイラが「アーアア~」とターザン風イントネーションの声を出してやったら、「アーアーアー」とちゃんと3音で復唱する。4~5回繰り返してみると、明らかに2音目を高めに発声していて、きっちり真似を試みているらしい。もうそんな月齢なのねえ。資料を編集さんに送るのも相方がやってくれたし、風呂も相方がいれてくれた。大サービスの夜。しかし惜しいことに、お風呂に入浴剤が入っていない。ネットで買っちまおかな~と検索を入れたら、すごい入浴剤がヒットしてきた。おおおお! 『桧水』がある!某宅配サービスを取ってらっしゃるかたなら、「ああ、あの!」と思われるかもしれない。確かオイラ、2年ほど前にも日記に書いた。あのころはネット全体で検索しても数えるほどしかヒットしなかった商品が、いまや楽天お取り扱い。いい時代だのう。昨今でこそオイラ、入浴剤といえば『クナイプ』に屈しておるが、好きなものをいっこ選べと言われたらこの『桧水』。某宅配で扱われているということは、相当に厳しい無添加系の基準を充たしているんだろうけど、そのへん詳しくは知らない。ただもう、これを入れたお風呂に入ると、死者蘇生の呪文! つー感じなの。つにかく、心身共に疲れているところに桧の香りがフワ~ッと効くの。ウッディな薫りが苦手な人はダメだろうけど。思わず、公団のステンレス風呂も桧風呂に! とアオりたくなるが、どう頑張ってもステンはステンなので、さすがに書きません。知らなかったけど、スプレーすれば殺菌やダニの駆除などの効果も期待できるそうで、桧のアイテムは多方面に使い勝手がいいかも。入浴剤が入浴剤としてしか機能しないのでは、場所ふさぎで困るな~と思ってたし。で、そこはミントのエッセンシャルオイルより『ハッカ油』を買うオイラだから、桧のエッセンシャルオイルより『ひのき精油』を狙ってるわけですが。ミニラを背負ってうろうろしながら、残りの仕事の心配をする夜11時。はよ寝てくれ~。
November 14, 2004
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いま注文しちゃいました。売り切れまくりで次回は16日から注文受付とあったIKEAのイーゼル、3日早く取り扱い開始しとる。今回の発送は11月23日頃から・・・だそうだけど、クリスマスが近くなるにつれ激戦になるかも? って思ったので、即注文! とにかく一刻も早く、チビに使ってやりたいっ。昼過ぎまではここのページ、リンクエラーだった。いま覗いたらもう残り19個。やっぱウォッチしてた人がいるのかなあ。 * * * *つわけで、相方在宅。朝から布団干しだ洗濯(乾燥までかけて)だ掃除機がけだと張り切っている。いつも家事を全くやらないのは、「やる気がない」わけでは決してない! というアピールが、喜々として洗濯物を仕分ける姿から感じられるわけだが。「洗濯物、どれが誰のかわかんないから仕分け手伝ってー」感じられるわけだが・・・チミはお休みでしょうけどオイラはミニラが昼寝してるスキに仕事したいんだよおおお。無言のナミダ目で訴えたら、「あっ・・・仕事終わってからでいいから。仕事して仕事」って、ご理解いただけましたか。チビ様の一撃で寝台が外れたままになっていたベビーベッドが、相方の手によって解体され、スペースができる。ここにタンスが移動し、ベビーベッドの陰でデッドスペース化していた床の間に、居間にあった大型掃除機が移動する予定。そして、いろいろ考えた結果、同じく居間にあった、ダスキンのスティックタイプ掃除機は、リースをやめることに決めた。集めたホコリをチリトリ代わりに吸い取るにしては、ダストパックのサイズが小さすぎて、交換の手間を考えるとほうきとチリトリのほうが早い。リースのドライモップのほうはかなりの働き者なので、このままリースを続ける。そんなこんなで出来た居間のスペース、ここに、上記のイーゼルが来るわけですよお~ふふふふふ、わははははははは! ←哄笑。 ←珍しく計画的に物事が進んだので、異様に嬉しい。いつもは甘いコーヒーなんざ飲まないオイラだが、働いてくれた相方への感謝を込めて、モカジャバもどきを淹れることにした。見切り品ゲットした生クリームがあるので、ハンドミキサーでガツンと泡立て、濃いめにだしたコーヒーにココアを入れる。ココアが古くなってたらしい。乳脂肪らしき白い塊がいっぱい浮いてきた。それにダマダマもたくさん。これくらいなら飲めるかな~と乳脂肪分をすくってみたら、なんか違う。・・・虫?・・・だな、これは。そばの丸いのはするってと、蛹?あとはクリームを浮かべるだけになっていたコーヒーを、そそっとシンクに流す。排水口のゴミ受けに、白いムシムシと丸いサナサナが、大量に引っかかった。何やってんの? な顔で相方が覗いてくので、理由を説明する。見ないほうがいいよって言ったのに、排水口を見てしまった相方、ココアのパッケージを前に、「これ最近もけっこう飲んでたかも」と悲しげに立ち尽くす。「そ・・・それでほら、最近あまり風邪ひかなくなったんじゃない!?」 ←滋養強壮!?別のココアがあったので、そちらを使ってミルクたっぷりココア入りのコーヒーを入れ、生クリームの塊を浮かべ、クリームの上に細く切ったチョコレートをぱらぱらと。はいっ、モカジャバ完成です。本当はモカジャバって、モカとジャバのブレンドコーヒーのことで、カカオは別に関係ないものらしいけど、そんなんは置いといて。旨かったです。そんでただもう、漢方モカジャバを飲まなくて良かった~っつうことで。
November 13, 2004
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相方帰宅せず、2日目。普段は2日くらいならなんとかなるが、いろいろ追い込まれているこのごろ、ミニラを寝かしつけようとして昼まで昏睡してしまった。ひー悪循環。仕事を気にしながら家事を片づけて、ミニラをおんぶして資料の本を読む。こういうときは切実にベビーシッターがほしいが、保育園に預けるのは現段階ではチチのメンテナンスの手間を考えると微妙だし。フルタイムで働いている人は、四の五の言わずに保育園! という選択しかないわけだが、きょうだいで保育園が別れちゃったりしたら大変だよねえ。そのへん、今回小鬼が学区外の小学校(車で送迎)に通級するかもしれないということで痛感しているところ。もし自分が勤め人だったら? と想像すると、ベビーシッターがベスト、次が駅前の保育園かな。会社に保育室があるというのも、通勤ラッシュの問題さえ解決できれば悪くないと思う。残業のときも夕食が一緒に食べられたりしたら嬉しいじゃないか。そもそも人間の母乳というのは、猿の母乳と脂肪量が似ているそうで、脂肪量てのはつまり「腹持ちがいいかどうか」というのと関係し、猿や人間はかなり薄い。どういうことかというと、乳児期においては、「巣に子どもを置いて活動する」のではなく、「巣から子どもを連れ出し、頻繁に授乳する」タイプということね。お猿を想像してください。産業革命以降の人間社会というのは、「家庭」と「職場」が切り離され、その物理的時間的距離は交通機関の発達とともに一気に遠ざかっている。本来子どもは、とりわけ授乳期においては、家庭と職場を自由に行き来する形で育てられるのが最も自然であると思われる。それが難しくなった現代は次善の策を考えなくてはならないわけで、それはもう、従来の「育児」の常識を取っ払って、育児業革命的な移行を行わなくてはならないところまできているのかもしれないです、はい。少なくとも電車に「女性専用車両」があるように、「子持ち専用車両」があつたら、状況はだいぶ変わるだろうに・・・と想像して、思いついた。山手線託児車両計画。朝、送迎バスならぬ送迎電車が山手線を5両くらいぐるぐる回る。山手線1周60分だから、えーと12分に1回来るんだと、ちょっと少ないかなあ。携帯のサービスを利用して、「くまさん号は只今品川を出発しました」なんてのがわかると便利だろうな。フレックスを前提として会社と契約を結ぶシステムにすると、混雑時を避けられていいかも。駅のホームで子どもを預けて出勤。車両はいっぱいになったら、走り続けるのも心配だから、ちょっと郊外の(敷地が安く確保しやすい)保育施設へ向かって、そちらで保育。さて、山場はお迎えタイムだねえ。まずピックアップの時間を親側からメールで連絡し、それに合わせて「7時40分新宿着のうさぎさん号で出ます」まではいいとして、問題はお迎えに間に合わなかった場合。山手線をぐるぐる回しといてもいいんだけど、それだと60分待ちになってしまうので、なんとかお迎えがなくても駅で降ろせる方法を考えたい。職員がついて降りて、お迎え後、職員は次の車両にピックアップしてもらう? これまた会社側との契約で、この時間だけ駅に人を置く? お迎え待ちの子どもの人数が増えた場合、おそらく送迎場所となるであろうホームのいちばん端に、待合室を兼ねた子どものプール場所を設けることなどは可能かな?この案のウリは、「送迎場所が通勤途中にある」ことと「保育施設の確保」が両立される点にあるので、それ以外は考えていませんでした。すんません。面白いと思うんですけど、面白いだけではダメだということが、よーーーーくわかりました。反省。つか、そんなことを考えてる間に仕事しなさいって。
November 12, 2004
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ミニラが昼寝しないうえ後追いべったりなので、ここのところ昼は仕事にならない。本日もミニラ、「ん~んんんんんん、んんんん~んんんん・・・」と何か無念そうに唸りながら、ひたすら這ってくる。何がそんなに悔しいのか知らないが、日がないちにち不満たらたらのミニラ。不機嫌は夕食前後にピークを迎える。うるさいんでテーブルチェアに搭載して、小鬼どものオムレツをそのまま分け与えてみたら、7ヶ月児としてはギリギリの硬さだろうに、けっこうよく食べる。そういえば、昨日のパンも、一昨日のいものこ汁のさといもも、「世の中こんな不味いものがあるのか」という顔をしながらも、よく食べていた。里芋なんかはオイラが、「美味しいでしょッ! 美味しい! ほーら美味しいッ!」と自分の頬をげしげし平手打ちしてベビーサインを強要したら、「うー」とつかまり立ちしながら何故か片手て頬に当てていて、真似してくれたのかも? とうっすら喜んでいた。それにしても食べない。来週には8ヶ月になるのに。味噌汁やスープは哺乳瓶に入れてやると「いまスープのトリコ!」みたいによく飲むようになったが、固形物への反応が悪い。本日あげてみたプレーンヨーグルトは、「殺す気かああああ!」という表情でブルブル顔を振っていた。拷問的な味だったらしい。小鬼もチビも、離乳食時代は「もうないのかッ!」という勢いで食べる子で、小鬼なんか食べ過ぎて吐いたこともあるくらいだから(吐くまでやるなって)、食べない子ってこういうものかーと感心して見てたりするんですが。食べませんねえ。オイラも小さい頃は小食だったらしいし(相方、なぜそこで笑う)、「うめぐねなら、無理してかねたってい」(標準語訳:旨くないなら、無理して食べなくていい)という亡き祖母の言葉を崇めているがゆえ、食べないのは別に気にしない。その方針で育った小鬼も、嫌いなのはしめじ・しいたけ・まいたけ、ってくらいで、それも味噌汁に紛れ込んできた量なら、文句言わずに食べられる程度。あ、エビも嫌いらしいけど、これは両親揃って「いい子だいい子だ。エビを寄こしなさい」と奪い合うので問題ない。チビは硬めの野菜が噛み切れなくて苦手だが、そのうち解消されるだろう。ま、たまたま苦労がなかっただけかもだ。そういやオイラは小さい頃、生野菜とおひたしが全般的に苦手だった。あのザクザク音が耳障りで、「黒板を爪で引っ掻く音」に等しかった。これは、どれほど「不快だ」と訴えても「いい音じゃないか」と返されるだけで決して理解してはもらえず、オイラは朝晩、耳元で黒板キイキイを聞かされながら野菜を食べていたようなものだった。いまはいい音だと思う。ひとり暮らしを始めてしばらくしたら、急に生レタスが食べたくなり、美味しくいただいた。芦原すなおさんの『青春デンデケデケデケ』にも、魚屋の息子で「おれはもう一生分食べたから」と魚を好まない奴が出てきたし、あんがいそういうものかもしれない。もちろん食材はいろいろ美味しさがわかったほうが、食生活の楽しみは大きくなる。でも、ピーマンやニンジンのない国もあるし、タロイモが主食で副菜もタロイモ、デザートもおやつもタロイモ! という国だってある。シャンツァイがダメなベトナム人や、キムチはどうもって韓国人だっているさ。友人Oは味噌汁が苦手だけど、たぶんなんとかなっている。困ったのは大学時代、プチ学生運動みたいのが「学食の味噌汁を旨くしろ! 旨くなるまで我々は飲まない!」(←大マジメ)とやってたときで、Oは、「オレいつも飲まないだけなんですぅ」と目で訴えながら定食の味噌汁を拒否していたらしい。というわけで本日、筧ぽんきちさんに宅急便でカボスをいただく。これも20代までは苦手だったけど、30過ぎて急速に「良い」と思うようになり、今や「贅沢贅沢」と小躍りするもののひとつ。うほー何に使おう。うほーうほー。添えられたお手紙に用途が書き連ねてあり、「うわっ。そんな贅沢な。うわっ」といちいち反応しながら読んでいたら、小鬼にヘンな顔をされる。自閉症児に「自閉症じゃねえ?」みたいな顔されるスジアイはないよーな気がするが、それはともかく。チビめらが全員寝静まったところで、けんちん汁を作った。これで明日の朝食はしっぽくうどんです。さといも・大根・にんじんと、良い加減に煮えて、ミニラも食べてくれそう。
November 11, 2004
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本日は小学校の校門立ち番当番がある。が、オイラが保育園へチビを送ってる間に、相方が行ってくれるという。校了の時期なのに! 普通なら4~5日は平気で帰ってこない上、帰ったら丸一日布団の中で、起きたと思ったら次号の企画会議で出てくのに!時間に追われながら相方と小鬼を小学校へと送る。停車しようとして歩道に車を寄せたとき、通学する小学生のアタマを車のミラーでどついたのはオイラです。すみません。笑って許してくれてありがとう。オイラもなんとか1本原稿を上げる。昨夜も小鬼+ミニラの最強タッグに起こされまくりで、ホンネ布団の中でカウントテンを聞きたいのだが、それどころではない。午後からはチビの言葉の訓練だよ。帰宅が遅れた小鬼を、下校途中で運良くピックアップして、保育園で昼寝中のチビを叩き起こし訓練施設へ。今日の担当は女性の先生で、療育専門ではなく、「次の療育は何がでるかな何がでるかな」とコサカイさんがサイコロを振る勢いで伺ったオイラは肩すかし。ただ、「チビも自閉症スペクトラムかもしれない」という情報を持って訪ねたことで、また新しい活路が見えてきた。「チビちゃんが怒って止まらなくなるのは、自閉症からくるパニック状態かもしれませんね。これはピークがありますので、そのうち必ず収まります」ということは、最近収まってきてるのは、たまたまじゃなくて「ピークを越えた」のかもしれない。そう祈りたい。自閉症のパニックを防ぐには、日常生活に決まった手順を設け、必ずその順番を守ること。そうすると、驚くほどスムーズにいくことが多いそうな。習慣づけの方法としてはやっぱ「カードを使う」のが定番で、1枚ずつに「着替え」「歯磨き」などを絵にしたものを並べ、視覚的に順番を確認させると良い。新しい項目を入れるのは大変なので、そのときだけはちょっと注意して、と。「そういえば、叔父がマグネットボードをチビ用に購入してくれるという話があるんですが」と、IKEAのイーゼルの購入計画を口にすると、そりゃもう笑顔いっぱいで、「それはいいですね!」と大きく頷かれる。ううっ、一番安のAマートさんの入荷を待ってないで、とっととビッケさんで買っちまおうかしら。それにしても自閉症って、知れば知るほど私のイメージしていたのと違う部分が出てくるようです・・・とか話したら、先生が「よくこう説明するんです」と面白い喩えをしてくださった。「お兄ちゃんがブロックで遊んでいます。保育園へ行く時間になったので、ブロックを居間にあるバスケットに片づけました。あなたはそのブロックを取り出して遊び、棚の引き出しに片づけました。さて、帰ってきたお兄ちゃんは、ブロックで遊びたいと思ったとき、どこを探すと思いますか?」ここで普通の人は「居間のバスケット」と答えるが、自閉症の子は「棚の引き出し」なんだそうな。どうして? 「だってブロックがあるのは、棚の引き出しだから」・・・つまりそこには、「お兄ちゃんはブロックのことをどう記憶しているか」という観点が欠けているわけ。なるほど、またひとつ目からウロコだわ。質の良い情報は目からウロコが落ちるが、質の悪い情報は耳にタコを作る。ふむ。チビのことを伺いに行ったのに、半分くらいは小鬼の話に終始した。そんで先日、軽鬱発症のきっかけになったM学級への通級の件は、もういちど専門の先生に診ていただいてから決めたほうが良いとのこと。アスペルガーかもしれないという診断結果と対処方法を学校と学童に伝えて以降、急激に小鬼の家庭での様子が落ち着いているところから見て、おそらく学童では相当に的確な対応を取っていただいていると思われる。「学校では正しい対応がとれていないのかもしれませんね」という先生の指摘は、オイラも危惧するところだ。同じクラスに、小鬼のことがどうにもキライで、担任の先生にさんざん注意されても小鬼を標的にし続ける子がひとりいるらしいからなあ。って、またどこかで診察か?チビの予防接種を経由して(一瞬怒ったが、泣きもせず引きずりもせず)、スーパーへ。チビにサラダドレッシングを選んでもらう。いまだに生でレタスを食べると、しばらくして「ペ!」してしまうチビ、今回はすんごいキレイなフリルレタスがあんの! これを加熱しちゃうのはもったいないから、ぜったいサラダでいってほしいわけ!チビが選んだのは、某大手○ューピーの胡麻ドレッシング。「♪オイデオイデオイデオイデ、キ○ーピー♪」などと替え歌を唄いながら帰り、チビの好きな若布と和えて、ドレッシングをかけてみた。チビ、レタス生食に初めて成功。
November 10, 2004
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夜半10回ほど、小鬼がズビズビ轟音を上げて鼻を吹き(「吹く」のだよ奴は)、そのたびミニラが起きて大泣きする。明け方に相方が帰宅し、大喜びのチビが一緒に起きてしまって、寝ない。さらにミニラが目を覚まし、「遊んでくれる人が起きてる」とチビを見ながら大はしゃぎで、やっぱり寝ない。チビが珍しく二段ベッドの下の段に入って遊んでいる。何かピンとくるものがあって、起きてチェックを入れたら、小鬼とお揃いで買ってやったクリップライトが解体されていた。電球がない。振り向くと、「で?」という顔でこっちを見ているチビの手に、電球が。死線をくぐり抜けて迎える朝。目覚まし時計に起こされて居間へ行けば、冷蔵庫の水受けトレイが引き出され、紙おむつが周辺に敷き詰められている。天に向かってキレてみる。↑頭に何か日常にまつわる五文字を入れたら、ストレスフルな「主婦川柳」の出来上がり。「鍋焦がす 天に向かって キレてみる」「拭き掃除 天に向かって キレてみる」。俳句における「根岸の里の侘び住まい」みたいなもんですか。鬱だ鬱だと脅しをかけたのが効いたか、相方がゴミ出しに起きてくれた。定時に小学校へと向かう小鬼とふたりでゴミを出してくれるよう頼み、昼まで沈没。起きたら相方がまだいる。自宅で原稿をまとめているらしい。「65歳って、お婆ちゃんて呼んでいいと思う?」今回の取材先のかたが65歳で、記事の中でどう表現したらいいか悩んでるそうな。65歳かあ。退職するかどうかスレスレ、年金貰うかどうかスレスレ。確かに迷うわな。「女性としては、どう?」みたいに尋ねられるが、オイラも悩む。ビミョーな年齢だわなーと答えるだけで、結論が出ない。「そうだよね、やっぱり微妙だよね。うーん、K子さん(←相方のお母さまのこと)も、小鬼にお祖母ちゃんて呼ばれるのイヤがるもんなあ」そら単に性格的な問題でしょう。お義母さまなら、100歳になっても「お祖母ちゃんとか呼ぶなァ!」って仰ると思います。しかし65歳ねえ・・・子どもから見れば間違いなく「お婆ちゃん」だけどね。オイラが小二のとき、ちょうどバッパ(←秋田弁で「お婆ちゃん」)が64歳だったよのよ。偶然にも、丁度良く。ってほら、授業で九九をやってる最中に、バッパ64って、おい相方っ、ひとの話を最後まで聞かんかい!結局取材先に電話をかけて、追加取材事項をいくつか伺った最後に、「お婆ちゃんと呼んでもいいですか・・・」と義理の孫みたいに確認をとったらしい。なんかいろいろ失礼で、すみません。相方が自宅に居るだけで、鬱症状もひと息つく感じ。宵の口から仕事に出る相方を見送ったら、繕い物をしながら『プロジェクトX』で気合い充電して、ハチミツ牛乳飲んで、寝ます。
November 9, 2004
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おや。身体がラクだ。軽鬱でも、朝のきつさはモーレツなものだけど、今朝は昨日の辛さからは予想できないほど心身共に軽い。昨夜のハチミツ牛乳が効いたか、それとも、ぎりぎりまで寝たせいだろうか・・・って小鬼の出発時間まであと10分!「ごめん! すぐ起きて支度して!」そうめんを茹で、目玉焼きとリンゴを添え、牛乳をついで「食ってくれ!」とせかす。時間のなさと朝食のいい加減さを謝ると、小鬼は「いいよいいよ。きにしないで」とおおらかなお答え。予想外の状況に出会うと対処できなくてキレてしまったりする、自閉症スペクトラムな性格のはずなのに・・・ってオイラの寝坊は予想の範疇なのか?(汗) まあね、小鬼の大好きな細口そうめんのせいもあるだろうけど。連絡帳を書いたりなんかの一連の支度も、いつになくスムーズに進む。なんとなく理由がわかってきたかも。今日のオイラはこれから朝イチで取材。オイラの鬱のモトは、まずメインのでかいやつが「仕事がしたくても、仕事の依頼があっても、できない」なので、仕事のある日はほんとーに調子がいい。こないだ夕方から取材で帰宅したら小鬼どもの夕食も風呂も終わってたときなんか、そこから夜中まで洗濯掃除して朝までに模様替えしときましょっか? ってくらいバカ元気だった。てか、躁?同じ寝不足の日常ガタガタ生活でも、仕事なら平気。チビ風に言うと、「ヒーキ!」。某編プロで連泊しながら仕事していたときは、疲労やストレスで指先の皮が10本ぜんぶボロボロ剥けてくるという極限状態だったが、しかも上司は1時間2時間と仮眠をとるオイラのそばを通りながら「伊藤さんはいつ見ても寝てますねえ」などと平気で口走るshitなおかただったが、精神的にはイケイケだった。本日、バスは渋滞にハマって約束の時間に遅れること必至となってきたが(泣)、ヒーキ!待ち合わせ場所に先方が現れず冷汗をかいたものの、電話を入れたら、「すみません私のほうも遅れておりまして」でいろいろ円満解決する。取材も順調に進み、たった原稿用紙2枚に取材を受けていただいたかた3名の言葉をうまく盛り込まねば~という難しい課題が出来たが、そんなんヒーキ。原稿チェックは全部で5名のかた(クライアントから現場、代理店担当者まで)に流して修正を吸収することになりそうだけど、ぜんぜんヒーキ。仕事だも~ん。これも月に1回2回のお楽しみで、携帯サイトからラーメンやさんを検索する。東京駅の地下街にあるお店で塩ラーメンが美味しいらしいトコに目星をつけて行ってみたら、「ラーメン激戦区"東京編"」などとのぼりが立っていて、個性の強そうなお店が並んでいる。急遽予定を変更して、つけ麺のお店に入った。お皿に盛られて出てきたオーダーのつけ麺に、ちょっとカンドーする。お皿の真ん中、麺の上に、晒して辛味を抜いたネギが「どうだあ!」とこんもり盛られている。手前には細切りシヤキシャキのきゅうりが、これまた「おらおらおら」とひと塊。薄~いチャーシューを挟んで奥、麺の下には、「まだまだッ!」とどっかり敷かれた茹でキャベツ。そして圧巻は、麺と同量? と見まごうほどに「よっしゃあ!」と自己主張する、切り海苔の山と、辛めのつけ汁に「これでもかっ!」とブチ込まれた胡麻。なんか血がキレイになりそー。丁寧に作られた感じのお味をたいらげ、「激戦区」をぐるっとひと巡りすると、ちょうどサラリーマンの皆さんのお食事時に突入していて、そこここでちょっとした行列なんかができている。お昼にこういうお店で食べられるっていいなあ。時間があまりないから、さっさか改札方面に歩きながら、美味しそーなケーキが並ぶお店を通り過ぎたりするうち、かなり快復してきた気がする。自宅の最寄り駅で降りると、TVのロケ隊がいて、ドランク・ドラゴンのおふたりを生で拝見できた。おお、ラッキー。そうだ、辛いときはカンニングを思い出すのだ。あの太った眼鏡かけたほうのひとを思い出すのだ。←名前いえるけど(笑)。以前の経験上、軽鬱は、ホントに軽いうちなら「散らす」ことができるとわかっていたけど、今回はほんとうに、いろんなタイミングが良かった。今夜はつけ麺のお店の真似をして、お皿に盛った冷やしうどんに、切り海苔の山。卵焼きを添え、碗ものとしてかぶのそぼろ煮をご一緒に。よかった、今夜はごはんが作れる・・・。皆様、ご心配おかけしました。今回はセーフです。
November 8, 2004
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ここんとこ鬱の前駆症状が出ていることは、書いてきた。そんで先日は、小鬼どもの症状が落ち着いてきているのが救い、とも書いた。「かーちゃん、もうおこらなくなったし、カードかってくれる?」などと小鬼が言うくらいだから、かなり安定してきているのだろう、孤軍奮闘した甲斐があった。・・・と思っていた。ぐずるミニラを抱えて寝室へ行ったら電話が鳴り、自宅で原稿を書いていた相方が電話をとる。授乳を終えたころ、相方も電話を終え、「担任の先生から」とシボんだ声を出す。「『M学級』へのお誘いだった。前向きに検討してくださいって」ナカミを聞いて愕然。小学校での小鬼の言動は、日を追って酷さを増しているらしい。とにかく、周囲の子への影響が厳しいのは、面談のときも伺った。授業中ずっと何かブツブツ言い続け、隣の大人しくて我慢強いタイプの女の子がついに苦情を訴えたというエピソードもある。最近音楽の時間は毎度「ぶっ殺すーー!!」と叫びながら椅子を振り回してるそうな。女の子どうしが話してると、「おれのわるくちをいってる」と難癖つけたりするそうな。半分くらいウケ狙いじゃないのか? と疑ったりもするのだけど、先生の口ぶりによれば、もう専門の先生による専用カリキュラムでないと対応できないところまできている、と。M学校とは、市内の某小学校に設けられた情緒障害児童向けの特殊学級で、症状の程度によって毎日から週イチまで、相談しながら通学するシステムになっている。小鬼にとってそちらのほうが居心地よければ、それはそれでいいかとは思うが、問題は、通学にかかる親への負担だ。いやもっと正確には、オイラへの負担。通うとしたら送迎はオイラだよな。ネットで検索して場所を調べた。チビの保育園とは逆方向、徒歩ではちょっと難しい距離で、渋滞する交差点をひとつはさんでいる。「今夜は早めに帰るから、この件話し合おう」言い残して仕事に出る相方を見送ったあと、猛烈な睡魔がきて、目が覚めたら徒労感がどっと襲う。ひー。軽鬱、発症してしまったか? 何かきっかけひとつあれば、という段階まで進んできていたので、仕方ない。歯を食いしばって小鬼どもを風呂に入れたら、少し気分も晴れる。気分転換に観ていた『あるある大辞典』で、筆跡による性格診断なんてのをやっていて、面白かったんでホームページを見たら、過去の放映ページにある「うつ」の項目に目がとまった。完璧型の性格の人がなりやすいのはよく聞くが、「買い物はリストを作る」「待ち合わせでは乗る電車の時間を調べておく」なんてのにあてはまって、唸ってしまった。完璧型ってより、そうしないと肝腎なものを買い忘れたり待ち合わせに大幅に遅刻したりする、オイラのADHD傾向に対処するための手段なんだけど・・・。ああそうか、ADHDの人は鬱になりやすいってのはそういうことかあ。世間に合わせるために余計なストレスを抱え込むという。そんで更に、セロトニン分泌のため有効な食材なんか紹介されてて、「はちみつ入り牛乳」てのにひっくり返った。だって、ついさっき、おそらく5年ぶりくらいに急に飲みたくなって、1杯作って飲んだばっか! うーん、身体が必要としているのかなあ。
November 7, 2004
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昨日までズルズルだったミニラの鼻の下も、今日はカピカピに乾いて、快復の兆し。ぐずるのを30分ほどおんぶしてやったら、鼻の下もキレイになっていた。ってどこで拭いたキミ。小鬼を学童へ送り出したら、午前中は沈没する。ここのところ日を追って下り調子だなあ。昼から起きて、療育に関するページを覗いたりしながらチビの相手をして、家のことをとどこおりなく終わらせれば、きっちり夜だ。夜は気分もかなりラクになる・・・って鬱の典型症状じゃん! うわあマズい!冷汗をかいてたら、小鬼の叫び声が聞こえた。先日小鬼のベッドサイドにつけてやったクリップライトで、指先をかるく火傷したらしい。冷やしてもいつまでも痛むのにイラついてきたようで、そのうちすごい声で騒ぎ始める。声に驚いたミニラも泣きだして、抱っこしても泣き止まない。んじゃ気分転換に授乳でも・・・と布団に置いたら咳込みだした。背中をさすってやったが、なかなか咳は止まらず、とにかく横向きにして背中を強めにトントンする。と。「ぽん」と音をたてんばかりの勢いで、布団の上に吐き出されたものが。おわあ! テクニコのナットパーツじゃん! 冷汗2倍量~~。部屋は可能な範囲で片づけてるつもりだったけど、こんなんではダメダメだったらしい。意気消沈しながら『エンタの神様』を観つつ、テクニコでヘリを組み立ててみる。けっこうカッコイイのができたぞ。そんで、このへんの手作業や達成感が、気分転換になってくれたら有り難いんだけど。深夜、相方と朴葉味噌で一杯。小鬼もチビも、ここ2週間でずいぶん落ち着いたよね~てな話をした。そういやほんの4~5日前も、相方とちょこっと話す機会があった。以前やらかした軽鬱のときより状況はまだだいぶいいわけだ。えーと、そんときは確か『ローマの休日』の話なんかしたな。なにしろ相方はカメラマンなので、「あれはいちいちオシャレ。街並みも小道具もシーンもひとつひとつ、ぜんぶオシャレ」と礼賛していた。何度か書いているけど、オイラいわゆる恋愛ものは興味がない。でも『ローマの休日』はかなり好きな映画のひとつで、恋愛ものなのに? と不思議だったんだけど、こないだTV放映されていたのをつい最後まで観てしまって、ようやくわかった。恋愛映画じゃない。『ローマの休日』は冒険映画なんだ。男の子の冒険ものが「アクションあり、秘宝あり、恋あり、友情あり」なのと同じに、女の子の冒険ものも、「アクションあり、アイスクリームあり、恋あり、花一輪あり」(←秘宝が好きな女性もいますが、まあこの映画の場合ってことで)なわけで。だって恋愛映画だったら、最後にアン王女は駆け落ちしているはずだよ? 「王位を賭けた恋! まあロマンチック!」になってるはずだよ?そうならなかったから、そして、そんなことをしそうにないヒロインを主人公に据えたから、この映画はとてもかっこいい冒険映画になっているんだと思う。途中、アン王女が「お父親のお仕事」(←王様!)を説明する場面がある。「仕事の内容は・・・主に広報活動ね」という説明にもウケたが、ここはアン王女にとって、「王女」という立場が何であるかがわかるシーンだ。彼女にとって、それは「仕事」。秒刻みのスケジュールでいっぱいの、どんなに大変なときも代わりのいない、たくさんの人々の期待を担った、しんどいけどかけがえのないお仕事。24時間笑顔を絶やしてはならず、自分の意志は拘束され、アイスクリームひとつ食べたいときに食べられない仕事を、彼女は最後に、自分の恋を捨てて、選びとる。くさのあきひろさんが『パートナー』の中で、「アン王女は駆け落ちしても、幸せにはなれない」と主人公の男性に言わせている。「だってそれでは、自分を捨てることになるからだ」と。いいなあ、くさのさん。愛人にしてください。←なんか違。オイラの環境はたぶん、「無理矢理恋愛を選ばされている」状態なのだと思う。あーもー恋愛ものに興味はないって言ってるぢゃないか。そんで王女ほどたいそうな仕事ではないけど、オイラにも大事にしている仕事はあるんだよう。アン王女ならこういうとき、どうするかってと、髪を切ってベスパで暴走してギターで誰かをぶん殴る。いい答えだ。オイラも脱走の機会を伺おう。
November 6, 2004
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最近朝起きられなくなってるんだけど、今日は見事に「寝坊」といってもいい時間だった。小鬼はベッドの上で暇そうにブロックしてるし、ミニラはまたも仕事部屋まで這ってって「戻れない! 誰もいない! つまらない!」と大泣きだし、チビが「カーシャン、ポキ(ケ)モン、ミターイ」と起こしにきたのでようやく起きたというテイタラク。「なんで起こしてくれないのよ!」とか、無責任な中坊みたいなことを叫びかけて理性で押し留めるオイラ。昨夜同じ時間に布団に入った相方を叩き起こし、朝食を食わす面倒をみてもらうが、途中で寝室でのミニラのオムツ交換をお願いしたら、そのまま当然の顔で布団に戻っていた。ひとり泣きそーになりながら食事の支度を続け、チビの荷物をまとめ、連絡帳3册を書き、小鬼を送り出して、不燃ゴミと可燃ゴミを出しに行く。朝イチで流す約束の原稿をプリントアウトするまでは、泣くんじゃないっ。まだがんばれるか? まだがんばれるな? よしっ。←セコンドもひとりでやります。合間にチビの言葉の訓練の予約を入れ、洗濯物をたたむ。ああ取材先の下調べにかかれない。今日はミニラを抱えてバス・電車を乗り継ぎ、相方の職場近くでミニラを受け渡して、オイラの取材中に面倒をみてもらおうという予定。少しはやく出られたら美味しそーなラーメンやさんで一緒に昼食を・・・という計画だったのに、出遅れてしまった。しかも何の嫌がらせか、取材先の最寄り駅で下りて目的地へ向かって歩いていたら、道沿いにボーネルンドのお店があるではないか。取材が終わったら、ちょっと覗くに決まってるではないか。ずーーーっと半年くらい欲しいのを我慢しているスクイッシュを、目で探してしまうではないか。あれ? なんかオイラの知ってるスクイッシュと違う。あのカラフルさに圧倒されて、欲しい欲しい唸ってたのに、なんだか渋いスクイッシュ。白と黒と赤で構成されてて、ますます玩具に見えない。ヘンなの・・・と手に取って、くるくるひっくり返して眺めて、レジまで行って、「これなんですかー」と尋ねかけて、「これくださーい」と言い放つ、素直なオイラ。スキップでお店を出たら、『じゃんがららぁめん』で替玉を2回して、3杯目は高菜をどさどさ入れてすっきりさっぱり汁まで飲み干し、スキップ音をどすどす重低音にしてミニラを受け取りに向かった。そういえばミニラがバスや電車に乗るのは、もしかして初めてではないか? 今日はせっせと窓の外を見て「キャオキャオ」はしゃいでいた。今夜は疲れてよく寝てくれるかな・・・興奮で夜泣きかな。寝入り具合の段階では前者のようで、地味なスクイッシュを両手でうにうに掴みながら、ストンと眠りについた。帰宅してからしばらくは、「カシーテ!」とチビが離さなかった。人気のスクイッシュ、全員寝たらようやくオイラが触れる。カタカタと木がぶつかり合う優しい音がする。ゴム部分に手が引っかかりやすいから、月齢の小さい子でも遊べるだろうな。さっさと買えばよかった~。夜はまたも小鬼に留守を頼んで、息抜きの買い物に出た。朝のガタガタな気分がリセットされる。明日からまた2連休か。ミニラの鼻水が治ってきたのが救いだなあ。
November 5, 2004
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ハナミズを垂らしてぐずりっぱなしのミニラを相方に託し、午後遅くから取材に出る。出がけにポストを覗くと、茶色の封筒があった。いつもの督促状ではなく、地方の県庁が募集していたエッセイに入選したという報せ。やったぜ、今年もサンタさんはギフト券2万円分をゲットしたぜ。某クリエイティブの現場へ伺っての取材は、なんだか不景気な話がいっぱいで、どこも似たようなものですか~と頷きあって帰る。たまには儲かって儲かってしよーがない話でも聞きたいもんだ。貧乏なのに、帰り道の無印良品で、ポリプロピレンの箱を1500円分もまとめ買いして帰ったメイクボックス1/2とメイクボックス1/4、メイクトレー。深さが異なるだけできっちり重ねて使える。これを脱衣場の棚の整理に使おうというハラなのだった。いざ整理を始めてみたら、実家から大量に来ているシャボン玉石けんのベビーソープとか、相方がなぜか続々買い込んでは使いかけのシェーバーとか、思ったよりボリュームがある。けっこうクラッときたのが買い置きの歯ブラシ。大人用・子ども用・幼児用に加え、仕上げ磨き用の歯磨き剤不要タイプまで、丸々一段を占領しやがった。あとこの、部屋中のスキマというスキマを掃除できそうな古歯ブラシの束。捨てろ捨てろ~。ところで人によるのかもしれないけど、「とり急ぎ」でいろんなものをさくさく分類し、そこそこ見栄えよく整理するためには、フタなしで重ねられる箱がいちばん使い勝手がいいような気がする。楽天でもアクリルのBOXを見つけましたが、こういうのは百均のほうがいいのが見つかりそうですね。
November 4, 2004
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ひー。シンゾーがくるひい。なるべく身体を休めてはいるんだけど、ここ何ヶ月か、以前軽鬱をやったときのような相方不在が続いていて、かてて加えて小鬼どもの各種行事が続き週3~4日は午後が塞がっているもんで、仕事もすすまない。何かきっかけひとつあれば鬱まっしぐらだな・・・と警戒しているところへ、夜泣きの嵐。これは真剣にヤバい。こういうとき最近アテになるのが小鬼で、今日は留守番していてもらう間に、息抜きの買い物に出た。小鬼から「ビターチョコレートがたべてみたいんだよ」とリクエストもあり、チョコならオイラも少し食べたい~と快諾する。ミニラを抱っこしていたせいで、スーパーで見ず知らずのおばあちゃまにつかまる。「3人抱っこしておんぶしながら働いたけど、2人を事故と病気で亡くした話」「ひとり娘に孫がふたりいて、お祝いをあげた話」「昔の職場はボーナスなんてなかった話」「先日娘と電話した話」などなどなど、10分ほど逃げそびれてお話を伺ったが、時制の一致も主語もない文脈なのでよくわからんかった。あうう、息抜きに来たのに。とにかくいちばん苦そうなチョコレートを物色してるうちに、先日仕事で読んだ本を思い出した。イレギュラーで入った本の紹介ページのお仕事ね。こういう仕事は大抵、本を選ぶところから始まる。編集部経由で「新しくこれが出ますんで宣伝してください」と指定が何冊か来ることもあるけど、それ以外はあーだこーだと好き放題で選べる。そんなこんなで以前、若い女性向けの雑誌で『センチメントの季節』をプッシュしたら通ってしまって、あとあと物議を醸したことがあるとかないとか。スミマセン(げげっ。DVD出てる。実写だって? うおー発禁ならんかダイジョブか~~)。で、主婦向けということでbk1なんかを覗き、『疲れすぎて無性にチョコレートが食べたくなるあなたへ』を出してみた。テーマは「疲れを癒す」ということで。なにしろ著者は、3人の子持ちでワーキングマザーで鬱病の経験があるという、どっかで見たよなプロフィール(爆)。冒頭から娘に、「ママがドライフラワーが好きなのは、枯れないからなのよね」みたいに言われ、「甘いな。ママはドライフラワーを枯らしたことがあるんだぜい」てなことを返す、ハードボイルドな女性だ。しんどい日常を切り抜けるあのテこのテの工夫が詰め込まれているこの類の本は、オイラ共感できるものとできないものがあって、その違いは「真っ向勝負しているかどうか」ではないかと最近思いはじめた。たとえば「この工夫で年間○万円貯まる!」みたいなタイトルを見ると、その○万円てそっくりウチの生活費と同額なんですけど・・・と悲しくなったりするわけで、そんな真っ向勝負を突きつけられたって、無い袖は振れない。追い込まれている犬には、玉砕必至の闘いかたじゃなくて、上手な尻尾の巻き方を教えてください、お願いだから。「1日に15分だけ自分の時間を」と、育児中にはありえねえ提案をする凡百の本との違いは、「1日60秒」などと、おそろしく現実的な設定で語ってくれる部分だ。よくおわかりでらっしゃる。そして、真っ向勝負は決してしない、逃げて逃げて逃げまくる姿勢。1ヤードずつでもとにかく前へ進むアメフト競技がダイスキなお国柄で、よくこんな本が売れましたね。育児とはラグビーと見つけたり。死ぬほど悪天候でも試合はある。タマはバウンドひとつでどっちへ飛ぶかわからない。ひとりで抱えて突っ走るのが基本。誰かにパスできればホントに助かるけど、前へパスしてラクはできない。そして、うかうかしてたら潰される。日常にタックルされまくっとるラガーマン&ウーマンよ。このへん読んでパワーつけて、タックル引きずって走りましょう。てなわけで、せっかく買ってきた板チョコ1枚、深夜に明日の仕事の下準備をしながら食べ切ってしまいました。なんとか今日も挫けずに明日という日を迎えられそうです・・・。
November 3, 2004
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最近なんか体調がいまひとつだなーと思ったら、ミニラが夜泣きしている。夜に2~3回起こされるのは珍しくないから気づかなかったけど、ここ1週間は毎晩4~5回は起こされている。つまり、1時間に1回ですね。そりゃ辛いわけだ。夜泣きの季節が始まったらしいのに加え、初ハナミズで鼻が詰まって寝苦しいようで。まー小鬼のときの、30分~1時間ごとに延々泣かれる夜泣きよりはマシだと思って、早めに終焉することを祈ろう。それに今回の寝不足は、ホームランドリーと食洗機という戦力がついているので、かなりラクだ。「かなりラク」の理由はもうひとつある。この2週間、小鬼とチビが喧嘩しない。理由はまず、小鬼が荒れなくなってきたこと。学童、学校と、診察結果や対処方法をお伝えしたのが功を奏しているのかもしれない。先生方にはお手数おかけしているとは思うけど、ここまで見事に落ち着いてくれるとは。自宅でも、「食事に集中して!」みたいに叱るのを極力控えている。注意を促す決めゼリフはこれ。「順番は?」明日の時間割を揃えていたはずなのに紙飛行機を折り始めていたり、着替えるよう服を渡したのにプロックを拾い集めていたり、そんなこんなの混沌時に、頻繁に用いられる。ちなみにオイラ、ときどき自分にも言ったほうがいいかもしれない。ううう。食事時に時計を見せるのも効果的で、この方法は小鬼自身も自覚的に「とけいちょうだい」と言うくらいだから、今後も積極的に使っていこう。ちなみにオイラ、ときどき自分にも・・・以下同。自覚的といえば、怒りを爆発させることが多い小鬼に、「カードの約束」をさせた。あのTVでやたら宣伝を打っているカードゲームを欲しがっているので、「ああいうのは、冷静にゲームできる人でないと強くならない。怒らない練習のため、カッとなったら『カードカードカード』と考えること」と提案してみた。怒らなくなったらカードを買ってあげる、というご褒美の意味より、カードに気持ちをそらすことで怒りを忘れようという試み。激しやすいというADHDの対処方法で、「とにかくその場を離れる、気をそらす」というのがあったので真似てみた。「あなたはカッとなりやすいから、先生にも伝えて協力してもらおうか?」と本人確認をとって、学童と学校にもこの方法を伝えておいた。実際に用いられたかはわからないが、小鬼がここまで一気に落ち着いてきたということは、何らかの同様な手段をとっていただいたのかな? という気がする。というわけで、「怒り散らさない」課題は達成度も予想以上だし、ここは第一目標を「いますべきことに集中する」へと切り替えてもいいかと。これには目標の視覚化、ひらたく言えば「『○○する』と書いた紙を貼る」のがいちばん有効とお医者さまに伺った。一昨日熟考したIKEAのイーゼル購入の言い訳がまたひとつ。「着替え」とかをカード絵にして「はいっ、ここからはお着替えタイムですっ!」などとぺたぺた貼り替えながら朝の支度をすれば、チビの反応もいいかもしれない・・・とか、言い訳が、もとい期待が膨らむ。ちなみにオイラも、ときどき「納品書本日中」などとぺったんしといたほうが・・・(大泣)。仕事だ仕事。約束のカード代も稼がなくちゃなんない。生活費で稼ぎがぜんぶ消えるという現状の打破! とり急ぎは、そのへんがオイラ側の目標でしょうか。
November 2, 2004
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ミニラ、初ハナミズ。鼻の下をテカらせてうろつき、眠くなってきたら、チュウチュウ音をたてて上唇の塩味を楽しんでいる模様であった。もちろん拭きにかかったが、猛烈な抵抗にあったのは言うまでもない。というわけで、勝負の1週間が始まる。今週の「平日」、今日を除けば残すところ3日。その中で2件取材をお願いしていて、まだ返事が来ないという状況に陥っている。祈る気持ちで残る1件、電話取材のアポどりをかけたら、今から取材OKという返事をいただいた。ミニラ熟睡中という最高のタイミングで、スムーズに取材は終了する。さて。なんたって11月だし、今日からお風呂にしよう。というところで先月16日から2週間使ってみたタミータブのインプレッションです。少量のお湯(体重によって最適な量を示す目盛りがある)を張り、そこに座らせるとキレイに肩まで浸かるようになっているが、この目盛りを使ったことがない。最初に中をかるくすすいだらミニラを入れてしまって、シャワーでお湯をたす。このときミニラは立っちすることもあるが、お気に入りのアヒルを放り込むと、拾おうとしてしゃがみすっぽりハマる。胎内によく似た姿勢になるので、落ち着きます・・・というフレコミ通り、動きたがりのミニラにしては珍しく、いったん座るとそう簡単には動かない。相方が入れたときは、「ぜんぜん落ち着いてくれないよー泣きまくりだよー」とコボしていたが、覗いたら、タブになみなみとお湯を張った中に浸けようとしていた。あのー、おぼれますけど。お湯の量が少なくて済むということは、給湯に時間がかからないわけで、ミニラもオイラも寒い思いをしなくていいのは有り難い。ただ、最近気温も下がってきたから、小鬼・チビ・自分と3人洗っていると、お湯が冷めてくる。途中一度は湯を入れ替えてやる必要がある。「破水ですよー」ざばー。てなもんでミニラは一瞬目を白黒させるが、そこからもしばらくアヒルつきタミータブの魅力は続く。ひとつ問題は、タミータブのHPで掲示板に質問もあった通り、ミニラが滑り落ちるんである。これは身体を洗うタオルを一枚敷いて洗濯ばさみで留め解決したが、ここ1週間は使っていない。ミニラも入りかたを覚えたのか、ずり落ちなくなった。しかしさすがに、3人身体を洗うあいだ待たされるのはキツいらしく、最後のひとりにかかるあたりで毎度ぐずり始める。胎内には、そういつまでもいるもんではないしな。ただ、タライ入浴のときは風呂上がりにいつも不機嫌だったのが、タミータブにしてからは、短時間ながらひとり遊びしてくれるほどに御機嫌うるわしい。やっぱいい商品なのかも。型にハメちゃえば、とりあえずは動けないしねー。途中で立つこともあるけど、タライよりは立つまでに時間がかかるから、こっちも対処しやすい。タミータブのレンタルも見つけましたんで、興味のあるかたは試してごらんになってはいかがでしょう。さて、久しぶりのお風呂。お風呂といえば思い出す、オイラの子どものころのエピソードで、一緒に入っていた母親があくびをした瞬間、その口に思い切り湯を入れた、てのがあって。そのときの心理状態をいまでもはっきり憶えているのだが、目の前で繰り返し大あくびをしている口が、「入れるしかない」風情を漂わせていたのだった。その場は大笑いで終わったが、これが小鬼だったら、「ゴボガボゲボ・・・って、ころすきかよ!」くらいリアクションしてくれるだろうと想像すると、お笑いの血脈は母方の祖父あたりからの隔世遺伝かなーと考えたりするわけで。てなわけで今夜も、「とっとと型にハメてまえ!」と街金のよーなことを言いながらミニラ以下2名を風呂に入れるわけです。
November 1, 2004
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