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先週ダン・ブラウンのデセプション・ポイントを読んだ。上下巻で、ちょっと長かったが新事実が明らかになる様は、読んでいて大変面白かった。気になったので、デセプションをぐぐってみたら簡単に言うと、トリックのこと。確かに最初から最後まで、トリックに悩まされる作品だった。大統領と大統領候補の牽制に一役かった、レイチェル。NASAの最新の発見。それは、ある隕石だった。金くい虫と噂されたNASAに一筋の光明が。だが、それは危うい発見だった。コーキとトーランド、レイチェルは、ある事実に気づき、それを実証しようと試みる。途中、軍関係者にも襲われだが、それ以上にショッキングだったのは背後の黒幕にいる人物だった。最後は、秘書がやってくれる。自分の恥を捨てても、上院議員のスキャンダルを暴く。ラストは、因果応報がぴったりのラストだった。次から次へと展開される謎。それが段々と解けて行く様には納得。個人的には、コーキが好きだったがレイチェルも、理性的で素敵な女性。そして、ダン・ブラウン氏の小説には多い男女の関係が深まるラスト。今は、東野圭吾さんの「新参者」を読んでいるが先週読み終えた、横溝さんの獄門島も面白かった。そちらの感想については、後日。ともあれ、素敵な読書体験。東野圭吾さんの疾風ロンドは、ただ今予約中。ミステリーが好きなので、ついつい読んでしまう。新参者は、料理途中の空いた時間に読んでいる。途中まで読んでみると、この本も面白い。ドラマを先に見ていたので、本と内容がちょっと違うんだなと再認識。図書館通い。しばらく続きそうである。【中古】 デセプション・ポイント(上) /ダン・ブラウン(著者),越前敏弥(訳者) 【中古】afb【中古】 デセプション・ポイント(下) 角川文庫/ダンブラウン【著】,越前敏弥【訳】 【中古】afb
2014年02月17日
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今日は、高田さんの小説「パンドラの鳥籠」を読了した。祝と呼ばれる女性。そして、浦島太郎の話とそれに纏わる昔話。毒草師と呼ばれる御名形さん。そして、毒見役として家を守る女性と記者の男性。鳥籠と呼ばれる不思議な館。そこには、何ともいえない香りが漂っているという。首を切られた死体。そして、幻想とも現実とも区別の付かない体験をする被害者。筒は竹。竹と言えばかぐや姫。奉られている神社では、名前にある一定の法則があった。悲話と呼ばれる三大悲話。一見無関係に見えて、それらの話は全てが繋がって行く。最後は、新しい祝が誕生する。彼女もまた、子供を産んで祝を産むだろう。そうして、代々受け継がれていくのだ。玉手箱を開けるなという有名な話。パンドラの箱との共通点。結局は、開けざるを得ない状態に陥ってしまうのだ。最後までするすると読めた。結局は、玉手箱の秘密は守られたということだろうか。ほふり。これは、文字通り相手を葬る者。それは、代々受け継がれてきた秘密だった。記者が非常に人間味を帯びていて、好感が持てた。そのせいか、ライトノベルを読んでいるかのごとく。話がするすると進んで行く。来週の土曜までに、借りていた本を読まねばならないので明日の夕食の後では、今度はダン・ブラウン氏の本を読む予定。ただ、こちらは上下巻あるので、二日はかかるかな。面白い本が、無料で読める図書館の存在が有り難い。来週の土曜に、借りたい本が貸し出されていなければいいなぁ。【新品】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】【2500円以上購入で送料無料】パンドラの鳥籠 毒草師 高田崇史/著
2014年02月09日
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昨日の夜は、東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」を読了した。以前から読みたかった本だったので、今回もわくわくしながら読んだ。容疑者Xの深い愛情に感動した。自分を好きになって欲しいなどの、俗な感情ではなく本当に心からの、見返りを要求しない愛だった気がする。最後まで読んで、涙が溢れた。最後は救われたのか、救われなかったのか…。最初は、殺人事件の犯人を探すのが目的だと思っていただけにラスト近くの湯川さんの告白は、衝撃的だった。彼は、こんなことまでやってのけたのだ。それは、深い深い愛情故だった。アプローチを変えることで、事件は全く別模様を見せる。くしくも、彼の数学の問題の作り方が湯川教授に、ヒントのようなものを与えてしまったのだ。それにしても、すごい愛情だと思った。普通ここまでは出来るはずがない。犯人であることは間違いではない。だが、それは本来なら犯す必要のないもの。湯川教授が、答えを見つけた時に見せた表情…。誰よりもわかりあえていた人物だからこそ、その真意を悟った時には、衝撃は大きかっただろう。それにしても、麒麟の翼も面白かったけれどこちらの本は、本当に面白かった。石神さんも素敵だったが、湯川さんも素敵だった。東野圭吾さんの小説は、まだ狙っている本がある。疾風のロンド。図書館で予約No.1のせいか、未だに借りることは出来ていないが来週の土曜には、借りられると良いなぁ。【中古】afb 容疑者Xの献身-東野圭吾-【宅急便のみ】
2014年02月07日
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図書館で以前から借りようと決めていた本。それが、「あの頃はフリードリヒがいた」という本だった。以前学生時代に、教科書に一説が載っていたのだが、妹もそれを知っており、これ全部読んでみたいよね。などと言い合っていたのだが、今回めでたく読み終えることが出来た。ユダヤ人の差別。フリードリヒは、ユダヤ人として生まれ隣人の家族と仲良く過ごしていた。だが、友情は壊れなくても、確かに、あの頃から垣根は出来てしまった。フリードリヒは、裕福な家庭の生まれだった。だが、隣人の家族はドイツ人でありながら、非常に貧しい生活を強いられる。そんな時、ユダヤ人への抑圧が始まる。同時に、隣人の父親に、ドイツの党に加担したことで仕事が生まれた。主人公の父親は、そのお陰で生活が出来るようになる。だが、父親は、フリードリヒの父親にある忠告をする。それが、最後とも言える忠告だった。ユダヤ人の排斥が始まってまもなく。フリードリヒの母親に不幸が起きる。空襲が始まっても、避難場所にさえ匿ってもらえない。そして、フリードリヒは…。読むのが辛くなるくらい、切なく救い様がない話だった。フリードリヒの最後は、本当に悲しすぎたのだ。読み終えることが出来て、嬉しかった反面。昔読んだアンクル・トムの小屋を思い出す。どちらもユダヤ人の生涯を描いているが、奴隷にならなかったとしても、フリードリヒの方が、救いがない気がした。教科書に全部の話を載せるべきだと思った。アンネの日記ばかり、もてはやされた小学校時代。でも、あの頃にこの本に出会えていたら…もっとユダヤ人の迫害について、理解が出来ていたのかも知れない。読書は楽しかったけれど、読むのは本当に辛かった。「言えるわけないじゃないか!僕といることが知れたら、彼女は留置所行きなんだもの!」この言葉がずっしりと重くのしかかる本だった。【中古】 あのころはフリードリヒがいた 岩波少年文庫/ハンス・ペーターリヒター【著】,上田真而子【訳】 【中古】afb
2014年02月06日
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