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かめちゃん☆ @ Re:おはようございます(05/06) はっち6458さん >毎度お騒がせしていま…
はっち6458 @ おはようございます 毎度お騒がせしています。 いつもお心使…

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かめちゃん☆

かめちゃん☆

2006.05.13
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明日買い物に行こうと思います。。。。。。







(と、つまらないタイトルにしておけば、だれもいらっしゃらないでしょう。たぶん^^;)






福祉援助利用者の自己実現のを支援するために、ソーシャルワーカーが提供可能な専門技術のひとつに個別援助技術(ケースワーク)があげられる。
個別援助技術はソーシャルワーク、ソーシャルケースワークとも呼ばれ、心理カウンセリングが心理的問題の解決を目的とするのに対し、生活問題の解決およびクライエントをとりまく環境の改善が目的である。
支援方法は面接による福祉ニーズの発見と問題解決の模索、社会福祉援助を初めとする社会資源の活用であり、社会環境への適応や参加を基盤とする自己実現を目標としている。
個別援助技術の特徴は『個別化の原則』である。福祉援助技術は救貧的な思想を背景にした民間の社会福祉が発達しセツルメント運動等の社会改良運動を経て1900年前後から専門化へと発展した。
その後アプローチの変遷を経て、現在「人」「環境」「相互作用」をより緻密に分析した統合理論は1970年代以降『ライフモデル・アプローチ』として社会福祉援助技術論の基礎モデルとして注目されてきた。
1990年代には社会福祉援助技術を進めるための専門家の力量と社会的責任性を積極的に提唱する『エコロジカル・ソーシャルワーク』をC.ジャーメイン、A.ギッターマンが定義づけている。
個別援助技術の理論や原則には様々なものがあるが、まずあげられるのがケースワークの母と呼ばれるM.リッチモンド(1922米)の存在であろう。著書『ソーシャル・ケース・ワークとは何か』の中で「ケースワークとは、人間とその社会環境との間を、個々に応じて意識的に調整することによって、パーソナリティの発展を図ろうとするさまざまな過程からなるものである」と定義した。





パールマンの定義(1957年);ケースワークは個人が社会的に機能する際に出会う問題を、より効果的に処理できるよう援助するために、ある人間福祉機関によって用いられる一つの過程である。


バイステックの7つの原則

 バイステックは、心理・社会的問題をもった人びと(利用者)に共通する基本的欲求を七つに分類した。そしてこれらの「七つの欲求(第一の方向)に対して、ワーカーは敏感であり、理解し適切に反応し(第二の方向)、クライエントはワーカーの感受性、理解及び反応を覚知する(第三の方向)」という、ワーカーとクライエントの力動的関係の中に含まれる要素を七つの原則とした。(バイステック『ケースワークの原則』)

 七つの原則の名称は以下の通りである。

 ☆個別化;クライエントのもつ問題が、例え他の人の問題と類似のものであるように見えても、固有なものであることをワーカーが認めることである。

 ☆意図的な感情表現;クライエント自身が表現することを避けようとしている感情を大切にしながら、ときには刺激を与えながら感情表現を促すことである。クライエントが否定的感情を表現するためには、大きな不安と苦痛を伴うものである。ワーカーがそのことを認め、心理的支えになることによってこそ、その表現は可能となる。

 ☆統制された情緒的関与;ケースワーカーがクライエントから投げかけられた感情を敏感に受けとめ、その表現されている感情やその感情やその底に潜んでいる意味を理解しながら、そのクライエントの感情に適切に反応することである。

 ☆受容;クライエントを理解するために、クライエントをひとりの人間としてあるがままの姿-態度、行動、感情など-を認め受け入れることである。

☆非審判的態度;クライエントを受容するための前提となる原則であり、ワーカーがクライエントの行動や態度に対して、ワーカー自身の持つ価値観や倫理的価値判断によって批判したり、評価したり、また、ワーカー自身のそれをクライエントに押付けたりしないことである。

☆クライエントの自己決定;クライエントの選択と決定の自由を認め、そしてクライエント自身が、自分の置かれている状況の中で、進むべき方向を自分の意思と力によって決定し、行動できるよう援助することである。

☆秘密保持;ワーカーが、クライエントによって打ち明けられる問題の情報を他の誰にも漏らさないということである。秘密を守ることは、福祉の専門職者として当然の義務であり、ケースワーク援助をより効果的にするため、つまりクライエントとの信頼関係を保持するためにも重要である。




 ケースワークは要援助者と援助者との対人関係を軸に展開されていく。その「過程」は、援助活動の時間の流れに沿った「一定の手順と方法」で提供される。

 診断派はケースワーク過程を「インテークスタディ→社会的診断→社会的処遇」という枠組みで考え、機能派は「初期の局面、中期の局面、終結の局面」という時間的経過にしたがって区分する。また折衷派で知られるパールマンは、ケースワークを問題解決の過程としてとらえ、「開始期→診断期→問題解決」と考えた。

このように「過程」については、さまざまな論議がおこなわれてきたが、それらの今日における共通点は、1、援助が開始されてから終結までの時間的な段階が重視されているということ、2、要援助者が問題の解決過程における主役である、という二点である。 

 (2)ケースワークの構成要素

 ケースワークは、1、「クライエント(要援助者)」、 2、「ソーシャルワーカー(援助者)」、 3、「援助目的」、4、「援助関係」、5、「社会資源」の5つから構成されると考えられる。



 社会資源とは、社会制度・機関・組織・施設・金銭はもとより個人・技能・知識・専門職やボランティアなど、社会的に存在する一切の物的・人的な要素である。

 (3)援助関係における原理・原則

 バイステック






ケースワークの展開過程

社会生活上の諸問題に直面して困難な状況におちいっている個人または家族(利用者)に対する社会福祉援助の提供は、援助活動の時間の流れに沿って「一定の手順と方法」を持って提供される。この手順と方法を「過程」とよぶ。

ここではこの過程を「インテーク→調査→診断→処遇」と考え述べていく。

 1.インテーク(intake‐受理)

 利用者の抱える問題が、社会福祉機関にもちこまれる最初の段階を「インテーク」という。機関としてその問題を取り上げるか否かを決定する段階である。ここで行なわれる面接をインテーク面接という。

 〈事例〉母親がストレスケア講座参加後、個人相談を持ちかけケースワーカーと面接した。

 事例は、相談を受けた心理カウンセラー(私)が、会場が福祉センターという専門機関だったためその場で職員(保健婦)と確認し、相談室にて対応。。このような場合、母親の気持ちを無視して他機関へ紹介すると、自己開示が滞ってしまうこともある。まず母親の葛藤している気持ちを共感的に受けとめ、ともに支えていこうとする姿勢や態度で接した。

(1)インテーク面接

インテーク面接では問題の概略を把握し、援助の大まかな見通しを立てる。具体的には次のようなことをおこなう。

 1、利用者の話を傾聴し、主訴、要求、問題点を明らかにする、2、利用者は何故来談することになったかを明確にする(例えば、母親の問題を本人を含め家族がどのように受けとめているのか、家庭・園などの教育関連・地域社会での状態はどうか、これまでどのような援助を受けてきたのか、等。)、3、用者の主訴、要求、問題に対して、この機関ではどのような援助が行えるかを説明し、ケースワークの進め方を伝える、4、ケースワークを受ける意思があるかどうかを確認する(最終決定は利用者本人がおこなうことが重要である。)、5、その機関で援助することが適切でないと判断した場合は他の機関を紹介する、等である。

(2)インテーク段階での留意点

問題は利用者本人が持ち込む場合と、本人以外の他人が持ち込む場合があるが、問題解決の主役は利用者本人であることを忘れてはならない。他人が相談を持ち込んだときは、本人に問題解決の意思を形成させることも課題となる。

インテーク面接では、利用者の話を傾聴し、共感的理解が必要となる。ワーカーは、利用者の心の動きに敏感になること、利用者が自分は尊重されているのだと実感できるような心づかいを忘れてはいけない。こうしたワーカーの態度に支えられ、利用者は安心して鬱積していた思いを打ち明けることができ、信頼関係も樹立されていく。

2.調査
 利用者の援助を求める意思が確認されると調査をおこなう。そのため、本人や家族に来てもらうか家庭訪問をし、より詳しい話を聞く。必要に応じて医師や福祉職員(保健婦)などの関係者からも話を聞くが、この場合は本人の了解を得る必要がある。医師の診断や心理テストが必要なときは、その理由をよく説明し、本人が不安を持たないように配慮することが重要である。

 1、生活歴・生育歴(健康等含む)、2、社会的活動の場(職場、教育関連等)での様子、3、家庭の状況、4、経済的社会的状況、等である。

3.診断

 調査でわかった多くの事実を総合的に判断して、問題の原因を見出すことを診断という。正確には「社会診断」といい、利用者の問題解決に役立てるためのものである。

 正しい診断をするためには問題を、多くの異なった角度から考えることが大切である。

例えば、前述の母親は単純に子育てのストレス下にあるからではないかと診断することは誤りである。心理面、環境(家族関係、社会的環境)、身体面など多くのことが関係している。

 診断はまず、記録をよく読み問題の原因は何か、問題の相互関係はあるかまた生活歴(生育歴)の検討、経済的・社会的要因の検討、などをおこなったうえで、援助計画をたてる、ことになる。

調査によりわかったことは母親の体調、夫が休日に家事・育児に参加せず一人で外出してしまい孤独感と子育ての責任を一人で負うことのストレスによるものであると自己確認。

次のような援助が計画された。

 1、子育て支援の利用で子供を数時間託児プログラムを利用しその間身の回りのことを行う。2、医療機関で検診を受け体調の確認をする。3、週1回、母子サークルのプログラムに参加する。4、生活習慣の見直し(本人の気づきから) 

4.処遇(treatment)

 調査・診断に基づいて、利用者の問題解決のための援助計画が立てられ、具体的な援助活動が展開される。この段階を処遇という。

 ケースワーク処遇を大別すると次の二つになる。

 直接処遇:利用者に対し直接働きかける援助のことで、利用者自身の問題解決能力を強めることを目指す心理的援助がその主なる手段である。直接処遇として、母親には、「グループ・ワーク」がトリートメントされている。

 間接処遇:問題解決の模索として家庭や職場・学校・地域社会等における対人関係の調整と、社会資源を活用して問題解決のために役立たせる援助を想定している。後者には、経済的援助や各種の機関・施設の利用などの具体的サービスの提供が含まれる。

実際のケースワーク援助においては、直接処遇と間接処遇を有機的に関連させて用いることになる。すなわち、利用者自身が持っている能力と彼の環境に含まれている社会資源を最大限に用いて、利用者の社会に生きる人間としての力が強められるよう働きかけていくのである。










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Last updated  2006.05.14 00:17:23
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