蓼科高原日記

May 19, 2021　我が家のウグイス君のこと

May 19, 2021　夜明けは毎朝雨が降る。真夏は毎朝朝露でウッドデッキがしっとりと濡れているのだが、これは雨である。今日は終日雨が本気で降っていた。大雨ではないが小雨でもないという感じの降りだ。新緑を打つこの季節の雨音はとても美しい。上手くオノマトペに出来ないのだけれど、森中にさわさわぱたぱたという音が満ちている。野鳥の歌声が賑やかだ。特に夜明けから早朝、いっせいに歌い出すまさに大合唱になる。もちろん我が家のウグイス君も元気よく歌っているのだが、自分のテリトリーの中心にしている「我が家」に帰ってくると至って静かに過ごしているのがわかる。帰宅してジャージに着替え風呂上がりに缶ビールを飲みながら鼻歌を歌っているといった風情なのだ。まともにホーホケキョなんて歌わない。すっかり安心して寛いでいるのだ。彼との付き合いは一体何年になるのだろう。野鳥が存外長生きなのだということを知ったのは彼の存在を通じてのことだった210519-DSCF7136FUJIFILM X-T2, FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS