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こんにゃくゼリーについては何度も書いているのですが、以前に取り上げた裁判が、二審でも自己責任を認め、原告敗訴となったようです。こんにゃくゼリー男児死亡、2審も賠償請求棄却 2008年に兵庫県内の男児(当時1歳9か月)が、こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせて死亡した事故を巡り、製品の欠陥が原因だとして両親が、製造元の食品メーカー「マンナンライフ」(群馬県富岡市)側に製造物責任(PL)法に基づき約6200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、大阪高裁であった。八木良一裁判長は、原告敗訴とした1審・神戸地裁姫路支部判決を支持し、両親の控訴を棄却した。 10年11月の1審判決によると、男児は08年7月29日、同社製のこんにゃく入りゼリー「蒟蒻(こんにゃく)畑マンゴー味」を食べた際、のどに詰まらせて意識不明の重体となり、約2か月後、多臓器不全で死亡した。 両親は09年に提訴。男児が食べた当時のこんにゃく入りゼリーについて、〈1〉一般のゼリーより硬く、子供にはかみ切りにくかった〈2〉のどに詰まる恐れがあるので子供や高齢者は食べないように、と呼びかける袋の警告表示が小さかった――などと主張し、欠陥を訴えた。 しかし1審判決は「硬いのはこんにゃくの特性」とし、警告表示は強調するため赤字で記されていたことなどから「危険性を周知させるには十分だった」と判断していた。 国民生活センター(神奈川県相模原市)によると、こんにゃく入りゼリーによる死亡事故は全国で22件発生。訴訟に発展したのは今回を含め4件で、うち3件は和解が成立している。(2012年5月25日 読売新聞) こんにゃくゼリーの一口あたりの危険性は餅よりは遙かに少なく、アメよりも一桁ほど安全で、ほぼパンと同じくらいなのですが、何故かとりわけ危険性が喧伝されています。マンナンライフは確かに業界では最大手なのですが、従業員数は100名に満たない規模で、業界自体が極めて小さいので叩きやすいのでしょう。 実際にはありふれた他の食物と比べて特に危険というわけではないのに危険視され、「指導」により注意書きを書くことで更に危険と認定されて非難されているように私には思えます。どうしても黙っていられなくなって何度も取り上げてきたのですが、冷静な判決で良かったです。http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/diary/20081005/http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/diary/200810100000/http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/diary/200903060000/http://plaza.rakuten.co.jp/tinyant/diary/201001140000/
2012.05.26
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昨年の大震災の時の津波の被害は大変なもので、未だに処理できない瓦礫が大量にあります。これを現地だけで処理することは不可能で、日本全体として協力すべきなのは当然のことと思われます。ところが何の根拠もない不安を言いつのって妨害する人々が居ます。私から見たら人非人なのですが、本人たちは正義の味方を気取っているところが何とも。 石巻から北九州市に運ばれる瓦礫について、新聞記事を引用してみます。がれき選別を石巻で公開、受け入れ検討の北九州市 宮城県石巻市の震災がれきの受け入れを検討している北九州市は17日、石巻市のがれきの仮置き場で、23日から始める試験焼却用のがれきを選別し、袋詰めする作業を報道陣に公開した。 ヘルメットや防じんマスクを身に着けた作業員たちは、高さ数メートルのがれきの山を重機でかき分けながら、手作業で、金属類やガス管などの危険物、写真などの思い出の品を取り除いた後、木材などを機械で30センチ以下に破断。ベルトコンベヤーに載せられた木くずなどを改めて点検した後、ショベルカーで、プラスチック製の袋に500~600キロずつ詰めた。その後、北九州市環境局の職員らが袋の横で放射線の空間線量率を計測。毎時0・06マイクロ・シーベルト程度で、自然界で検出される範囲内の数値だったという。(2012年5月17日 読売新聞) そもそも福島第一原発からはかなり離れたところですから放射性物質の面からはほとんど危険はないはずで、実際に調べても危険のないことが確かめられています。本来ならそれで受け入れ可となるはずですが、過敏になっている人もいることを考慮して、とりあえず少量を試験的に搬入し、さらに調べようとしていたわけです。 その試験消却を北九州市民(の一部)が実力で阻止しようとしたことが報道されました。彼らは危険があると考えているわけですから、試験によって危険であることが明らかになれば喜ばしいことだと思うのですが、実際には安全であることが明らかになってしまうことを恐れているのでしょう。元々安全であることは明らかなのですから。反対派妨害の中がれき搬入、警官暴行疑い2人逮捕 東日本大震災で発生したがれきの試験焼却に向け、宮城県石巻市の木くずなどのがれき計約80トンを積んだトラック28台が22日、北九州市に到着し、27台分が同市小倉北区の保管倉庫へ搬入された。反対派の妨害活動で、搬入は予定より8時間半以上遅れた。 トラックの第1陣は午前9時頃に倉庫前に到着したが、反対派約30人が取り囲み、県警の警告を無視して座り込むなどした。午後4時頃、警察官約40人が強制的に立ち退かせようとしてもみ合いになった。この際、警官に暴行を加えたなどとして、自称、熊本県荒尾市の飲食店従業員(25)ら男2人が公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。 搬入は午後5時半頃に始まり、午後8時までに27台が倉庫敷地に入った。残り1台分は23日に運び込む。(2012年5月23日 読売新聞) 無知故に不安に思うことはある程度仕方のないことかも知れませんが、他人の行動を制限するのであれば、不安が正当であるかどうかは重要です。根拠のない不安で他人の行動を制限できるとしたら、差別なんてしたい放題ですから。
2012.05.23
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実は昨年からメダカを飼っていました。釣り堀の餌用のメダカを買い、5匹から始めて今年の春には60匹以上になっています。今年生まれた稚魚の数も、すでに数十になっているでしょう。隔離して保護するのは、もう、やめておいた方が良さそうです。 メダカの外飼いで困るのはアオミドロです。見た目が悪いのはもちろんですが、水草にまとわりつかれると、水草が弱ります。その対策として生物兵器を投入しました。ヒメタニシとミナミヌマエビです。元々水草についてきたサカマキガイがはびこっているのですが、こいつは全く役に立ちません。適当に潰してメダカのおやつにしています。間違えてタニシの稚貝を潰さないようにしなければ。 サカマキガイの繁殖力は絶大で、アクアリストのあいだでは水槽のゴキブリと呼ばれて嫌われています。アクアリストがスネールと言った場合、一般的には繁殖力旺盛でゼリー状の卵を産む嫌われ者の巻き貝のことです。 タニシを導入するにあたって少し調べたのですが、ググってみると、スネールとタニシを混同している人が多いことに気がつきます。「タニシが増えて困っています」と言う相談の多くはスネールのことです。回答者の中にも混同している人はたくさんいます。この誤解はなかなか根強いようです。タニシについてネットで調べるのであれば、本当にタニシのことについて書かれているのか確かめなければいけないようです。 中にはきちんと調べているにもかかわらず間違っている人もいます。たとえばこのサイトです。所々引用してみます。日本に棲息するタニシは、オオタニシ・マルタニシ・ナガタニシ・ヒメタニシの4種で、このうち最もポピュラーなのは、ヒメタニシです。小型で日本各地で見られます。我が家に来たのもおそらくこのヒメタニシと思われます。以下単に「タニシ」と表記する場合は、ヒメタニシを指すと思ってください。 一応調べたことが伺えます。でも、サイズまでは調べなかったのでしょう。ヒメタニシの成体は2cm くらいはあります。水草にくっついてくるには大きすぎます。さて、我が家にファースト・タニシがやってきたのは、1997年・夏のことでした。当時小学生であった妹が夏休みの観察日記のため、池でメダカを2匹捕えてきた際、メダカの餌の水草に、大きめのタニシが1匹くっついていたのでした。たかがタニシ。たかが1匹だけ。 ここを読んだ時点でタニシではなさそうだと思いました。数週間後のある日のこと、何げなくメダカの水槽をのぞくと、水槽の壁面にゼリー状のものがいくつか付着していました。「???」よく見ますとそのゼリー状のものの中には、1ミリにも満たない小さなつぶつぶが詰まっています。 これはスネールの卵なのですが、その後を読むと、卵ではなく稚貝だと思っていたようです。wikipediaによりますと、「交尾によって体内受精し、卵が子貝になるまで体内で保護する卵胎生で、十分育った稚貝を数個から十数個産み出す」とのことです。 これはタニシについての記述です。卵胎生なのですから、親と同じ形の小さな貝を生むのですが、ゼリー状の卵との違いは気にならないようです。あくまでスネールをヒメタニシだと思いこんでいます。さて、繁殖し続けたタニシのその後です。彼らは半年ほどで曾孫か玄孫の代になりました。先住民・メダカもいつの間にか姿を消し、すっかり世はタニシの栄華です。やがて、壁面はゼリー状のつぶつぶだらけで、中の様子が窺えないほどになってしまいました。最盛期は、2~3000匹はいたのではと思われます。(なお、水槽は、両手でなら抱えられる程度の大きさのものでした。) スネールの繁殖力のすさまじさが窺われます。タニシではここまで増えることはありません。爆殖する生体を放置すると、その後に待っているのは崩壊です。それでもある程度は生き残ったようなのですが、ここで暴挙に出ます。或る程度の数になった時点で、複数の水槽に分けるべきだったのでしょう。それでもあれだけたくさんいたタニシが全滅することはなく、最後に残った者たちを、近くの池か川に放しに行き、私のタニシ生活は終わったのでした。 これは生き物を飼う者が決してやってはいけないことです。自然の中にはその場その場の生態系があります。不用意な放流は生態系を破壊するおそれがあります。たとえ同じ種類の生物が居たとしても、その遺伝情報は地域によって異なります。いらなくなった生体は、たとえ残酷と思われても、自分で始末しなければならないのです。商品価値のあるものであればアクアショップなどで引き取ってもらえるかも知れませんが、スネールでは無理でしょう。 スネールとタニシを混同したことを嗤うつもりはなく、ただ単に混同する人が多いということの実例として挙げさせてもらいましたが、最後の放流だけは非難に値することであり、本当に残念です。
2012.05.18
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NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」に妻がはまっている。今日は休みなので私もつきあって見ていた。今日は梅子がテストで振るわず再試験となるお話。再試験のことをビーコンと言うのだが、そのイントネーションが気になる。ビーコンというのはドイツ語の“wieder kommen ”から来ていて、「出直しなさい」という意味。我々は「ビー」と「コン」は同じ強さで発音していた。ドラマの中では「ビー」を強く発音し、「コン」を弱く発音していた。これじゃ私には英語の“beacon”(標識)に聞こえる。このビーコンが何度も何度もたった15分の間に繰り返される。気になって仕方がなかった。私の時とは時代が違うから、本当にその様なイントネーションだったのか、それとも教えたヤツが訛っていたのか、どっちなんだろう。
2012.05.03
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