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「生きていることの連絡の電話ですぅ。」
午前中は・・、
不動産関連の電話が2通・・入る・・。
・サラリーマン時代に部下だったU不動産屋さんから。
すごく・・久しぶりの電話です。
「生きていることの連絡の電話ですぅ。」
ヒマでヒマで・・困っているようで、
「もう・・どうしたらいいんでしょうね・・?」
武田FP
「流れに逆らわず・・おとなしくしていろよ。」
U不動産
「ずぅ~っと、おとなしくしたまんま・・ですぅ。
何か・・不動産の売り物件とかないですかぁ?」
武田FP
「・・だから、うちは・・不動産屋じゃない。」
U不動産
「・・ですよね~。」
彼は・・不動産屋さんを始めた当初は・・、
すごく羽振りがよく、年に2~3回は従業員を連れて
慰安の海外旅行・・なんてやっていました。
今は・・その従業員もいなく・・。
羽振りのいいころのストックを上手に使っていれば・・。
アリとキリギリスの童話の、
キリギリスのようなヤツ・・です。
・顧問会員のTさん(60代)から・・。
Tさん
「送った資料・・見てもらえましたか?」
Tさんは、たくさんの不動産を抱える資産家です。
設計屋さんから・・新規事業の提案を受けているようです。
資料に目を通しましたが・・、
建築の設計はプロでも、事業の設計は素人のようです。
総額・・○千万円の借金を伴う提案・・です。
Tさんはすでに、別件で○千万円の借金を返済中です。
その借金・・悪いことに、変動金利です。
Tさんの場合は、そちらの残高を減らすことが最優先です。
現在の状況のまま、新たな事業・新たな借金・・は、
ありえません。
業者や金融機関は、「相続対策」を全面に出しますが、
相続以前の「生活設計」が最優先・・です。
相続発生前に・・家計が立ち行かなくなっては、
元も子もありません。
経済的にも、精神的にも、辛い思いをすることに・・。
業者や金融機関が言う・・、
「借金は相続対策になります。」
・・そもそも、これ・・まちがいですよ。
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