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素人にとって良さそうに見える金融商品
高コスト(高い手数料)で売られている。
●メール顧問会員のKさん(50代)
(相談:ライフプランニング)
K家のキャッシュフローは、何の問題もありません。
老後は・・死ぬまで、
数千万円の貯蓄残高で推移します。
Kさんは預貯金だけではなく、
各種金融商品を保有しています。
ただ・・、保有している投資信託などは、
金融機関の言いなりで購入した・・ように見えます。
金融機関はリスク無しで確実に儲かり、
消費者はリスクなりのリターンが期待できない商品です。
( さらには、運用手数料が高い! )
また、確定拠出年金での商品選択は、
まんぜんと全体に満遍なく配分していて、
何の意図も感じられない・・ように見えます。
ある程度の資産がある・・50代や60代の世代は、
よく・・金融機関のターゲットにされています。
素人には「良い金融商品」に見えるものを用意しています。
・元本確保 ( されるように見える )
・リスク限定 ( されるように見える )
・分配金がもらえる ( 預金よりお得に見える )
良い商品か? お得な商品か? ・・は、
・リスクに見合ったリターンが期待できるか?
・低コストか? ( 運用手数料等が安いか? )
・・のようなことで見分けます。
銀行や証券会社に足を運んで勧められる商品は、
そういう意味では、どうしようもない商品ばかりです。
対面販売で買う商品にろくなものは無い!
・・と思って、ほぼまちがいありません。
Kさんも、このままいけば・・
金融機関のカモにされ続けるかも・・と思い、
「老後は・・何の心配もないんだから、
もう・・「投資」をする必要は無いんじゃ・・?」
・・とアドバイスしましたが、
「それでも、これからも投資をしたい。」
・・ということでした。
それならば・・
「家計全体で資産配分をきちんと考えましょう。」
と、お伝えしていました。
メールをいただきました。
先日、相談しました投資信託の件です。
自分なりに考えてみましたが、
アドバイスお願いします。
資産全体の内訳は以下になります。
・・ 中略 ・・
総合計 〇千〇百万円
確定拠出年金は年1%の利回りで運用し
10年後に〇千〇百万円の一時金の受け取りを
目標とします。
配分は
元本確保に50%
国内債権に30%
外国債権に10%
国内株式に5%
外国株式に5%
を検討中です。
投資信託については、まだ考え中です。
・・ 中略 ・・
武田さんお奨めの本教えて下さい。
よろしくお願いします。
家計資産全体で、資産配分を考えてください。
Kさんは、確定拠出年金のほかに・・
預金、個人年金、養老保険、国債、株式、投資信託、
・・等々の金融資産を保有しています。
Kさんは・・
確定拠出年金の中の資産配分を計画しました。
( 家計資産の一部・・でしかない )
私が言っているのは・・「家計全体で」・・です。
部分的な計画では、資産運用の全体像が見えてきません。
同じような資産配分を、国債や株式、投信等も含めた
「家計資産全体でやってみてください。」・・ということです。
そうすることで、資産全体の運用計画が見えてきます。
確定拠出年金で計画した資産配分をそのまま
全体の資産配分計画・・とするとしましょう。
( 元本確保:50% 国内債権:30% ・・ )
すでにある確定拠出年金以外の各資産の
全資産に占める割合を出してみます。
すると・・、確定拠出年金の中の資産構成は
何をどんな割合にすればいいか?
まったくちがう構成が見えてくると思います。
※手数料には、こだわれ!
特に運用手数料(信託報酬)には、
徹底的にこだわって商品選びをしましょう。
同じ商品で高い運用手数料を払っていては、
高い運用成果が期待できないのは当然です。
銀行や証券会社に行って、面談で購入する
投資信託は・・ほぼ、手数料が高い!
販売側(銀行等)が希望する商品を、
メーカーに作らせているから、こうなっています。
( 金融商品は「面談」では買わない! )
運用手数料(信託報酬)は、できるだけ
1%未満の商品を探して選びましょう。
投資信託を勧められたら・・まず、
パンフレットの「信託報酬」欄を確認しましょう。
確定拠出年金用の投資信託は、
一般的に・・この信託報酬が低めです。
・・が、Kさんのところの投信は
1%以上のものがまぎれこんでいます。
きちんと仕分けして選んでください。
立ち位置が消費者 ・・の本を紹介します。
金融資産運用の考え方や投資信託に関する、
消費者側のポジションの本をいくつか紹介します。
金融機関に洗脳されている人、
洗脳されていることに気付いていない人、
資産運用なんて・・なあ~んにも分からない人、
ぜひ、読んでみてください。 ( だまされないために )
●「『投資バカ』につける薬」
山崎 元 講談社 1,500円
素人向けに書かれていて、分かりやすい。
著者は長年・・金融業界の中枢にいる人です。
投資信託に限らず、資産運用全般に関して
まったく買い手の立場で解説しています。
「売り手の得は、買い手の損」・・とか、
「だまされないことが本当のお金持ちへの道」
・・私とまったく同じ立場です。
本書以外にも、著者はたくさん本を出しています。
著者名から探し出して読む・・ことを勧めます。
●「投資信託にだまされるな!」
竹川 美奈子 ダイヤモンド社 1,500円
これも・・まったくの素人向け。
絵をふんだんに使っていて、分かりやすい。
「日本の投信はワナだらけ。」
「金融機関のおすすめ投信は・・・
買ってはいけない。」
プロが仕掛ける恐ろしいワナの見破り方と
数少ない良質な投信の正しい選び方・
使い方を、やさしく解説しています。
●「知らない人だけが損をする 投資信託の罠」
週刊ダイヤモンド金融商品特別取材班
ダイヤモンド社 1,200円
突っ込んで各種投信のワナを解説しています。
「銀行、ゆうちょ、証券会社の
言うままに買ってはいけない。」
「知らない人だけが損をする。」
「投信のカラクリを徹底解明!」
週刊ダイヤモンドの特集で問題提起した記事が
大変な反響を呼び、再構成して出版されました。
・・と、これら3冊をザッと読んだだけでも、
目からウロコが落ちると思います。
目が覚める! ・・と思います。
読む前とは、見える景色がちがってきます。
《 消費者の方へ 》 保険には加入するな!借金はするな!
経費は払うな! 目を覚ませ!
「家計の常識を疑え!」参照。
《 顧問会員希望の方へ 》 まず、「顧問会員って何?」を
熟読して内容を確認下さい。連絡・申込先
fpst@axel.ocn.ne.jp
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