武田つとむファイナンシャルプランナー事務所　岩手盛岡駅前

解体工事終了予定の 12月3日です。
生命保険に入る必要があるのはどんな人？
住宅ローン控除が継続に？　手続きは？
こんなモノがマイホーム建築の見積書？
基礎コンクリートそのままだと搬出できず
2700万円の新築は高望みでしょうか？
玄関のタタキ廻りのコンクリートで苦戦？
子供４人だけど住宅ローン6000万 GO！？
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2015/05/19

同じ会社でも人により大きく違う住宅価格

カテゴリ：マイホーム

プレゼン・コンペでは・・
コンペつまり競争であることを
認識していない人が参加してくると、
とんでもない見積額になります。

自分の頭で考える生活設計。

Lighthouse at Playa del Carmen Beach, Riviera Maya, Mayan Riviera, Yucatan, Mexico

Lighthouse at Playa del Carmen Beach, Riviera Maya, Mayan Riviera, Yucatan, Mexico

顧問会員のＭさん（30代）の、
5/15（金）の5社によるプレゼンコンペ
の結果は以下のようになりました。

木造2階建て。
延べ床面積：113.44平米（34.31坪）
建築価格（税込み）。

10：00　Ｕ建設　　2,214万円
　　　　　　　自社製材。家具製作。
11：00　Ａハウス　2,428万円
　　　　　　　無垢・自然素材。断熱性能。
13：00　Ｙハウス　2,290万円
　　　　　　　断熱。個別・具体的提案。
14：00　 Ｈホーム　3,300万円
　　　　　　　気密性能。しっくい壁。
15：00　 Ｔホーム　2,748万円
　　　　　　　造作家具。自然素材。

　　　　　　　※この結果から、今回の建物の
　　　　　　　　内容なら、適正価格は2,200万円台？
　　　　　　　　・・のように見えます。

同じ設計図書で見積もっても、
大きな価格差が当たり前につきます。
人生最大の買い物です。
しっかり、比較検討しましょう。

・・ということになりますが、
当然・・3社でさらに比較検討しています。

今回参加した5社の内4社は、
当事務所のプレゼンコンペの常連です。
（Ａハウスだけが初参加）

その常連の内の2社が、常連なのに、
とんでもない高い金額を提示しました。
（　上記　太字　）

なぜか・・？
に・・ついて、しっかり考えてみましょう。

本来、常連であれば・・
コンペ（競争）の意識をしっかり持っています。

・・が、
その意識をしっかり持っているのは、
担当者個人であって、会社ではありません。

常連の会社であっても、
今回見積もりをして説明をした人が、
まったく初めての人であれば・・
間の抜けた見積もりをしている可能性が
あります。

14：00のＨホームは、
いつものＴさんではない人が来ました。

この人は当日午前、
コンペ中の事務所へ電話を入れてきました。

「建築予算はいくらぐらいですか？」

・・間の抜けた質問をしてきました。
予算を教えたらコンペにならない！
コンペ当日に何を言っているんだ！

で・・14：00に来たこの人は、
さんざん高性能住宅の説明をした上で、
3,300万円を提示しました。

適正価格と思われる金額より
1千万円も高い！
34坪の家で1千万円も差がつくか？

コンペ（競争）の意識が無い・・だけでは済まない。
お互い、時間と労力の無駄です。

Ｔさんがやっていれば、まったく
違う金額になっていたと思います。

15：00のＴホームは、
いつものＫさんは付き添いで、
別の人が見積もり・説明しました。

事務所に入ってきた段階で、
「あ・・今回はＴホームは無い・・な。」
・・と、感じてしまいました。

建築を依頼する顧問会員のＭさんとは、
家を建てた知人からの紹介で、
元々親しい感じ・・でした。

和気あいあいと楽しく説明をして、
提示した金額は、
適正価格と思われる金額より
500万円も高い金額でした。

コンペ（競争）の意識がまったく無い、
のんびりした見積もり提示です。

いくら親しくても、500万円も高ければ、
まったく対象外。
お願いするわけにはいきません。

Ｋさんがやっていれば、
まったく別の金額になっていました。

ＭさんがＴホームを検討対象にしたいのなら、
Ｋさんに見積もりを依頼しないと
他業者と勝負できる提示は無い、
・・ということで、設計図書はＫさんに
送っていたんですが　　　・・残念でした。

その3日後に行なわれた・・

顧問会員のＴさん（30代）の、
5/18（月）の4社によるプレゼンコンペ
の結果は以下のようになりました。

会場はお隣の県、4社によるコンペです。
35坪の家、建築価格は税込みです。

11：00　Ｕ建設　　2,592万円
　　　　　　　自社製材。家具製作。
13：00　 Ｔホーム　2,300万円
　　　　　　　造作家具。自然素材。
14：00　 Ｍ組　3,340万円
　　　　　　　地元建設会社。
13：00　Ｙハウス　2,681万円
　　　　　　　断熱。個別・具体的提案。

　　　　　　　※この結果から、今回の建物の
　　　　　　　　内容なら、適正価格は2,600万円台？
　　　　　　　　・・のように見えます。

　　　　　　　※すべての業者にはまったく同じ
　　　　　　　　設計図書を送っています。
　　　　　　　　本当にまったく同じ条件です。
　　　　　　　　それでも、
　　　　　　　　大きな価格差が当たり前につきます。

　　　　　　　　今回の最大価格差は1,000万円を
　　　　　　　　超えました。　
　　　　　　　　特に特別なことなどではなく、
　　　　　　　　しばしばあることです。

　　　　　　　　そういう業界だということを
　　　　　　　　知っておきましょう。

　　　　　　　　マイホーム計画を当初から1社に
　　　　　　　　決めて進めてはいけない。（当たり前）

　　　　　　　　いつも言っていますが・・

　　　　　　　　人生最大の買い物です。
　　　　　　　　しっかり、比較検討しましょう。

・・ということですが、

これら2つのプレゼン・コンペでは、
3社が両方にエントリーしています。

5/15（金）のコンペに参加した
Ｕ建設とＹハウスはＭ家の検討対象として
現在・・生き残っています。

今回の5/18（月）のコンペでは、
そのＵ建設とＹハウスより300万円、
あるいはそれ以上安い金額を、
Ｔホームが提示してきています。

もちろん担当はいつものＫさんです。

3日前の5/15で一発脱落！
してしまった反動で、怒りのプレゼン！？

かなり頑張ってきた・・ようです。
「絶対取る！」
つもりで来ていたようです。

あとは顧問会員のＴさんが決めることです。

ここで、付け加えておきます。
じゃあ・・最初から、
このＫさんに相談して計画を進めれば、
いい家が安く建てられるのでは？

・・と思った人は、おバカさんです。（失礼！）

「競争」が無いところで大幅値引きを
するわけがありません。
コンペ（競争）だから、彼は頑張っています。
少々利益が薄くても取ってしまえ！・・と。

どんな住宅会社だって、
どんな営業だって、
普段は、競争が無ければ、
普通の（高い）お値段を提示します。

当初から業者を決めて進めれば、
普通の（高い）お値段で建てることになります。

住宅会社だって、むやみに
利益は削りたくありません。（当たり前）

「競争」を意識させるよう・・
複数の建築業者を同時進行で
最後の最後まで検討していきましょう。

無駄な労力や時間を費やすことが無いよう、
私自身も上手な説明が必要だったし、
納得させる説得力が必要でした。

反省・・。

反省なら、サルでもできる　・・っと。

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