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※消費者の視点。
財政の崖へ飛ぶ「キリギリス日本」
2016/3/9
伊藤忠商事前会長 元中国大使
丹羽宇一郎さんとい人のお話。
2016年度予算案が衆院を通過しました。
可決された予算案を眺めてみると、
気がかりなことがあります。
このままでは国民生活を支えるサービスや
教育など次世代への投資に回る予算が
どんどん減ってしまうのではないか、
という心配です。
そして、日銀が導入した マイナス金利政策
は、
こんな不安に拍車をかける恐れが
出てきています。
国の予算規模を示す一般会計の歳出総額は
ざっくり言って、100兆円弱。
※日本の支出は、ざっくり100兆円。
うち、国の収入額は60兆円強ほどしか
※日本の収入は、60兆円。
言い換えれば、
60万円の収入で100万円の支出
をしています。
とんでもないキリギリス家計です。
ありませんので、新たな借金(新規国債発行)を
40兆円弱程しなくてはなりません。
※足りない40万円は借金をします。
その上で100兆円近くを使うことになります。
※ありえないキリギリス家計です。
最大の使途は、医療や介護にかかる社会保障費
で、歳出全体の約3割を占めています。
※100万円の内、30万円は
医療・介護費です。
この費用が少子高齢化で毎年のように
膨らんでいることはご承知の通りです。
問題は、次に大きな支出です。
防衛費でも公共事業費でもありません。
それは、国債費。
何十年と借金をし、税収不足を補うために発行
してきた国債の利払いなどの費用です。
※医療・介護費の次に大きいのが、
借金の利息負担・・です。
借金体質の家計は、同じ人生を
過ごしても、割増しのお金を
払い続けることになります。
気軽に借金をしてはいけない。
20兆円を軽く超え、歳出額全体の4分の1に
せまる水準になっています。
※100万円の支出の内、
25万円が利息支払い・・です。
こんな人生を歩んではいけない。
この国債費の重荷が国民生活に大きな負担
になっているわけです。
※「大きな負担」どころではない。
こんなことを続ける家計だと、
いずれ人生が成り立たなくなる。
一方、防衛や教育にあてる費用は歳出額全体
に占める割合がそれぞれ、5~6%ほどです。
※借金利息に25万円払っていながら、
教育費は5万円じゃ、かわいそう・・。
社会保障負担と国債費が膨らんだ結果、
国民生活を向上させようとしても政策を選んで
実行する余地がどんどん小さくなっているのが
実情でしょう。
こんな袋小路から脱するためには、
経済活動を活発にして税収を増やすことが
王道ですが、なかなかうまくいきません。
例えば、日銀が導入した マイナス金利政策
。
投資や消費を促すカンフル剤のつもりだった
のでしょう。
しかし、結果としては、むしろ、経営者や国民の
マインドを萎縮させてしまうのではないでしょうか。
銀行はすぐさま、「守り」に入りました。
3メガバンクは普通預金の金利を
年0.02%から0.001%へ1斉に引き下げました。
※高度経済成長の時代はもう
はるか大昔のお話です。
利息に期待するのはしょせん無理。
10万円の預金で年に20円の利息(税引き前)が、
いまやわずか1円になりました。
※それが当たり前・・と認識したい。
「なんとかお金を殖やしたい。」
・・という発想は、敵の思うつぼ。
お金に振り回されることになる。
一般の国民は「生活防衛」という守りに入って
いましたが、さらに守りに入ってしまうでしょう。
住宅ローンの金利が下がったとしても、
「それほどありがたくもない」という人も多いはずです。
※いや、これはそうでもない。
そろそろマイホームを♪
と思っている人にとっては、
確実に好機到来です。
とりわけ、高齢者にとっては苦しいと思います。
真面目にコツコツ貯金してきた人は、がっかり
しているのではないでしょうか。
※20円の利息が1円になった、
それだけのことで、ドングリの背比べ。
そんなに大きくがっかりする
ほどのことでもない。
そもそも、
いまさら・・高金利を期待する
ような人はいないでしょう。
そもそも、銀行が日銀に預けるお金にマイナス金利
がかかれば、銀行は代わりに低金利でも
国債などへの投資にお金を振り向けます。
結果、国債や融資の金利が下がって、
銀行の台所事情は苦しくなります。
そこで、
国民の預金の利息を抑えようとしているわけです。
銀行が守りに入れば、融資先も守りに入らざるを
えません。
銀行としても、これ以上、収益を悪化させるリスクを
とりたくない、ならば、融資先も厳選しよう――。
こんな発想を銀行マンがとったら、特に中小企業の
経営は苦しくなります。
これでは、経営者のマインドが「デフレ時代」に
逆戻りしていくだけです。
※中小企業の経営者の方々は
大変なことになっていきそうです。
最近は、マイナス金利政策の副作用も心配される
ようになっています。
そのプラスの効果がなかなか出てこないとみてか、
消費増税を先送りする可能性がささやかれてもいます。
しかし、痛みを先送りしていては、日本の財政、
そして日本経済そのものを断崖絶壁に追いつめて
いくだけです。
我々の目の前には、国内総生産(GDP)の2倍
以上に膨らんだ「国の大借金」もあります。
借金体質は先進国のなかで突出しています。
※私たち個々の家計自体は
しっかりしていて、
キリギリスなんて関係ないとしても、
所属する国家の家計は火の車です。
そして・・
私たちの年金原資の貯えも、
(金融業界の思惑通りに・・)
50%まで国内外の株式で運用
できる・・という、リスキーな
仕組みになっています。
借金体質もひどいけど、
ギャンブラー体質も・・。
一朝一夕に改善できるとは思いませんが、このまま
では悲劇に向かっていくだけではないでしょうか。
我々は、イソップ童話の「アリとキリギリス」に
出てくるキリギリスの運命を選ぼうとしているのです。
【 業務日記:行列のできるFP事務所 】
※行列掲載記事は、タイトルに★印。
【 佐々木FP 】
《 事務所会計作業 》
《 現状診断☆ & 生活設計★ 》
1 Tさん(30代):☆12/11再ヒア待ち。(11/24着)
2 Iさん(30代):☆2/25再々ヒア待ち。(12/31着)
3 Wさん(30代):☆3/3再ヒア待ち。(1/26着)
4 Kさん(20代):☆3/7再ヒア戻る。(1/29着)
※今日の作業。
現状診断 終了予定は3/11(金)です。
お楽しみに・・。
5 Sさん(20代):★2/5 生活設計 依頼着。
6 Tさん(40代):★2/25 生活設計 依頼着。
7 Uさん(30代):☆2/27 現状診断 依頼着。
8 Iさん(30代):★3/5 生活設計 依頼着。
※どんどん、行列が短くなっています。
(佐々木FP、快調に飛ばしています)
これから並ぶ人は、ラッキーです。
比較的早く順番が巡ってきます。
早く仕上げて並びましょう。
がんばれ! がんばれ!

支出の1/4は利息支払い。
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて15年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
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