PR
カレンダー

学資保険か繰り上げ返済か
夫と意見が割れてます。
今日・・発見した興味深い Q
&
A
の記事
を取り上げて、コメントします。
Q
学資保険か住宅ローン繰り上げか…。
夫と意見が割れてます。ご意見ください。
現在の状況ですが
☆夫、私(専業)長女(1歳)。
年内に双子出産予定。
☆今年8月より住宅ローン開始。
借入額2500万(内ボーナス払い分700万)
期間30年。当初10年固定1.5%
☆今月に100万繰上げ返済予定。
☆学資保険はアフラックの10歳払い済に
長女が加入済。
年払いで24万7千円。二回目の支払い済み。
元々、子供は二人の予定でした。
予定外でもぅ一人増えることとなりましたが
3人分の学資保険分は
毎月家系から無理なくだせると計算しました。
ただ、予定外の3人目なので
繰上げ返済を早めにしようと思っていた費用が
育児費となりそうです。
そこで夫が、
3人にかける学資保険を住宅ローンに回せば
5~6年でボーナス払い分がなくなるから、
利息も早く減るし、
ボーナス払いがなくなった時点で
3人の学資を払い始めればいいのでは
と言ってきました。
3人の学資は年払いで約70万。
住宅ローン控除で戻ってくる分等を含めて
年100万は繰上げできる計算ですが、
その間は家系から子供のための貯金は
一切できません。
また、
五年後からだと10歳払い済は無理なので
18歳払い済に加入した場合、
3人合わせて月々6万近くの支払いになりますし、
利率も悪くなります。
私はお金がかかり始める前に学資保険を
終わらせたいのと、
繰上返済が一円からでも手数料無料の銀行
なので、そこまで無理しなくても
という考えで意見が別れました。
また、私も3年後くらいには働く予定です。
皆さんならどちらがいいと思いますか?
※「教育費準備は学資保険」
という前提のようです。
つまり、完璧に洗脳されています。
「学資保険か繰上返済か」
の議論以前に、
そもそも・・
「教育費準備は学資保険」という
パブロフのワンちゃんのような
おバカな条件反射をしてはいけない。
(当たり前)
自分の頭で考えよう、人間なんだから・・。
真剣に生活設計するなら・・
学資保険に加入してはいけない。
保険で貯蓄してはいけない。
お金の融通性を損ねてはいけない。
融通性があってこそのお金です。
A
どちらが得か?も大切なんですが、
そもそも学資保険って旦那様が亡くなったら、
以降の保険料の払い込みなしで
18歳の時に満期保険金を受け取れる商品です。
住宅ローンも団信加入しているなら、
旦那様が亡くなったらローンはなくなります。
つまり残高が2500万円であろうが2000万円
であろうがなくなるという商品です。
来年旦那様が亡くなってしまったら?と考えると、
私なら繰上返済より学資保険加入を選択します。
そもそもローンの金利を気にするなら
ボーナス払いをしないのがベストです。
でもあなた方の場合は、予定外に
お子さんが3人になることなどを考慮して
そのような選択をなさったのだと思います。
早々に繰上返済して少しでも
返済総額を減らしたい気持ちはわかりますが、
必要な保険を削ってまでがむしゃらにする選択は
私ならしません。
3年後にあなたが働けるのなら、
それからでも十分まだメリットはあると思いますよ。
若いから健康とは限りません。
※専門家、つまり保険業界の人、
・・のようです。
「何かを売る人」は、
私たち消費者とは「利益相反」
の関係にあります。(当たり前)
「何かを売る人」の話を
真に受けてはいけない。(当たり前)
A
わたしなら学資優先です。
確実に18年後には必要になるものです。
住宅ローンは金利がかかっても待ってもらえますが、
教育資金は待ってもらえません。
そこで教育ローンなどが必要になると本末転倒
だと思います。
ただ、10歳払いでその額だと300万くらいでしょうか。
ほかに貯金が準備できればいいですが、
大学となると全然足りないと思いますよ。
3人重なりますし。
国公立の自宅通学くらいしか無理だと思います。
※この人も・・専門家、
つまり保険業界の人、
・・のようです。
「何かを売る人」は、
私たち消費者とは「利益相反」
の関係にあります。(当たり前)
「何かを売る人」の話を
真に受けてはいけない。(当たり前)
※下は、ある40代の公務員家族の
キャッシュフローグラフです。
(生涯の貯蓄残高の推移)
キャッシュフロー表を作ってみれば、
自分たちの一生がどうなっていくか?
・・を、確認できます。

この夫婦の貯蓄残高は、
教育費がかかる時期にかなり減るほか、
老後70代も危機的状況なのが分かります。
どうして、このようなことになるのか?
実は、その原因は・・
せっせと計画的に?資金準備していた
「貯蓄性保険」だったのです。
「貯蓄性保険」に限ったことではないが・・
お金の融通性を損ねてはいけない。
融通性があってこそのお金です。
・・で、下がこの家族の保険加入状況です。
教育費や老後生活費などに、
色々な保険で備えている・・ようです。
(おバカさんです)
保険で貯蓄してはいけない。

この夫婦が生涯で払う生命保険料は
2,011万円です。
家が1軒、建ってしまいます。
この2,011万円が家計を硬直化しています。
つまり、
「融通がきかないお金が2,011万円」
という状況を自分たちで作っています。
その結果が、
上記のキャッシュフローグラフになっています。
危なっかしい人生を作っているのは、
それぞれの貯蓄性保険です。
いくつもの貯蓄性保険が、
お金の融通性を損ねる原因になっています。
業界が奨めるままに行動していれば、
このようなことになってしまいます。
利益相反関係なのだから、当然です。
・・で、どうするか?
キャッシュフロー表で自分たちの生涯を
眺めつつ、根拠を持って考えましょう。
「このことに関して、どっちが得か?」
などという、その場の刹那的な議論ではなく、
自分たちの生涯を見つめつつ、
確信を持って判断をしよう。
「その場の刹那的な議論」
をいくつこなしても、
根本的な解決が得られることはない。
根拠を持って考えた結果から、
1 生命保険は清算!(=解約)
2 積極的な繰上返済をする。
・・という行動を起こすと、以後の人生はどうなる?
そのキャッシュフローグラフが、以下です。

はるかに・・安心できそうな人生になりました。
やみくもに節約するのではなく、
やみくもに貯蓄するのでもなく、
きちんと自分たちの生活設計をしよう。
生涯を見渡すことができる
キャッシュフロー表を作成しよう。
顧問会員のキャッシュフロー表が
時々・・記事に掲載されるので、
マネをして自分のキャッシュフロー表を
作ってみよう。
「どっちが得か損か?」・・と
刹那的な議論に終始するのではなく、
地に足を付けて自分の頭で考え、
キャッシュフロー表を眺めながら、
根拠を持って考え、確信を持って判断しよう。

どっちが得か?
なんてやってちゃだめだべ。
・・っと。
〇 商品販売をしない。
〇 しがらみを持たない。
誇りをもって、愚直に、
消費者側に立ち続けて17年目の
ファイナンシャル・プランナー事務所。
《 質問希望? 》 ブログ右「キーワード検索」をどうぞ。
「キーワード検索」に言葉 ⇒ 「このブログ内」 ⇒ 「検索」。
《 顧問会員希望? 》 「顧問会員って何?」で支援内容や
当事務所との関係を確認の上、右記へ
fpst@axel.ocn.ne.jp
メール顧問会員は、指定した月日のみに受付けます。
住宅購入 現金より住宅ローンがお得ですよ… 2025/11/11
土地代手付金は 子供用の貯金から払う? 2025/11/10
繰上げ返済とNISA どっちがいいですか? 2025/11/04
キーワードサーチ
フリーページ