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日本でも100年に一度ともいわれている今回の経済危機は生活に大きなダメージを与えているようですがここトルコでももちろん諸外国の例に漏れず経済危機の影響は市民生活に大きな影を落としつつあります。2,3年前にイスタンブールで職を失い、故郷のエディルネに帰っていたトルコ人の友達一家がイスタンブールで夫婦ともども職を見つけ、意気揚々と慣れ親しんだイスタンブールに戻ってきました。仕事を始めて忙しいことだろうと、ついつい家は近いのにご無沙汰していたある日、ふと気になって電話をしたところ、在宅ワーカーのはずなのに誰も出ません。翌日彼女から連絡があって話しているとなんとまたもや夫婦ともども職を失ってしまったのだとか。冬でガス代も値上がりし(また値下げをしたりもしましたが)、家も賃貸。収入もなく頭を悩ませている様子。聞けばとある主にドイツ人向けにツアーを売っている大手の旅行代理店で働いていた彼女。この経済危機で2ヶ月給料がもらえなくなりやめたのだとか。そんな折、ご主人も大手の皮革メーカーの品質管理部門にいたのだけれど、商品が売れなくなり稼ぎ時の冬場にこれまた3月まで無給休暇なのだとか。テキスタイルの仕事を何年もやってきたお友達もこの不況で職を失い、彼女も職探しの真っ最中。後3年半働けば年金需給要件を満たす彼女、この要件を満たすためにも必死なのだけれど世間は経済危機の真っ只中。なかなか思うようには行かないよう。インフレ率にあわせて給料アップなんて景気のいい話題が出るのは公務員くらいでしょうか。3月に選挙を控え選挙戦も加熱しています。どこかの首相ではないけれどトルコでも200~500TL相当のくじで国内の経済活性化をはかる案があるようです。うれしいけれど、方法によってはなんだか裏で500TLばっかり当たるように処理する人が出そうな気がしますよ。そんな中、ショッピングセンターは閑散としているのかというとそれなりににぎわっているのです。ニュースを見れば「ちっとも売れない」なんてぼやく小売店のコメントもよく聞かれますがちっともでしょうか?いやいや、皆さん手に手に買い物袋を提げ颯爽とお店から出てきますよ。いったいどこにそんなお金が…そんな疑問に答える番組がありました。カナルトゥルクで始まった「クリズデイズ」(経済危機のさなかで)3組の新婚夫婦のお宅を訪問して家計診断し、収入と支出のバランスを検証、どこにムダがあるのか、適正な支出なのかを各挑戦者家庭を訪問して分析9.90TLの予算(現在600円くらいでしょうか。危機以前なら1000円程度というところでしょうね)で7人分の食事を作るなんていう経済感覚を存分に問われるプログラムも組み込まれています。最終的にはおそらくポイントを合算して優勝者に何らかの賞金が支払われる番組だと思いますが(なんせ、トルコの番組は宣伝が10分近くと長くて20時に始まる番組を最後まで見るだけの気力が続かず…)私が視聴したのはちょうど家計診断の回。クレジットカードの支払い金額が収入をはるかに超えるカップル毎月固定で出て行く支出が収入の90%近くに及ぶカップル7枚のクレジットカードを使い分けるカップル(7箇所から収入があるわけでもないのに…)交際費に月9万円近くを使うカップル…これぞトルコの、特にイスタンブールなど大都市のトルコ人一家の縮図!と叫びそうになりましたよ。もちろんつつましく、過ごす方も少なくはないのですが一時期カードの何たる過を知らずに使いまくり、カードから借金をしカード破産においこまれた人が大勢でて、カードの無料、無制限、無計画な市民への配布が少し影を潜めてはいましたが、やはりいるのです、カード信者。よく見かけるのですよショッピングセンターでカードの支払いの段階で支払いができないで(限度額を超えているよう)他のカードを何枚も出していく人バスの中で親御さんに「カードから50TL(経済危機の前だと5000円くらいの価値でしょうか)のブラウスを買いたいんだけど、いいかしら?だってもう最後の1点で普段は90TLだって言うから取り置きしてもらってるのよ」なんて電話をかけているまだ20歳前くらいの女の子。チラシを見れば高価な電化製品は分割払いの場合の一回の支払い額が大きく記入されるか安く見えるようにユーロ表記(トルコリラで給料もらっているのにね。ちなみに1ユーロは2TL近くです。)1ヶ月に20TLの支払いなら大丈夫そう、なんて必要かどうかも吟味せず、最終的な支払額は目の端に追いやり物欲を満たす。ここが落とし穴なのです。日本の主婦向けの雑誌、そうでなくとも新聞の生活欄をみれば貯蓄の話が絶対どこかに載っていませんかトルコで最近ある新聞を定期的に読んでいますが・・・ありませんよ。週に一回投資の別紙はついて来ますが・・・。結婚当初、生活を日本で始めた時に家計簿をつけている私そして、一時期は給料の支出目的別の袋分け方法なんてことまでやっていた私を「無駄なこと」なんて鼻で笑っていた夫。いまや「いやーぜひ、やってくれ。さすが日本人」と言う始末。さて、経済危機の出口はいずこ。
2009年02月23日
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嵐の週明けになりました、イスタンブール。朝から晩までよくもこう降るものだというくらいに雨が降り続いています。長い15日間のお休みも終わり、今週から一斉に公立の学校が2学期に入りました。トルコは2学期制をとっていまして、前期1学期は9月から1月終わりまで、後期2学期は2月から6月まで。これから6月の半ばまで試験続きの長い学期が待っています。とはいえ我が家はまだ幼稚園児。せいぜい6月に行われる年度末の発表会に向けて出し物の練習で忙しくなるくらいでしょうか。週明けの昨日、長女のクラスでは早速民族舞踏の練習が始まったそうです。民族舞踏に参加したくない子どもたちはマーチバンドに参加するのだそうですが長女は民族舞踏を選んだようです。去年もひとつ上の学年の演技を見ましたが結構難しそうでした。普段体を動かす機会が少ないのでいいのではないかしらと見守っています。この休みの間、長女の幼稚園ママ友を家に招いたのですが、どの方も口をそろえて「小学校はどこにする?」という話題でもちきりでした。イスタンブールでもヨーロッパサイドにある我が家の辺りは特に人口過密地区。2,3年前に開校した小学校も、開校当時は1クラス30人前後、全日制でETUT付きというので喜んでいたのですが、開校2年目には50人前後に、今年は近隣校が解体修復工事のため、そこの生徒が一時的にここの校舎を使っているとかで半日制で1クラス50人だとか。そこで我が家の近辺では小学校の評判を聞いてそれにあわせて賃貸で住んでいる人は引越しをしたり、住所を希望の小学校学区にあわせて一時的に移したり、学校側に裏金を積んで入れてもらったりということが少なからず行われています。小学校の担任は持ち上がり制。1年生でいい先生に当たれば5年生まで安泰なのです。なので、お目当ての学校の今5年生の先生をリサーチして、来年移動の気配があるかどうかを探りということが親御さんによっては熱心に行われ、必然的に小学生を持つ親御さんの間では評判をきくことが積極的に行われるわけです。長女と仲の良いクラスのお友達は年度末に生まれたため小学校入学を1年遅らせることも考えているようですが(これもトルコでは珍しくないようです、つまり日本でいうと3月や4月の初めに生まれた子を次年度に入学させるような感覚です)これもいい先生に当たりそうなら今年にしてもいいかなという感じのよう。ママ友の一人はご夫婦そろってこの地域の小学校の教師をなさっています。移動のニュースや、先生の評判も耳に入ってくるようなので情報が入ったら教えてもらえるようにお願いしました。それでも「来年度は評判の悪い先生ばかりよ」なんていわれたらどうしたらいいのかしら?一方評判のいい先生で先生に如何にやる気があっても、親御さんが教育に重きを置いていない、先生の方針を頭ごなしに否定する、学校の守備範囲以外のことを要求しすぎるなどということがあると先生もやる気をそがれてしまうようです。これは日本でも教職に就く方にも共通の問題点かもしれませんがトルコだと先生がモンスターペアレント的な保護者に対してもっと屈強に立ち向かっているような気がします。これは民族的、文化的な違いも大きいのでしょうが同じ状況で日本の学校側はここまで強く出ないだろうなというような場面をしばしば目にします。教育カリキュラムの面では日本と比較してしまうと、日本で生まれ育った私たちにとっては物足りない部分も出てくるのかもしれませんが、いつまでも比較していてもここに住んでいる以上はもうトルコの中で腰を落ち着けるしかないのだと言い聞かせた去年くらいから子ども自体も情緒の面で落ち着いた気がします。そう、去年までは私が「あーもう疲れた!やってらんない」と弱音を吐くたびに長女が「じゃ、日本にいくか」といっていたように。「日本」が逃げ道になっている、はっとさせられた瞬間でした。自身の姉妹がヨーロッパで暮らしているトルコ人の知人は「ドイツでは公立校でもここまでやってくれる」と比較しては口をとんがらせています。確かに教育面はいいに越したことはないのだけれど、ないものをねだっても仕方ない。郷に入れば郷に従え。トルコにもいい面はたくさんあるのに目を塞いでしまってはもったいない。とHadiseのDum Tek Tekを聴きながら抜群のリズム感で踊っている娘たちを観てふと思うのです。(これがいい面かどうかは別として…)
2009年02月10日
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決まったのはもっと前で書くタイミングを逃したのですが年末にコンテストにもって行く曲も決まり最近国内でもずいぶんいろいろな番組に出るようになってきたのでこのタイミングで書いておこうかな、と思います。今年のトルコ代表はベルギー育ちのHadise(ハーディセ)この人のStir Me UPという曲が去年かその前かスマッシュヒットになった時に「Mor Ve Otesi」なんてごっついの出さないでこの子を出した方がいいんじゃないの?なんて勝手に思っていましたが、今年は大本命(?)がでます。投票に政治色が絡むからという理由で今年のユーロビジョンの投票方法が変るなんて話も小耳に挟みましたがどうなのでしょうHadiseはシワス出身のチェルケズトルコ人家庭の娘としてベルギーで生まれ、生まれも育ちもベルギーの23歳。英語、フランス語、フラマン語、トルコ語、ドイツ語、オランダ語ができるらしいですよ。ヨーロッパでプロモーションするにはうってつけの人材でしょうね。ユーロビジョンで歌う曲は Crazy for You (Düm Tek Tek)サビのDum Tek Tek(デュムテクテク)という音がウケるかも、という感じの曲です。そういえばたまたま最近つけた政治討論番組に去年ユーロビジョンにトルコ代表ででたMorVeOtesiのヴォーカルのハールンが出てました。ロッカーと政治討論番組。ここがトルコっぽい?Hadiseの次はAtiye Denizかしら…。(第2のハディーセと呼ばれることに抵抗があるらしいけど。)
2009年02月03日
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あれはちょうど先週の木曜日のことでした。何気にテレビのチャンネルを変えるとエルドアン首相が怒っておりますこんな感じで。それもダボスの世界経済フォーラムでのガザ侵攻に関する分科会で。最後には会場を退席、その足で帰国したのですがどのくらい日本でこの件が報道されたのでしょうか発言から3日たった今でもトルコではどのニュースでも新聞でもこの関係のニュースが報道されています。イスラエル大統領 シモンペレスが25分間このガザ侵攻の正当性を主張したのに対しエルドアン首相には12分しか発言の権利がなくさらにペレス大統領への反論の際に司会者から「時間がないので」ともっともらしく発言をさえぎられたことを不当として抗議の退席でした。発言がさえぎられ、自主退場するまでの間の首相の発言はかなり厳しいものの言い方で私ははらはらしたのですが、トルコ国民の反応といえば首相のダボスよりの到着が夜中の1時半だったにもかかわらず空港に出迎えるほどの賞賛のしようでしたこのように。(以下 サバー紙 インターネット版より)このためにあらかじめ公共交通機関は3時まで運行なんて速報も流れたほどです今回元々カリスマ性のあるこの首相のこの行動。選挙が近いということを考えると、与党にはプラスに働く要因になりそうな気がします。それでなくとも、国民の多くが毎日流されるガザの悲惨な一般市民の様子に涙し、救援物資提供も募金活動も盛んに行われ、イスラエル製品の不買運動など国を挙げてパレスチナ市民に手を差し伸べイスラエルへの抗議行動は加熱していた土台があるトルコ。公立の学校で停戦前にガザの犠牲者のために一斉黙祷もありました。これに関してはトルコ国内の殉死の兵士に対してすら行われなかった異例なことで一斉黙祷といえばアタトゥルクの命日にされるくらい。インターネット上のアンケートでは87%の人がこの首相の行動を支持するという結果を出しているところもあります。日本ではあまり報道されていないのでしょうかしばらくこの時に「ダボス危機」などという標題で報道される一件波紋が続きそうです。ちなみにペレス大統領はエルドアン首相が会場を去ってすぐに電話で謝罪したそうですが、エルドアン首相は「司会者の不公平な発言の機会の与え方に怒ったのだ」と記者会見で述べていましたよ。最近トルコで大人気のラップ歌手、Ceza(ジェザー)までもがラップコンテスト番組で自分の曲を歌う前に「歌の前に聞いてくれ!みんなでダボスを批判するぞ」とわざわざ一度始まった曲の演奏を中断してMC入れたくらいですから。国民の関心の高さが伺えませんか?ついでなので、「アダナル」(アダナ出身)というドラマの主題歌に採用されてトルコでここのところ若者に人気のCezaの「Fark Var」(違いがある)のビデオクリップはこちら。
2009年02月01日
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