南トルコ・アンタルヤの12ヶ月*** 地中海は今日も青し

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2004/10/09
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雨雲が去り、急速に青空の戻り始めた今日、土曜日。


上の娘が現在の私立学校に通い始めてから、このような懇親会のお誘いは何度も受けているのですが、今まで一度として参加したことがないのです。
私とて、他の父兄(母親)と知り合うチャンスとあれば、喜んで参加したいのはやまやまなのですが、日頃から節約と堅実を心掛け、贅沢を自らに禁じている私には、「会場」と「参加費」がどうにも納得行かないのです。

今回の会場は、海岸沿いにある肉料理&魚料理の専門店。庭には子供用の遊び場が設けられているということで、クラスの母親代表に選ばれた一父兄がアレンジしたもの。参加費は、大人が12ミリオン(約940円)、子供が8ミリオン(約630円)。
食事会としては標準的な費用なのだと、理解はできるのですが・・・・。

私の納得できないことのひとつは、父兄同士が互いによく知り合うために、食事を介する必要があるのかということ。そしてまた、会場がレストランとかホテルの一室(借り切って)である必要があるのかということ。
例えば、学校のカフェテリアを借りるとか、チャイバフチェ(ティーガーデン)でお茶の会という形ではどうしていけないのか?
寛げない、落ち着かない、懇親会といえば、こういうもの・・・それがこちらの習慣といわれれば、私は口をつぐんで、ただ参加するかしないかの決断をするしかないのですが・・・。


なにかというと食事に誘ったり誘われたり、それも自宅だけでなく、外のレストランに招待したりすることも。週末ともなれば、朝食から外のレストランに出かけたり、一日中家の外で過ごす。
子供の誕生会もレストランやホテルで行うし、バイラム(祝日)のお祝いや新年会もレストランやホテルの特別プランに参加する。

一方我が家ときたら、夫の留守中はもちろん、夫が帰ってきている時も外食することは極めてまれ。夫は、アンタルヤに居る時くらいなるべく家でゆっくり過ごしたいというタイプだし、第一レストランで食事しても、あまり美味しいと感じることがない。

とにかく、納得のいかないものに無駄なお金を払いたくない。親子3人で参加すれば28ミリオン(約2200円)にのぼる上に、車のない私たちには、さらにタクシー代もかかる。
で、下の娘には少しゴネられたけれど、結局参加しないことに決めたのです。

朝はゆっくり起き出して遅めの朝食を取り、昼からは、下の娘のクラスで使うこまごました材料を買いにバスで町中に出掛けました。
毎度の例にもれず、「来週月曜までに」提出して欲しい材料リストというのが、金曜日の下校時になってから渡されたので、休日のうちに子供たちを引き連れて、町中まで買いだしに行くしかないのです。
前々から、平日でも買いに行けるように、早め早めに渡してくださいとお願いはしてあるのですが、前日か、せいぜい2日前に届くのが常。新興住宅地である自宅周辺には専門店がほとんどないので、毎度のごとくバスに乗ってのお出掛けです。

ボタン屋で、大小色とりどりのボタンを買い求め、次に行きつけのボンジュク(ビーズ)屋で、子供にも扱いやすそうな大き目のビーズを色々取り混ぜて選ぶことにしました。
娘たちは、目についたクリスタル風のビーズが気に入って、少し欲しいというので値段も聞かず、自分たちで小さいビニール袋に50gくらいずつ詰めさせて、細手のゴム糸も1mずつ一緒に入れてもらって値段を聞くと、「16ミリオン(約1300円)です」とのこと。思わず目を丸くしてしまいました。あのクリスタル風のビーズがきっと高かったに違いありません。
あ~あ、参加費が浮いたと思ったら、こんなところで思わぬ出費。こんなことなら最初に値段を聞いておけば良かった!


疲れてか下の娘はお昼寝。上の娘は買ったばかりのビーズで、ネックレスとブレスレットと指輪をお揃いで作りご満悦。
そして私は・・・学校に提出するために、あることをせっせとしていました。
それは、ペーパータオルを剥いで、中の芯を取り出すこと。
トイレットペーパーの紙芯3本、ペーパータオルの紙芯2本も、必要材料の中に入っているのです。

思えば、上の娘が同じ準備クラスだった時も、何度か紙芯を提出したことがあったっけ。

「あれが、まだあったかも・・・」
戸棚を開けてみると、まだ10本ばかり残っていました。おかげで、今回の仕事はペーパータオルだけ。

窓の外に広がるのは、すっかり澄み渡った空に輝くような青い海。
海岸沿いのレストランでの懇親会は、もうとっくにお開きになったことでしょう。
行った方がよかったのかどうか・・・今頃になって気にし始めているのです。





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最終更新日  2004/10/10 02:20:12 AM
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