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2005/01/25
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カテゴリ: 病気・医療関連
文明が進むほど生活習慣病が増える傾向にあります。
原因は、77年に アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書・通称マクガバンレポート で解明されています。
30年も経過しているのに、遅々としてあまり変わりません。
特に日本は悲惨、悪くなる一方で、人間ドックの異常者は何と87%、人口の44%、5,500万人が生活習慣病&予備軍だそうです。
国民の健康は二の次なので、当然の結果かも知れません。

人類だけが悪いとわかっていることをやめない動物のようです。
タバコはあれだけ悪いとわかってもタバコ会社は平気で売り続けています。行政側もトドメを刺しません。
食品業界も同様です。 タバコより不健康かも知れないマック
飽食から放食になり、今や崩食時代だと気づき、「頭で食べる」(考えて選んで食べる)習慣を身につけないとボロボロにされます。

このような予測も大事ですが、正しい食事に道筋をつける方がはるかに大切です。
私のいうとおりにできたら半減以下になると信じています。

なぜ、遅々としているか、数々の予言を見事に的中させてきた世界で最も著名な天才経済学者ポール・ゼイン・ピルツァー氏が近著『健康ビジネスで成功を手にする方法』で暴露しています。
◆『健康ビジネスで成功を手にする方法』より◆
●この悲惨な現実
1兆ドルの食品産業、1兆5,000億ドルの医療産業が実に卑劣に陰謀を働いたも同然で、逃げ道のない消費者
▼肥満と栄養失調を生み続ける食品産業
  とてつもなく強大な経済力が、健康を妨げている
  中毒性のある加工食品に子供を誘き寄せるために給食制度を作った
  ジャンクフード文化の最恥部は、経営陣らが自社製品を避けていること

  医療業界は、食品会社よりはるかに悪質
  医者は製薬会社の標的
  病気の原因や治癒ではなく、高利益の症状対処に専念
  製薬会社は悲惨な食事ででる症状に効果のある危険な薬を飲ませる
▼メディアは情報不足で無力

  政府も同様に情報不足で無力

たった1回の人生をどう生きるか、自分の食事にかかわっているほど生きていくうえで、食べることは決定的に重要です。
ヒトは食物から造られる以外の何者でもはない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)

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◆高血圧患者、20年後には16億人近くに
高血圧は心臓発作、脳卒中などの心血管疾患の主要な危険因子で、現在、世界では10億人近くが高血圧状態にあるが、先ごろの研究による予想では20年後に15億6000万人となる。

ヘルスデーニュースによると、米チューレーン大学の研究者らが世界の様々な地域で70万を超える人を対象に30集団の研究を解析したところ、高血圧症の発症率は2025年までに先進国で24%急騰し、発展途上国では80%という驚異的な上昇を示すと予測された。

最大の増加はアフリカやラテンアメリカなどの発展途上国で見込まれ、研究者らは、不健康な生活習慣につながりかねない西洋化の皮肉な副産物である、と指摘した。

研究は英国医学誌「Lancet」の1月15日号に掲載されている。
(出典:HealthDayNews)


◆比較的若年の女性では、葉酸の積極的摂取で高血圧発症が予防できる可能性
比較的若年の女性では、葉酸の積極的摂取により高血圧発症が予防できる可能性が出てきた。米Harvard Medical SchoolのJohn P. Forman氏らがプロスペクティブに8年間追跡した結果で、米国医師会誌のJournal of American Medical Association(JAMA)2005年1月19日号に掲載された。

Forman氏らは、女性看護師6万2260人を対象としたNurses Health Study I(33~55歳)と同様の9万3803例を対象としたNurses Health Study II(25~42歳)において、試験開始時の葉酸摂取量(質問表より算出)により6群に事前層別化を行った(したがって背景因子は6群間に差なし)。
8年間の高血圧発症リスクを交絡因子を補正後、1日葉酸摂取量200μg未満の群と比較すると、Study Iでは、葉酸摂取量が増加すると高血圧発症リスクは低下傾向を示すが、有意な低下となったのは1000μg以上摂取群(相対リスク:0.82、95%信頼区間:0.69~0.97)のみだった。

一方、より若年を対象としたStudy IIでは200~399μg摂取群ですでに低下傾向が認められ(相対リスク:0.91、95%信頼区間:0.83~1.00)、400~599μg摂取群では有意にリスクが低下した(相対リスク:0.81、95%信頼区間:0.72~0.92)。さらに、Study IIにおいて1000μg以上摂取していた群では高血圧発症リスクは0.54(95%信頼区間:0.45~0.66)まで低下していた。またStudy IIでは葉酸摂取量増加に伴い高血圧発症リスクが低下するという有意な傾向も認められた(p<0.001)。

高血圧発症は年齢の影響を受けるため、Study IIの参加者を試験開始時「35歳以下」、「36~40歳」、「41歳以上」に分け、葉酸摂取量と高血圧発症リスクを検討すると、若年ほど葉酸摂取増加によるリスク低下が有意に大きかった(p<0.01)。一方、33歳以上を対象としたStudy Iでは、年齢と葉酸摂取による高血圧発症リスク低下作用に相関はなかった。

Study IIにおいて葉酸による作用と有意に相関していたのはBMIである(p<0.001)。BMIが25以上の群では葉酸摂取による高血圧発症リスク軽減はほとんど認められない。逆にStudy IではBMIとリスク低下に有意な相関はなかった。
(出典:MedWave)





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最終更新日  2005/01/25 09:50:16 AM
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