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2012/08/11
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カテゴリ: 病気・医療関連
おはようございます。
ツイてる抗加齢(アンチエイジング)実践家・染谷光亨です。
毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。


糖尿病は増え続け、増え方が加速しており、
40歳以上では約3人に1人といわれている国民病の一つで、
発症予防、早期発見早期治療は重要です。

1997年1,370万人
2002年1,620万人(5年で250万人増加!成人6.3人に1人)
2006年1,870万人(4年で250万人増加!成人6人に1人)
2007年2,210万人(成人5人に1人)

2005年に 一般男性の6割、女性の4割が耐糖能異常がある という
調査結果もあり、さらに増えることは間違いありません。


糖尿病の本当の怖さは、過剰な血糖で坑酸化酵素が糖化されて
抗酸化能力が大きく落ち、活性酸素が猛威を振るって毛細血管などが
ボロボロになって発生する合併症ですから、ガン、脳梗塞、心筋梗塞の
罹患率は通常の2~3倍にも跳ね上がるわけです。


糖尿病は専門医が一生治らないと絶望させる生活習慣病で、
合併症予防も血糖値のコントロールだけなのであまり期待ができません。


10年インスリンを打っていた母の糖尿病はわずか2ヶ月で完治したように
2型糖尿病なら治りますが、予防が大切なのは言うまでもありません。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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**************************** 【以下転載】 ****************************

糖尿病は完全に治すのが難しく、悪化させないためには食事や運動、投薬といった日常的な自己管理(セルフマネジメント)が欠かせない。病気を抱えながら社会生活を送る中では無力感や憤りを感じることもあるが、患者が前向きに治療に参加し、病気とうまく付き合う方法を教える取り組みが広がっている。

7月上旬の週末の夜、東京女子医科大の糖尿病センター(東京・新宿)に日本人の糖尿病の約9割を占める「2型糖尿病」の患者3人と家族1人が集まった。


宣言通りに運動

59歳の男性患者が「前回宣言した通り、この1カ月間毎日歩いています」と現況を報告した。もともと運動の習慣がなかったため、40分歩いて喫茶店で休憩。その後また40分歩くという。

「食べる量や食べ方に変化はありましたか」。食行動と心理に詳しい医師の塚原佐知栄さんが尋ねると、「野菜やたんぱく質を多くとるようにしていますが、体重はまだ減ってはいません。どうしたらやせますか?」と男性。すると72歳の女性患者が「私は1キロ減らせました。時間がきたら食べなくては、と考えず、少し空腹に慣れるようにしています」と自らの経験を明かした。

この集まりは同センターが昨秋から毎月1回開く「肥満でお悩みの方のためのグループミーティング」。患者同士が積極的に話し合い、自分にあった運動や食事の方法などを見つけ出すことを目的にしている。

会の名称に「肥満」とうたったのも、「太っていることを認識した上で、糖尿病の治療のことなど、問題解決の方法を自ら感じ取ってほしい」(塚原医師)との考えから。男性患者は会合に参加し「少しずつ食べる量が減り、治療に前向きになってきた」と話す。

病気を治すために、自分にもできることがある――。「自己効力感」と呼ばれるこうした感覚を患者に高めてもらうため、独自のプログラムを提供する特定非営利活動法人(NPO法人)もある。日本マネジメント協会(東京・港)は米スタンフォード大医学部患者教育研究センターが開発した手法を使い、全国でセミナーを開催している。

同協会が主催するセミナーでは、患者が最低1人は講師陣に入る。抱える病気は、糖尿病をはじめ、リウマチやパーキンソン病、肝炎など様々な慢性疾患だ。

取り扱うテーマは薬、運動、疲労、痛みなどの管理方法、他人とのコミュニケーションの取り方など。例えば、糖尿病の治療では運動が大事と言われるが、その理由をきちんと話せる人は意外に少ない。参加者が考えを言い合うことで、自ら気づくことを促す。「医師から頑張れと言われるだけでは、どう取り組んでいいか分からないことも多い」と同協会の千脇美穂子さんは話す。


看護師らも支援

千脇さん自身もインスリンを出す細胞が壊されてしまう「1型糖尿病」の患者の1人。「血糖値がコントロールできずにいたころは、血糖値の変化記録もつけず、自分のことなのに他人にやってもらうのを待っていた」という。セミナーでは、治療だけでなく、症状で気分が良くないのに周りの人にうまく伝えられない場合の対処方法などについても学ぶという。

看護師や療養指導士などが患者のセルフマネジメントを支援する動きも広がっている。

福岡県立大(福岡県田川市)の安酸史子教授らが7月中旬、看護分野の人材を養成しようと、福岡市内で開いた講習会には140人以上が参加した。患者が家庭で測って記録した血糖値のメモをもとに「どうして血糖値が毎週日曜日に高くなるのか」「低くなっている時があるが、薬の量は適正か」などの問題について、患者と一緒に改善策を考えるための訓練をした。

「医療従事者はつい血糖値を基準内に抑えることばかり考えがちだ。しかし入院中と違い、家庭では(自己管理が)できないのが当たり前」と安酸教授。その上で問題解決の方法を一緒に探る。今後も定期的に糖尿病認定看護師や慢性疾患専門看護師などを対象にした講習会を開くという。

大阪医科大病院(大阪府高槻市)の添田百合子看護師長は生活習慣病と言われる糖尿病の治療について「病院ではなく、患者自身の日常生活の中でやることが99%」と自己管理の大切さを強調している。


国内患者推計890万人 要治療でも4割が放置

糖尿病は血糖値を下げるインスリンの働きが落ちたり、出なくなったりすることで高血糖状態が続く病気で、徐々に悪化する慢性疾患の一つ。治療には、身体活動量に合わせた食事をする食事療法▽医師の指導に従って体を動かす運動療法▽飲み薬や注射による投薬療法――があるが、根本的な治療法はまだない。

放置すれば、神経のほか血管などを傷つけ、神経障害や目の病気、足の壊疽(えそ)、腎臓機能の低下などの合併症を招く。2007年の国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる人は890万人、その可能性を否定できない人を合わせると2200万人と推計される。

健康・医薬関連企業でつくる「健康日本21推進フォーラム」(高久史麿理事長)が11年、健康診断で治療が必要と判定された20~60代の男女500人を対象に実施した調査によると、4割近くが「医療機関を未受診」または「受診しても治療を続けていない」と回答した。年代別でみると、30代では6割近くが放置していた。

合併症が出るまでは痛みなどの苦痛がないこともあり、「患者教育で恐ろしい病気と説明しても、放置する人は少なくない」(糖尿病患者の心理に詳しい天理よろづ相談所病院の石井均副院長)。フォーラムの調査でも、腎臓機能の低下による人工透析の導入や失明原因の1位となっていることを知らない人は7割以上にのぼった。

石井副院長は「医師任せではなく、患者自身が前向きに治療に参加することが重要」と強調する。血糖値を運動や食事、投薬で制御する中で合併症を防いだり、症状の改善が見られたりすれば「生活の質が上がることが実感でき、治療への取り組みも意欲的になるという好循環が生まれる」と話している。

(出典:日本経済新聞)





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最終更新日  2012/08/11 05:23:50 AM
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