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2015/04/26
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カテゴリ: 運動
休日の運動で死亡率が低くなる、「運動と長寿」にさらに根拠


米国人のための運動ガイドライン2008によると、健康のために週に75分の激しい有酸素運動か、150分の中程度の有酸素運動を行うことが勧められています。
推奨される以下の運動をしていた人は、死亡リスクが20%低く、推奨される最低量の1倍~2倍の運動をしていた人は31%、2倍~3倍の運動をしていた人は37%、3倍~5倍のときで、死亡リスクは39%低かったそうです。
平日は運動できなくとも、休日は運動をするように心掛けたいですね。

健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」 が重要といわれ、 米国ボストン大学からも40代の運動が60代の脳の健康につながるという研究報告が出た ばかりでした。

座って過ごす時間が長い人ほど病気、短命に なりやすく、 一日中座っていると、精神衛生的にも良くない ことがわかり、 学びは「座って」から「歩きながら」すると教育と健康で効果両立 するなど運動のメリットが相次いで報告されています。


座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍 とか、 座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなる 座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招く そうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。

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1日11時間以上座る人では死亡リスクが40%以上増大
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運動が心身の健康維持・増進に必須なことは常識で、運動で得られるメリットはたくさんあり、いくつになってからはじめても遅すぎることはありませんが、やらない人はやりませんね。
2014年厚生労働白書によると 健康管理は「何もしない」派が46% もいるそうで、国民皆保険に甘えて世界一医療に依存する自己責任意識が乏しい日本人の一面です。
健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。

世界23カ国の健康意識調査 で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の 健康オンチ国 です。

健康意識調査2015.jpg

日本は平均寿命は世界一ですが、日本人の健康度は34カ国中34位(2011年OECD調査)、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。

長期的不調.jpg

慢性疾患.jpg

終末期医療専門医の著書「 死ぬときに後悔すること25 」によれば、後悔の1位は「健康を大切にしなかったこと 」で、死ぬ時に気がついても後の祭りで間に合いません。
また、 55~74歳の男女1060人に聞いた「リタイア前にやるべきだった後悔」の健康部分の第2位が「スポーツなどで体を鍛えればよかった」 なので、後悔しているなら今からやっても十分間に合います。


最適な運動は運動経験、生活習慣や運動目的・目標などによって異なりますが、よりよい運動効果を望むには年齢、運動経験や体力に合った運動強度と運動量の組み合わせと頻度、休息、的を射たケアそして相応しい食・栄養が重要で、過不足なく習慣にしたいものです。

・人生で今日が一番若い。
・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)
・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵)

**************************** 【以下転載】 ****************************

運動の強度が上がっても死亡率は下がらず

運動で死亡リスクが下がるという根拠が新たに付け加わった。

休日に運動をすると良いようだ。

米国国立がん研究所のハナ・アレム氏らの研究グループが、有力医学誌の内科版、ジャマ(JAMA)インターナル・メディシン誌において2015年4月6日に報告している。


平均14.2カ月の追跡

米国人のための運動ガイドライン2008によると、健康のために週に最低75分の激しい有酸素運動か、150分の中程度(週あたり7.5代謝当量時間)の有酸素運動を行うことが勧められており、この倍の量の運動をこなせばさらに恩恵が得られるとされている。長生きに効果のある運動量の上限や、より運動を行うことで害があるかは分かっていない。

研究グループは、余暇の運動と死亡率の用量反応関係を評価して検証した。

米国国立がん研究所のコホート研究コンソーシアムの6つの研究からデータを集め、平均年齢62歳の66万1137人の男女と11万6686人の亡くなった人を対象としてデータを分析した。


推奨量の3倍から5倍の運動でリスク4割減

結果として、余暇に運動をしていない人と比べて、推奨される週あたり7.5代謝当量時間以下の運動をしていた人は、死亡リスクが20%低かった。推奨される最低量の1倍から2倍の運動をしていた人は31%、2倍から3倍の運動をしていた人は37%低かった。死亡率に影響を与える上限は3倍から5倍のときで、死亡リスクは39%低かった。しかし、推奨される最低量と比べて、その差は8%だけでわずかだった。10倍の運動をしても害となる証拠は認められなかった。

平日までは運動できなくとも、休日こそ運動をするよう心掛けたい。活発に運動をしている人に、減らす必要もないようだ。

(出典:Medエッジ)





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最終更新日  2015/04/26 05:04:13 AM
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