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<1943年、第2次大戦下。看護婦のシャーロットは、ロンドンに向かう列車の中で役人のリチャードに声を掛けられパーティに誘われる。出席したパーティでシャーロットは英空軍のパイロット、ピーターと知り合い、たちまち恋に落ちる。また、リチャードから堪能なフランス語の能力を活かして、ナチス占領下のフランスでレジスタンス運動に参加するよう持ちかけられたシャーロットは正義感からこれを引き受ける。数週間後、ピーターがフランスで消息不明となると、シャーロットは危険を顧みず諜報員として南フランスのレジニャックへ降り立つのだったが…。 >シャーロット・グレイを演じるケイト・ブランシェットが、とにかく良い!「エリザベス」「アビエーター」「バベル」「あるスキャンダルの覚え書き」等々、様々な人物を演じてくれています。この作品でも、戦争によって翻弄されながらも毅然として生き抜く強い女性を、見事にそして美しく観せてくれました。戦時下とはいえ、フランス地方の美しい自然や、古い家の佇まいも心に残ります。原作とは違う終わり方のようですが、ラストシーン秀逸だと思います。
June 30, 2008
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<揺れ動く妻の内面を優しく描いた恋愛小説高校の数学教師をしている忠彦を夫に持つ主婦・チエミは、何不自由ない平凡な生活を送っていた。真面目だけが取り得のような忠彦は、サッカー観戦が唯一の趣味といった、ちょっと冴えない男だが、チエミはそんな生活にも、そこそこ満足している。ある日、ワールドカップの予選を見に行った札幌でワカナちゃんという若い女の子と知り合い、その後、笑顔のステキなカメラマン・サカマキさんとも友だちになって、サッカー観戦を理由にみんなで集まるような関係になる。しかし、いつしかサカマキさんの存在がチエミのなかで大きなものになってくるが、忠彦はなんにも気が付かない。いや、気が付いていない振りをしているのかも…などとチエミは勘ぐったりもするのだが。>今月の読書会の本。「さらさらと読めるのだが、全然恋愛でなんかないし、特に心に残るわけではない」というのが大半の感想でしたが、一人だけ「良かった」と言う人あり。「既婚者という『しばり』のある中で、微妙に心ときめくその気持ちが心地よい」とか。具体的にそれぞれの箇所の解説をしてくれたのですが、本より彼女の説明の方が余程繊細で、「それなら良く分かる!」と妙に納得したのでした。しかしながら、「主婦と恋愛」などという題名はある種刺激的で、やたらアダルト系の迷惑書き込みがありそうで、困るなぁ~
June 29, 2008
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<中学生になったばかりのまい(高橋真悠)は登校拒否になり、大好きなおばあちゃん(サチ・パーカー)の住む田舎で過ごすことになる。日本に長年住むイギリス人のおばあちゃんは、西の魔女と呼ばれていた。まいはおばあちゃんから魔女の手ほどきを受け、何でも自分で決めるということを教わる>原作が良いと映画は「?」という場合が多いのですが、この作品は珍しいケースだと思います。「魔女になるためには、日常の積み重ねが大事」確かにこれは真理です。私もできることなら、もう一度こんな風に魔女修行をしてみたかったなぁ~「死ぬということ」に対しても暖かい眼差しが感じられて、良かった。
June 28, 2008
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埼玉県菖蒲町で、「あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル」が6月8日~7月6日の間、開催されています。私は丁度1週間前13日に行ってきました。菖蒲が見ごろで、ラベンダーは咲き始めたばかりでした。まだまだ間に合うようなので、天気予想と相談してお出かけください。・JR高崎線 桶川駅東口より朝日バス「菖蒲車庫」行き~臨時バス停『城趾あやめ園前』下車~徒歩10分・ JR宇都宮線 久喜駅西口より朝日バス「菖蒲仲橋」行き~終点下車~徒歩15分車(駐車場 800台)・ 国道17号 桶川市「坂田」交差点より7km・ 東北自動車道久喜インターより 8km 少しだけですが、撮って来た写真はこちらからご覧ください。
June 20, 2008
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<「西の魔女」とは、中学生の少女まいの祖母のこと。学校へ行けないまいは、祖母のもとで「魔女修行」をすることに。祖母のいう「魔女修行」とは、何でも自分で決めるということだった。>梨木 香歩さん流の「魔女修行」、そのための第一歩は規則正しい生活をするといった地味なものでした。特に目新しいことではないけど、この作品が静かに支持されていて、この度映画化され注目を浴びていることは納得できます。身近にこんな「魔女」がいたら、素敵です。
June 15, 2008
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<麒麟・田村のせつな面白い公園生活。13歳のときに突然住む家を無くし、近所の公園に一人住むようになった田村少年。ダンボールで飢えをしのいだ日々や、いつも見守ってくれた亡き母への想いが詰まった貧乏自叙伝。>今話題の本、素直に書かれているので、読みやすいしすごいなぁと感心してしまいました。悲惨な状態のときでも、愛情いっぱいに育ててくれた母への思慕が、彼を支えていたのでしょうね。それにもまして、実の子供以上に心を配ってくれた、田村少年の友達のお父さんお母さんの素晴らしいこと!殺伐としたニュースが多いこの世の中にも、まだこんな心意気を持った人たちがいることに、目を見張らされました。
June 14, 2008
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<息子の不祥事で、警察庁から大森署署長に左遷されたキャリアの竜崎伸也。大森署管内で拳銃を持った強盗犯の立て籠り事件が発生、竜崎は現場で指揮を執る。人質に危機が迫る中、混乱する現場で対立する捜査一課特殊班とSAT。事件は、SATによる犯人射殺で解決したが……。>第21回 山本周五郎賞受賞作品ということで、この作者の本ははじめて読みました。さすがに面白かったです。東大出のエリート、合理的で人の気持ちなどは頓着しない。ちょっととっつきにくい主人公ですが、読むほどに「フムフム良いぞ!」という気持ちにさせられます。どうやらすでにたくさんの作品を発表しているようなので、また楽しみが増えました。
June 14, 2008
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さいたま市西区指扇の氷川神社「鎮守アジサイ園」に行ってきました。神社境内の静寂な杉木立に咲くアジサイは、手入れが行き届いていて、思った以上に見応えがありました。明日14日(土)あさって15日(日)は、今年で4回目を迎える「指扇アジサイまつり」も開催されるようです。お時間がありましたら、是非お出かけください。場所は川越線指扇駅から徒歩約10分、または大宮駅西口西遊馬行き西武バス「赤羽根」バス停下車徒歩約3分です。
June 13, 2008
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<勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはずだった――。>ツール・ド・フランスなど、自転車の有名なレースがあることだけは知ってはいましたが、この本を読んで、自転車ロードレースの魅力をはじめて知ることが出来ました。「前を走るチームメートとの距離は10センチほどしかない。前方がよく見えないし、もし、先を走る誰かがブレーキでもかければ、ぶつかってしまう。だが、こうすれば、空気抵抗は大きく軽減され、半分以下の力で走ることができるのだ。」この文章を読むだけで、その怖さ・魅力がびんびん伝わってくる。この作品は、無駄を極力省いて、一気に読ませる迫力を感じますが、もっともっとそれぞれの人物を掘り下げて、いろんなことを考えてみたい気もしました。とはいえ、今年度の本屋大賞を競ったのは、納得です。
June 8, 2008
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運良く梅雨の晴れ間に恵まれて、大宮第2公園の「梅の実採りボランティア」に参加してきました。花の時期には、梅の名所として親しまれていますが、この時期、梅の実も膨らんできたようです。例年職員さんたちが採取して、近隣の施設に寄付するようですが、何しろ量が多いので、今年は市民に協力を呼びかけたとか。約30人の老若男女がこの日集まりました。前日までの雨が枝や葉についていて、木を揺するたびにたっぷり濡れました。でも楽しかったですよ~♪公園を通りかかる人たちから「売るんですか?」とか、「立派な梅ですね~!」とか声がかかります。皆さん気になるんでしょうね~(笑)2時間ちょっとで2トンくらい収穫できたようです。お礼に少しずつ梅の実をいただいて帰りました。今年は梅干を漬けてみたいなと思っていたのですが、青梅につき梅シロップが無難でしょうね。広口ビンを探していたら、数年前に漬けた梅酒や梅酢がまだそっくり残ってました。何年ものになったんだろうか?
June 5, 2008
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<一生懸命なのに、なぜか不器用な生き方しかできない女性5人が主人公。引っ越し作業員として派遣された先で、偶然夫の浮気現場写真を発見。そこから起きる騒動をユーモラスに描く「依頼人」をはじめ、個性豊かな女性たちを、軽妙にオムニバスで描いている>「奥様」「結婚指輪」「依頼人」「ペンダント」「マリオン」の5篇。正直で不器用な女性たちが、それぞれ真面目に生活しているのが、可笑しくて愛しい。題名のフェロモン=ジュード・ローがキーワードでもある。講談師神田茜さんの小説デビュー作ということですが、歯切れの良い作品です。
June 3, 2008
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<「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編>第60回日本推理作家協会賞受賞作品。今乗りに乗っている作家さんらしい、勢いに満ちています。劇画調とでも言ったらいいか、ある意味現実離れしたお話で、刺激的でもありユーモラスでもあり、かなりユニーク作品ではありました。ところで作者の桜庭一樹さん、名前だけでてっきり男性かと思いましたが、うら若き乙女なんですね。
June 3, 2008
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<派遣社員のひなみ(香里奈)や大学生の大輔(成宮寛貴)らは、さとうきび収穫時のアルバイト“きび刈り隊”に応募し、沖縄にやって来た。彼らは寝食を共にしながら、約7万本のきびを刈る作業に従事する>それぞれが悩みや鬱屈を抱えながら、“きび刈り隊”へやってきた。厳しい自然の中での単調な仕事は、しかし並大抵の事ではなかった。時に衝突しながら、それぞれが自分と向き合う。出演者は、今旬な人ばかり。話の内容は目新しいものではないけれど、「おじい・おばあ」の優しさや沖縄の豊かさも感じられ、面白かった。
June 3, 2008
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<1939年、世界最高峰の制覇を目指し、ヒマラヤ山脈へと向かった登山家ハラー。だが彼は第二次世界大戦の勃発により、イギリス軍の捕虜となってしまう。登山仲間とともに、ヒマラヤ山脈を越える決死の脱出を図るハラーたち。そして逃亡の果て彼らは、チベットの聖地へとたどり着く>実在したオーストリア人の登山家ハラーを演じたのは、ブラッド・ピット。若き日のハラーは、もうすぐ生まれる子供のことをも煩わしがるような自己中心的人物でした。そんな彼が戦争によって捕虜となり、逃亡先のチベットで生まれ変わることになるのですが、その変遷を、ブラッド・ピットがとても良く演じています。そして、純粋で心優しい14歳のダライ・ラマ14世役の少年の素晴らしいこと!現実にあんな純朴な世界があって、今また政治の問題で苦しめられていることを聞くにつけ、哀しい気持ちになります。ともかく、すごく良い映画でした。
June 2, 2008
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