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テーマ: 読書(8559)
2023年12月に読んだ本まとめ


12月はおまとめ版でお送りします。

12月に読んだ本は、37冊でした。
「がっつり分厚い本を読む気力体力精神力がない、でも何か読みたい」ときは、コミックエッセイを読む、前に読んだ本を読む…ようにするといいですね。
カロリー低め。

そうしないと、だらだらネットしてしまう。
pixiv読みまくり。見た瞬間に忘れるようなネット記事読みまくり。
本を開く気になれない、スマホいじってぼーっとしたい時でも、なろうの「ティアムーン帝国物語」の続きをちびちび読んだりしていました。

256.人類学者と言語学者が森に入って考えたこと [ 奥野克巳 ]




いやあ、面白いなあ。
バッグを作るとき、自分が使うから自分で作るという話が興味深かった。
それが効率的であっても、分業にはしない。それは、専門分化につながるから。
そうすることで、権力の集中を防ぐ。自分の生に関わる部分は分業しない。
専門的な知識や技能を特定の誰かのものにせず、誰でもいつでも使えるものとして共有する。
いろんな本を読んでいて、どこかに私はこの「知識の喪失」「経験の断絶」みたいなものに対する危機感と、それをリカバリする試みへの憧れがあるのだと思った。
道を歩いていて、実がなっている。それの名前を知らない。食べられるかもわからない。
それって、生き物としてすごく、怖くないか。

257.世界中で言葉のかけらを 日本語教師の旅と記憶 [ 山本冴里 ]



わたし、日本語教師に憧れています。
2024年度から国家資格化されるということだから、勉強しようかな…。
幼い子どもの日本語。外国人の日本語。そこにどうしようもなく魅せられる。

「日本語で覚えこみたい言葉は、雨のしずくのようにあるよ」
フランスの学生のこの言葉、この言い回し。はっとする。
筆記具の試し書きをコレクションしている人の本(135. 「試し書き」から見えた世界 [寺井広樹] )にあった
「縦書きの国に生まれて、雨降りは物語だと存じております。」

言葉の、文化の境界線にいる「教師」の彼女が出会った、生徒たちとの関わり合いのお話。
中学生のときの社会の資料集ーーー地図帳、を手に中国を自転車で旅をする青年とのエピソードは、まるで映画のようだった。
あるいは、日本人だった妻が死の間際に言い残した言葉を知るためだけに、日本語を学び始めた夫の話。その音の連なりを理解する日、また妻と出会えるのだと。

258.コンビニ兄弟3 テンダネス門司港こがね村店 [ 町田そのこ ]

​​

シリーズ3作目。
兄弟に迫る謎の女、の正体と真相がわかって、でもそれは胸が痛くなるお話だった。
自分の一生をかけた夢と、きょうだいの命。
天秤にかけるでもなく、当たり前みたいに命を救うことを期待されて。
だから、ひとつくらい、奪ってやりたかった。
ひょんなことで繋がった彼女と彼が、うまくいくといいな。

259.陰陽師 烏天狗ノ巻 [ 夢枕獏 ]

​​

いやもうこれは。われわれは何を見せられているのか。
もはやこれBL本じゃね?
いちゃこらいちゃこらしやがって!!いいぞ!!もっとやれ!!!
「おまえが嬉しそうにしているのを見るのは、おれも嬉しい」と言う博雅。
そして、晴明がいない寂しさには耐え難いから、自分があとに死んでお前にはそんな思いをさせないと宣言する博雅。


「な……」
「おれのことを愛しゅう思うているのであろう……」
「……」
「おれには、それがわかるのだ。おまえをひとりにするわけにはいかぬ」

これ二次創作じゃないから!ほんとだから!私の妄想とか幻覚じゃないから!
しかしまあなんて熱烈な愛の言葉。プロポーズやん。
あの晴明を言葉に詰まらせる博雅。ほんによい漢よの。
本の帯の阿部智里さんという方が「野暮な解説必要なし、ただ読んで慄け。」と書いてらっしゃるんですが、それここであってる?笑
おののくわ。わななくわ。によによがとまらんわ。
ふう…。まったくけしからんな!もっとやれ!

260.ハケン飯友 僕と猫の、小さな食卓 [ 椹野道流 ]



猫の名前、最後まで明らかにされないのかと思っていた。
今回、猫は自分の名前を名乗る。
捨てられた家族につけられた名前。
パン屋さんのボヤの話は、ちょっとなんていうか、うああってなった。
こういうエピソード、私はいつも「だめな子」のほうに自分を寄せてしまうので、赦されることを願ってしまう。
やり直しが出来ることを。

261.リカバリー・カバヒコ [ 青山美智子 ]

​​

わたし、てっきり『ディスカバリー・カズヒコ』というタイトルだと思っていて、「何か探しものをしている人生に迷っている男性」の話だと思っていたんですよね。
違ったわ。
古い公園にあるペンキの剥がれたカバの遊具「カバヒコ」。
直してーーー治してもらいたいところを撫でながら願えば、望みを叶えてくれるという。
さまざまな事情を抱えた住民たちは、それぞれに願う。
青山さんは本当にこういうオムニバス形式のリレー小説が上手ですね。
この人とあの人がこう繋がっているのかあ、という展開、好きなので嬉しい。

262.くもをさがす [ 西加奈子 ]



テレビ番組「世界一受けたい授業」に出ていらして、そのとき始めて乳がんになっていらしたのだと知った。
で、これはその闘病記。
カナダに住んでらっしゃるということを読んで始めて知りました。
くも、雲、蜘蛛。
東京にいたときは「こうであれ」「こうなってはいけない」という脅しを受けていたのだというところは、言われてみればそうかと思った。
「日本人には情があり、カナダ人には愛がある」というのはけだし名言。

263.情報活用のうまい人がやっている3色ボールペンの使い方 [ 齋藤孝 ]

​​

何十年も前に読んだ著者の3色ボールペン術が印象的で、それをずっと参考にしています。
赤は客観的な最重要、青は客観的なまあ重要、緑は主観的な興味や面白さ、自分の意見。
手帳も資料も本も、すべてそれで色分けして「自分のフィルター」を通した情報にしていくというのが著者の色分け術。
3色ボールペンというけど、緑が入っているのって「4色」ボールペンだよね。
赤青黒が「3色」ボールペンとして売っているやつだ。

私は、手帳では基本的に
赤…プライベート
青…仕事
緑…自分との約束
黒…過去(記録)やメモ
にしています。重要度で予定を色分けすると余計に混乱してしまうので。

4色ボールペンだと緑ばっかり残ってしまいがちだち、緑色じたいもあんまり好きじゃないんだけど、著者は緑色の重要性を説く。
この本を読んでいると、「もっと緑を書きたい」と思う。
ふと、緑って「芽」の色だなと思った。
自分の中にあるやわらかな若葉。すくすく育つように、水をやらなくてはね。

264.デコる!学ぶ!推す!楽しいが広がる 趣味手帳のはじめ方 [ KADOKAWAライフスタイル編集部 ]



手帳ではなく、ハガキにデコしてそれをハガキホルダーにまとめている人がいて、スポットスポットの情報ならそれでもいいよなと思った。

265.ウェルテルタウンでやすらかに [ 西尾維新 ]



短編小説。
これはけっこう、私好みの設定だった。

日本中から自殺志願者を集め、唯一無二の「自殺の名所」を作ろうという公共プロジェクト。
故郷の「まちおこし」のために、ウェルテル効果ーーーゲーテの「若きウェルテルの悩み」の影響を受け同じ方法で自殺する若者が続出したーーーを狙った作品を依頼された小説家。
彼は町を訪れ、この公共事業を止めることが出来るのか?
彼と同じく町へ招かれたバーチャル世界の歌姫は、「後追い自殺」を誘発するために、この町で死ぬという。
独創的に。印象的に。つくられた歌姫ではない、唯一無二の、オリジナルの存在として。
そう、彼が依頼された作品とは、彼女の最後の言葉。全世界の人が読む「遺書」だった。
小説の力で、物語の力で、彼は彼女を世界に引き止めることができるのか。

「夢物語の絵空事。それを書くのが小説だって信じている」


最後、町は完成する。
日本中から自殺志願者が押し寄せーーーそして、結果的に日本の自殺者は減る。
逆説的なキャッチャー・イン・ザ・ライ。
西尾維新作品はけっこうばんばん人が死ぬんだけど(いちおうミステリーだしな?)、なんていうか、「死ぬな」って言わないんだよね。そこが好きなんだ。
この本でも言う。「死んでもいいけど生きててもいい。」
この人もまた、ライ麦畑でつかまえているんだろうと、思う。
世界の端っこから落っこちそうな誰かを。物語の力で。

266.「ねぇ、これ捨ててみない?」 ふたり暮らしの片付け&掃除物語 [ ゆるりまい ]



再読。人生が混沌としてくるとミニマリスト本を読みたくなる。

267.3人子持ち働く母の「追われない家事」[ 尾崎友吏子 ]

​​

再読。ブログが好きで昔ずっと読んでいた。
でも、うん、自分が母になって、「ここまでできないな」と思う。
最低限のシンプルなライン、がすごく崇高なところにあるんだぜ…。

268.フォトミステリー [ 道尾秀介 ]



写真が題材のミステリーかと思ったけど違った。
写真と、ぞわっとくる1ページのお話。
写真とそこまでリンクしていなかった…。

269.ハンチバック [ 市川沙央 ]

​​

第169回芥川賞受賞作。
障害のある人が書いた、という先入観で読み始めて冒頭がエロから始まって「え?」となる時点でもうめちゃくちゃフィルターかかってたんだなと実感した。

重度障害を持つ釈華には、両親が残した豊富な遺産があった。
学生としてオンラインで授業を受けながら、土地と建物を所有するグループホームで生活する日々。
ウェブライターの仕事で風俗のルポを書き、エロ満載のティーンズ小説を書き、Twitterに投稿する。
「中絶がしてみたい」

世界がそんなふうに見えているのか、と驚く無知。
主人公が言う「本好きの無知な傲慢さ」、紙の本を手に持って読めるということに何の疑問も抱かない(なんなら紙の本を養護する)こと、すこしも思い至らなかった。
この本を読んだ後、ちょうど図書館で「 サピエ図書館 」のチラシがおいてあって、私はその存在も知らなかった。

本を読む、ということは、傲慢だ。
でもその一方で、そうしないとわからないことがある。
その人の皮を剥いで被る。そうしてそこから見る。世界を。

270.92歳 総務課長の教え [ 玉置泰子 ]

​​

これは、良い本でした。
92歳でフルタイムですよ?うそやん…。
いかに早く仕事をやめるかということしか頭にない私からしたら信じられない。
仕事を通じた「自己変革」は楽しくてたまらない、と彼女は言う。
彼女は、100歳で退職したらエッセイを書いてみたいそうだ!
年齢を言い訳にするのはやめよう、と深く反省。
でもさあ、やっぱり仕事はね…。うん。楽しめないかな。

271.おひとりさまのゆたかな年収200万生活3 [ おづまりこ ]



少ない出費で豊かに暮らしていけばそんなに働かなくてよいのでは?!という目論見。
2023年、投資で利益確定をしまくり、実現損益が100万円を超えた。
投資で毎年それだけ収入が得られたら、ちょこっと働けば生きていけるんだけどな〜。
低コストで高パフォーマンスで生きていくのが夢なんだけど。
詩人か高等遊民か、でなければ何にもなりたくない。
最近コンタクトをワンデイからワンマンスに変えました。劇的コストダウン。
コンタクト液は、薬局で売っている「コンタクトレンズ用食塩水」です。
500mlで180円とか。激安。
大人になってからだと、高校生のころに感じていた「めんどくささ」って意外とクリアできるんだなということに気づいた。
ゴミが減るのも良いです。これまでコンタクトのケースは集めて保管場所まで持っていっていて( アイシティ ecoプロジェクト )それもほぼなくなるので嬉しい。

272.大原さんちの不登校 [ 大原由軌子 ]​



小学校2年の娘が今年の夏休み前、ちょっと不登校になりかけ、その後スクールカウンセラーにかかったりして、まあ一応乗り越えたんですが、今回はたまたま乗り越えられただけだろうな、という思いがあって読んでみた本。
結局、「問題行動」ってその下には別の問題があるんだよな…。
この本の息子さんは、学校に戻れた。
でも戻れなかった子たちは?

273.ボタニカ [ 朝井まかて ]

​​

朝ドラ「らんまん」からハマった牧野富太郎。
しかし朝ドラより前に出ていたこの小説から入っていたら、富太郎のこと嫌いになってたんちゃうかな…。
とんだクソ野郎だぜ!笑
史実はこれに近いのかもしれないんだけど、まじでこいつろくでもねえ!
分厚い小説なんですが、後半ちょっと読むのがしんどかった…。

274.ほぼ日手帳公式ガイドブック2022 [ ほぼ日刊イトイ新聞 ]

​​

再読。
手帳本読みたい熱が高まったらほぼ日手帳公式ガイドブックがちょうどよい。
本の後半カタログやけどな。

275.ほぼ日手帳公式ガイドブック2021 [ ほぼ日刊イトイ新聞 ]



再読。
ほぼ日の株主になったら株主優待で毎年ほぼ日手帳が手に入るのかしらん、と調べてみたけど、ほぼ日手帳のグッズというだけで必ずしも手帳が手に入る訳ではないのね…。
ほぼ日手帳を使っている人、人生が充実しているようで私もそうなりたいと使いたくなってしまう。

276.わたしのウチには、なんにもない。2 [ ゆるりまい ]

​​

最近ESSEのオンラインでゆるりまいさんの子どもが生まれてからのエッセイを読んだので再読。
ガラーンとした部屋、たぎる。

277.バッグは、3つあればいい 迷いがなくなる「定数化」[ おふみ ]

​​

再読。年末だからか、処分熱高まる。
この間、革のショルダーバッグの内布が裂けたので処分しました。
今もっているバッグは、
1 普段使いの帆布バッグ(手持ち/ショルダー)
2 旅行用トートバッグ
3 冠婚葬祭用バッグ
の3つです。
最近、ネットで見かけてどうしても欲しくなってしまい、予約販売の「 天空の城ラピュタ パズーのカバン 」をポチッとしてしまいました。
3月に届くの。楽しみ。しかしカジュアルすぎるんじゃないかと心配。

278.3人子持ち働く母の モノを減らして家事や家計をラクにする方法 [ 尾崎友吏子 ]

​​

再読。
ああ、なんてすっきりしたお部屋なんでせう。
ソレに比べうちは…(見渡して溜息)。
子どものもの、ちっちゃい細々したものが無限増殖していく。

279.人生の扉を開く「完了形」手帳術 [ さとうめぐみ ]



3色分け手帳術を読んだときに、そういえば、手帳術のさとうめぐみさんが緑色を推していらしたなあと思って読んだ。
彼女も、「プライベートやワクワクすること」は緑で書くよう勧めている。
私も手帳を緑でいっぱいにしたいものだぜ。

280.コトコノコ [ Cocco ]



Coccoが好きで、十代のころの私の血肉はCoccoと尾崎かおりで出来ていました。
でも、大学卒業くらいで「卒業」して、これはたぶん読んだことがないままに来ていたんじゃないかな。
母親としてのCoccoの詩。

281.だんまり、つぶやき、語らい じぶんをひらくことば [ 鷲田清一 ]

​​

2020年に愛知県立一宮高等学校の生徒に向けて行われた文化講演会の内容。
これはなかなか、薄いけれど深い本でした。
自分とは違うコンテクストの人に出会い、「聴きあう」こと。じぶんをひらきなおす「語らい」。
そうすることで、自分を編んでいる物語を組み替える。
自分の世界を壊して、作り直す。
私はこれが、本を読むことであるのだけれど。
語るは騙る。自分の物語を語るうちに、物語は強固される。
傷物語は偽物語になる。
それは自分でずっと、十代の頃から感じていること。
語るに落ちる。騙るに陥る。
自分の物語を編み上げすぎて、がんじがらめになって作り変えられなくなってしまう。
私には、「ほどく」が必要だ。

282.本業はオタクです。シュミも楽しむあの人の仕事術 [ 劇団雌猫 ]



仕事に対して60%くらいでやろう、立派な意義はなくていい。
そう思い切れるのが羨ましい。
中途半端なの、私。
「オタ活のために有給を取りやすいように、定時に帰れるように、業務の標準化や効率化を図っている」という意見に著者(たち)が「もうただのデキる上司やんけ」というツッコミをしていたけど、そのとおりだな。

283.成功する人の英語ノート活用術 [ 金田博之 ]



学問に王道なし、とわかっていても読んでしまうハウツー本。
その本読む時間で勉強しろよ…。
少しずつでもアウトプットを英語で出来るようになるように、英語で日記をつける(ノートを付ける)というのはいいかも。
著者は、分からない単語はとりあえず日本語で書いて、あとから英語を調べていたのだそうだ。

284.泣きたい夜の甘味処 [ 中山有香里 ]



これはもう、泣いてまうやろ。
電車の中で読んでいたけどめちゃくちゃ鼻水すすってたわ。
著者は、看護師でイラストレーター。だからか、医療系の話が多かった。
私はいちばん、
「できていない」で覆われていくあの子
という、新人に対する周囲の態度の話が、自分を見ているようで「うわああああああん」ってなりました。

285.夫の扶養からぬけだしたい [ ゆむい ]

​​

モラハラ夫と離婚するため、夫の扶養から抜け出すことを決意した妻のお話。
「私の社会的信用は夫の上に成り立っている」と気づいた妻が、「これは個人の尊厳の問題だ」と自立を目指すところは、ハッとした。
そう、お金だけの問題ではないのだ。これは。
私は今、夫と私が収入もほぼ同じで、だからこそ私は「いつでも別れられるんだぜ?」っていう態度で接することが出来るんですが(それはどうかと思うぞ)、仕事辞めたいと思う時、そして夫の収入だけでもなんとかやっていけると思う時、それが「でもな」と思うストッパーになっています。
私は私のお金で、私を養うことが出来る。
私は私のお金で、夫がいなくても、子どもを養うことが出来る。
私は、夫が「仕事をやめたい」と言ったら、「やめちまえそんな会社!」と言ってあげられる。
お金を稼ぐことは、自由度を上げる。個人の尊厳を守る。
私はそれを捨ててまで、今の仕事から自由になりたいんだろうか。
誰かの扶養に入るなんてごめんだ、と思うのに。

286.やる気とか元気がでる えんぴつポスター [ 金益見 ]

​​

東生野夜間中学校に前に毎月表示される「えんぴつポスター」の作品を収録したもの。
若い頃に教育を受けられなかったひとたちの言葉、文字。
そこにあるのは、本当に純粋な喜び。学ぶことへのきらきらした希望と期待。
それがいくつであっても。

まぶしくて見えなかった字が今体の中で光ってる

巻末のリリー・フランキーさんとの対談で、リリーさんがこの本は「初期衝動」を思い出すんだとおっしゃっていて、なるほどと思った。
学びたい。知りたい。
誰もがはじめは抱いていた渇望。
そして、それが自分のものになっていく喜び。達成感。
世界がすこしずつ、姿を変えていく。
学ぶこと、は永遠にそれを可能にする。
私が外国語を学ぶことが好きなのも、もういちどあの目で世界を見ることが出来るからだ。
ひらがなを、カタカナを、漢字を、読めなかった頃の世界。
そしてそれがひとつずつ、自分の世界に属するようになっていったときの、あのかんじ。

287.中年女子、ひとりで移住してみました [ 鈴木みき ]

​​

私は郊外くらいが好きで、ほんとうの田舎には住めないだろうなと思っている。
山?なにそれおいしいの?なインドアの極み。
都会は人が多くて情報量が多くてしんどいので、適度に人がまばらな郊外推し。
この本を読んでいて、著者が田舎の暮らしは逆に時代の最先端(副業)なのだと言っていてなるほどと思った。

288.少ない物で「家族みんな」がすっきり暮らす [ やまぐちせいこ ]

​​

再読。
すっきりした家が見たい病にかかっている。
年末に家を大掃除し、不用品も整理して、視覚的にちょっとすっきりさせました。

289.ミニマリスト、41歳で4000万円貯める [ 森秋子 ]

​​

シンプルに暮らすと4000万貯まるかっていったらそんなことないよな、と読んでいて思った(身も蓋もない)。

290.スリム美人の生活習慣を真似したら1年間で30キロ痩せました [ わたなべぽん ]

​​

再読。
来年こそあと5キロやせるぞ!という気合をいれるため。
スリム美人と真逆の生活をしている。
要はこれ、幼少期から植え付けられた「普通」との戦いだよな。

291.もっと!スリム美人の生活習慣を真似したら リバウンドしないでさらに5キロ痩せました [ わたなべぽん ]



あと5キロ、どうすれば痩せるんだと考え中。
運動??なにそれおいしいの????(この考えがあかんのやで)

292.やめてみた。 [ わたなべぽん ]



再読。
結局容姿も含め、自信(自分を信じること)って何より大切。
ないよね、自信。虚勢しかないわ。

2023年に読んだ本

2023年1月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
2023年2月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
2023年3月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
2023年4月に読んだ本まとめ
2023年5月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
2023年6月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
2023年7月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
2023年8月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
2023年9月に読んだ本まとめ/これから読みたい本
2023年10月に読んだ本まとめ
2023年11月に読んだ本まとめ/これから読みたい本

2019年から2022年に読んだ本

2019年に読んだ本213冊まとめ/ベスト10冊
2020年に読んだ本255冊まとめ/ベスト10冊
2021年に読んだ本310冊まとめ/ベスト10冊
2022年に読んだ本336冊まとめ/ベスト10冊


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最終更新日  2024.01.05 04:32:53
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