全3件 (3件中 1-3件目)
1
![]()
廣嶋 玲子さんのお江戸妖怪ファンタジー 妖怪の子預かります 第一弾!おんぼろ長屋に目の見えない按摩の青年・千弥と、ほとんど喋らない少年・弥助が越してきた。最初は二人の関係を奇妙に思い、うわさしていた長屋の住人も、しだいに新しい話題へと興味は移り、二人は長屋の住人としてひっそりと暮らしていた。ある日、千弥の仕事先についてきていた弥助は、散歩の最中に入り込んだ小さな森の中で、漬物石くらいの大きさの白く丸い石を衝動的に割ってしまった。それが、とんでもないことの始まりとなるとは知らずに・・・その夜、誰かが長屋の戸をとんとんと叩いた。どなたですかと訪ねても名のらぬ相手を、大家の息子・久蔵だと思った弥助が戸を開けた途端、襟首をつかまれすごい力で持ち上げられて・・・「その子から手を離せ!」「我らは罪人をひったてにまいった者 邪魔立ては許さぬ」複数の手が弥助をがっちりとつかみ、続いて羽ばたきがおき、弥助は地面からどんどん遠ざかっていった・・・・妖怪達の子供を預かる仕事をしている<うぶめ>の家を壊した罪の罰として、傷ついていなくなってしまったうぶめの代わりに、妖怪子預かり屋として子供たちを預かり守ることを命じられてしまった弥助の所には、次の日の晩からいろんな妖怪の子が預けられるようになり・・・なぜ弥助が怖い夢を見るのか、千弥との関係は?いろんななぞを抱えたままお話は進んでいきます。やがて夢の原因や千弥の素性などもあきらかになりますが、それ以上に可愛いのが預けられる妖怪の子どもたちです。梅の妖怪梅ばあの孫の梅吉や、髪きりばさみの付喪神の切子、鬼の息子・力丸など、オリジナル(?)で楽しい妖怪の子達に振り回されながら、弥助は成長していきます。もちろん、ちょっと怖い場面も・・・・・シリーズもので、コミックにもなっています。コミックはこちら
2019年05月16日
コメント(0)
![]()
東川 篤哉さんのミステリーで、かがやき荘アラサー探偵局 シェアハウスに住むアラサー女性三人組が、見事(?)に事件を解決します!「かがやきそうな女たちと法界院家殺人事件」・・・知人宅を訪ねる前に立ち寄ったアンティークショップで、奇妙な二人組みに関わって大変なめに会った成瀬 啓介は、何とか待ち合わせの時間に知人宅に到着した。そこは名家で遠縁の親戚でもある法界院家で、現在無職の啓介は、主の法子から秘書見習いとして働くよう要求された。そして、最初の仕事は・・・法子の持ち物であるシェアハウスの住人からの家賃の取立てだった。しかし、翌日発覚した事件のおかげで事態は別の方向へ。シェアハウス<かがやき荘>に住む礼菜、美緒、葵の現在無職のアラサー三人組が、家賃のかわりに事件を解決!?「洗濯機は深夜に回る」・・・不法投棄の洗濯機をまんまと自分達の物とした美緒たちだったが、その夜不思議なことが。なんと深夜に洗濯機が誰かに回されていたのだ!しかも、洗われていたのは雑巾!いったい誰がそんなことを? 一方、またしても法子に雑用を言いつけられた啓介は、頼まれたとおり、老婦人の相手をするのだが・・・「週末だけの秘密のミッション」・・・法子夫人の友人の悩み解決のために、浮気調査のために雇われたかがやき荘のチャーリーズ・エンジェルことアラサー三人組。さっそく張り込みにかかるけれども、みごとなまでの空振り続き。それどころか、追跡中の美緒が襲われて・・・?「委員会からきた男」・・・バイトからの帰り道、西荻向上委員会の吉田と名のる老紳士から声を掛けられた葵は、雑誌のインタビュー記事に登場してほしいとたのまれる。一旦は断ったものの、数日後、おめかしして出て行く葵を美緒は目ざとく見つけていた・・・相変わらずの東川ワールドです。自分の身の丈を思いっきり勘違いしている男に、バイトで何とか食いつないでいるアラサー女三人組のどたばたミステリーは、気楽に読むにはちょうど良く、双方の欲にまみれたやり取りや、ちょっとばかばかしい展開も、笑いながら楽しめました。さて、これって続編もあるのか知らん?
2019年05月08日
コメント(0)
![]()
冲方 丁さんの現代ミステリーで、十二人の死にたい子どもたち 映画化もされています。廃院となった四階建てのクリニック。やがて映像スタジオに生まれ変わるはずのそこに、少年は入っていった。セキュリ・ティシステムは生きてるものの、その暗証番号は業者の都合で0001になっている。裏口のドアから入り、受付カウンターの内側においてある黒い小さな金庫を開け、金属でできた12の数字から1の数字を取りながら、予定通り自分が最初に来たことを確認してロビーへと向った・・・自殺サイトの運営者・サトシと、集った計12人の自殺志願の子どもたち。彼らは集団で自殺するために集ったのだ。家族を失った、愛する者の後を追うつもりのもの、不治の病に死を決意した者、病との闘いに疲れたもの、ただ静かに眠りたいもの、そして、殺されるに自殺をすることを選んだ者など、死を望む理由はそれぞれ違う12人が廃病院の地下に集うが、なんとそこには13人目がすでにベッドの上で死んでいた!?13人目は誰で、いったいなぜここにいるのか?集った子供たちの話し合いが始まる・・・久々の冲方さんです。「天地明察」以来です。映画化されると聞き、読もう読もうと思っていながら、なぜか予約をし忘れ続け、ようやっと予約したと思ったら、なんと二ヶ月待ち!ようやく来ました。しかも、あとが使えているのでさっさと読んでさっさと感想書いて返さんといけません。まぁ、ラストはなんとなく予想できましたが、それまでの過程をたのしむものなので、そういう意味ではとても面白かったわ。基本的には、<生きてるだけで丸儲け>というさんまさんの言葉に大賛成のわたくしですので、自ら死を選ぶという選択肢を持ったことはないのですが、個々の事情と感情は他者がとやかく言うことではないとも思っております。もっとも、子を持つ親としては絶対自殺はやめて欲しいと考えていますが。さて、お話は皆が集う際、ちょっとした<違和感>を感じながらも目的の場所へと向います。まっすぐに向う者もいれば、寄り道をする者もいますが、みなが集まったときに重大な問題が発生していることに気づきます。12人のはずが13人目がいて、しかもベッドの上で動かなくなっている。さて、どうしたものか・・・ ニュアンス的には萩尾さんの「13人いる!」を思い出してしまったのはおばさんの証拠でしょうか。
2019年05月08日
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1

![]()
![]()