JONの呟き日記
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「若葉薫る五月!小鳥のさえずりが大空に響き渡り、心地良いそよ風が街行く人々の頬を撫でてゆきます。皆様如何お過しですか?」と、ラジオから流れてくる女性パーソナリティの声! 端午の節句も終わり五月も早半ば、爽やかな新緑の季節がやってきた。 シンガーソングライターの「中島みゆき」の曲に「時代」という歌がある。 味わいのあるとても良い詩だと思うのだが…、この歌詞の中に「時代と風」とういフレーズが幾度となく現れる。 「~、そんな時代もあったねと、いつか話せる日が来るわ~、だから今日はくよくよしないで、今日の風に吹かれましょう。~」というフレーズ。 この「時代」と「風」という言葉には切っても切れない関係がついて回っているような気がするのだ。 しかも人を引き付ける魔力が潜んでいるようだ。 例えば、我々が会話で良く用いる言葉で「風の便りによれば~」と表現すれば、セピア色に褪せた過去の時を感じさせるし、「そよ風に乗って~」と表現すれば、ライトグリーンの春風が「今時何かを運んできてくれるのでは」との薄っすらとした期待感が待っている。 「時代」と「風」がコンビを組めば、そのうえさらに情緒感の極みが待ち受けているのだ。 「郷愁の念、恋人たちの出会いや惜別、季節の移り変り」などの文句を曲のフレーズに織り込んでしまえば占めたもの。 リスナーはセンチメンタルな気分この上なくさせられてしまうのである。 こうなってしまえば歌手が歌っているのではなく、言葉が勝手に歌っている感さえ否めなくなってくるから不思議なのだ。 ここまでで、何か取り留めのない持論を展開してしまったようで大変恐縮なのであるが…。 地球星が誕生して以来、地上という舞台に無数の人類が登場しては去っていった。 この繰り返しがこれから幾星霜続くのであろうか。未来永劫に続くのだろうか…、などと考えていると浮かんでくるのがあのフレーズなのだ。 「そんな時代もあったねと~、だから今日はくよくよしないで、今日の風に吹かれましょう。~まわるまわるよ時代はまわる~」 平成30年という時代も「時の流れ」の中で、何事も無かったかのように過ぎ去って行くのであろうか。 七そじ八そじの人生終焉にさしかかり、感傷的になっている己の頭の中を「時代と風」のフレーズがたった今ふっとよぎって行ったのである。
2018年05月12日
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