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【伊那高遠のお寺】
昨夜の最後の書き込みでご紹介した、伊那市高遠町中心部にある臨済宗妙心寺派大寶山建福寺の山門の写真と、それを撮った辺りから参道の左側を撮った写真です。中には三十三観音が祀られています。伊那谷では有名な守屋貞治という石工の作品のように見えます。そう言えば、守屋貞治が師と仰いでいた願王という僧侶も、諏訪にある臨済宗妙心寺派の温泉寺というお寺のご住職でした。
高遠町中心部とその近くには、他に、浄土宗満光寺・真言宗桂泉院・真言宗樹林寺・真宗大谷派西龍寺・曹洞宗峰山寺があります。そして少し離れたところに、日蓮宗蓮華寺があります。これからは日が短くなりますから、これらのお寺を訪ねて、丹念に見てくることは難しいかと思いますが、裏山にある墓地を歩いていると、様々なモノに気が付かされます。
因みに、曹洞宗峰山寺へ行く時には、真言宗桂泉院に車を止めて、そこから歩いていくとなかなか風情があります。桂泉院や峰山寺して真宗大谷派西隆寺は、高遠城趾の東側にあり、桂泉院から峰山寺へ歩いて行く路からの眺めは、また素晴らしいです。ただ、桂泉院へ車で行く路は細いですから、十分にお気を付け下さい。
保科正之公が高遠藩主(3万石)になられたのは寛永八年(1631)、そして山形最上(20万石)へ移封させられたのは、寛永十三年(1636)でしたから、幕府から宗門人別制度の施行命令はまだ出されていない時でした。そうしたことを考えながら、高遠町中心部を歩くと、興味深いモノに出会うことがあります。