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こんにちは!紅韋(akai)です!いつもご視聴、ブログの閲覧ありがとうございます!
今回はGB250クラブマンのキャブレターについて少しお話しをしたいと思います。
クラブマンのキャブレターはE、H、J、L、P、S、Vと型式がある中で大まかにE型(初期型と呼ばれる)ツインキャブのタイプとH型からシングルキャブレター(私が乗っているタイプ)に分かれます
何が違がうかと言われれば型式ではツインキャブレター又はシングルキャブレター仕様と、エンジンに取り付けれる状態(インシュレーター)も違えば内部で使用している部品(ニードル類等)やツイン、シングルキャブレターをセッティングする時のニードルの戻し回転数が違うと思えば良いです。
このシングルキャブレターは実はとても曲者でメンテナンスをサボったり、 湿気が多い場所や雨の中の走行では<張り付き>と呼ばれる症状
が起きやすく
何度アクセルを開けてもエンジンの回転数だけが増えて行くだけで 私の場合は 80キロくらいからほとんど加速しなくなります
特に高速道路の時などは最悪です。何せエンジンだけ唸って思ったように加速をしませんから...
張り付き症状が出た場合「またか!?」と、瞬時に解るようになります。
更に、高速走行中にキャブレターの張り付き症状が突然改善されると回転数によっては一瞬だけホイルスピンをして急加速をした時もありました
この症状の間違いやすい点はクラッチ板の滑り症状と実は似ています
クラッチ板もエンジンの回転数が先に上がるだけで車体の加速がついて来ません。(場合によっては後々加速が追い付きます)
アクセルを開けた時に車体が反応する瞬間を感じとっている人にとって上記の加速がついて来ない2点はとても、もどかしい瞬間ですよね
そしてこのキャブレターの張り付き症状の原因が、キャブレター内部の上部にあるゴムの部品が伸びて来てキャブレター内部のピストンとシリンダーの隙間に挟まってしまい、ピストンが固定されてしまって動かなくなります
例えば・・・チャック付きの服を着た時にはみ出した服がチャックに挟まって動かなくなった時に近い感じと思って貰えれば良いかと?(厳密には違いますが大まかにね)
そうなるとどうなるか?
勿論、引っかかった服のチャックは一度外す為に戻さないとそれ以上は上がりませんよね?(無理やりは別としてね)
クラブマンも同様でキャブレター内部にあるピストンに挟まったゴムの部分を一度外す為に元の位置に戻してあげないとピストンが正常に動かなくなり速度が上がらない症状が起きます。
そして、チャックが引っ掛かった服でも何度も同じ事を繰り返すと、いずれ服はチャックが壊れたり服に穴が空いたりする様にキャブレター内部のゴムも破れていつかは穴が空きます。
そんな時、 応急時にのみ私はエンジンを止めて からエアクリーナボックス内部に手を入れてキャブレター内部の動かなくなった ピストンを確認 し、工具等で上に押し上げる方法を使ってキャブレター本体から 「ペコンッ」 と音が鳴ると張り付きが解除できたので、一時的に凌ぎながら走っていた時期がありました。
勿論、これはある程度 キャブレターの仕組みを知らないと大変危険な行為
なので急いでいる時に動画等を見ただけではやろうとしない方が賢明です。
それは、思わぬ事でのケガだったり、エアクリーナボックスを覗いてもあまりよく見えていない時に限って作業をした場合、 キャブレターのピストン付近にある ニードルへ傷 などをつけてしまえばそれこそ 走行不能 な破損に繋がる場合があるからです。
冷静な対策として
その1
キャブレターが破損してしまえば走行が出来なくなるので、 落ち着いて作業が出来る環境の時 にじっくりとバイクと向き合える時間(明るい時間帯)にエアクリーナボックスを開けて作業へと 挑戦 をしてみましょう。
その2
私の経験上、 軽い張り付き程度 であればエンジンを一度切って再度エンジンをかけると張り付きが解除された時もありました。
その3
キャブレターの清掃をお店に頼むのも良いのですが、どうしてもクラブマンの場合は他の車種と違って
キャブレターを外して取り付けるだけでも半日近くはかかる作業 になるのでお店によっては工賃がかかってしまうのも事実・・・。勿論、お店側だって悪気は無いんです
それを避けたいが為にキャブレター本体を 別のタイプの物に交換 したり、 エアクリーナボックスを取り外してパワーフィルター化への検討 をする人も居ます。
その4
キャブレター内部のゴムの部品交換を検討してみる。(劣化している可能性アリ)
キャブレター本体のピストンに関しては、程度のよさそうな中古品を探してみる。
その5
私の様に自分で脱着作業やキャブレターの清掃を覚えた人間がいます。
脱着作業後に必要な工具類や清掃時にはケミカル類を使うので多少お金はかかっているのは事実ですがクラブマンは特に頻繫に脱着する事が多いキャブレターであり
お店側によっては古いバイクなのでお互いのトラブルを避ける為にお断りをされる場合もあるので、作業時間が取れる様なら自分で清掃作業をする事も後々覚えて行ったら楽しいと思います。
勿論クラブマンを見てくれるお店探しも楽しいかも知れません
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