2004年06月22日
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 心の深層に訴えかけ、見終えた後にあれこれと思索をめぐらせたくなる……という類の作品では、決してない。だが、エンターテイメント作品としては、十二分に楽しめる。少なくとも、わたしは大いに楽しんだ。
  先週からこちらで封切られた『The Stepford Wives』 は、同タイトルの小説(邦題は『ステップフォードの妻たち』)を映画化したもの。'72年というウーマンリヴ華々しき頃に上梓されたこのSFノベルは、「独立心の強い女性が、夫、そして子供とともに移り住んだステップフォードなる地には、家事にしか興味がなく旦那に従順な女性しか存在しなかった……」というプロットで、肯定的にしろ否定的にしろ、女性の社会進出を強く意識した作品となっている。
  その小説が世に出てから30年。果たしてどのような解釈がなされ、如何なる脚色をほどこされ現在によみがえったのか……?
  今作の監督は、マペット使いとして有名なフランク・オズ。そのためかどうかは定かではないが、全体として相当にコメディー色の強い仕上がりとなっている。物語のテンポはまるでダイジェストを見ているかのように早く、役者の演技も舞台作品のように大仰。特に、主演のニコール・キッドマンの“顔面演技”は、インパクト絶大! この人、トム・クルーズと別れて以来、オンナっぷりが格段にアップしたんじゃなかろうか。
  「理想の夫婦とは?」とか「仕事と家庭を両立させるには!?」など普遍的なテーマを定めて見ることも可能だ。だが、それよりも、役者さんたちのキレのよい演技(というより芸に近い)と小粋な会話を堪能する方が、この作品の正しい鑑賞法のように思う(と言いつつ英会話力がつたない為、館内が大爆笑だったにも関わらず内容が理解できなかった場面がいくつかあったけれど)。





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最終更新日  2004年06月22日 05時39分00秒
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