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2010.09.08
テーマ： 最近観た映画。(41046)
カテゴリ： 洋画感想
ラスト・クルセイダーズ
■監督：パオロ・バルツマン
■出演者：ミラ・ソルヴィノ オマー・シャリフ スコット・フォーリー ヴィクター・ガーバー ケネス・ウェルシュ
■ストーリー
イントロダクション
ダ・ヴィンチ・コード」のシリーズ第二弾、「天使と悪魔」の5月公開決定！昨年公開された「インディ・ジョーンズ」や「ハムナプトラ」などのアドベンチャーに続き、本格派謎解きアドベンチャーが今年は流行間違いなし！そんな絶好のタイミングでリリースとなるのが本作。美しい女性考古学者が、テンプル騎士団が残した秘宝と、世界を揺るがすキリストの秘密を追い世界中を飛び回る、ミステリーとアクション満載のアドベンチャー作品だ！ミラ・ソルヴィノ演じる頭脳明晰なヒロインは、まさしく女インディ・ジョーンズ！さらに特筆すべきなのがこの原作の「The Last Templar」。イギリスで発売された際、「次の『ダ・ヴィンチ・コード』はコレだ！」と評されたほどでまさに「天使と悪魔」にリンクするかのような内容なのだ。この夏、本作の謎とアドベンチャーに誰しもが狂喜する！
あらすじ
NYのメトロポリタン美術館で開催された“バチカン秘宝展”。そのオープニング式典が、武装した謎の騎馬強盗団に襲われた。考古学者のテスは、強奪されたデコーダー（暗号解読器）の行方を追う。そこには、700年前にテンプル騎士団が世界のどこかに隠したという、秘宝の在処が記録されていた。テスとFBI捜査官デイリーは、トルコに飛ぶ。その後を追う、2組の敵。秘宝発掘に異常な執念を燃やすヴァンス博士。そして、テンプル騎士団の謎を闇に葬らんとするバチカンのエージェント。トルコの地下教会から、嵐のエーゲ海に眠る沈没船へと、冒険の旅は続く。テンプル騎士団の秘宝が語る“世界を変える謎”とは？そしてテスはその謎を解くことが出来るのか？
感想。
出だしから笑えた、つか笑うしかなかったわ。
メトロポリタン美術館で開催された“バチカン秘宝展”の展示品を強奪しようとテンプル騎士団のコスプレをした４人の強盗が馬に乗って乗り込むんだけれどさ。
馬を走らせて疾風の如く乗り込むんじゃないんだよ？
ゆるゆるノロノロと堂々と入っていくんだもん。
普通に考えて、アメリカの警察レベルだったら有無を言わせず発砲すると思うんだがｗ
バチカン秘宝展なのに、警備ゆるすぎｗｗｗ
それでまぁ展示品数点が奪われるのですね。
父親が発掘した十字架まで奪われたのを見た主人公テスが、とっさに展示品の杖を持って犯人を追いかけます。
警察の馬を拝借して追いかける～～つか、警察の方も馬があるならそれで追えよ( TДT)
それで十字架を奪った犯人を杖でたたき落として、無事に十字架を奪回することが出来たのですが、「私は十字架を奪い返そうとしたのよ！なんで逮捕されんのよ！」ってわけで、警察馬を奪ったのとかで手錠を掛けられます。
間もなくやってきたFBI捜査官デイリーとやり取りして、取り敢えず釈放はされますが二人の間の空気は悪し。
まぁその後はお約束展開で、デイリーの忠告を何度も無視して独自に犯人を捜そうとしてトラブルに巻き込まれるって流れ。
テスには同業者の恋人？親友？なんか微妙な立場の男性も居るのですが、テンプル騎士団が隠した文書を（キリストの福音書らしい）探しているうちに、デイリーと愛情が芽生えてトルコでの野営中に外でやっちゃってますΣ(´∀｀；)
ていうかテス、同業者の男性は良いのか？彼とは親友？やーどう見ても同業者男性も君が好きな感じ見え見えなんだが…二股かよ(´;ω;`)
それで真犯人が「キリスト教至上主義で教えを歪めるものは消す」みたいな狂信者の司教だったのですね。
彼は例の“バチカン秘宝展”を主催していた司教だったのでした。
テス達が探している「キリストの福音書」というのが、実は処女懐胎とか嘘っぱちで復活のアレも嘘っぱちで～みたいな内容の暴露本（ちょっと違うか）だったので、それが公表されてしまうとキリスト教を守る立場としては非常に面白くないから、その文書を闇に葬ろうとしていたのですよ。
その福音書の在りかを記した暗号文書を発見していて、暗号解読器がバチカン秘宝展で展示されているのを知ってそれをテンプル騎士団コスプレで盗み出したのは、司教一味とは別の男たちでテスの父親の元同僚でテスとも知己の考古学者ヴァンス博士だったんですよ。
でもテスもその考えに反論する事が出来ずに、福音書探索の旅の途中でデイリーをトルコの荒野に置き去りにしちゃったりするのですがΣ(´∀｀；)
お約束で、最後に福音書が隠されたまま嵐に巻き込まれて沈没したテンプル騎士団の船を海中探査が出来る船をチャーターしてそこの海上まで行くテス達とこっそりその船に乗り込んだ司教一味が戦闘になり、タイミング良く嵐になってる大荒れの海に司教一味は飲み込まれてさようなら～ついでに船も大波に呑まれて難破～。
そしてテスとデイリーが近くの島に漂着して教会の修道士に助けられるって展開。
更にお約束で、デイリーは重傷で意識が戻りませんΣ(´∀｀；)
孤島だし嵐でヘリも呼べないし、医者は動かすなと言うし。
修道士に「神に祈って、毎日彼に語りかければきっと助かる」とか言われて、冒頭の方で「私は無神論者」とか言ってたテスが初めて神に祈ります。
なんだかあっちの映画でお約束の「キリスト教すげーだろ」的な演出が嫌(´;ω;`)
結局ラストで祈りが通じたようにデイリーが意識を取り戻すんだもん。
福音書が隠されているとかいう船首像をあの時船の上に引き揚げるまでは出来てたんだよね。
テスは、意識が戻らないデイリーの看病の合間に海岸を散策中、「偶然」ｗ崖の下に打ち上げられていたその船首像を発見しますｗｗｗちょｗｗｗ待ってｗｗｗｗ。
船首像を叩いたりして空洞を確かめて、福音書を発見。
多分真鍮か何かの筒？に収められていたのか濡れてもいないｗ福音書を発見。
いくら何でも、浸食されてると思うんだけれどΣ(´∀｀；)
崖の上で無防備にそれを開けて広げて目を通したテスの背後に忍び寄る影。
志村～！うしろうしろ～！を思い出したｗ
なんと別の修道士に助けられていたらしいヴァンス博士でした。
しぶといな、じーさん。
その福音書を公表するから寄越せ！というヴァンス博士と、人々の信仰を奪いたくないから処分する！というテス。
ちょｗｗｗ180度方向転換しすぎだよテス。ブレまくりだわ( TДT)
そして、超お約束展開で、揉み合ってるうちに福音書が風に飛ばされて海へと舞い上がり、追いかけてしまったじーさんが崖から落ちて死亡。
福音書も海へと消えて行っちゃいました～。
それでまぁ全てが失われ、元の生活に戻るデイリーとテス。
ラストは、テスの娘の空手の試合を観戦中のテスとテスの同僚男性。
そこへ背後からデイリーも登場。
なんだろう？三角関係？でもなさそうな微妙な終わり方で消化不良。
総括として、謎解きも中途半端だったしアクションも余り無いし、いろいろ中途半端な印象を受けました。
突っ込みどころも満載だったしね(´;ω;`)
テスのキャラクターも中途半端だったなぁ～。
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