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2015.02.01
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『白道』瀬戸内寂聴(講談社文庫)

 西行法師のことが気にかかっている。

 ……。……うーん。
 かっこええなぁ。
 ワンモアタイム。

 「西行法師のことが気にかかっている。」

 ……うーん、ほんまにかっこええですなぁ、こんな書き方をすると。まるで小林秀雄のようでありますなぁ。
 複雑な思考と深い美意識の想念が、精神の中で静かにさくさくと活動をしているようであります。

 ……と、まぁ、このままずっと遊び続けるのはやめますが、時々ふっと何かに引っかかることは、いちおー誰にでもありますわね。

 わたしなんか特にしょっちゅう、あります。ふっと浮かんで、調べようかなーとも思いつつ、調べることを忘れてそのままうたかたのように消えていく単語群であります。
 私の過去のそれを、一応文学っぽいのだけに絞って思い出せば、ちょっと前は「出雲の阿国」が少し気になっていました。

 そんな時は便利な世の中で、ちょっと気になったらネットですぐに調べることができます。(すぐ調べられるんならその度ごとにちゃんと調べろよ、という外野の声は無視。)ちょこちょこと摘み食いのように調べて、その次はアマゾンですね。
 これもちょこちょこと古書を探って、一冊二冊買います。そうやって「出雲の阿国」については、確か有吉佐和子の『出雲の阿国』(上下)を読みました。結構長い本でした。

 ところが、いつものことながら、私の場合はそれ以上にその興味が持続しないんですね。さっと厭きちゃう。
 厭きずにさらにどんどん踏ん張って学習していければ、もうちょっと落ち着いたインテリゲンチャもどきになれているだろうに、と。そこんところにわたくし性格的な弱点がありますなー、我が事ながらまったく。

 というわけで、今回の引っ掛かりは西行法師です。きっかけは、なに、そんな深みある知的興味でも何でもありません。「1月」「和歌」と来て、……ははん歌留多だなぁ、と。
 その通りなんですね。お正月に、久しぶりに親族が集まった時にカルタ取りをいたしまして、わたくし、読み手をしたんですね。
 あれ、読み上げ終わると、少し間が空きますわね。(特にわが家のように百人一首に十分馴染みきっていないへたくそカルタの場合。)

 で、読み手は、何となく読み上げる部分(短歌部ですね)以外の情報に、その間、眼が行きます。
 例えば、「夜をこめて~~」と、清少納言の歌を詠んだ後、ふと読み札に描かれてある彼女の後姿を見て、ははん、この清少納言らしい女性が後ろ向きの絵なのは、彼女が「不美人」であったという噂を受けているのだな、とか考えるわけですね。

 で、西行法師の歌ですが、こんな歌ですよね。

なげけとて月やは物を思はするかこち顔なるわが涙かな

 私は素人なものでまったくよくわからないんですが、この歌、上手なんですかね。
 歌の心情がよくわからないのでありますが。「かこち顔」なんて単語も、少し変じゃありませんか。そうでもないのかな。

 と、考えていきまして、それより西行の歌といえば、この歌よりも有名で出来のいいのは、ほれ、あれ、あの歌……。
 えーと、このあたりから、後になって調べた知識を交えながら描いていきます。そうしなければ、「あれ、あれあれ。あれはあっちよりずっと、その、あれだし……」という展開になっていくからであります。

 よーするに西行法師の名歌といえば、やはり「三夕の歌」の堂々一角を占めるのこの歌ではないか、と。

心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ

 あ、久しぶりに、冒頭の作品について全く触れずにここまで来てしまいました。
 ……うーん、次回に、続きます。


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Last updated  2015.02.01 13:49:27コメント(0) | コメントを書く
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シマクマ君 @ Re:思っていたよりも「重く」ない(02/21) 純文さんへ  あたたかいお返事ありがとう…
analog純文 @ Re[1]:思っていたよりも「重く」ない(02/21)  シマクマ君さんへ。  おや、思わぬお方…
シマクマ君 @ Re:思っていたよりも「重く」ない(02/21)  いつも読ませていただいてます。あのせ…
analog純文 @ Re[3]:無理筋仮定を考えてみる(12/28)  七詩さんへ、重ねてのコメントありがと…
七詩 @ Re[2]:無理筋仮定を考えてみる(12/28) analog純文さんへ 私もときどき読書日記を…

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