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家に帰ると、ひびきが起きていて「おかえり~」と元気に出迎えてくれた。学校には相変わらず「いやだ。行きたくない」と言う。学校復帰は半ば諦めている。高校に関しては自分の中で迷いもあるようだ。夏休みの一日体験には一応申し込みをした。私とすれば、今の状態で高校へ行っても同じことの繰り返しになるのではないかという考えもある。 今のひびきは、気ままに過ごしているだけだと感じることもある。でもこの「気まま」が大切なんだとも考える。気ままにできなかった本人にとっては、この気ままを貫くことこそ、自分を見つける方法の一つなのかもしれない。もちろん、当の本人はそんなこと、まったく感じてはいないと思うが・・・全く問題のないと思われるひびきを見ながら、じゃあなぜ学校へ行けないの?と焦る気持ちもなくはない。だって問題がないなら、学校へ行けるはずじゃないの?と。でも、学校がひびきにとっては合わない社会集団だとしたら? 違う方法もあるんじゃないの? とも。毎日毎日、これでいいの? これでいいんだの繰り返し。ブログでこれでいいと書きながら、これでいいの?と思う自分がいる。どちらも私。迷う私が本当の私。迷っているということが分かっている。そう、いつも迷っている。これが私。迷う私でいいんだ。いつもここに至る。人格心理学で「カタり」ということを学習した。語る私と語られる私。なるほど、同じ私なのに、二人いる。そして、二人いるけど、同一の私。不思議・・・だから、語る必要があると。「語る」という不思議な魔法。語ることで自分を知る。語ることで新たな発見をし、気付く。この魔法はとても効果的なんだ。だからカウンセリングなんだ。語る練習なんだな。話し合うというより、語り合う。夫婦でこれができたら、きっとカウンセリングなんていらないのかも・・・な~んて離婚している私が言う台詞ではないか(-_-;)さて、土曜日にその語りを行って来た。カウンセリング。今回は迷いを語った。最近すごくパソコンでのゲームにはまっているひびき。今までももちろんゲームばかりだったが、さらにすごくはまっている感じがする。スカイプも前からやっていた。でもなんだかすごくのめりこんでいる気がする。先生にそのことを話してみた。何か私に働きかけをして欲しいの望んでいんるでしょうか。私でなくとも誰か何か外部から・・・例えば背中を押して欲しいようなそういう訴えなんでしょうか。そして、最近のひびきの様子を話した。起きてきていきなり、2時間ほどかけて、ギャルゲーで気が付いたことを語ってくれたこと、彼女と別れたこと。 そして、私と言い合いをしたこと。言い合いの発端はパソコンをひびきが独占して、いぶきも私もなかなか使えないから、少しは変わって欲しいと言うことだった。それに対してひびきの答えは、「無理無理無理!約束なんてできない」と突っぱねた。いこじになったひびきは「どーせ俺じゃ約束しても守れるかわかんないから」と。私はその「どーせ」という言葉に切れた。「どーせって何?」と言い合いとなった。そして、「やってみなければわからない。だから、やってみればいい。そう言われてやってみたけど、結局何もわからなかった。だまされたんだ。やってみればわかると言われてだまされてきた。そして今の俺がいるんだ!」大きな声で泣き叫んだひびき。肩を揺らした嗚咽。そうか、それがひびきの思いだったんだ。嬉しかった。ひびきの肩を抱き、大泣きしているひびきに「ありがとう。ひびきの気持ちを言ってくれて、母さん嬉しい。ひびきのそういう気持ちが母さん知りたいんだよ。ありがとう。」続けて「パソコンのこと、本当は交代してあげてもいいかなって思っていたんじゃないの?でも、無理って言ってしまったら、引っ込みがつかなくなって、意地を張ってしまったとか・・・ん?違うの?」と言うと、「なんで分かるんだよぉぉ」と泣いているのか笑っているのか、顔がもうぐちゃぐちゃだった。しばらく泣きつづけたひびき。肩をさすったり、頭をなでたり、ひびきが泣き止むまでず~っとそうしていた。泣き止んだとき、小さな声でぽつりとこう言った。「いつまでも母さんじゃな、こういうことを語れる友達を見つけなくちゃ」カウンセリングの先生は、「すごい進歩ですね。もうすっかり気持ちが外へ向いていますね。パソコンに夢中なのは、その証拠です。向き合いたいことが大きいとき、人はとりあえず違うことに夢中になり、向き合わなくてはいけないことを横においておいて、エネルギーを溜め込むことがありますよね。お母さんだったら、仕事に夢中になってしまうとかね。それです。外に向おうとしている。それをする前にパソコンに夢中になり、外へ向うエネルギーをためている。パソコンで自分を試しているのかもしれません。本当に自分をどれだけ出せれるか、出したときの周りの反応はどうか。お母さん、きちんと正面からひびきくんと向き合えましたね。逃げずに頑張りましたね。大丈夫です、パソコンのことも心配いりません。今が待ちどきです。焦らなくていいと思います。自分のペースがあると思いますから。ただ、パソコンは家族みんなのものですから、お母さんも我慢せず、使いたいときには使いたいと言い合いをすればいいんです。お母さんがひびきくんの気持ちがわかっているとフォローできたことはとても良いことでしたね。ひびきくんは、お母さんを全面的に信頼し、言いたいことを言ってもいいと肌で感じたと思います。今度はいよいよ外に向おうとしていますよ。」はぁ~ そうだったんだ。パソコンに夢中になっていた意味がよくわかった。なるほどなるほど。ギャルゲーもすごいが、ひびきもなかなか頑張っている。(ギャルゲーは、ギャルがやる恋愛ゲームだと思っていたけど、よくよく聞いてみると、男の子がやる恋愛ゲームで、女の子を恋愛対象として選ぶゲームのことのようだ。ギャルを選ぶからギャルゲー。逆に男の子ばかりが出演するゲームもあるらしい。全然違ったし・・・(^^ゞ)先生に、その後食事のことを話した。最近のひびきは昼夜逆転は変わりないけど、夜中に自分でそうめんをゆでで食べたり、ご飯をたくさん食べる。レンジでチンはもちろんだが、簡単なものはフライパンを使って作ったりもしている。「それは、生きる力を身に付けた証です。これが気を利かして、お母さんがひびきくんのためにおにぎりを作っておいておいたりすると、押し付けがましくなってしまうんですよ。ご飯を作らなくていいというわけではないですが、ひびきくんのために特別なことをする必要はありません。必要なら彼が要求してきますから。」そうなんだぁ。朝起きると食器が山のように置いてあったりする。がっつり食べているらしい。そして、昨日からまた朝の散歩が始まった。前にも朝の散歩へ行っていたことがあるが、ここへ来て久しぶりのこと。もちろん徹夜明けだが。ひびきに「うっせぇなぁ」と言われた。この間は「うっせぇって言っているだろ!」とすごい顔して言われた。私はびっくりしたけど、うれしかった。(別にMではありません(^^ゞ)思春期を迎えた中学生なら、お母さんをうるさがるなんて当たり前のことですよね。だからすごく嬉しかった。ひびきも私を信頼して、私にはうるせぇとか、ババアとか言っても許されると、そんなこと言っても決して離れていかないと、信頼してもらえたのかなぁと。そう思うと嬉しくて。もちろん「親に向って、くそばばあ?」とたとえ私が怒ってケンカになっても、いいんだ。きっと、正面から向き合える。何事もなかったようにまた明日を迎えられる。許しあえる。子どもの反抗をこんな気持ちで受け止めることができる自分にびっくりです。そして、ただただ、子どもの未知なるエネルギーに感謝と驚きです。また有意義な1時間半を過ごしカウンセリングを後にしました。
2009.06.23
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昨日は、いぶきのスイミングの朝練7:00~9:00を近くの高校の50mプールで終えてから、父の歌声を聞きに行きました。というもの、実家の近くの多目的ホールで演歌歌手の3周年記念イベントがあったのです。地元の方が100名ほど出演するもので、そう、お披露目会、発表会みたいな感じでしょうか。父はカラオケが好きで、ある会に所属しています。ですので、何度かこういう会には出場しているのですが、なかなか見に行くことができませんでした。 昨日はいぶきのスイミングの大会もなく、ひびきも暇していたので、見に行くことにしていました。結局ひびきは起きられず行きませんでしたが いぶきと二人で見たのですが、父の出番の少し前に地元のジャズバンドの演奏があり、それがとても上手で楽しかった。見ながら、ひびきを思い出した。そもそも吹奏楽を始めたきっかけ「スイングガールズのようにジャズをやってみたい」。だから、ジャズバンドの演奏会をちょこちょこ見に出かけていたひびき。ひびきが吹いたいたトロンボーン。ひびきも大人になって、こんな風に楽しんで吹けたら、どんなに楽しいだろうかと・・・ そして、父の久しぶりに聞く歌声。明るい舞台の上で見る父は、とてもとても小さく見えた。昔一度見た、もう20年ほど前だろうか、そのときは父がとても大きく見えた気がした。相変わらず、スーツ姿の似合う、歌の上手な父がそこにいたが、年をとりとても小さく見えた。 若いころから音楽が好きで、自らトランペットを吹き、ジャズを演奏した。社交ダンスも得意で、ダンスを教えたこともあったようだ。家にあるたくさんの音楽レコードはまだ今も残っている。私が子どものころ、レコードをかけ、母と一緒に狭い部屋をくるくると回りながら、ダンスを披露してくれた。意外な父の姿だった 父の歌を聞きながら、いろいろ思い出された。しばらく他の方の歌声や踊りを干渉し、父に一言。「かっこよかったよ」素直に伝えた。いぶきも「おじいちゃん、かっこいい。俺も歌いたくなった」と言って父を喜ばせてくれた。ひびきにも来て欲しかったな。 その後、甥っ子のバスケの試合を見に体育館へ行った。第一試合が終わり、圧勝。次の試合に勝てば県大会に出場だそうだ。次の試合は見れなかった。いぶきの夕方のスイミング練習の時間が迫っていたから。でも甥っ子の可愛い顔を見たら、なんだか嬉しくなった。義弟はそのバスケチームのコーチをしている。中学、高校とバスケを続け、社会人になっても今なお、チームを作って、選手として活躍している。いぶきは16:00~18:00までいつものスイミングスクールで練習。朝も夕方もでさすがに疲れたかな。夜は9:30には寝ていました小学校の水泳部の活動も始まり、毎日毎日水泳漬けとなりました。ウルトラマンになる日も近いです(*^_^*)
2009.06.15
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わからないって答えを得るとさ、考え広がるよな。○か×か、それ以外の答えがあるって、俺、気が付いたよ。わからないが答えになるって思わなかった夕方起きてきて、いきなりひびきが語り出した。やっぱり、待ってるだけじゃダメだ。自分から動かないと。こうしてゆったり、気ままに家にいるのも悪くない。ちょっと照れるけど、言わせてもらうよ。俺は家で母さんといぶきと一緒にいるのがすごく楽しいというか嬉しいんだ。ホントだよ、照れるからなかなか言えないけどな。でもさ、楽しいことって家にいて当たる確率より、外に出て当たる確率の方が高いと思うんだ。確率は上げたいよな楽しみたいからさ。だから、待ってるだけじゃダメだと思うんだ、外に出ないとさ。俺はさ、小学校6年のころ、どうしてあんなに楽しかったのか、リーダーをする立場だったけど、どうしてみんながついてきてくれたのか、不思議なんだ話し合いが楽しかった。クラスで何をするか、どうするかを決める話し合いなんかは、自分の意見が言えた。でも反対意見や他の人の意見を聞くのも好きだった。話し合い自体が好きだった。反対意見だからそいつを嫌いになるとかなかった。逆に無関心なやつがいやだった。本気で言い合いした。そうだ、俺も本気だった。本気だったんだ。中学へ入ってから、すごく他人の目が気になった。本当の自分が出せなくなった。くだらないと思うことでひどく落ち込んだし、ひどく後悔もした。人の名前呼び間違えただけで、ひどく自己嫌悪した。たった1回の遅刻をずっと引きずって後悔した本当の自分を出したい。今のクラスで少しずつ出していきたい。給食食べに行きながら、練習したい。担任の先生に電話して、話しておきたい。今までの俺と違う俺を見て、どうかしたのかと思われたらいやだからさ。先生には俺が今どう考えているかを伝えておきたい。知っていてもらった方がいいと思うんだ。俺さ、恋愛も悪いけど、俺には選択権がないと思っていたから、俺のことをいいと言ってくれた人と付き合った。それに、断ると相手に悪い、相手を悲しませると思った。でもさ、一番いけないことは、偽りで、嘘で付き合うことなんだ。相手に失礼だよな。ぶっちゃけ、中学生が付き合うってのは、何ができるんだってこともあるけど。学校とは違う顔を見てみたかったり、私服はどうだろうって興味があったり、中学生じゃ遠出もできないし、狭い範囲だけどさ、出かけてみたかったり。そういう中で相手を知りたいし、好きになりたい。俺さ、マリと別れた何も聞かないでこんな感じでしょうか。他にも俺ってことを出したい、俺はみんなとは違って、俺なんだ。みたいなことも話してくれた。私は相槌を打ち、ひたすら聞いた。そこにはまぎれもなく、男のひびきがいた。そう、大人のひびきが。自分の考えを述べ、自信に満ちた1人の男。子どもって、すごい!このエネルギーはどこからくるのか・・・そして、最後に「昨日ギャルゲ(ギャルがやるゲーム)をしながら、思ったんだよ。」またまたギャルゲかよ!きっと等身大の自分がいるんだね恋愛ゲームみたいだけど、登場している人物の心の動きなんかを通して、考えるところがあるんだろう。あなどれないよね、ゲームもさ。ひとしきり、話した後、ご飯をさっさと済ませ、いつもどおりスカイプしながら、ネトゲにいそしむひびきでした
2009.06.05
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