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日本初の施設 特殊工法採用かつて、建築家安藤忠雄は、セビリア万博の日本政府館の設計にあたり集成材で作った柱や梁(はり)を使って大型のパビリオンをつくった。愛媛県西条市にある南岳山光明寺も、集成材を使って今までにない浄土真宗のお寺をつくった。これらの設計を見るに、それまでのセオリーなどに縛られることなく、これからのあるべき建築を創造することに集中していることがわかる。かつて安藤は、「二度と同じものは設計しない」と言ったことがあった。つねにまったく新たな建築を創るのだ!という誓いの言葉であったのだろう。私は現在、奥行き30m、長さ110m、6階建ての福祉施設の設計に取り組んでいる。企画に参加してから2年、いよいよ設計のクライマックスを迎えている。この建築は、鉄骨と2×4(木造枠組み工法)の併用構造を採用した。2×4工法の部分は4階建てであるが、4階建て2×4工法でしかも耐火建築物でこれだけのものは日本初のものとなる。福祉施設としても企画内容・運営内容が日本で始めてのものでもあるので、構造の初物と合わせて、大きな話題となることだろう。すでに、最先端福祉施設としてテレビの全国版で特集報道されることが決まっている。なんにしても、木造の4階建てに果敢に挑戦するというのは、安藤忠雄と出会い、新たな挑戦が当たり前である姿勢に長らく触れることができたことによるものであろう。この施設の理念は、これからの社会福祉施設の標準となっていくことだろう。その理念は、利用者である高齢者をとことん主人公にする、というものだ。ほとんどの施設は、管理側に都合がよいようにできている。つまり病院と同じだ。老人を管理する、という姿勢だ。この施設は違う。主人公は利用者である高齢者だ。これこそが、社会福祉施設の本来あるべき姿であろう。社会福祉法人の行う社会福祉施設建設にあたっては、通常の民間施設とは違い、国の監査の下にあり、資金的なことなど融通が利かないことも多い。資金は最後の最後にならなければ決済できないので、設計事務所としてお手伝いしてくのは非常につらいものがあるのも事実。まして今回の事業規模が企画開始から完成まで約3年を要するほど大きいため、この間の設計者としての資金繰りの大変さは簡単に想像できるだろう。日本で今までにないものを生み出すことは、大規模設計事務所ならいざ知らず、小さなアトリエ的事務所にとってはまさしく想像を絶する大変さがある。しかし、いよいよやり遂げるときがきた。そして、その向こう側にあるもの・・・私は、この施設の設計を担当できたことを幸せに思っている。
2007/08/30
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あっという間の1ヶ月日記を書き始めて、途中で日記を書くのをやめようと思った時期を除いて、こんなに日記のことをすっかり忘れていたのは初めてのことだ。この間の出来事は形容しがたいほどのものの重なりだ。今でもその渦中にあるといってもよい。つらいこと、うれしいこと、さまざまなことがあったが、間違いなく確実に前に進んでいるのを感じる。スピリチュアルな方との出会いと体験も得た。そこからなぜか人生が勢いづいたようにも感じている。たちまちにすべての環境が一変するわけではなかろうが、しかし、細胞がメタボリズムによってすっかり入れ替わるように、実はまったく違うステージに立つことになるのであろう。それだけこの1ヶ月の出来事(まだ続いている感覚)は大きなもののように感じている。確かに何かが始まっている。再び、全国を動き回る環境にもなった。たとえどんなことがあっても、建築家としての使命を持ち続け、働きかけていった先にあるもの。必ず何かのステージにたどり着くものなのだろう。そう確信させてくれる1ヶ月であった。8/3の東京交流会以後、東京~他県に出向くことが抜群に多くなった。いよいよ来たかな・・という感じ。先週、東京~茨城、今週、大阪~東京。来月は、長野、山梨・・・声をかけていただく方、声をかけさせていただく方・・・とにかく、ひたすら建築家としての活動を真摯に行っていく。
2007/08/26
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