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Setzen wir Poesie zusammen.★………贋造童話左回りの時計が12時を指し魔法のとけたシンデレラ緋の階段の13段目に脱ぎ捨てられる硝子の靴悔恨に砕け散る玻璃の 翡翠色の魂に突き刺さる痛み流す血は王子の誕生日の贈り物の薔薇の色に似ていますか★………模造反少女雫が凝った宝冠を戴く女の子は影だけを友として 少女魔術師のために透明文法で記された絵のない絵本をさがす散策に倦んだ午後の 鬱金色の帳の向こうにみいだされたのは どこにもない場所への扉禁忌の翼を広げるように 扉を開ければ消滅と呼ばれる永遠の波濤が押し寄せる。 ★(失われた絵本)
2013.02.28
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拾ったニュース。老人の置き去り多発、インドの宗教大祭ヒンズー教の大祭「マハ・クンブメーラ(Maha Kumbh Mela)」の12年に1度の開催年「楢山節考」が凄い小説だなどと言ってられない、はるかに凄まじい現実があるじゃない。神なき人間の悲惨をフランスの哲学者は論じたが、宗教ゆえのこの悲惨を何というのだろう。*図書館へ行く途中の飲食街で茶トラの(たぶん♂)と初対面。猫のヒラキになって甘える人懐こさ。でも餌をもらってる野良らしい。毛色は白が混じってなくて黄土色の濃淡といえばいいのか、中井英夫が晩年に飼ってた猫と似た毛色(三島由紀夫の愛猫「チル」もこんな色の茶トラだったような)これからもちょくちょくあえるかしら。
2013.02.27
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『ふつうの人がプログラムを書くことは今やほとんどない.........したがって、一般の方々は、プログラムを書くという行為に理解が行き届かない』 情報インフラの信頼性-----------------------------------------------------------------------------午前3時すぎ読了、寝呆け状態で、切れ切れにCOBOLとCとLinuxとVisual Basicを習ってみたときのことを思い起こせば。人間同士の言葉でも他言語や他者の言葉との間に海のような隔たりを感じるものなのに、機械に関する言語ときては、自分の脳とのあいだに、くぐり抜け難い暗い洞が立ち塞がったようなもので、めくら探りのていでコーディングしてた。しかしプログラムを理解する優秀な頭脳とて、緊急の危急時に正確な判断に向かって作動できるのだろうか。人間の心や脳こそが脆弱なプログラミング。その陥穽に嵌り、巨大組織による事実の隠蔽、マスコミによる情報の捏造が行われている日常。刊行は2012年2月。そのほぼ1年後、よもや、地震津波原発に関しては喉元過ぎても熱さを忘れず、天災は忘れなくてもやって来ることはこの国も学習ずみとはいえ、学べど答えのない難問。著者は分離じゃない、文理両道(良導であってください 笑)の御方とのことなので、歌集と塚本邦雄論あたりは必読だな( ..)φメモメモ
2013.02.26
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Setzen wir Poesie zusammen.★ ★ ★Naissance d'une nova女神が生誕する5時55分の刹那闇を一閃して差し出される花束の重みに耐えるには機械仕掛けの神の眼の奥に開かれた玻璃の伽藍はあまりにも儚いかつて神の生まれる朝をうたった東の果ての詩人も舞踊の神の降臨する泉を知らない金と銀の双魚だけが聖なる泉の底から湧きいで声なき縹色の眷属は祝福の呪符を燦めく飛沫で描いた失速を知らない天人の翼に運ばれて時の先端に辿り着く踊り手よ孤高の虹のたもとに破滅を語るな ★ ★ ★ (新星の生誕)--------------------------------------------------------------------------今日はシルヴィ・ギエムの誕生日だったわ。何げに魚座うまれの天才ダンサーって多くない?ニジンスキーをはじめ、熊川哲也もパトリック・デュポンも魚座。デュポンとギエム共演のドンキはyoutubeで見られるけど、ギエムと(・(ェ)・)君の共演の記録は見ることが出来ずに終わるのだろうな。生存する時間と場所のズレの不如意。篠山紀信の撮ったギエムのポートレートが著作権の問題なのか出版されないのも残念。✵ブルーベリー入りワインケーキ焼いてみた。深夜のバースデーケーキってわけでもないけど。国内で豪雪と相変わらずの地震、海外で性懲りも無い大気汚染。「天災・人災と情報技術」を今夜中に読み終えてしまおう。明日10時50分病院の予約。
2013.02.25
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文学作品として優れた戯曲の台詞も、実際の舞台で語られたとき、必ずしもその"詩と真実"が観客に伝わるものではない。演者に相当の技量がないと愚劇や邪劇としか映らないことがある。三島戯曲のアマチュア上演を本日観て、案の定...だった。プロの芝居でもドラマの「鹿鳴館」なんか、変な翻案をしたせいもあって頓珍漢な出来上がりだった。でもドナルド・キーンはこの難しい台詞をどう英訳したのだか。分かるところだけでも拾い読みしてみようかな。*ドイツのポアント買ったつもりが製造は中国だった.........通販はもう信用ならないかも。心無しか、以前試し履きした純正品(?)とはフィット感が違うような。今日レッスンの途中で、足に合わないのか、嫌な感触がしてきたので脱いだ。ドイツ産であれ、フランス産であれ、日本産であれ、何れの国の商品も、中国に翻案だの翻訳だの、していただきたくないんですが。・・・・・・・・・・・・・marginem・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三島由紀夫と懇意だったもう一人の外国人、ヘンリー・スコット・ストークス氏(この人は名前にヘンがつくが、まっとうな正論の持ち主のジャーナリストなんてダジャレ以下だけど)その本が、発禁というか出版差し止めになったきりとは、如何なものか。図書館で借りるか。だけど、彼の息子が日本で芸能人やってるとは、トリビアだった。蛇足。
2013.02.24
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乱読メモより、走り書きをしておくと「ミステリ評論革命」 佳太山大地 鷹城宏佳太山氏のパートは正調ミステリ評論と作品の紹介だが、鷹城氏は持って回った書き方や他ジャンルに言及するペダントリーが肝心の評論や評論の対象になっている作品の輪郭を掴みにくくしている。でも今後の読書リストに入れるミステリの参考にはなった。「三島あるいは優雅なる復讐」 高橋英郎作者の翻訳や音楽に関する著作が好きという欲目もあって、内容の信憑性、事実との整合性はは別にして面白く読んだ。ただし「春の雪」34章で、本多が聡子を、鎌倉の別荘へフォード車で送迎したかのように記述してるのは勘違いでしょう。本田は車に同乗していただけ。運転していたのはフォードの持ち主である級友が雇っている運転手。松枝候爵家の花見の宴で洞院宮治典王は聡子を見初たとしているのも誤読。花見には治典王の父宮と母宮だけが出席し、両殿下は聡子が御意に召して子息の花嫁候補とする。後に開催される、見合いを兼ねたお茶会が聡子と治典王の初対面のはず。細かいけど気になるのよね。高橋先生が好きな文学者であるだけに。「三島由紀夫評伝」ジョン・ネイスン三島資料としては一番信のおける一冊だと思う。というか、他の三島論を書いている人たちがこの本から孫引きしているのはズルイ。この本の野口武彦の訳文も秀逸だが、ネイスンも優れた翻訳家であることが、言語の入れ子構造のような感じで面白い。残念ながら語学力なくて、ネイスン訳の大江作品とかは読めもしないけど。「風さん、高木さんの痛快ヨーロッパ紀行」山田風太郎 高木彬光山田風太郎の詳細なヨーロッパ旅行日記。感情に流されない冷めた視線はこの人が本質的にはニヒリストでペシミストだからか。同じ客観的記述でも澁澤龍彦の「滞欧日記」には筆者の外遊のスリルを楽しんでいる雰囲気が伝わってきたのに。だけど、ニヒリズムとイロニーが真骨頂の山田作品をまた読みたくなった。
2013.02.23
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スタジオから帰って検量したら、体脂肪率がエラー表示になるので、タニタの体組織計が壊れたのかと一瞬あせる。電池切れだったようで、電池交換したら作動するようになったが、何度計っても8.4%。事実なら嬉しいが、誤った数値であることが分かりきっている。この手の機器は何ほども正確でも精密でもない。今日のスタジオは舞台衣装に占領されていて、床に広げられた衣装のあいだを子供立ちが飛び越えてあちこち移動してる状態。「胡桃割り人形」の鼠のかぶりものを大人がつけてみたりしてるのは笑えた。それからパーティーの衣装の裾が長すぎて、お引きずりになってる人がいるのもおかしい。皆の「おはようございます」という挨拶を聞きとがめた、スタジオオーナーの息子の幼稚園児が「夜なのになぜおはようございますなの」と聞いてきたので、「夜起きて、朝眠る人だからよ」と答えておいたが、彼は納得してないだろう。 キャットシティー 猫街 あちこちにあった ☆*猫の日だそうだが、雪は降らなくても猫は炬燵で丸くなってる寒さ。雪もまだこれから降るかも。三月にクリスマスストーリー「胡桃割り人形」を上演してもそれほど場違いでなく思えるような気候。困ったことに、古いロングダウンがヘタったり生地が破れたりで使えなくなって、この期に及んで買い替えになった。これじゃ断捨離と買い物のループから抜けられない。*通販でダウンの購入手続きしてたら、翌日になっちゃった。朝生はじまって「いじめ」がテーマ。寝ようと思ってけど、しぶしぶながらも見るとするか。
2013.02.22
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この中のゲルシー・カークランドのヴィヴァルディの「秋」に振りつけた踊りがとても好き~。古い映像だけど、曲とのマッチング、コールドとソロの調和、コレオグラフとしても秀逸。それに、衣装も素敵だと思う。踊りに対する踊り手の解釈と、表現する技術の妙味。振り付けを教えてくれる教師の一人が、カークランドの金平糖のヴァリエーションが大好きで、とても褒めていた気持ちがわかるような。(し、しかしあの金平糖、難しすぎるので当方はパスですわ)昔のダンサーの踊りは、高さの最高潮に達した技術が、深さの域にまで潮満ちたものを芸術性と呼ぶのだと感じさせる。けれどこの名花の春は短くて、夏も秋も夢のように過ぎてしまった。愛に破れた心と、薬に荒んだ身体に訪れる、枯死の季節。春を前にして遅ればせの秋、急ぎすぎた冬の埋葬。氷華の墓標。"Dancing on My Grave" 孤独な星は自らの墓上に踊る。引退後の彼女は「早く引退しすぎたとは思わないか?」という問いに対し、「そう思うこともあるが、長く踊りすぎたと思うことのほうがずっと多い。」と答えたそうだ。------marginem----------------------------------------------------------------イタリアの首相選挙のあの候補に呆れるも、減税だの、景気回復だのの万国共通、聞いたふうな陳腐な公約に失笑して済ませられるだろうか。海の向こうで起きていることが決して他人(よそびと)の悪夢とも、対岸の火事とも見えず、不格好に歪んだ鏡像を見るような心地。死刑囚3人への刑執行。裁判員裁判になってから死刑判決が増加している一方で、明石の歩道橋事故の免訴判決とか、信用ならぬ司法制度の不具合と不気味な実情。山中伸弥氏がまたしても受賞の速報。またしてもなりすましツイッター騒動とか、ないでしょね。なりすましメールは規制の対象になるのに、現実世界で詐称を行えば罰則があるのに、この手合いは野放しなのもヘンな電脳空間。
2013.02.21
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1年ぶりで歯科検診ついでにホワイトニング。やはり歯石除去やホワイトニングは自分ではできないので、今年から2ヶ月に1度程度の検診とクリーニングを復旧させることにする。知人はある歯科医院でクリーニングを月一行ったら、毎回1万円取られ、やってられなくて医者を変えたと言っていた。こちらは審美歯科とやらではなくて保険の範囲内でおこなうので無問題。明眸皓歯に執着して、仕上げは整形瞼、オール義歯とかはなんか不気味。歯へのこだわり、不気味、がお題ならやはりポオの「ベレニス」。ベレニスの具体的な容姿容貌の描写が作中にはなくて、病のため美貌が衰える中にあって白い歯だけが、かわらぬ美しさを伝えていると主人公が語る。こだわり、執着を通り越して妄念が描く幻影。女性の歯へのフェティシズムって、現実の男性にいかほどあるのかは知らず。ポオの小説集は東京創元社から文庫で出てるの買ったけど、処分してしまった。ハードカバーの全集で買い直しを考えるも、詩に関しては訳の好みの問題があるし、装丁も特に凝ったデザインでもないので、全巻揃えたいかといえば微妙。
2013.02.20
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0時をまわったので、雨月から風月へ。和暦では18日からが雨水という日仏の季節感の違いが面白いというか、奇妙というか。同じ惑星に住んでいるのに。*昨日のことになってしまったけど、玉三郎、コマンドゥール受賞だって。現地パリで公演中、授賞決定というのがこの人らしいというか。まだ読んでない『坂東玉三郎 歌舞伎座立女形への道(幻冬舎新書)』を予約しよう。『十一代目団十郎と六代目歌右衛門 悲劇の「神」と孤高の「女帝」』も忘れずに。こうなると三島歌舞伎全作品上演を激しく希望。これはチラ裏走り書きでなく脳内妄想劇場企画書です。*楽天ブログ、コメント書き込みしようとしたらまたしても、重い、遅い、おかしいで、うまく行かない。いーかげんにせーというより、此方がいい加減楽天使うのやめればって?はいはい。御無理ごもっとも。*牛の投資訴訟、原告の無念もわからなくもないけど、訴えられた御人は頭が悪いを通り越してアタマがヘンと思われる節がありすぎなのに、その著書を信じて投資してしまうのは如何なものかと。*地震津波原発大雪、追加で隕石。危機管理にわらわら。毎日が想定外の危険がいっぱいで生きてるだけで、生きた心地がしないとか、一日生きるだけで寿命が縮むとかいう、ヘンな日本語も使いたくなるわ。などなど、遅ればせな昨日のよしなしごと。今日は天気予報では曇り。当たるのかどうだか。結局降ってしまった。積もりはしなかったけど。「胡桃割り人形」の雪の場面のパリオペラ座版をyoutubeで探したけど見当たらなかった。ヌレエフ版を参考にした振り付けでコールドを踊ったけど、好きな振り付けだった。ヌレエフ存命の時のビデオだったから何時の収録だったのかしら。記憶の彼方に霞む遠すぎる雪景色。
2013.02.19
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Setzen wir Poesie zusammen.★ Pyroxene et un miracle ★✵✵✵ 夜の天秤が夢の石の重みに傾くとき 炎天に灼かれた白鳥の累卵の死の翼は その影に犇めく裸者と死者の白く塗りたる墓標となる 空の瑕から毀たれた星の欠片が降る不毛の泉は 地上と黄泉の硲に水銀の色に沈思する 海の底のピアノの遺響だけが光の鎮魂を風に伝えた✵✵✵ ---------輝石と奇蹟 Meteorite ☆ ☆ ☆ 隕石☆ ☆ ☆
2013.02.18
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今日はケシ科の黄の毒草の日。だから朝8時に目が覚めたのに、結局二度寝、11時に再度起床というわけでもあるまいけど。午後スタジオ。事務所のキジトラ三匹のうち人懐こいのは一匹だけの様子。目を見合わせるだけでこちらへ擦り寄ってくる尾の短い子を遠巻きに眺めてる二匹は、外に置かれた洗濯機の上で置物のように固まっていた。以前通ってたスタジオでレッスン後雑談してたときのこと。猫好きの人が唐突に、自分も随分年をとったので(?)、残りの人生をかけて、犬や猫を虐待する奴らをTVドラマの必殺ナントカ人のように仕置してやりたい~と言い出した。気持ちは分かるけど、そ、それはー(絶句)確かに動物を殺傷しても器物損壊、誘拐しても窃盗扱いの現行の法律って納得いかない(`・ω・´)必殺ナントカの新バージョン今夜やるのでそんなこと思い出した次第。中井英夫が何故かこのシリーズを愛好というか偏愛していたらしく、ザ・テレヴィジョンに寄稿した随筆が全集に収録されていて笑える。殺し屋役にもハネギウス帝なりの好みがあって、山崎努はダメで沖雅也がお気にりだとか。どういう男の趣味だったのか。ところで必殺シリーズで毒殺を殺し技用いる殺し屋は2007年の仕事人、経師屋涼次だけだそうな。毒殺のもつイメージが淫靡で凄惨だから娯楽時代劇向きじゃないからか。だけど作中、使用してるのが何の毒物なのかは不明。 Chélidoine 草の黄、瘡の王 ギリシア語(ツバメ chelidon)由来の名前と,燕がこの草の黄の汁で雛の眼を洗うという伝承が可憐なのに有毒。
2013.02.17
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深夜のアーカイブの続きならぬ我が脳内劇場のアーカイブのロミオとジュリエット。フェリの最盛期のジュリエットと、何よりもギエムのジュリエットを観ることができたのは幸運だったかも。何よりも忘れがたいのは、新国立劇場で熊川哲也が特別出演で踊ったマーキーシオだったわ。軽やかにこなす超絶技巧と、向う見ずな悪ガキっぷりの演技の、絶妙な調和。ハマり過ぎほど役のキャラに(・(ェ)・)の持ち味がぴったりなのに、トゥーマッチな嫌味が無い踊りを堪能した。怪我をした小嶋直也の代役だったので、申し訳ないけど怪我の功名ってこれのことでは...とか。来場していた女性二人が「フツー、絶対観られないのに、(・(ェ)・)チケット取れないのに、偶然こんな美味しい思いをしていいんだろうか」というような、会話をしてたのも記憶に残ってる。そしてそれに比べて肝心のロミオの踊りが冴えなかったこと。何人かの来場者もその点を難じていたことも。(ジュリエットが最盛期の酒井はなだっただけに残念)その後、熊川団長のロミオをKバレエでみたけど、この人はやはりマーキーシオで観たいと思った。もうマーキーシオを踊ることはなく終りるのだろうか。あの幻のマーキーシオの映像なりとも残っていればと。 ロイヤル版とロシア版と日本人版(?)の舞台しか観てない。ルドルフ版、興味ある。
2013.02.16
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スタジオから帰ってきて今日くらいは早く寝ようと思ったのに、やってくれるんだもんEテレアーカイブ。ロイヤルの「ロミオとジュリエット」。これじゃまた3時就寝? お楽しみはこれからなので、取り敢えず深夜の珈琲でも♫
2013.02.15
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グアムの事件。「誰でもよかった殺人」は海を越えて世界共通なのか、それとも意識的に日本人を狙った犯行なのかは不明。だけど車で乗り付けて刃物で殺傷するといった手口がかつて国内で起きた事件と不気味に符牒があっているような気がする。バレンタイン週間(?)中、ひどかった楽天からの、これも無差別大量宣伝スパムメール、こちらはいい加減鎮静化してほしい。と思いきや、今日の今日、ホワイトデーの宣伝メールってどうだか。事件といえば、遠隔操作事件のマスコミの猫カフェへのしつこい取材や、犯罪動機との因果関係をこじつけたがる報道なんて(=‘x‘=)には迷惑至極。いやニャン達のことだから我関せず、「事件?下僕どもにまかせておけ」かしら。ヴィリエ・ド・リラダン伯爵よりも高貴にして傲然たる彼等。猫が可愛くてつい見てしまう「最高の離婚」見ながらふと思ったこと。
2013.02.14
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オペラ「ニーベルングの指環」をモチーフとした作品。章立ても各章に「前奏曲」にはじまり「神々の黄昏」に終わるタイトルが付けられる凝り方が、此方のツボにはまった。そうした贔屓目もあり、本格ミステリーの要件を満たしてはいないながら、プロットとレトリックに優れ、飽きさせないエンターティメント。レトリックの巧さを支える、筆者の音楽への造詣や法医学(検死)の知識の深さには衒学趣味の嫌味が感じられないため、オペラの蘊蓄の部分もわかり易い解説を楽しむように読める。ただし、探偵役の造形と意外な犯人の設定という点で御都合主義が見られたのが興ざめ。トリックの解明に必要な事実の提示が不十分、事件が起きたことそのものを読者に明かさない手法を、ミスリードと取るか、アンフェアと取るか、意見が分かれそう。筆者は読者に謎解きをさせるつもりがないようにも取れる。トリックの一つ、死体移動の手口はやはりオペラを扱った「蝶々殺人事件」からの本歌取りを意識的に行ったのだろうか。「蝶々」の死体移動のさらなる元ネタがクロッフの「樽」らしいから、書き継がれるトリックであってパクリとは言えないかもしれない。個人的には一番感心して、面白く読んだのは作中作(?)である、「吉岡秀武」なる音楽評論家が発表する音楽各論。吉田秀和氏の評論の見事なパスティーシュ。などとキッチュ好きの戯言。
2013.02.13
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何故か遺産相続騒動の夢を見た。集まる烏合の衆の滑稽と愚行。実体のない不快感(夢だから当然か)が最高潮に達したあたりで目が覚めたらしい。夢のもとは相続税の値上げのせいかは知らねども、この手の係争の現実の愚かしさは悪夢以上なのだろう。一週間振りでスポーツクラブへいってみる。大人の趣味のためのレッスンとやらは、おばさんや高齢者から参加料をぼったくる魂胆のものではないか、というのが最近の所感。いや、安かろう悪かろうはぼったくりとはいわないか。そこで、怪我人が出たとしても責任の所在は不明な様子。これまた他人のことは大きなお世話で、せいぜい自分の怪我や故障に気をつけること。明日はクリニックと鍼の予約を入れてしまった/(-_-)\あとは歯の検診がのびのびになっている....
2013.02.12
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オレンジのバッグにとりつけた黒猫のチャームの首輪の色を濃いブルーにするととても合うのを発見。ロイヤルブルーのカラーゴムをあしらってみただけなんだけど。和装ならば藍の地に朱の紋様とか、橙と青鈍とか、いくらでもありだわ。和装の色合わせの不思議で、ブルーベースで緑色系が苦手なはずなのに、萌黄色で似合う着物を持っている。親に買ってもらっても、結局着ずじまい。よくあるケース。 カラーガイド。見るれど飽かぬ、色彩と色名の図鑑のようなもの。フランスや中国のものまであるとは。レビューもいいし、手にしたいけどご立派なお値段。だけどデザインや美術関係者でない、一般向けの購入し易い本でも装丁や構成に工夫のされた美しい本が、あれこれある模様。日本人への色彩へのこだわりと愛情のなせる技かしら。そういえば「さかしま」の主人公宅はずばり、オレンジ色の壁に竿ぶちや腰板には濃い藍色の塗料を塗ったというインテリア。いくらなんでもそれは...。最初に読んだとき、デカダンスな美意識なんて一向に感じず、密室殺人がおこりそうな部屋だとしか思わなかった。いやいっそ起きたら面白い展開ではないかとも。当時のミステリーマニア少女の妄想。作者というか、訳者には申し訳ないけど。
2013.02.11
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連休2日目。とりたてて代わり映えのしない一日といいたいけど、どこぞの国も大型連休、春節とやらだそうで。爆竹や花火の煙にも汚染原因の微小粒子状物質(PM2・5)が含まれてるから自粛を政府が呼びかけなんたら。だけど止まらない病の花火、死の爆竹は誰の脳内で炸裂してるんだか。2.3日、洗濯物を外に干すのがイヤな感じがしてるんだけど、気分の問題だけですか。わかり易い、手に取りやすい、というと漫画になっちゃうこの国って(以下略)-------marginem-------------夕方、渋谷に出てみたら、地下の食品街は混雑。買い物する気がなくなった。だけど最後の一点で残っていた、こだわりのオレンジ色のバッグを109で見つけて、買うことができたのはラッキーというべきか。呆れた執着心というべきか。バッグは今手元で黒猫のぬいぐるみをチャームがわりにつけて、中々いい感じ(自己満足)猫の赤いリボンをオレンジに付け替えることも考えたけど、それはトゥーマッチでいやらしいってもんでしょ、やめ。
2013.02.10
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古いバック、使えないあるいは、使わないバッグを相当数(10個)断捨離したので買い替えと、言い訳して近所のショップで購入。こちらとほぼ同型。SAIIの製品でシルバーカラー。思いがけず使い心地がよく、軽くて収納力があり、中のものが取り出し易く、持ち手の長さ太さがちょうど良く、痩せ型撫で肩の肩にかけてもずりおちない。本当はオレンジが絶妙な色合いだったので珍しくも心惹かれ、買うか買わざるか迷っているうちに売り切れ。いつものパターンでグレイ系に収まってしまった。即断即決しなかったことを遅ればせながら後悔。赤にも黄にも転ばない鮮明で、美味しそうなオレンジというか。今更、グレイと白に合わせて使いまわしたかったのにと、未練たらたら。オレンジって陽性なイメージを抱かれている色らしいけど、ユイスマンスは述べている。『人工的な華麗さと辛辣な熱っぽさとを具えた、あのいら立たしい色彩、すなわちオレンジ色』 ( さ か し ま)内心これが当たっているような気がして、いまひとつその場で買うことを躊躇したのだろうか。ホームズの「オレンジの種五つ」とか天沢退二郎の「オレンジ党シリーズ」とか、個人的な読書経験からも明るいイメージは持っていないし。それにしても「オレンジ → → 美味しそう」という修辞を当然のように用いるのは色気より食い気が常に意識下にあるのでは...とか本日のなんちゃって色彩心理学。........marginem........「さかしま」の文庫と電子書籍の装丁は好みじゃない(ハードカバーと同じものだけど)。ルドンなら表紙に使った版画より別の絵がふさわしいような気するんですけどね。あるいはベタでモローでいいじゃない。どうよ、河出書房新社様。
2013.02.09
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今日は修理が完了したドレッサーの搬入予定。当初は4日の午後一番という約束だったのが、後ほど家具店側から業務スケジュールにまちがいがあったと変更を申し入れてきた。やれやれ。おかげでこちらも大幅に予定変更。日程調整あれこれ。今日の病院はキャンセルしたら、来週の水曜にしか診療の空きがなく、水曜の別の予定を取りやめる羽目に。午後の何時来るのかもはっきりしないので、電話を入れてくるというのを待ってる状態。専門業者に委託せず社員を使って配送してるらしい。いい加減というか、大名商売のようでいて経費をケチっているというか。などと愚痴愚痴、たらたら、みっともない。もうかかわり合いになりたくない。結局1時過ぎにドレッサー到着。出来ばえは値段相応。つまり良い仕事。塗装はもちろん内側のクリーニングも綺麗で新品に生まれ変わったようで、その点は満足。職人さんはありがたい存在だけど、営業や実務に携わる者が問題だというジレンマ。夜のセミナー出席はキャンセルしないで済んで幸い。物理学的論文も発表してる講師だけど、難しい理屈ぬきで面白い映像や音声の実例で講義してくれて楽しかった。でも寒さのせいか会場は空席が目立ってた。
2013.02.08
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Setzen wir Poesie zusammen.★ ★ ★ Flambez la réaction螺鈿の螺旋を 昇りつめた果てに夜の極光の音源がある永劫を拒む流され人は蒼穹の昏き底に集い美酒の毒に酩酊するような奇跡を待った闇の左手は贋の宝石を懸け連ねた頚飾りを死んだ女の切れ長の目を見開く月に贈る枯れることを待たず滅びる花園に緋の翼と翡翠の花芯が諍い終宴に向かって潮満ちる青薔薇の海に 夢の灰を注いだ★ ★ ★ (炎色反応)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 火の花
2013.02.07
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秋田市にやってきたサイベリアン・フォレスト・キャット。貴族的で繊細な容姿に関わらず剛健な気質と逞しい体質らしい。凍土に育まれた高貴な野生の血脈。だけど外交の花束のように異国に贈られる彼ら、彼女らは幸せなのだろうか。売られた花嫁、流刑の貴種、などという言葉をつい思いつく。この星に流れついた猫たち。地上に流された薔薇たちの園が流薔園だから、ペットショップか猫カフェに流猫園と名づけたらどうかしら。そして流猫園の猫たちを描いた幻想小説...なんて面白くもなんともないか。さしずめ化け猫話くらいにしかならないわ。とはいえ、化け猫も大好きなんだけど。ふっふっ、楳図かずお先生。
2013.02.06
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午前中に楽天で買った電子レンジがキタ━(゚∀゚)━! 以前のものに比べて一回りも小さく、ずいぶん軽く感じる。だけど、仕事をこなす能力は同じ。早速、自家製フォカッチャ焼いてみたけど、中々快適。10年たてばそれだけ進歩するのは当然ってばそれまでだけど。色はメタルカラーから白へ。そうなると、冷蔵庫のメタルシルバーと不調和に思えてくるのが悩ましい。この間からレンジが上置きできるタイプの、冷蔵庫で気になるものがあるのよね。ロータイプでも容量は充分、デザインも及第点、カラーは当然のようにホワイト。これを買えばあれも欲しくなる物欲の宿痾。困ったこと(´-`).o0○ 冷蔵庫は5年目だけど、健在なものをお払い箱にして、新しく買い替えなんて冷たいのは此方であろうか。 三島由紀夫の「音楽」の中で、登場人物がfrigidityの女性を「真新しい冷蔵庫みたい」と言っていた。「沈める滝」では「女の形をした石像」とも。フランスの小説では「彼女は大理石だ」という台詞が出てくるらしい。(ヴィヴィアン・ドゥノンの「明日はない」。読みたいけど、翻訳されてない。)観念の世界で美化したつもりが、いまどきの基準では例によって、差別的だの蔑視だのふさわしくない表現という但し書きを付けられてしまうのかしら。白い冷蔵庫の上の熱いオーブンレンジなんて、お題から取り留めもなく思い浮かべたこと。さて、カフェ・オレのミルクも温めよう。ミルクパンで温めた方が美味しいんだけど、不精者なのでこの際レンジ。------marginem--------------------------------------そういや、高校のとき隣の席の音大志望の子が音楽家を描いた小説と勝手に思い込んで「音楽」を読み、「やらしー」と憤慨してた。どこが?さっぱり、なんですけど。午後の月一会議。あれこれ考えると不快なだけなので脳内スルーすること。復興税の話。否応無しで持ってかれるものはどうしようもないじゃん。
2013.02.05
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今更ながら赤江瀑の「ニジンスキーの手」を読んだ。1960年代を舞台に日本人をカリスマ的天才ダンサーに設定するのには無理がある。卓抜なピルエットだの、驚異的なアントルシャという書き方では、一向にイメージが換気されない。幻想どころか妄想にもも及ばぬ絵空事の白々しさ。ジャストレムスキーのモデルはベジャールだろうか。「獣林寺変容」の乙丸屋のモデルは歌右衛門らしい。個人的には能楽を題材にした「禽獣の門」の作風が一番好きだった。歌舞伎に造詣が深いと言われた作者だが、そちらの評論とかは読んではいない。生の舞台を観なかった演劇の評論を読んでも、空疎に感じるこの頃。現実の世界ではまたしても歌舞伎役者の死。芸術家とかいう人々は亡くなれば、誰でも天才扱い、名人になるのかしらん。真の天才、不世出の名人と言われる人達とは時間のずれでお会いできなかったので何とも言えない。ニジンスキーしかり、歌右衛門しかり。
2013.02.04
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昨日の暖かさに、何かの凶兆のような薄気味の悪さを感じていたら、やはり夜の地震。今日は一見穏やかな日和、節分だから、といっても冬の空はもはや信用ならない。何処に鬼が潜んでいるのやら。朝は宅配便が来て、早く目が覚めてしまった。注文していたカシミアのストールが到着したが、少し期待はずれ。サイズが若干小さめだし、心なしかくすみというか濁りを感じられる色合い。着画では蒼褪めて白味の強いグレーに見えたのに。パールグレイということだけど、真珠の灰、灰色真珠ってどんな?イメージ貧困、こちらの脳が。午前中は図書館へ。昨日の地震にタイミングを合わせたみたいに予約していた、天災と人災の情報技術、とやらの本が届いたので受け取る。午後はスタジオに行く前に百貨店に寄って、カシミアをさがしたが気に入るもの無し。ひゃっかてん、当て字で百華店、とりどりのはなやかな品物が並ぶ店とか。実際にはそうでもないけど。デパートって略語が何か嫌い。帰り道、顔見知りの小さな靴店で、遅ればせながら欲しかったオックスフォード型の黒のブーツを買うことができたから、まんざら買い物運が悪くもないということで。恵方巻だらけのスーパーの食品売り場。黒い棒の羅列の観が不気味で食指が動かない。鰯は好物とは言い難いし。スーパーの前で繋がれて、飼い主を呼んで吠えっぱなしのビーグル。ビーは可愛いけど吠えすぎるのと、食べ過ぎるのが飼うのに難しいところだわ。今晩7時からは「ほこ×たて」。花火のテーマに、ちょっとわくわく。日本の希なる美意識と世界に誇る技術の粋を教えて♫ お楽しみはこれからだ。節分献立は無縁のツナとトマトとポテトのグラタンを作って、赤ワインで飲みながら。白のほうがいいかしら?たぶん両方飲んじゃうと予想。 -------------------花火、予想以上の美しさ、面白さ。あえて冬の番組で花火を取り上げた、粋な計らいでフジTV、グッジョブ!!というより、北海道が花火大会回数日本一とな知らなんだ。文字通り「冬の花火」。新しき季語にならないかしら。歌舞伎の外題を思わせて美しい花火の玉名。初めて聞く花の学名のように難解できらびやかな響き。あの名前を覚える職人さんもマニアもプロフェッショナルの頭脳。ただしその後の、タレントへのやらせめいた出題の興ざめなこと。時間つぶしのためでも御愛嬌にもならない。TV消せばいいといわれたらそれまでだけど。
2013.02.03
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右親指の爪が剥がれて1ヶ月経過。痛みや出血はないが、まだ完全に爪が再生しない。指先が心もとない妙な感じ。ポアントとはご無沙汰だったけど、明日の振り付けにはちょこっと履いてみるつもり。この映像のエクササイズ、取り敢えず足慣らしに今日明日やること。シューズが合わなかったのかもしれないということで、試しに新しく買ってみた。カール.ハインツ.マーティンのEVAは過去にフィッティングしたとき、履き心地良かったものの、高価で手が出なかった。質実剛健のドイツ製でも、履きつぶしに1万円前後はどうだか。足に合うかどうかはいわば賭け、こちらの値段ならダメ元ということで。
2013.02.02
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「ウロボロスの基礎論」古本で手に入れてまで読んだけど、何だかね。もとより期待もしてなかったとはいえ、感想述べるのもバカらしい、などと言えばバカミスなんだから当然と返されそうだわ。バカミスならファルスとしてよく出来たもの希望...が私見だけど、それもありえない、この国のミステリー業界。ただ中井作品やその他ミステリーに関して偉そうにだか、上から目線だかに論じてる、正体不明な実在(?)人物某を登場させて、揶揄的に描いているところはちょっと興味が湧いた。だからといって、その人物が犬小屋の中で汚物にまみれて変死を遂げるという設定に、溜飲が下がるというわけでもない。Scatologyネタを、悪ふざけとして面白がるにはこっちも年取りすぎている。そういえば、小学生の時、「ガルガンチュア」を読んだときの新鮮な衝撃。破天荒万歳、支離滅裂上等、不滅のバカ噺。威風堂々たる壊れっぷりは「ガリバー」の比ではないと思った。だけど、ワインにガルガンチュアと名付けるセンスとは如何なるものか。飲んでみたくもあり飲んでみたくもなし?などと、それこそバカ話あれこれ。----------------------------ようやく予約が取れて今年になって初めてのクリニックの治療に行ってきた。日中いくらか暖かいと感じたが、日が陰ったら急に冷え込んできた模様。出かけるかどうか迷う。通院のために無理に早起きしたせいかふらつくし。たぶん本日自主休業。
2013.02.01
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