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2018.12.03
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カテゴリ: 早見和真
​・イノセント・デイズ(早見和真)
・新潮文庫
・467ページ

ネタバレありです。注意!

元カレのストーカーになり、元カレの奥さん・双子の娘さんを放火で殺した。
という罪で死刑になってしまう「田中雪乃」。

その田中雪乃の生い立ちや、少女時代、恋愛や人とのかかわり方、
などがつづられている。

この小説の中にも、いい人は少なからず出てくる。
ただ、彼女が死刑を宣告されることによって、

ホッとしたなんて思うのは、悪事を雪乃のせいにしてきた人たち。

雪乃は「友達のために」という優しい気持ちで身代わりになるんじゃない。
自分は生まれてこなかった方が良かったからという気持ちから、
そういう行動に出る。

読んでいていたたまれない。

事件の被害者はもちろん殺されるべき人ではないけれども、
殺された奥さん・子供の家族である元カレ。
これがまた最低最悪なクズ男・・・

ラストでは、雪乃だけではなく悲しい若い男の子の死にも触れられていて、
さらにそれが事件に関係していた人だとは。
暗く重い気持ちになった。


虐げられ続けてきた人生だとしたら、そんな思いになるものなのかな。
だとしたら、死刑になるということは雪乃にとっては救いだったのかも。

でもやっぱり、違う救いがあったんじゃないかと思うし、
彼女は救われるべき人だったと思う。

つらい本ではあるけど、これは読んで良かった。


​
イノセント・デイズ (新潮文庫) [ 早見 和真 ] ​

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Last updated  2018.12.03 16:07:47
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