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2018.12.13
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カテゴリ: 辻村深月
・朝が来る(辻村深月)
・文藝春秋 単行本
・346ページ

ネタバレありです。注意!


これはすごい本だな。

親子3人で暮らす栗原家に、「子供を返してほしいんです」
と電話がかかってくる。

電話の女は本当に栗原家の子供の母親である、片倉ひかり。
彼女は中学生で妊娠し、妊娠が判明した時にはもう堕胎できない状態だった。

ひかりの両親は教師でもあり厳格(に見える)家庭。

出産前から出産まで、そしてしっかりと子供を育てることのできる所に養子縁組をさせる。

第二章の栗原夫妻の不妊治療に至るまで、治療中の話。
大変だとは聞くけど、男性が原因の場合の話はあまり聞いたことなくて、
そんなことをするのか!とびっくりした。
栗原家の夫、妻、それぞれの思いと辛さ。
申し訳ないという気持ち、それを伝える時の涙。
すべてが辛かった。

第三章のひかりが男の子と付き合うところから、
妊娠判明、出産、その後の転落人生。
ほんとうに普通の女の子なのに、無知だったことと、変なところで優越感もあり。
妊娠してしまう。しかもそれに気付かない。

その後の住み込みで働くところあたりからはきつかった。
やっぱり無知は怖いなと。

勝手に背負わされた借金なのに、一生懸命返そうとしたり。
今時そんな取り立てやりますか?って思うけど、
それもひかりにとっては恐怖なんだな。

署名も捺印もしてない保証人だというのに。
すごくもどかしく思いながら読んだ。

ラストはハラハラしたけど、いい感じの終わり方で良かった。
どうなることかと思った。

​
朝が来る [ 辻村深月 ] ​


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Last updated  2018.12.13 09:34:01
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