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2019.01.23
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カテゴリ: 天祢涼
・希望が死んだ夜に(天祢涼)
・文藝春秋 単行本(ソフトカバー)
・268ページ

よく内容を知らずに読んだけど、これはすごい本だった。

「希望」の「希」を「ねがう」と読むことからつけられた名前、
「ネガ」14歳、女子中学生。
彼女の家庭は貧困家庭。
母親は過去の夫の暴力のため、少し強い言葉を受けるとパニックになり、
仕事を長く続けることができない。

ネガの心の内を書き表しているシーンはかなりきつい。

生活保護についても、何度も申請には行くものの、
母親の実家が金持ちであることから、申請は通らない。
まったく援助を受けることもできないのに!

そしてネガは同級生を殺したと自供する・・・
殺されたのはのぞみ。
殺したとは言うものの、動機は一切黙秘するネガ。

ネガは本当にのぞみを殺したのか?

中山七里さんの『護られなかった者たちへ』
でも貧困や貧困の連鎖、生活保護申請の却下など凄惨な状況を読んだが、
こちらの『希望が死んだ夜に』は、中学生の少女目線なだけに、


この本にも書いてあった、生活保護受給者をバカにするような言葉や、
ネットでの袋叩き、確かによく見る。
萎縮してしまって、本当に必要な人が保護を申請しなかったり。

いろんなことを考えつつ読んでいった。
希望が断たれてしまったネガとのぞみの苦悩。


読後感は悪くなかった。
まぁ、いろいろ考えるわな、これは。

​
希望が死んだ夜に ​

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Last updated  2019.01.23 20:54:57
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