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昨日、M君からここに通いたいと電話がありました。お母さんからも連絡があり確認しました。RのことやT子のこと聞きたいことはいっぱいありましたが、今かかえてる問題をなんとかしなければいけないので、今日はここまでにします。 報告できればまた書き込みます。
2007/07/31
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全員にいえることですが、たまに「凛」としていることがあります。その時必ず、その前後の就業状態を職員に確認します。 同じ作業をしていても、後姿が違うときは彼らのプライドが刺激されているように思えます。「小さな達成感」それが感じられるようになってきたら「達成された」モノが正しいかどうかを判断し、正しくないときは全てやり直しさせ、正しいときは「表情を作らない」で次の仕事に移るよう指示します。いつも見守られている安堵感と、正しく指導されている信頼感を彼らに刷り込むことが第二走者の最初のしごとです。社会の本来あるべき姿、そして社会の多くの人が本来持っている、群れ(社会)を守る為の行動。群れ(社会)のルールを身につければほぼ無条件で受けいれられることを彼らに、体得させる。それがB型施設であり、そのアイテムとして一日の大半の時間が施設に与えられていることを、認識するように職員はあるべきです。彼らが居場所(社会)を見つけそれを守るために働くことにプライドを持ちやがて「凛」とする。職員は呼吸をするように、この指導が出来るようになるのに毎日ずっと繰り返して6ヶ月から1年。そして次のギフトへ。 豚
2007/07/30
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不幸の手紙ってご存知ですか。自分が貰って気分の悪い手紙を無責任に他人に転化させる。あの聞いてるだけで不愉快な手紙です。その逆バージョン、幸せのバトン?地下鉄に乗りました。券売機の前で立つ茶髪の高校生(ヒップハングの制服、ピアス)が、おずおずと寄ってきて「あの~、切符を買うんですか?」そうだと答えると「これは僕が知らない人に貰って使っていたのですが、もう使わないので貰ってもらえないですか」と差し出したのが一日乗り放題のフリーチケット。「ありがとう使うわせてもらう」と返事をしながら受け取った時彼の笑顔はとても可愛かった。所用をすませ、出発駅にもどり改札を出た。魔女に土産話ができたと考えながら券売機の前を通り過ぎようとした時、大オバサンが荷物を持ち変えて、財布を出そうとしている小オバサンに「切符を買うなら、これを使ってくれ。自分も貰ったものだから心配ない」と渡していた。貰ったほうは嬉しい笑顔、渡した方は達成感を感じさせる笑顔。 当然、私も同じようにフリーチケットを次の人に託しました。でも最初にチケットを託したのはどんな人だったのかな。なんだかほんわかな気分の一日になりました。 <茶髪の高校生の言葉は日本語に勝手に翻訳しました>
2007/07/29
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必賞必罰、、此処で賞の対象は正しい努力を認める事です。罰は利己的な逃避をしたときの仕事からの除外です。これは、家庭ではまず無理です。お母さんに限らず子供との接触時間は個別差はあるにしても、施設等の職員の接触時間(ウチで8時間半)に及びません。しかも家庭のお母さんは主婦ですから家事その他に取られる時間を割くか、シンクロさせるかになりますから、建前(親が子供の面倒をみるのは当たり前)はともかく、どこかに歪が生じるのは、物理的に当然でしょう。ですが、ですが。初期設定の刷り込み(表現が変かな)親でないと出来ません、命を掛けて誕生させた者にしか刷り込みは出来ないでしょう、それは彼らが最初に信頼する対象だからだとおもいます。(保護者)→(学校、施設) →(社会)という形態で彼らの人生を支援していく形が私は理想だと思います。リレーでは次の走者が早くトップスピードに達する為、できるだけバトンを受けやすい形で渡します、渡し終わるまで仕事は終わりませんし。疲れたから、出来ないからと次の走者にバトンを取りにこさせるのはルール違反です、次の走者は前の走者のレーンに入ってはいけないのですから。つぎの走者の処にリレーゾーンにいき次の走者が受け取りやすいようバトンを渡してください。それからこのレースはゴールもありませんが、でもタイムリミットもありません。 豚
2007/07/28
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「おたくの仕事はほんとにありがたい」<えっ、工賃やすいのに>「まあ工賃はそれなり(笑)ですけど」< 汗 >「まず、落としても壊れませんでしょ」<はい、鉄ですから>「上下、前後ろ関係ないでしょ」<向きが違ったら前へ進まないようにしてありますからね>「納期が無いから残業しなくていいしね」<納期はあるんですけどね>「職員がしなくてもいいしね」<して欲しくない、職員には他にやることがあるでしょ>「まあうちもいつまでやれるか、わかりませんけど、その時までお願いします」○○○イレブンの陳列台。○○○ーストアの陳列フック、スーパーの食品売り場の陳列棚とかそれに付属するネジ等。彼らのペースで作ってもらって、一つの作業所でだめなら、二つ、間に合わなければ三つでも四つでも、質と量はそれぞれにできる範囲で。製品は、まぁ確かに像が踏んでも壊れなさそう(古っ)
2007/07/27
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昨日は書き込め出来ませんでした。実は事務所が盗難(事務所荒らし?)にあいました。一日中あれやこれや、でも被害届が書けない、どうしてだと思います?それは、机の上が乱雑すぎて、何がおいてあったかほとんど判らないからです。おまわりさんに顰蹙を買いながら・・・・取られてないのが確実なのは金銭(だって確実にないから)だけ、一日ぶんの仕事はまた明日、つまり今日。今度の日曜は机を片付けよう。・・・・しかし作業所から何を盗るんだろうね
2007/07/26
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日曜日、鉄腕ダッシュを見ていたはずなのだが、その後の記憶がない。夕方、施設から帰って食事して、ポン(3匹いる真ん中のネコ)にソファーを譲ってもらって、テレビの前に座って、あとは空白。最近日曜の8時以降、平日の9時以降のテレビ番組が分らない。どんどん浮世離れしていく。 「もともとテレビ見ないでしょ」
2007/07/24
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岩戸君の独語には、きっとボリュームスイッチがあります。集配のT氏が時々、助手に岩戸君を連れて行きます。「岩戸君って面白いですね、助手席に乗ると独後の声が小さくなるんですね、電車でもそうですかね」<多分、電車の中でもそうだろう。お母さんが、外では大声で独語を言わないように躾けたんじゃないかな>「ここでの声は大きいですよね」<ここは家と同じなんだろ>「しかし、お母さんすごいですね」<あいつはお母さん大好きだからな>チビ太は空き缶を水洗いしてから捨てる。チビ太にくれた人は誰だろう。 魔女か?
2007/07/23
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I君は養護学校を卒業後、工場務めでした。その工場は真珠の細工をする工場だったそうでI君はそこでボール盤を使っての作業だったようです。ありがちな”法螺”ではなく手元も作業ぶりも本人の申告どおりです。健常者に比べると作業速度は遅いかもしれませんが、それを補って余りある精度の高さを持っていました。その工場が社長の死とともに閉鎖され、彼の7年に及ぶ自宅待機が始まりました。作業所に行くことは新たな出費を意味し、就職はハローワークでの求職活動で成果は無く、就労支援を受ける最初の窓口を見つけることは、母子家庭の母親にとっては探すことなど考えもしませんでした。彼がここに来たのはM君のお母さんが、M君と買い物に行ったとき時々見かけるI君親子に思い切って話しかけ、お互い少し時間のあるときの立ち話だけだったそうですが、同じ障害者の親としての知り合いだったそうです。ある日、立ち話の最中、多動のM君が急にI君に「うちきて」と叫んだそうです。M君の母親は自分の家と思ったらしいのですがよく聞いたら、ここのことだったらしい。その夜(どうしてこの人は夜なのか分らない)豚に電話がはいり、見学に来てそして働いている。M君から話を聞いたことは無いがM君がナンパしたのは間違いない。I君とその母親に感謝されていることは間違いないだろうが、仲間が欲しかったのか。「Mは褒めて欲しくてしたわけじゃないんじゃない、自分ひとりの世界ではなくなってきたのか、自信がついたのかもね、人間の世界じゃ友情っていうのよね」 by魔女
2007/07/22
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昨日はすいませんでした。収録後に番組名と放送時間が変わったのを知らされて・・・・汗「おおさか人生学」毎週水曜日 午後5時45分 8月8日放送分だそうです。生から録音に変わった時のいやな予感 ・・・・まあ ・・・ 声は裏返らなかった(多分)と思いますが、夕方まで頭の中真っ白。それなりによい録音になったと、褒められたけど・・・・・ 不安。仕事をしてる方が、いいな。
2007/07/21
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放送時間の変更です、すいません8月8日(水)17:45番組名も変更の為、後日詳細お知らせしますごめんなさい
2007/07/20
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今日は、〆日です。しかも放送です、どう考えても時間が自立支援請求事務のなんだか説明会まであって。「いつも通りでいいじゃない、平気だよ」って。ニヤニヤ笑いやがって・・・・放送中に声が裏がえりそうです。
2007/07/20
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「O君まだいるのね」<うん朝、本人が自分から今日、3時までお願いしますといってきたよ>「ふ~んなるほど」魔女がニヤつく。先週までの騒ぎの続きで昼まででもいやいや仕事にしてたのに、3時まで?しかも自分から。今日で三日目。お祖父ちゃんとお祖母ちゃんが、健闘です。
2007/07/19
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最近I氏に福祉施設の区別などについて時々レクチャーを受けている、(実は次のステップとして此処の付帯施設として社員寮(グループホーム)の設立の準備を始めようとしている)当然ウチのコ達、全員を対象として考えているのだが。「グループホームはできません」<えっなんで>「どうしても預かるのであればここのコ達はケアハウスです」<解るように説明してくれ>「グループホームは自分の面倒をある程度見れる人なんです」<解らん>「つまりね、養育手帳ってわかりますよね」 <うん>「この地域では障害が重いほうからA、B1、B2なのは判りますか」<解る>「グループホームと言うのは介護度が低い人、ケアハウスは重い人って考えてください」 <うん・・・・>「それで此処は殆どがAで、B1は一人か二人、B2にいたっては居ないかもしれませんよね」 <ほぼ全員が自分の部屋の掃除ができるし布団も干す、岩戸に至っては洗濯してたたんでるかもしれないのにか>「手帳での判断で身辺自立が出来ないのは、大きな問題なんですよ」<自立できれば問題は無いんじゃないのか>「だから手帳で判断するからグループホームはここでは出来ないんですよ、法的に」<君はいま、福祉関係者か役人の様な話し方してないか?>「そうかもしれません、福祉は出口の無い話ばっかりですからね、そんな話し方が身についてしまいますね、責任を取らないですむように常に配慮して話す、福祉関係者の基本ですね」 <・・・・・・>「怒ってます? 」 <・・・・・・・>「旧法では無理ですね、私は旧法の知識は何とかなりますけど、新法はちょっと」 <支援法であればできるんだろ、此処のように>「がんばってください、又来週きますから」豚はI氏を引っ張り込むことを誓った。
2007/07/18
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桃太郎(精神の新人)君は発病前は、バイトをしながら大学に通っていたそうです。卒業を控え就職活動に入る矢先の発病だったようで、両親からも妹達からもよいお兄ちゃんでした。スーパーの食品売り場とコンビニの品出しまで出来たようです、かなり真面目だったようです。ある意味、この真面目さ(学費の足しにしようと掛け持ちだったようで)が災いしたのか風邪をひいて熱の為休みの連絡が出来ず、以来そのスーパーとコンビニの前を通れなくなり、大学の方はそれまでに履修した単位のおかげで卒業はしたものの、精神の治療を受けつつ自室に籠る日々だったようです。ここでは医学的な治療はありません、ただ体調に合わせた就業と朝の運動(キャッチボール)だけです。箱庭のような作業所で小さな小さな仕事と余暇です。 そんな今日この頃です。
2007/07/17
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M君はテンションあがったまま7月に入ってます、最初の週に2日間は前月までと同じように3時に終わって、狐につままれた様な顔して帰っていたのですが、「あのコ3時に帰ってるけど、許可したの」<いや、M君もお母さんも分ってるはずだし特に注意を喚起してないよ>「バッカじゃないの」<へっ>「言わなきゃわかんないでしょ、何年やってんの、すぐ連絡取りなさいよ」まだ一年経ってないけど、よく日は3時に立ちすくむM君にもう少し働けと指示したら、落ち着いて静かに休憩してまた働き始めた。このコは次の指示を与えるとテンションが下がって落ち着くみたいだと魔女に言ったら。「次に何をするか分ってれば、誰だって落ち着くし、自分で分らなければ分るひとの指示に従うの、信頼ってそうゆうこと、解った」 <は~い>psラジオ大阪(1314)で、終身支援について話す機会を得ることが出来ました、迷惑でしょうが豚の生声を聞いてください。番組名は“どうですか歌謡曲”で思い出の曲に乗せて自分の主張を語るって言う番組です、放送予定は7月20日 午後5時30分です。
2007/07/16
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今日は休みです、私事ですが。私は面食いです、面だけじゃなくスタイルにもこだわります、そして中身にも。魔女は昔、本当に綺麗な手をしていました。
2007/07/15
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桃太郎(精神の新人君)が休んだ。ベンチに座ったチビ太が棚(グローブとボールが乗っている)をじっと睨んでいる。あせる、朝の段取りを終わらせて早く相手をしなければ、就業前少し(5分)だけ相手ができた。 (汗)翌朝、チビ太が「桃太郎サンヤメタ、球アカン」って。やがて桃太郎が来た「昨日休んですいません、チビ太君キャッチボール大丈夫でした」<そこにいるよ> 小躍りしたチビ太がボールとグローブ抱えて鼻息荒く用意していた。「球投げる」<雨が降ったら、キャッチボールは休み> 「雨降り、球投げ休み」「雨降り、休み」「仕事スル」桃太郎がチビ太を気遣い、チビ太が日中生活にメリハリを付け始め、豚の気分は上々(サンバリユースだったかな、この幸せはいつまでつづくかな)
2007/07/14
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引き出物じゃないぞ、適当に包め<はあ・・・・・>元請の専務がよく言ってた「お前に言っても、言うとおりしないけど」「急ぐときは急ぐように出来ないのか」 <はあ・・・・>「どうなんだ」 <出来たらうちの(魔女)に言ってもらえませんか>「あれは、いやだって言うから、おまえに言ってるんだ」 <じゃあ私も・・・・>「嫁はん言い訳に使うのか」 <はい>「好きなようにせい」 <は~い>魔女はどうしてもデパートのハンカチが包めるほどの技術を教える。勿論そのレベルに全員がなれるわけではない。でも教えることを止めない、諦める所を見せたら堕ちる。堕ちたらはいあがるのはもっと辛い。「団子山みたいに包んでいるのは、包装とは言わない。お中元やお歳暮のバイトができるぐらいじゃないと、時間も手間そんなには変わらないのよ」最高の技術を身につけようと努力する、それが最高の世渡りアイテム、障害があるから此処まで出来たら十分、そんなはず無い。出来ても、出来なくても毎日、倦まず、飽きずに。
2007/07/13
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朝礼の前、O君のお祖母ちゃんから電話がありO君が休むと言う。「昨日、帰る時にもう来なくていいと言われたらしいです」 <誰に言われたか訊きましたか>「名前を言ったら殺されると、でも所長には相談したと言ってます」 <なるほど>昨日豚は日中外出していた。「働きたいけど、来るなと言われたから行けないと泣いてます」 <これから迎えに行きますから用意させてください>「お願いします」朝礼後、迎えに出ようとしたら、又お祖母ちゃんから電話「あの、お祖父ちゃんと今、行きました」<じゃあ待ってます>O君が持ち場で働き始めた後、お祖父ちゃんが「えらい申しわけありません」 <大丈夫ですよ、それが仕事ですから>「医者に行っても何処も悪くないとは言われたのですが」 <そうですか、では次から私が病院に連れて行きましょう>「えっ」 <朝、具合が悪いから休むと言ったら、所長に病院へ連れていってもらうから電話する、と言ってください>「そんな、ご迷惑を」 <趣味ですから、裏の医院とは話が出来てますのでいつでも行けますから>「あれは、モノになりますか」 <まあ、出遅れてるだけですから、そのうち追いつきますよ。><学校を卒業してすぐ始めれば本人も、回りもう少し楽だったんですけどね、まあ追いつきますよ>「ありがとうございます」 <今回の騒ぎは其のうち収まりますし、暫くして又違う騒ぎが起き、そんなことを繰り返してるうちに、彼も追いつきますよ> <そしたらお二人で自分の年金を自分達で使えますよ、今は旅行もいけないでしょ>「お願いしてよいのですか」 <そのための施設ですよ>昨日今日とO君は何事もなかった様に働いている、今回の騒ぎの終焉なのか、中休みなのかは判らない。 そして彼の思惑がこれで終わるのかも。「うそばっかりついて、働きに行かないんだったら出て行け」ってお祖母ちゃんは泣いて怒ったそうです。お祖父ちゃんと二人でほんとに孫の心配を始めたみたいです。
2007/07/12
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「O君なんですけど」 <うん>バインダーを持った山田がまじめな顔(いつもだけど)をして私に「明らかに、既存のデーターより出来高が落ちてます」 <なるほど>「どうします」 <放置して、ただし目を離さないように>「いつもどおりしますけど、何か問題がありそうなんですか」<あのコが前の会社を辞めたの理由は伝えなかったな、何だと思う>「ニ三日休んだらもう来なくていいって言われたと聞きましたけど」<それは表向きの理由だよ>「あと、仕事が出来ない」<養護学校を出てから四年も務めて、もう来なくていい、それはおかしいだろ。少しくらい出来高が少ないのは雇用主も承知してるだろう、本当の問題はもっと深刻だよ>「差し支えなければ教えてください」<あのコは前の会社で寿司折に紅しょうがを入れて蓋を閉める仕事をしていた>「はい知ってます」 <出来高は他の障害者の80%ぐらいだった。ある日雇用主が四年にもなるんだからもう少しガンバレと言ったらしい>「そしたらガンバッタのですか」 <そう思うか>「さあ」 <まず、あちこち具合が悪くなって休み始めたらしい>「今みたいに」 <そう今みたいに、暫くそれを繰りかえしたけど、雇用主はそれでも解雇しなかった。祖父母に促されて出勤した彼は、今までの倍近い仕事をこなしだした>「やったら出来るんですかね」 <そんな感動物語じゃない。その寿司折には紅しょうがが入ってなかった、蓋は閉められていたから消費者が食べるまで判らない>「別に其れぐらい問題ないと思いますけど」 <君は紅しょうが嫌いか>「はい」 <紅しょうがの入ってない寿司折が許せない消費者がいたらどうする。それは立派なクレームだ。彼のいた会社は空港やデパートの食品売り場に商品を出していた、その問題が表面化してからすぐ回収して廃棄して・・・・ 会社は被害の請求はしないそうだけど、もう障害者の雇用は考えるって言ってたな>「そして彼は、会社から退職を促された」 <そう会社から解雇された可哀想な障害者として祖父ちゃん祖母ちゃんにちやほやされる毎日を取り戻したわけだ>「なるほど」 <つまり雇用主がいやになって退職を促すように仕向けるのはこのタイプのコの特徴だな、したがって彼の作る製品に何かのトラブルが起きる可能性が十分に考えられる>「注意します、でもラインからはずさないのですね」 <此処で思い通りにはさせない>朝礼の直前、O君のお祖母ちゃんから電話がはいった。 この項、続く
2007/07/11
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解釈は違うでしょうが、此の場合のドナーは臓器提供者の意味ではなく、自分の人生を誰かのために、他人(自発的な意思ではなく)に運命付けられた人と言うほどの意味合いです。具体的には、骨髄提供の必要な長子のために命を与えられた、次子。お兄ちゃんを生かす為に(ドナー)兄弟を産むという例です。此の子こそ親のエゴのために生まれてきたという一面を持っていることは誰にも否定できないと思います。比較すれば、このドナーよりも過酷な状態にあるのが障害者の家族(主に兄弟)でしょう、病気に対するドナーは移植が成功すれば終わり、それぞれの人生が待っています。障害者の家族にとっては障害者の命が終わるまでそれが続きます。親は先に逝きます、酷な言い方をすれば兄弟より苦しむ時間は短く。障害者の世話の続きはドナー(兄弟 etc)です。そしてこのドナーたちは声を上げません。唯お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだから、人生を自分以外の為に。そんなことを考えたりする今日この頃です。
2007/07/10
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「仕事をもっと摂ってくれば」「仕事してると、終わったら次の指示をもらえるじゃない。声かけてほしいけど、此処では仕事の指示以外しないでしょ、だから一生懸命に仕事する」<楽しいのかな?>「仕事が楽しいわけないでしょ、そんな勘違いするから、転職くりかえすのよ。今日出来ることは今日するの、全員でゆっくりしてたらそれが普通になっちゃうでしょ」 <とってくればいいんだろ>ということで、チビ太にというか、全体に隙間無く仕事をさせるためさらに仕事を摂ることにしました。そういえば同じ仕事量なのに3時ぐらいには目途がついてるんですよね、つまりペースが上がってるみたいです。仕事量を夕方まで割り振るのではなく、明日の仕事でも、部材の有る物は全て終わらせるように始めました。今日出来るものは今日、明日でよい物も今日、そして今する。定刻までのんべんだらりと仕事するのでなく、内容を充実させ始めたら。チビ太が塀の上から降りてきました。チビ太は手が早い(仕事をてきぱきする)ので仕事をくれなのか、声をかけてのアピールだったのかな。
2007/07/09
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昼食時「いただきます」を2回言った。食べる前、「いただきます」。食べた後、手を合わせて「いただきます」って、全員が私を見て、凍りついた。頭の中は間違いなく、「ご馳走様」って思っていたのに、口から出たのは・・・・今日は休み、掃除と洗濯が終わったから、帰ってきてよいと言われるまで此処にいようっと。
2007/07/08
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肢体訓練を始めて二日目(訓練を始めた翌日)朝、「孫がお腹痛いと言うので、休ませたいのですが」<はい、わかりました>とO君のお祖母ちゃんから電話があった。翌朝、O君本人から「お腹が痛いので、休みたいんですけど」<はい、わかった>と電話があった。三日目の朝、O君から「お腹が痛いので、今日も休みます」<忙しいからだめ、これから出てきて>「・・・・・・」<聞こえたか、自転車に乗れないなら迎えに行こうか>「お昼までにしてください」<いいよ、どうする自分で来るか、迎えに行くか>「自分で行きます」<了解、待ってる>約50分後(いつも20分の距離)にお祖父ちゃんと一緒に現れ事務所の前でじっと立っていたので<着替えて仕事に掛かって> お祖父ちゃんに向かって<あと大丈夫ですよ、お疲れ様でした>と言った。お祖父ちゃん深く頭を下げて帰っていった誰にも何も聞かずO君は仕事を始めた。 入所案内に記載してある留意点 朝、行くのをぐずった時「具合が本当に悪そうなら電話してください、判断に困ったら本人に電話させてください」 「日中、お宅が無人になるようでしたら、施設で静養してもらいます」祖父ちゃんの楽隠居のカウントダウンを始めるぞ。
2007/07/07
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おととしの暮れ、引継ぎとして後任の女性Aさんを伴って、I氏が来た。年内で今居る作業所を辞めると言って帰った、理由は聞けなかった。年が代わって、Aさんが来て「施設の方針の為、もうウチの仕事もしないし、実習のお願いもしない」といった。<判りました>と言ってじっと顔を見ていたら、堰を切ったようにI氏の退職について話し始めた。「施設に無断で岩戸君を就職させた事」「施設に無断でT君を実習させた事」等々。<無断だったの>と訊くと「両方のケースとも報告してからだった」との事だが、施設長としては、「岩戸君の就職」「T君の他傷癖」どちらのケースもあり得ないと思って許可したらしく、施設の親の会から説明を求められた時、I氏の独断専行でやった事で施設の運営方針に対しての背信行為として解雇したらしい。親の会としては岩戸君のことはともかく(入会3年で脱会)、T君の問題(お母さんは施設の理事)の脱会は問題である。いや両方とも施設の運営にとって由々しき問題であるらしいが、この施設の施設利用費は親の会の会費は5万円を超えるそうだ(施設として入所施設を作るため積み立てもしている)。岩戸君の母親は周りがなんと言おうと自分のコが自立できると信じていたらしく、親の会の会合でも3派(自立できる派、皆で皆の将来考える派、見てるだけ派)の自立できる派の代表のような存在。T君のお母さんは皆で皆の将来考える派の代表格だったらしい。お母さんがT君をウチに実習に出した真意は不明だが(あの岩戸君が就職できるなんて変)を確かめるつもりだったようで、結局T君の悪癖が改善方向に向かったこと感銘して、施設を退所しウチに就職させたいとI氏に相談したことが、I氏の退職に繋がったらしい。自分達も辞めると息巻くAさんに、<次の岩戸君やT君の為にそこに残るべき>と話したが自分でも納得できなかった。<施設ってそうなのか>T君のお母さんは理事を辞め、T君は施設に残った。先週、Aさんから連絡があり、施設長の留守(私は出入を控えるようお願いされた)に施設に行き、施設のスタッフからグループホームのニート利用者の対応についての意見を求められた。T君は個室を与えられ好きなように日々暮らしていた、ちょうどT君が女の子の腕をつかんでキーキー言わせていたが、私の顔をみるなり薄笑いが止り、手を離して自室(?)に逃げ込んだ。毎日あの調子かと訊いたらAさんは返事をしなかった。{日中、外に出なければ好きなようにさせろが施設長の指示らしい}帰る間際、経済的に問題を抱えている利用者の相談に乗って欲しいと言われた。I氏の残した麦は芽が出始めるようだ。
2007/07/06
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翌週、月曜の弁当(全員同じ)にサトイモがありました。口に含んだ芋を私の目をぬすんで弁当箱に吐き出そうとした時、<食べなさい>と指示したら飲み込んだ後に「社長さん刺す」って<食べ終えてからにしろ>といったら食べてご馳走さんをした後、もう一度「社長さん刺す」と、笑わない目で微笑んで身構えました。仕事柄いつも持つカッター大小を2つ机の上に並べ<選べ>って言うと、「仕事する」と休憩時間中にも関わらず勝手に仕事を始めました。「休憩中は仕事はしないの」と魔女が注意すると、拳を振り上げて「ぶっとばす」と言いながら詰め寄っていましたが、魔女に睨まれて拳は下ろし休憩。その週も他傷も好き嫌いもなく終わり彼の実習は終わりました。「どうやったんですか、T君の他傷がなりを潜め、好き嫌いも無くなったそうで、お母さんえらい喜んではりますよ」 <にやにや笑うな、だまって殴られただけだよ>「殴ってません?」 <チャンスがなかった>「お母さんも殴られんようになったらしいですよ」 <あいつそこまでだったのか>「なにを言ってんるんですか、他傷の最初のターゲットは身内ですよ」 <そうなんだ>「殴られるのは僕らもしょっちゅうですけどね」 <無抵抗でか>「いや、当然、急所は守るし、手も押さえますけどね」 <それは無抵抗じゃない>「違いますかね」 <違うと思う、反撃しない相手を選ぶつまり、自分が痛いのはいやなんだろ>「でも壁みたいに殴られたら、怪我しません」 <さあ>「○大学応援団はやっぱりあほや」 <△大学の柔道部にいわれたくねーよ>T君の実習から2年以上経つ、彼は今、I氏の辞めた作業所で今でも職員や利用者に好きなだけ暴力を振るっては思うように暮らしている、母親も同じように其の対象になっているそうだ、2年もたったら薬も切れる。あの時、一時的に他傷がなりを潜め、好き嫌いも無くなったのかな「正面から受け止めたからじゃないの、中学生ぐらいになったらもう女の手に負えないからね、正面から受け止めたら怪我するしね」<そうか~>(T君は背も高く180ぐらいで体格もよい)「あの時どうして黙って殴られてたの」<・・・・・・>「わかった ドンくさいからよけられなかったからでしょ」 <・・・・・そうかもしれない>「あのコなにか気に入らなかったんでしょうね、なんだろ?」 <なんだったんだろうね>「今も作業所で暴れているんでしょ」 <そうらしいよ>「あのまま続けてたらどうだったのかな」 <・・・・さあね>
2007/07/05
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豚は学生時代応援団でした、応援団の一般的なイメージ(私だけ?)として無意味に人を殴るがあります、それは間違いです。殴るより、殴られるほうが圧倒的に多いのです。当然痛みも知っています。まだここが作業所ではなかった頃、実習いいですかと、岩戸君を連れてきた施設の支援員のI氏がT君をつれて来たのは、矯正が可能かどうかとのことでした。2週間の期間を決めて母親の承諾を得てつれて来たとのことでした。矯正課題は他傷癖です。個人的な感想ですが他傷癖と偏食はシンクロしているようです。暴力は自儘を通す為の最短かつ稚拙な行為ですが、人が生き物である限り最も効果的な方法の一つでしょう、勿論その是非は論外ですが。T君も偏食が激しいとの申し送りがありました。ここでは、昼食は全員が同じものを食べます。彼が自分の食べることが出来るものだけ食べて立とうとした時、座らせようと肩を押さえた瞬間、殴られました。預かることを決めたとき漠然と予期していたことが初日に起きました。そして漠然と決めたとおりにしました、無抵抗で殴られました。殴ったほうが驚いたでしょう、無抵抗の相手に手を出したことはないのですから。避けられたり、手を押さえて説教されたりを予想して殴りかかってきたのでしょうが、まともに入りました。<無抵抗とは防御、防衛をしないことで、反撃しないことではありません、人形のように殴られることです>目が・になったT君に、次からやった分だけ確実に返す事と、弁当を全部食べろと5cmの距離で目を見ながら指示し、食べ終えるまで机の前に座ってじっと見ていました。作業能力は本人が思うほど高くなかったのです、協調や気配りのかけらもなく、立っている物を横にするのも傍にいる誰かを使おうとしていました。T君はダメで作業所を辞めたと思っていた岩戸君(T君の作業所に岩戸君もいて一番障害の重い岩戸をいじめていたらしいが魔女説では、岩戸君から出る “愛されているオーラ” が許せないから、らしい)より作業能力が劣ることを一日中、見せられてプライドが傷つき、周りにちょっかいをかける。その瞬間注意される。その事にとまどい様子を伺っていました。ここでは目の届かない場所はトイレ以外ありませんから何をしても瞬間に判りますし注意もされます。その週は他傷も好き嫌いもなく終わりました。 この項続く
2007/07/04
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チビ太のあくびは甘噛みではないかと・・・チビ太は試しているのではないかと・・・言われたようにやってるぞって感じでかなり挑戦的な感じです、反抗期ですね多分。でも言った事を守っているので、当然怒る事も叱る事もできません。世間で働いてて{言ってた事違う、昨日と違う}という経験がある、自分を見ていないそういう矛盾をチビ太なりに経験してきているようなので、今は私達が自分を見ているのを、確かめるように、塀の上や、手すりの上を走っている、行ってはいけない場所に踏み込んではいない、でも目を離したら行っちゃうよ、だから自分を見てって感じです。甘えなのか?挑戦なのか?どちらにしてもずっと看ててやる。
2007/07/03
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教えて欲しい? 高くつくけど、背に腹は変えられない、ヒント下さい。「あのコの独語ってトーンが状況に応じて違うの判る」 <なんのこと>「例えば、重いものを持つとき(よいしょ、大丈夫)って言ってたでしょ」 <なんとなく>「(よいしょ)は子供ががんばってる感じ、(大丈夫)はお母さんの感じ2つの単語の発声は違っていて、親子の対話が看て取れる、多分お母さんがせがれに日常の仕事を教えてるのよ、状況が想像できるでしょ」 <ふ~ん>岩戸君の独語は(いやん、大丈夫)前は女性、後ろは男性の声色。(イズミヤいく、おにいちゃんも)前は女性、後ろは子供。と言う感じで会話のような独語が多いらしい By魔女<これから、全員に重い物を持つときはどっこいしょって言わせてみようかな。>「なんでよ、そんなことしたら、普段いわないコも言わなきゃいけなくなるでしょ、近鉄よ」岩戸君の独語のバリエーションで「kintechu」って言うのがあります、これに対して職員全員が「kintetu」だろって訂正しています。それこそ本人が言うたびに訂正しています、最近「kintetu」とはっきり発声するようになってきていました。そこで、重いものを持つとき必ず職員はそばに居ますから、「ご馳走様でした」と掛け声をかける度に、違うだろ、違うでしょと声をかけることにしょうと言ったら「いいんじゃない、しっかりしてよ、一日中一緒に居るんでしょ」「カレーパンが食べたい」
2007/07/02
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今日もまた岩戸君彼が、重いものを持ち上げる時の掛け声は「どっこいしょ」か「よいしょ」でした。が最近「ご馳走様でした」って掛け声を掛けている事に気がつきました。どうすんのよって魔女が言うけど・・ねえチビ太は仕事の手を止めて、手でおさえながらあくびをわざわざ私達の目の前にきてします。どうすんのよって魔女が言うけど・・・ねえ壁には上がったけど降り方を教えてないし宿題、シュクダイ、宿題です。
2007/07/01
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