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実習生と岩戸が作業台の脇で固まっていました。実習生は手動のラチェット、岩戸は電動のラチェットを使ってPクランプのバラシ作業をしています、当然のこと岩戸の作業スピードは実習生の5倍ぐらいです。そこで実習生は岩戸の電動ラチェットに目をつけ貸せとばかりに岩戸の手にある電動ラチェットに手を掛けます、岩戸は抵抗はしませんが譲るわけでもなく電動ラチェットから手を離しません。引き合うでも無く揉みあうわけでもなく・・・じっと固まっていました。公園のブランコなら順番があるかもしれませんが、このコたちの多くはそれすら「どけ」「よこせ」そして譲ってもらうことは当たり前なのですが・・・・実習生はだまって電動ラチェットに手をかけました、岩戸の経験則では此処での教育「道具を人に貸すな」が刷り込まれているので、「貸せ」「よこせ」に対しては「いやん」(お母さんの口調そのまま)と答え断固として道具を譲りませんが、だまってただてを置かれ見つめられるのは初めてのようで、二人が電動ラチェットに手を置いて固まっているのでした。此処では道具は此処の能力に応じて使い分けます、一番の理由は危険だからです。電動ラチェットに関しては岩戸以外のコが使うのはかなり危険です(手首を挫く)ですから要領を覚えるまでは使わせません道具機材とはそういう物です。家庭や学校では順番を守り譲りあうことを教えます、でも作業現場では概ね他人(自分以外のすべて)に道具を貸すことはありません、また貸せと頼むことも控えるべき行為でしょう、他人の持ち物(道具)は借りたり貰うものではないことを早い時期に教育するべきだと思うのですがどうでしょう。
2007/12/27
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夏に来た実習生がまた来ています。作業はK商会のPクランプのバラシをやっています。大体10分ぐらいでラチェットの使い方をおぼえ、シャカシャカとナットをばらしています。夏とおなじで要領を覚えるまでは、歌い踊りしていましたが、作業が出来るようになり仕事が前に進み始めるとしだいに落ち着いて作業しています。あの学校の教育のおかげなのだと思うのですが、要領を飲み込むまでの体力があるようです。仕事を覚えることにも体力、継続することも体力、人生は体力です。
2007/12/26
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お久しぶりです、引越しと月末と年末の三連波のしわ寄せがブログに集中して随分と永い休みなってしまいました。でも生きてます。引越し後に心を入れ替えて、事業所の売上を上げる為に仕事の量と密度をともに上げたら障害者より健常者(職員)が先にへばりました12月に入って2人の職員が退職しました、理由は様々ですが要約すると、此処にきたのは障害者の為に働くためで、障害者と同じように働くためではないらしいですここの障害者は一般の工場と同じレベル(少し高いかも)で働けるよう訓練してきたのですが、灯台下暗し健常者の方が其れについていけませんでした辞めていった人や、たの事業者の職員の意識としては、障害者の面倒を見る仕事に加えて一般の仕事もこなすという此処は問題外らしいです残った健常者にたいして、此処の仕事は「障害者の面倒を見ることではなく、障害者と一緒にはたらく事」と再確認しましたが。障害者が普通に働くことがニュースにならない世の中にしたいものです
2007/12/24
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