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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.12.15
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カテゴリ: 教育・子育て

 ならば、その社会的動物であるという資質や能力は、
 どのようにして形成されるのか。
 この疑問に答えるべく、教育社会学の専門家が書き表したのが本著である。

 本著では、「社会性」という言葉が、
 既にある社会に個人として適応する側面に重きを置く概念であることに対し、
 「社会力」という言葉を、
 一つの社会を作り、その社会を維持・運営していく力、という意味で用いている。

そして、著者は、「社会力」が、本来の機能を発揮するためには、

他者への共感能力が備わっていることが、必要であるとする。
しかし、わが国の現状は、「社会的凝集力」が、衰弱しきってしまっている。

  人々は互いに無関心の度合いを深めているし、
  その結果として、社会に対する関心をなくしており、
  さらには、わが子が使う言葉を親が理解できず、
  先生のいう言葉の意味が生徒に伝わらず、
  自分が行動している場所がどんなところかに頓着せずに振る舞い、
  周りにいる人がどこで何をしようと「われ関せず」でかかわろうとせず、
  社会がどんな状態であろうと
  「好きな人が何とかすれば」といっこうに関心を示さない、
  といった事態が進行している。(p.70)


ヒトの声を聞き分けたり、大人の顔を見分けたり、大人を真似たり等々、
ヒトの子は、驚くほどの高度な能力を先天的に備えていることが、次々に明らかにされてきている。
そして、ヒトの子の「社会力」は、
生まれた直後からの<ひと>環境と、頻繁な相互作用の継続によって形成されていく。

ところが、家族のサイズが小さくなり、家庭のホテル化と家族の分断が進んでいる。

また、都市化が進むなか、都市に移った新住民たちは、コミニュティを作ることはしなかった。
そのため、「地域」はあっても、「コミュニティ」なしというという状況。
学校も、経験主義的カリキュラムが放逐され、偏差値が仲間意識を切断してしまった。

子どもたちの主要な生活空間である、家庭も、地域も、学校も、
人と人とが交流し、共同体験をし、互いに協力しあう場とは、
ほど遠いところになってしまっている。
そこへ持ってきて、人との直接的な関わりを切断する情報機器の隆盛。

「教育」によって子どもは育つか(p.158~)の部分は、圧巻。
この部分を読むためだけにでも、本著を購入する価値がある。
次は、その一部である。

  ヒトの子は、それほど簡単に、着色の仕方によって、
  赤色になったり青色になったりする動物なのであろうか。
  入れた器の形によってどんな形にも変形させることができる生き物なのであろうか。
  もちろん、答えは否である。
  むしろ、教育というのは、社会的人間として
  それ相当の資質や能力が育った段階で行ってこそ効果を発揮するのであって、
  社会力の基礎的資質ができていいない人間に無理強いしても
  効果は逆になると考えた方がいい。(中略)
  教育で云々という前に、私たちは、まずもって、
  子どもを、社会力のある人間に育てなければならないのであり、
  そのために、他者との相互行為を豊かにし、
  他者と共同で行う実体験を豊富にする必要があるのである。

そのために、大人は応答しなければならない。
家庭でも地域でも、子どもへの応答が求められる。
そのことで、子どもたちの社会力を高めていかなければならない。

父親たちは、生活態度を変え、子どもに関わることを喜びとし、
学校や地域に積極的に関与していく必要がある。
また、地域は、ハード、ソフトの両面から、
「子どものための地域づくり」を進めていく必要がある。
地域に住む多様な人々が、子どもたちと積極的に交流し、
共同体験を活発にしていく仕掛けが必要である。    





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Last updated  2007.12.15 16:25:00 コメントを書く
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