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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.03.28
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 働いているにもかかわらず、所得が生活保護受給水準以下となっている人たち。
 このような生活保護水準以下で暮らす家庭は、日本の全世帯のおよそ10分の1、
 400万世帯とも、それ以上とも言われているから、かなりの数である。

 1990年代以降、労働法制の自由化や規制緩和が進んだ上、長期不況が重なり、
 終身雇用制等、従来の雇用システムは、大きく変容した。
 結果、リストラで退職した者、大学や高校を卒業しても定職に就けなかった者が、
 契約社員、派遣社員、アルバイト、パート等の非正規雇用で、多数働いている。 

働いても働いても豊かになれない…、どんなに頑張っても報われない…。

10兆円を超える新たな支出をしていくのか、
それとも、自己責任を徹底して、自助努力に任せるのか……。

そして、次のような実態もある。

  「生活保護でいくらもらってんのと聞かれて、『八万三○○○円』と言うと、
   『うっそー、冗談じゃないよね。死んじゃうじゃん』と言われます。
   でもね、家賃は別なんです。
   自分は今六万九○○○円のところに住んでますから、額面で十五万、十六万近くになります。
   それに医療費が無料だし、年金も免除になっていますから、
   額面二○万のサラリーマンと同じくらいの経済効果なんですよね。
   自分が何の保障もセーフネットもなく放り出されて、
   それだけの仕事ができるかと言われれば、絶対にできないわけです。


   ***

本著を、読めば読むほど、考えれば考えるほど、どんどん問題が難しくなっていき、
正直、自分としての結論が、なかなか出せなくなってしまった。
特に、その判断の結論が、当事者本人の問題だけには決して留まらず、
その子どもたちの生活・成長にまで、直接大きな影響を及ぼしてしまうところが難しい。


  できる努力をせずに、すぐに生活保護に頼ろうとする人には、厳しい対応をせざるをえない。
  市民の血税を扱い、全体の奉仕者であろうとする公務員という立場上、
  多くのケースワーカーはこのように考えています。(p.104)

すごく、もっともな考え方である。
にもかかわらず、生活保護を担当するケースワーカーの立場は、たいへん苦しい。
先の文は、次のように続いていく。

  しかし、このような運用の姿勢を「法的に正しいかどうか」という視点で検討すれば、
  新たな意味合いが出てきます。
  先ほど事例としてあげた相談者が、「それでも私は生活保護を申請します」と言い、
  調査が行われたらどのような結果になるでしょうか。
  おそらく、ほとんどの方が、生活保護の利用を認められることになるでしょう。
  ここに、生活保護に関わる支援者や法律家から「二重基準である」と言われる
  生活保護行政の矛盾があります。

このような矛盾に悩まされるケースワーカーは多い。
そんなケースワーカーの担当世帯数は、被保護世帯数が急増したために増加した。
さらに、新規申請者数も増加したから、調査等の事務負担も増加。  
その上、ケースワーカーを取り巻く、次のような現実。
仕事とは言え、これでは、正直辛い……。

  加えて、報道によって市民の生活保護行政に向けられる視線は厳しさを増しています。
  近隣住民や親族からの苦情や陳情、
  それらにまつわる職員への暴言や威嚇行為は日常茶飯事であり、
  暴力行為を受けることもまれではありません。(中略)
  本来であれば、ベテラン職員を多数配置しなければならない危機的状況といえるでしょう。
  しかし、実体はそれを大きく裏切っています。
  ケースワーカーの経験年数を見ると、初めて福祉事務所に配属になった
  「経験年数一年未満の者」が約四分の一を占めています。
  ケースワーカーを指導する立場にある査察指導員でも、
  「ケースワーカーの経験がない者」が約四割となっています。
  現場で前線に立つケースワーカーは、時に、専門的な助言や支援も得られず、
  ほとんど経験もないまま孤立無援の状態で生活保護の現場に放り出されるのです。(中略)
  このような状況をよく知る市町村や都道府県の職員は、
  「絶対に生活保護の仕事だけはしたくない」と思い、
  仮に異動したとしても「一年でも早く異動したい」と希望を出すことになります。(中略)
  支援者の空洞化が進み、生活保護に熱意を持って取り組む職員が去っていく一方で、
  社会が求める生活保護への期待だけが膨らんでいるのです。(p.104)

このような状況は、生活保護に携わる人たちだけのことではない。
医療の現場、特に産婦人科や小児科においても顕著であるし、
教育の現場をはじめとする、様々な場で、同様のことが起こっている。
「自己中心的依存社会」の歪みが、いたる所で負の連鎖を生み出しているのだ。





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Last updated  2009.03.28 21:29:25 コメントを書く
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